詫び状 2006-10-17 19:05:48 | 世相雑感 向田邦子のエッセイ集「父の詫び状」24編中の最初の最後の行・・{・・これだけは今でも覚えているのだが、「此の度は格別の御働き」という一行があり、そこだけ朱筆で傍線が引かれてあった。それが父の詫び状であった。} 昔気質で家長として男として威厳を持った父が口に出して言わなかったことを書いたものである。 女史は約20年前、飛行機事故で突然世を去った。これまた、最近他界した演出家久世光彦とコンビ . . . 本文を読む