宮代町の山崎山でツミに出会ったのは何年前だろう。
そのころは今とは全く違って、うっそうとした森で、針葉樹もあった。
トラスト地となって、山崎山は武蔵野の面影を持つ公園に変貌、ツミの姿を見ることはなくなった。
こうして行き場を失ったツミは、隣市の久喜市では市役所の木に巣を作ったこともあったと伝えられるなど、市街地のすぐ近くまでやってきているようである。
今日も、こんなところでというような場所での、久しぶりの出会いであった。ここがツミにとって良好な環境であるかどうかは知る由もない。
ただ、宮代町からツミが消えていないということを確認できただけでも幸いである。