日本工業大学で17日、寒風厳しき中、御歳数え125歳の蒸気機関車が老体をものともせず、輝く2015年であって欲しいと、元気な走り初めを披露した。
走り初めに駆けつけた子どもたちや鉄道ファンら約100名が交替で同乗、その力強い車輪の回転と吐き出す蒸気に歓声を上げていた。
宮代町は蒸気機関車が2両あるというSLの町でもあるが、その中の1両、日本工業大学工業技術博物館に保存されている機関車は動態保存(動く状態で保存)されており、不定期に、構内に敷かれた線路上を走っている。
この蒸気機関車は、1891(明治24)年の英国製で旧国鉄で長年活躍し、現役を退いた後、日本工業大学の博物館で保存されているもの。