暑さで少々夏バテ気味の東武動物公園のサル山のアカゲザルたちに16日、飼育係り特製のプレミアム氷がプレゼントされた。
午前11時、暑さにぐったりとして昼寝中のサル山に、事件が起こった。
飼育係のお兄さんが、大きな氷の柱を運んできた。ボスザルが寄ってくる。子ザルも興味津々。
氷の柱の中には好物のリンゴが入っている。
ボスが手を伸ばす。無論、他のサルたちは手が出せない。これがサル山の、いやサル社会の掟。ボスの近くによれるのは第一婦人か寵愛のサルのみ。
小猿は鋤を見てこぼれたリンゴを・・・・。ボスも鷹揚に見逃す。
それにしても氷の中のリンゴ。取れそうで取れない。がぶりと行きたいのに、少しずつ穴をあけて食べるしかない・・・。
他のサルたちはボスの食事が終わるのを遠巻きに待つ。
悠然と食する(実際は氷の中のリンゴがなかなかとれず苦労しているが)ボス猿たち。記念撮影をお願いすると、カメラ目線になってくれる(ウソですよ)。
あまりにもゆっくりしているので、じれた他のサルが周りに寄ってくる。
危機と思ったボスの寵愛婦人が立ち上がる。
「来るんじゃないわよ」
着物の裾をはしょって(そんな風に見えた)、啖呵を切った。「あたいを誰だと思ってんのよ。くるならきてみなさい。わかってるわね」と一喝。
不穏な空気が流れる。だが、さすが寵愛婦人。すぐに切り替えて、「冗談よ、冗談。それにしても、この上冷たくて気持ち良いわ」と和ませる。でも、顔は笑っていない。
ひとごこちついたのか、あまりに取れないのであきらめたのか、ボスたちが消えた。と、すぐに次がやってきた。
このサル、相当の知恵者らしく・・・。
「ふーん。ここがこうなっているから・・・・」と、まずは、観察。
「ちょっと、かじってみようか」と、次は実験。
「やはり、駄目か。そうすれば・・・・」
と、突然。ゴンと音がして氷柱が倒れた。
そして、件のサルの手には、リンゴが・・・・。
周りのサルも、どうして・・・???
「おいらも、欲しい」と他のサル。件のサルは平然と食する。
サル山の出来事であった。
午前11時、暑さにぐったりとして昼寝中のサル山に、事件が起こった。
飼育係のお兄さんが、大きな氷の柱を運んできた。ボスザルが寄ってくる。子ザルも興味津々。
氷の柱の中には好物のリンゴが入っている。
ボスが手を伸ばす。無論、他のサルたちは手が出せない。これがサル山の、いやサル社会の掟。ボスの近くによれるのは第一婦人か寵愛のサルのみ。
小猿は鋤を見てこぼれたリンゴを・・・・。ボスも鷹揚に見逃す。
それにしても氷の中のリンゴ。取れそうで取れない。がぶりと行きたいのに、少しずつ穴をあけて食べるしかない・・・。
他のサルたちはボスの食事が終わるのを遠巻きに待つ。
悠然と食する(実際は氷の中のリンゴがなかなかとれず苦労しているが)ボス猿たち。記念撮影をお願いすると、カメラ目線になってくれる(ウソですよ)。
あまりにもゆっくりしているので、じれた他のサルが周りに寄ってくる。
危機と思ったボスの寵愛婦人が立ち上がる。
「来るんじゃないわよ」
着物の裾をはしょって(そんな風に見えた)、啖呵を切った。「あたいを誰だと思ってんのよ。くるならきてみなさい。わかってるわね」と一喝。
不穏な空気が流れる。だが、さすが寵愛婦人。すぐに切り替えて、「冗談よ、冗談。それにしても、この上冷たくて気持ち良いわ」と和ませる。でも、顔は笑っていない。
ひとごこちついたのか、あまりに取れないのであきらめたのか、ボスたちが消えた。と、すぐに次がやってきた。
このサル、相当の知恵者らしく・・・。
「ふーん。ここがこうなっているから・・・・」と、まずは、観察。
「ちょっと、かじってみようか」と、次は実験。
「やはり、駄目か。そうすれば・・・・」
と、突然。ゴンと音がして氷柱が倒れた。
そして、件のサルの手には、リンゴが・・・・。
周りのサルも、どうして・・・???
「おいらも、欲しい」と他のサル。件のサルは平然と食する。
サル山の出来事であった。