徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

文明社会の中での子育て

2006年01月10日 | 思った事
テレビゲームやパソコンは今や各家庭に一台はあるのが当然と言う世の中になりつつある。
そんな我が家は、パソコンは一人一台とまでは行かないが、上の二人には専用のPCが有り、テレビゲーにおいては、NINTENDO,PS2,X-Box,ドリームキャストと言う物まである。SP、DS、PSP・・私にはもう何が何だか把握し切れない。

これだけゲームがあると、当然の事ながら、子供達は四六時中ゲームをやりたがる。
しかし、平日、学校のある日は、ゲームは禁止。ただし、友達を呼んで仲良く遊べるのであれば許可する。そして土日は、やるべき事さえ終われば、制限時間無しだが、基本的に夕食時間でゲームタイムはおしまい。
今はこのルールで落ち着いている。

我が家もルールを決めるまでは、試行錯誤した。
お決まりのように、一人一日一時間ルールを設けた。ところが、我が家は子供が三人。自分がやっていなくても、他の誰かが遊んでいればその横に行って、「そこはそうじゃない」と指示したりしている。遊ぶ時間は1時間でもゲームの画面を見る時間はそれ以上。二人・三人で一つのゲームで遊んだりすると、もう誰が何分遊んだのかすら分からない。三人で遊んだからといって、三人で3時間遊んで良いというわけにはいかないと思うのだが・・。
それに、最近のゲームは好きな時に保存出来るわけでなく、ある一定の場所に言ったり、一つクリアしないと保存出来なかったりするらしい。だから、時間でストップすると、それまで頑張ったのが水の泡なんて事もありえるらしい。
だから、一人一日一時間ルールでは、彼等も「達成感」が得られない。
その「達成感」を重視した結果のルールが現在のルール。
ただ、土日でも出かけたがらないなんて心配もあるけど・・・。

それから、パソコン。我が家の長男・長女はそれぞれ自分のノートパソコンを持っている。だからといって、彼等がどのサイトを見に言っているのかを常に親が監視しているわけではない。
ただ、調子が悪くなったり、困った時には、なんだかんだと夫にパソコンを持って相談に来るので、その時に彼等のパソコンを見る事は出来る。
だから、パソコンを子供達がこそこそ隠すようにったら要注意だなと思っている。

「パソコンが無いと、宿題が出来ない」と彼等は言う。宿題も学校のウェブサイトに載っている。
また、レクレーションセンターのクラスなどの各種申し込みなども、今はインターネットでする時代だ。何処の家庭にもパソコンがあるのだろうか・・と不思議に思う。
そういう我が家も、何か調べたい事があれば、「ぐぐればいいや」と脳からキーボードを通して、ネット接続。
今やパソコン、インターネット無しでは生きていけないかも知れない。

最近「インターネットがあるから、テレビゲームがあるから子供達が犯罪に走りやすくなった」とか、「情報が氾濫しすぎている」とよく聞く。
それは事実かも知れない。そして、文明を否定しそれを取り上げようとするのは簡単だと思う。
しかし、一旦便利になってその恩恵にあずかってしまってから、それを捨てる事が出来るだろうか。
我が家の場合は、捨てられない。だからこそ、それらの文明とうまく付き合って行くのが大事なのではないかと思う。例えばゲームをする時間にルールを作ったように。

「小学生までは手をかけて育てる、中学生になったら声をかける、そして高校生以上になったら気をかける子育て」と言うのを聞いた事がある。
初めて聞いた時に、とても理想的だなぁと思った。でも、手をかけ声をかける段階があってこそ、気をかけるに至るのである。我が家はどの程度出来ているのかな?それは今後、私の子育ての答えを子供達自身が出してくれる事であろう。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする