徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

癒しの馬

2009年09月04日 | オハイオ・お出かけ
友人にお願いして、以前から興味のあった癒しの馬への居るSerendipity Stablesへ連れて行ってもらいました。
この馬の存在を知ったのはオハイオから引っ越してしまった後だったので、とても興味はあったのですが行けずに残念に思っていました。今回、オハイオに行くに当たって、このチャンスを逃してなるものかと、密かに楽しみにしておりました。
日本語ではHidemiさんが、ODEKAKE. USで紹介してくれています。

この日、小雨の中、Serendipity Stablesに到着したら、まるで目印のように馬が外に立っていて、私達の車が到着すると、自ら馬屋に入りました。きっと「私達を待って居てくれたんだ」と友人と納得しあいました。



馬に手を触れていると、馬が感じた事を馬達と暮らしているミッシェルさんが通訳(?)してくれます。彼女から(と言うよりは、馬から)指摘された事は、思い当たる事もあり、とても不思議な気がしました。自分の可能性を諦めず、今後も精進して行こうと思いました。
何を隠そう、大きな動物にこんなに近づくなんて事は、私の人生の中で初めての経験でした。でも、怖いと思う気持ちは全く無く、すんなりと受け入れてもらえて、それだけでも新鮮な経験でした。

その後、ミッシェルさんが友人と作ったと言う、インディアンサークルを見せていただきました。
自然からのパワーを感じるこの土地で、元気をもらったような気がします。なぜか、子供の頃よく遊んだ実家の裏の畑の空気を感じました。いつもウォーキングしている公園にも似ています。

このSerendipity Stables、オハイオにいる時に知っていたら、きっと何度も訪れていたに違いありません。もちろん、またオハイオに行く機械があったら、ぜひ寄らせていただきたいです。

午後からは、そのまま友人宅で、BBQに呼んでいただきました。毎日会っていなくても、快く迎えてくれる人々。子供達も、トランポリンで大はしゃぎでした。感謝・感謝です。



翌日は、また高速道路をひた走り、自宅に帰りました。運転は全て夫任せでも、少々まだ時差ボケが残りながらも、居眠りせずに頑張りました。偉いでしょ。(笑)
それにしても、末娘はよく寝てましたねぇ~。移動の車の中はほとんど寝てすごし、ホテルでも早く寝て、目覚めもゆっくり。「寝る子は育つ」と言いますが、まったくその通りです。

オハイオで過ごした週末

2009年05月07日 | オハイオ・お出かけ
去年まで私が入っていたコーラスグループのコンサートを口実に、週末、末娘と二人でオハイオに行ってきました。
往復は飛行機でしたが、宿泊と現地での移動は、心優しい友人達にお世話になりました。色々事情があり、急にお願いしたにも関わらず、快くひきうけて下さり、本当に感謝でした。

コロンバス空港に到着したのは、金曜日の深夜1時・・すでに土曜日の朝ですね。そんな真夜中に、ご夫婦そろって迎えに来てくれた貴方。ありがとう
次の日は、夜のポットラックの用意をお手伝いをしながら、過ごしました。
末娘は午後から、親友宅にスリープオーバー。補習校の帰りに遠回りしてお向かいに来てくれた、Hさんご夫妻、ありがとう

土曜日の夕方は、うめちゃん宅で飲み会。相変わらず、パワフルで楽しい仲間たち。持ち寄るお料理も、それぞれ素晴らしい。スナックうめの開店ありがとう
ダンビーくん登場にはわろたぁ~。



土曜の夜は、そこからHidemiさんのお宅へ。この日のために奇麗に片づけられたゲストルーム。片づける前にも興味あり。 コンサートもあり忙しかったのに、準備してくれてありがとう

土曜の朝は、Y嬢のお迎えで教会へ。この日一日お付き合い下さった、Y嬢に感謝
この日は、素敵なM姉のご家族の方が来ていて、ご挨拶。彼女の素敵な娘さん達にお会いし、彼女の人生の素晴らしさを感じました。こうして人は生きた証を残していくのかなぁ~と感動しました。

教会からコンサートの間は、末娘を送ってきてくれたHさんと、母娘もう一組とランチ。短時間での弾丸トーク。
急いでコンサートに駆けつけました。

コンサートはとても懐かしく、アメリカで聞く日本の歌に感動も新たに。今年はアメリカ人の方も新しく入っていて、日米融合という感じで、とっても素敵な会になったなぁ~としみじみ。

この間、末娘はお友達とホールで話し込み、とてもコンサートどころではありませんでしたね。結局、このまま友人たちとダウンタウンに行ったり、またもやMちゃんのお宅に行ったりと、コロンバス市内を疾走していました。ずっと彼女たちを乗せて走ってくれたHさん、夕方も用事のあったMちゃん家族、お忙しい中、我が娘と過ごしてくれてありがとう

コンサートのレセプションでは、一緒に歌ったお仲間達と再会。そして、もう一つ新たな出会いもありました。
なんだか同窓会のようで、こんな場を提供してくれるコンサートって、やっぱり良いもんだと思いました。

コンサートの後、O家とともに私は夕食。日本食が恋しい私。HAMAでのちらし寿司。あ~、幸せ。ご馳走さまでした。
久々にGraeter'sのアイスクリームも食べ、オハイオ満喫。お腹いっぱい。大満足。



末娘とは、結局空港で落ち合いました。ほんとに、すっかりHさんにはお世話になっちゃいました。

飛行機が予想どおり遅れ、自宅に到着したのは、夜11時でした。
次の日は、すっかり寝坊。スクールバスがアバートを出る時刻に目が覚めたので、送って行く羽目になりました。

それでも、この週末のコロンバス行き、たくさんの友人たちに会い、英気を養い、心の糧になりました。
皆さん、私がフィラデルフィア周辺にいる間に、きっと遊びに来てねぇ~。待ってますよぉ~。

Yo-YO Maと広上淳一氏とコロンバス・シンフォニー

2008年05月24日 | オハイオ・お出かけ
コロンバスシンフォニーのガラコンサートに出かけてきました。
指揮は広上淳一氏。今回迎えたソリストは、なんとYo-YO Ma。世界的に有名なチェリストです。

一曲目は、オーケストラのみの演奏で、Schubert作曲「Overture to Rosamunde, D. 644」。
二曲目は、Haydnの「Concerto in C Major for Cello」。
Yo-Yo Maがステージに入ってきた時には、さすがに大喝采で、曲を始めるのに少々時間が必要だったくらいでした。
この曲は明るい曲で、ニコニコの笑顔で、オーケストラを見回しながら演奏するYo-Yo Maのイメージとはぴったりでした。聞いているこちらまで、気付かない間に笑顔になってしまいます。Yo-Yo Maの演奏は、ソリストとオーケストラが対話しているように感じました。
やはり、ここコロンバスでは、concertoの楽章と楽章の間に観客から拍手がおこってしまいます。それには、Yo-Yo Maも苦笑していました。素晴らしい演奏ではあるのですが・・・・。

休憩時間を挟んで、三曲目はSain-Saensの「Concerto No. 1 in A Minor for Cello」
知ろうとの私の耳にも、さすがのYo-YO Maも外したかな?と思う音はありましたが、さすがに超一流です。それがかえって、生演奏を聴いている事を実感させ、完璧に近い彼も同じ人間だなぁ~と嬉しく感じてしまいました。

この後アンコールで、コロンバスシンフォニーのミュージシャンのカルテットのグループと共演しました。
Yo-Yo Ma自身がマイクを持って、音楽とは情熱だ・・・と言うような事を語り、彼の音楽に対する真摯な態度を感じました。
残念だったのが、このカルテットとの演奏中、ステージ上でバイオリニストがYo-Yo Maの写真を撮っていた事。これは、公私混同、ミュージシャンとしての自覚が足りないような気がしました。

最後の曲はRavelの「Bolero」。
「Bolero」では、スネアドラムがずーーーっと同じリズムを刻みます。普段は一番後ろに位置するパーカッションも、今回は指揮者のすぐ前でした。
アンコールを終えたYo-Yo Maが、「これが私の椅子だね。」と、ズルズルと椅子をチェロパートの最後尾に陣取り、オーケストラに混じって弾いていました。周りのミュージシャンとも、言葉を交わし、楽しそうでした。
映画、「公証人 真下正義」にも出てきましたが、ずーっと同じリズムの繰り返しの、人によっては退屈な曲です。(笑)
実は、Yo-Yo Maの前に座っていたのは、私のチェロの先生。(去年からチェロを始めました。)
彼女いわく、Yo-Yo Maの音が後ろから聞こえてきて、「今までで一番うまく弾けたかも?」だそうです。


Yo-Yo Maは、我が家にもDVDがいくつかあって、よく見ていたので、彼が時々コンチェルトを弾き終えた後、オーケストラに混じって演奏する事がある事も知っていました。
でも、やはり「生」で聞くのとは大違い。今回は、彼の音楽だけでなく、人間性もじかに感じる事が出来たような気がします。

この指揮を最後に広上さんは今期を終え日本に帰国しました。
夏に毎年企画されていた、野外コンサートは今年はキャンセルのままです。
来期のオーケストラの存続も危ぶまれているので、来期、彼の指揮をこの場所で見る事が出来るかは、非常に微妙なところです。

でも、今日のニュースでは、腰の治療のため指揮をキャンセルした小澤征爾氏の代わりに、広上さんが指揮をするという記事がありました。
先に出かけたイベントで、広上氏にお会いした時に、コロンバスシンフォニーの運営に対して、非常に憤慨しましたが、彼にはまだタクトを振る場所があります。たとえ、小澤征爾氏とは値段的に差があっても。
でも、コロンバスシンフォニーが無くなったら・・・・。
ブログにはあげませんでしたが、Yo-Yo-Maのコンサートの前の週末にも出かけたコロンバスシンフォニーのコンサートで、広上氏自身が「無くす事は簡単だけど、また一から作るのは大変なのです。このオーケストラは歴史があるのですよ。」と観客に呼びかけました。

世界的に確固たる地位を築いているYo-Yo Ma。そして、日本人指揮者として小澤征爾氏のように有名になれるか広上氏。そして、コロンバス・シンフォニーは存続出来るか。
そんな三組の共演をとても興味深く思いながら聞いたコンサートでした。

コンサート会場案内

2008年04月17日 | オハイオ・お出かけ
北方面から来る方が多いと思いますので、北から来る道順を日本語にしてみました。

●I-270、I-71または、315で、コロンバスの北から南下してくる場合、I-70 eastへ。
●Exit 103AのBexley/Main Streetで出る。I-70にCapital Universityのサインもあります。
●そのまま右側(右車線)を走り、Alum Creek Driveに合流する。
●Alum Creek Drive合流後も、右側(右車線)を走り、最初のT字路の信号(Alum Creek DriveとMain Streetの交差点)で右折。
●その後しばらく走ると会場Huntington Hallの駐車場のある
Pleasant Ridge Avenue.になりますのでそこを右折する。

当日は、Main St.以後、目立つように案内板(看板)を立てておきますので、その矢印にそってお気を付けて、おいで下さい。

大学の構内の地図は以下。赤丸がコンサート会場。

大きな地図は、大学のサイトこちらをご覧下さい。(「こちら」をクリック)

大学側のサイトのDirectionは、こちらです。(「こちら」をクリック)
direction to Capital's main campusをクリックすると、directionに飛びます。

はなみずきの会 コンサート

2008年04月09日 | オハイオ・お出かけ


日本人女性コーラスグループ「はなみずきの会」のコンサートのお知らせです。

日時 : 2008年5月4日(日) 1:40PM会場・2:00PM開演
会場 : Capital University / Huntington Hall
   2660 East Mound St. Columbus OH地図
↑この地図よりも、少し西側になるようです。
入場無料

アクティブな週末

2008年04月06日 | オハイオ・お出かけ
我が家の週末は、忙しい平日の反動か、遅くま寝ていて、どこにも出かけず、家族全員それぞれが自分の世界に浸り、好き勝手な事をしている事が多い。
本来、私は家にじっとしているのが嫌いな方だ。どこかに面白い物があると聞けば、見に行きたくなる。
毎週、毎週、ダラダラ過ごしていると、さすがに時々爆発する。

でも、今週は朝から外出し、夕方には末娘のお友達がお泊りに来てくれて、なかなかアクティブな週末を過ごしている。

朝8時前に家を出て、ケンタッキー州にある、クリエーション・ミュージアム(Creation Museum)に出かけてきた。
このクリエーション・ミュージアムは、元ユニバーサル・スタジオのディレクターによって設計され、2007年5月にオープンしました。年間目標来館者数を5ヶ月で達成してしまったとあり、けっこうな人気でした。

Creationとは、聖書でいう「天地創造」の事だ。
聖書の中では、神様が6日間で作られたというこの世界、それを「進化論」と照らし合わせ展示されている。
アメリカでは、州によって「進化論」ではなく、この聖書の天地創造「創造論」を教えている学校もある。そのどちらがいいかと言う事を私は議論するつもりは無い。

他にプラネタリウムと、シアターが別料金で見られるが、ざっと見る分には、2時間もあれば見られる。

今日は、午前中早くから行動していたので、一日が長く感じて、すごく得した気分。
ゆっくり休むのもいいけれど、たまにはこんなアクティブな週末もいいな

German Village

2008年03月29日 | オハイオ・お出かけ
今日は、お天気こそ良くありませんでしたが、雨は降っていなかったので、車で20分ほどのGerman Villageへ行ってきました。
ここは、私のお気に入りの場所なのだ。(何度も行ってるのに、ブログにあげた事なかったのが不思議?)

本が好きな長女のお気に入りは、The Book Loftという本屋さん。
小さな部屋が32もあって、中に入ると迷路のよう。携帯電話は必需品です。(笑)
一緒に行った人とはぐれてしまうのは、私たちだけでは無くて、あちらこちらで名前を呼ぶ声が聞こえる。
「ヘンゼルとグレーテルのように、パンくずを落としながら行かなくちゃ」なんて言ってる人も居た。大人になってもおちゃめなアメリカ人、大好き。
もちろん売っている本は英語だけど、このお店の雰囲気が好きで、私は写真集を見たり、カードを見たり。

ランチには、Schmidt'sというレストランへ。
German Villageと言うくらいだから、ドイツ料理。
1880年コロンバスに住み着いたフランクフルト生まれのJ. Fred Schmidtが、1986年にthe J. Fred Schmidt Meat Packing Houseをオープンしたのが始まり。現在のレストランは、彼の孫息子George F. Schmidtが、1967年にオープンしたらしい。現在は、Schmidt家の四代目によって経営されている。
ランチタイムには、ソーセージやザワークラスト、サラダ、スープなどのバフェもあります。また、大きなシュークリームもお勧め・・・というか、一度はトライしてみて。(笑)

Schmidt'sの近くには、Schmidt's Fudge Haus & Giftsというファッジとちょつとしたお土産物をうっているお店、ビーズアクセサリーのお店もあります。

他にもこのGerman Villageには、ステンドクラスのお店もあり、ステンドクラスの教室も開催しているようです。

毎年春にはGerman Village全体で、ガレージセールをしています。今年は、5/17です。
去年、一昨年と行きましたが、掘り出し物が見つかります。
それ以外にも楽しいイベントが目白押しなので、Webサイトで確認して、お出かけ下さい。

Spring Break には1ドル映画館

2008年03月28日 | オハイオ・お出かけ
子供達の一週間ほどのSpring Break(春休み)も、半分過ぎました。
残念ながら、この時期夫は忙しいので毎年出張と重なり、母子家庭のように過ごします。
でも、年齢もバラバラの子供達。興味の対象も違うので、なかなか皆でどこかに行くとか、何かするとか言うことはありません。

学年が上になるにつれて、外で遊ぶ事も無くなり、放っておけばテレビゲームやコンピューターにスタックしている子供達。
それが楽だから、私もついつい放っておいてしまいがちです。
なにかアクティビティーを考えなければ・・・。

晴れたら近場にドライブ・・とも考えていたのですが、今日はあいにくの雨でした。

結局、近くの$1映画館で、「Enchanted」上映されている事を知り、出かけてきました。四人でも$4で映画が見られるなんて、なんてお得。
「National Treasure 2」も上映していたので、近々行こうかとも考えています。
春は長雨が続くので、映画はぴったり。しかもこのように格安で映画が楽しめる所は嬉しいです。

CDに期待!

2008年03月12日 | オハイオ・お出かけ
日曜日の午後、積もった雪の除雪もまだ完璧ではありませんでしたが、ダウンタウンまで地元オーケストラのコンサートに出かけてきました。

演奏されたのは、チャイコフスキー作曲「幻想序曲・ロメオとジュリエット」「交響曲 第5番ホ短調作品64」、ジョージ・ガーシュイン作曲「ラプソディー・イン・ブルー」でした。指揮は、広上淳一氏
三曲とも、長男が所属するオーケストラで演奏した曲だったので、彼の練習のためCDでも散々聞かされ、また彼のコンサートでも聴いた曲なので、今回はプロの演奏の生演奏と言う事で、とても楽しみに出かけました。
CDとはまた違って、生のオーケストラの演奏は、全身が音に包まれる感覚がしてとても快いものです。いくら超一流オーケストラの演奏によるCDとは言えども、生で聞く演奏とはまた別物のような気がします。
演奏者の表情が見られる事、ときに小さなミスにも気がついてしまう事がありますが、それはそれで人間らしくていいなと思ったりします。何度もコンサートに出かけてると、演奏者の顔まで覚えてしまって、親しみを感じてしまいます。

余談ですが、この日予定されていたMEA(Music Educator Award)のたのユースオーケストラの演奏は、悪天候のため残念ながら延期になりました。替わりにピアニストのインタビューが聞けたので、演奏者の生の声と言うのは、なかなか聞けないものなので、それはそれで良かったです。

この日のチャイコフスキー作曲の二曲は、演奏はCDとしてDenonから発売予定だそうです。秋ごろ発売予定らしいです。以前にも、広上さんはDenonから数枚CDを出しています。
このオーケストラのCDは、1987年と1989年に発売した2枚に続き、2001年に50周年記念としてカーネギーホールでの演奏を録音した物など、すでに4枚あります。今回のCDは5枚目、広上さんとの共演でリリースする初めてのCDになります。楽しみですね。

以下にColumbus Dispatchの記事があります。
Tchaikovsky works to be recorded live for CD
Review Columbus symphony | Players at their best for recording

今日のColumbus Dispatchによると、先週の木曜に広上氏のお父様が亡くなっていたそうです。広上氏は週末のコンサートを終え、日本にたったそうです。広上さんのお父様のご冥福を心よりお祈りいたします。


広上氏の指揮による次のコンサートは以下です。
4月5日 午後8時
4月6日 午後3時
マーラー作曲「交響曲第2番 『復活』」
ソプラノ ; Lauren Skuce / メゾソプラノ ; Carla Dirlikov
Columbus Symphony Chorus

オルガンコンチェルト、次は・・・

2008年02月25日 | オハイオ・お出かけ
昨晩、地元オーケストラのコンサートに出かけてきました。

演奏された曲は、Elgar作曲「序奏とアレグロ(Introduction and Allegro) 作品47」、ブリテン作曲「テノール、ホルンと弦楽のためのセレナード 作品31」、そしてお目当てのサンサーンス作曲「第3番ハ短調 作品78『オルガン付き』」でした。
サンサーンスの「第3番ハ短調 」は別名「オルガンシンフォニー」とも呼ばれています。パイプオルガンのパイプは、教会等でよく見られるように、壁面にパイプがずらっと並んでいます。しかし、コンサートが開かれるシアターには、そのパイプが見当たりません。一緒に行った夫はパイプオルガンはどこにあるのか興味津々。会場のボランティアの案内役の人に聞いたところ、ステージ横のカーテンの裏に隠れていると教えてもらいました。
このパイプオルガンの音に包まれて、心地よい時間を過ごしてきました。

プログラムによれば、次のコンサートは広上淳一氏の指揮。曲もチャイコフスキー作曲「ロミオとジュリエット」「交響曲5番」、ジョージ・ガーシュウィン作曲「ラプソディー・イン・ブルー」である。どの曲も誰もが耳にした事があると思う。特に、日本ではテレビドラマ「のだめカンタービレ」のテーマソングとして使われ、マングースのかぶり物のピアニカの演奏とともに有名になった曲でもある。ま、その前から有名な曲ですけど。

また、この「ラプソディー・イン・ブルー」は、3/2のYouth Orchestraでもピアニストを迎えて演奏される。
詳細は以下。

日時・2008年3月2日(日) 午後3時より
会場・Capitol Theatre, Vern Riffe Center,(77 S High St. Columbus, OH)
入場料・大人$8、学生/シニア$5
プログラム
Golijov(コリホフ)作曲「Night of the Flying Horses」
Gershwin(ガーシュウィン)作曲「Rhaosody in Blue」
  ピアニスト・Caroline Hong(クリックでプロフィールへ)
Respighi(レスピーギ)作曲「Pini di Roma(Pines odf Rome)」


今回の、ガーシュインの「ラブソディー・イン・ブルー」とレスピーギの「ローマの松」は、ディズニーのDVD「ファンタジア2000」にも入っています。聞いていると情景が思い浮かぶような曲です。
また今回のコンサートは、プロの地元オーケストラと同じようなコンサート形式で、短い曲の後ソリストを迎えた曲を演奏し、休憩を挟み、4楽章に分かれているシンフォニーが演奏されます。長い時間演奏するという事は、かなりの集中力が要求されるようです。

これが今年最後のYouth orchestraのコンサートになります。
ハイスクール卒業とともに、Youth Orchestraを卒業する子供達もいます。経験の長い子では、3年生から入れるJunior Stringsからはじめ、10年間演奏した子もいるはずです。大学で音楽を専攻する子もいるでしょう。たとえ音楽を専攻しなくても、仲間と共に演奏したステージ、いい思い出になるといいなと思っています。

気軽にクラッシック音楽を

2008年01月24日 | オハイオ・お出かけ
日本人マエストロ・広上淳一氏が就任して二期目の今年、まだまだ地元オーケストラの経営は厳しいらしい。
でも、アメリカの良い所は、そんな中でも子供たちの音楽教育には手を抜かない。

小学校から、音楽の授業で弦楽器を演奏する事が出来るのは、前にも書いたが、そのアドバンスとして、この地元オーケストラには、四つのユースオーケストラが有る。
9年生から12年生までを対象とするYouth Orchestra、7年生から10年生までを対象とするCadet Orchestra、6年生から9年生までを対象とするChamber Strings、3年生から6年生までを対象とするJunior Stringsの四つだ。
それぞれのオーケストラが、毎年数回コンサートを開く。

過ぐる1月12日は、この四つのオーケストラが一同に会して、"Showcase"と呼ばれるコンサートがあった。
去年までは、単にそれぞれのオーケストラが弾いただけだったが、今回は広上淳一氏による指揮で、全員がオッフェンバックの曲を演奏した。演奏する広上氏も楽しそうだったが、それに引っ張られるように演奏している子供たちも笑顔。ほのぼのとした言い演奏だったのではないだろうか。

そんな風に、お気軽にクラッシック音楽を楽しめる企画がけっこうアメリカには多い。

今週末もこの四つのオーケストラのうち、Youth Orchestraのコンサートが有る。しかも、今回は親分とも言えるプロのメンバーと一緒に弾く、「SIDE BY SIDE」と呼ばれるコンサート。今回広上氏は出演しないが、プロのメンバー達が、Youthの子供の隣に入って演奏してくれるのだ。

Side-By-Side Concert
Sunday, January 27, 2008
Featuring the Columbus Symphony and the Columbus Symphony Youth Orchestra
Dublin Jerome High School, 3:00 PM
Tickets are $8 for adults and $5 for students and senior citizens and may be purchased at the door.


Youthと言うことで、お気軽に小さい子供連れでも行けそうだ。ぐずり出したら会場から出でも惜しくない金額かもしれない。
あとは、当日のお天気を祈るのみだ。

今年も

2007年12月07日 | オハイオ・お出かけ
今年も、クリスマス前にGrace Brethren Church
Living Christmas Treesを見に行く事にしました。

このショーは20年以上続いているらしいのですが、毎年脚本が違うので、私が去年見たショートはまた違う物になつていると思います。
チケットも午後の部はすでに完売。夕方の部に少し残りがあるそうなので、興味のある方はどうぞ。

AKRON ART MUSEUM

2007年11月29日 | オハイオ・お出かけ
芸術の秋というには、かなり寒かった今年のThanksgivingでしたが、車を走らせAkron Art Museumまで出かけてきました。

目的は、「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell
Norman Rockwellが25年間過ごしたStockbridgeと言う小さな町にあるNorman Rockwell Museumには、何度か行った事があるので、目新しい物はないかも・・・と思いつつ、やはり本物の彼の書いた絵を見たくて、行ってしまった。

Norman Rockwellは、1894年にニューヨークに生まれた。幼い頃から絵を描き始め、10代の頃から活躍し始める。雑誌の表紙などで彼の作品を見る事が多かったが、特に有名なのが1961から表紙を手がけた「The Saturday Evening Post」で、彼の書いた表紙は、321作品にも及ぶ。当時、「The Saturday Evening Post」は購読者数も多かったので、そのおかげて彼は有名なイラストレーターとなった。
彼は生涯4000作もの作品を残したと言われている。雑誌、広告、カレンダー等に多く使われたようだ。
Norman Rockwellは、1978年、マサチューセッツ州で84年の生涯を終えている。

その彼の絵の中の人物は、どれも表情が豊かで、見ているだけで微笑んでしまう物が多い。
でも、中には当時の社会を批判したり、風刺した物もあり、彼の思想を思わせる物もある。
とくに、人種差別に関しては考える物があったようで、このAkronでのexhibitionの中でも、その中の一つの作品を取り上げて、完成するまでの、デッサン等を展示してあった。
また、"The Problem We All Live With"も展示してあり、これは黒人の女の子が初めて白人と同じ学校に通った時の絵だ。一人の女の子に前後に合計4人の警備員がつき、それでもトマトを投げつけられている。

このNorman Rockwellのexhibition「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell」は、2月3日まで開催されている。

また、もう一つのexhibition「Masumi Hayashi, Meditations:Two Pilgrimages」も興味深かった。
1945年に日系アメリカ人として生まれた彼女は、いくつかの大学でアートを学んだ後、1982年にクリープランドに住み、写真のプログラムを始めた。彼女の作品の多くは、風景をいくつかのパーツにわけて写真に撮り、それをつなぎ合わせると言うもの。パズルのような物だが、一つの景色の中でパーツごとに光の色が違っていて、面白い。
このexhibitionは、1月27日まで。

これらの他にも、この美術館には面白いコレクションがたくさんある。とくに、contemporary artの分野では、いつまでも見ていて飽きない物や、「これがアート?」と思いつつ見てしまう物などがあって面白い。

ところで、このAkron Art Museumは、1899年に建てられた郵便局のビルに増築された物で、今年の6月に完成した建物らしい。増築部分はガラス張りで近代的な建物で、建築物としても興味深い。
1999年に計画がスタートし、国際コンペによって1942年ウィーン生まれのCoop Himmelb(l)auの作品が選ばれ、建築された。まさに、この美術館自体が芸術作品と言えよう。

ラフマニノフ・ピアノコンチェルト2番

2007年10月22日 | オハイオ・お出かけ
週末に地元のオーケストラのコンサートに出かけた。
ブログラムは、「ヨハン・シュトラウス二世・オペレッタ"こうもり"より序曲」「ラフマニノフ・ピアノのコンチェルト二番」「ブラームス・シンフォニー四番」だった。
指揮はマエストロ・広上淳一氏だった。

二曲目のピアノコンチェルトを弾いたピアニストは、アレクサンダー・コブリン。1980年、モスクワ生れの若手ピアニストだ。
彼は、四年に一度行われるヴァン・クライバーン・国際ピアノコンテクールの2005年の優勝者だ。
2003年には日本の浜松国際ピアノコンクールでも二位に輝いてる。ただし、この時は1位が居なかったので、実質1位とも言える。

余談だが、このヴァン・クライバーン・国際ピアノコンテクールの名前にもなっている、ヴァン・クライバーンはアメリカ人のピアニストで、現在73歳。23歳の時に第一回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、その後、旧ソビエトとアメリカとの橋渡しをした人物としても高く評価されている。彼をそこまで導いた母親が亡くなってからは、第一線からは退いた物の未だに彼は有名だ。

最初の「こうもりの序曲」はとても有名なので、オペレッタの物語を知らない人でも、きっと耳にしていると思う。とても楽しい音楽で、これからパーティーが始まると言うワクワクした気持ちが伝わってくるようだ。このオペラも、人と人との騙し合いをコミカルに描いていて、物語としても面白いのでお勧めです。

二曲目のピアノコンチェルトは、ピアニストの若さが目立った。オーケストラが一所懸命ピアニストを引っ張っているような気持ちにさえなった。指揮者の広上さんは、ピアニストにまで指揮をする。曲が終わってからも、真っ先に広上さんが握手をしたのは、ピアニストではなくオーケストラ団員だった。
それでも、彼がアンコールで弾いたピアノのソロは繊細でキレイだった。やはり、ラフマニノフは彼には大曲過ぎたのだろうか。でも、ピアニストたる者、通らなければならない関門の曲だそうだ。まして、クライバーコンクールの優勝者は、ラフマニノフを弾いて当然と思われている所がある。クライバーはラフマニノフの名手だっからね。音楽の世界って、厳しい・・・。
ラフマニノフのピアノコンチェルトは難曲中の難曲。実力・体力・集中力がなくては弾けないと思う。彼にとっては、チャレンジだったのだろう。
彼はステージ上でも場慣れしていないように見えたし、終わってからサインをしていても頼りなさ気だった。きっと、今回の経験は彼の糧になると思う。こんな厳しい経験が、ピアニストとして成長するためには必要なのだろうし、これからのアレクサンダー君に期待しよう。この秋には、日本でリサイタルを開くらしい。

三曲目のシンフォニーは三楽章しか私は聞いた事が無く、わりと静かな曲。周りの方々はウトウトし始め、途中でけビクッ!として膝の上に乗せていたパンフレットを落としてしまう方もいらっしゃいました。
でも、リズミカルなコウモリ序曲、パワフルなラフマニノフがつづいた後には、これくらいの曲でバランスが良かったのではないかな・・・と思いました。

さて、次に行こうと思っているのは、リン・ハレルによるドボルザークのチェロコンチェルト。リン・ハレルはヨーヨーマの兄弟子にも当たるそうです。
彼は両親を亡くした後、チェロとスーツケースだけを持つ生活をし、オーケストラ団員として公には音楽活動始めた。その後、実力が認められソロへ転向したという珍しい経歴の持ち主。オーケストラの団員としては考えられないくらいの音量でチェロをかき鳴らしていたらしい。(笑)
リン・ハレルのコンサートはオープンリハーサルも予定されていて、$10で聞けるので、お時間のある人、もっと気軽に音楽を聞きたい人にはいいかも知れませんね。

またその次には、日本人バイオリニスト竹澤恭子さんによるブラームスのバイオリンコンチェルトも予定されています。
これも凄く難しい曲で、バイオリン三大コンチェルトに数えられる曲です。

もちろん、その間にもいくつかコンサートが予定されていて、私が好きなAlbert-George Schramさんが指揮をするポップスや、モーツアルトやハイドンの曲も演奏するようです。

週末はクラッシック音楽♪

2007年09月25日 | オハイオ・お出かけ
先週末はクラッシック音楽を聴く機会に恵まれた。

金曜の夜は、知人のチェロのリサイタル。
自宅から1時間ほど東に向かったCedarville Universityと言う所であったのだが、こじんまりとした奇麗な大学だった。

土曜日は地元のオーケストラのフリーコンサート。
私達がここに住んで3年半になるが、この間、フリーコンサートは初めての試みのようだ。
1時・2時と2回にわたって演奏。3時からはこのオーケストラの子分とも言えるユースオーケストラの演奏だった。そして、4時過ぎからは地域の人がオーケストラのメンバーと一緒に演奏するという試みだった。これら全てを指揮したのが、Peter Strafford Wilson。汗だくで指揮していて、指揮もけっこう重労働なのだと感じた。
残念な事に、1時からの観客の入りはまばら・・。2時になるとユースの父兄が入ってきたが、ユースのコンサートの後にはまたがらがらに・・・。ここでクラッシック音楽を定着させる事に難しさを感じた。
音楽よりもフットボールという土地がら、しかたの無い事なのでしょうね。

今週水曜日10/26には、スターウォーズ、ハリー・ポッターの映画音楽を手がけたJohn Williamsがやって来る。彼は全米どこでも人気があるので、さすがにこのチケットは売り切れてしまっている。

10/12は今シリーズのオープニングナイトで、日本人指揮者広上淳一氏によるベートベンの第九が演奏される。
今年のブログラムをみると、今年は聞きやすいメジャーな曲が演奏されるので、期待出来る。
11/9・10のリン・ハレルは必見だと思って、すでにチケットをゲット。
また、その次には竹澤恭子という日本人バイオリニストがやってくる。それも、ブラームスのバイオリンコンチェルトを弾くらしい。

最近気がついたのだが、クラッシック音楽ってただCDで聞いているとすぐ別の事に興味が行ってしまったり、眠くなってしまったり・・・わたし的に車の運転には向かない。でも、コンサートに行くと音に包まれる感じがしてけっこう心地いい。また、演奏者を見ているとそれだけで楽しい。指揮者、ソリストを始め、オーケストラのメンバーの一人一人を見ていても、おもしろい。実は週末のフリーコンサートでティンパニーの演奏者の動きに目が釘付けだった。

これから、どんどん寒くなり、外での活動が出来なくなる秋・冬。暖かいホールで、クラッシック音楽ってのもけっこう良い物かもしれません。

WOSUと言うラジオ局のChristopher Purdyによるオーケストラの紹介をどうぞ。