コロンバスシンフォニーのガラコンサートに出かけてきました。
指揮は広上淳一氏。今回迎えたソリストは、なんとYo-YO Ma。世界的に有名なチェリストです。
一曲目は、オーケストラのみの演奏で、Schubert作曲「Overture to Rosamunde, D. 644」。
二曲目は、Haydnの「Concerto in C Major for Cello」。
Yo-Yo Maがステージに入ってきた時には、さすがに大喝采で、曲を始めるのに少々時間が必要だったくらいでした。
この曲は明るい曲で、ニコニコの笑顔で、オーケストラを見回しながら演奏するYo-Yo Maのイメージとはぴったりでした。聞いているこちらまで、気付かない間に笑顔になってしまいます。Yo-Yo Maの演奏は、ソリストとオーケストラが対話しているように感じました。
やはり、ここコロンバスでは、concertoの楽章と楽章の間に観客から拍手がおこってしまいます。それには、Yo-Yo Maも苦笑していました。素晴らしい演奏ではあるのですが・・・・。
休憩時間を挟んで、三曲目はSain-Saensの「Concerto No. 1 in A Minor for Cello」
知ろうとの私の耳にも、さすがのYo-YO Maも外したかな?と思う音はありましたが、さすがに超一流です。それがかえって、生演奏を聴いている事を実感させ、完璧に近い彼も同じ人間だなぁ~と嬉しく感じてしまいました。
この後アンコールで、コロンバスシンフォニーのミュージシャンのカルテットのグループと共演しました。
Yo-Yo Ma自身がマイクを持って、音楽とは情熱だ・・・と言うような事を語り、彼の音楽に対する真摯な態度を感じました。
残念だったのが、このカルテットとの演奏中、ステージ上でバイオリニストがYo-Yo Maの写真を撮っていた事。これは、公私混同、ミュージシャンとしての自覚が足りないような気がしました。
最後の曲はRavelの「Bolero」。
「Bolero」では、スネアドラムがずーーーっと同じリズムを刻みます。普段は一番後ろに位置するパーカッションも、今回は指揮者のすぐ前でした。
アンコールを終えたYo-Yo Maが、「これが私の椅子だね。」と、ズルズルと椅子をチェロパートの最後尾に陣取り、オーケストラに混じって弾いていました。周りのミュージシャンとも、言葉を交わし、楽しそうでした。
映画、「公証人 真下正義」にも出てきましたが、ずーっと同じリズムの繰り返しの、人によっては退屈な曲です。(笑)
実は、Yo-Yo Maの前に座っていたのは、私のチェロの先生。(去年からチェロを始めました。)
彼女いわく、Yo-Yo Maの音が後ろから聞こえてきて、「今までで一番うまく弾けたかも?」だそうです。
Yo-Yo Maは、我が家にもDVDがいくつかあって、よく見ていたので、彼が時々コンチェルトを弾き終えた後、オーケストラに混じって演奏する事がある事も知っていました。
でも、やはり「生」で聞くのとは大違い。今回は、彼の音楽だけでなく、人間性もじかに感じる事が出来たような気がします。
この指揮を最後に広上さんは今期を終え日本に帰国しました。
夏に毎年企画されていた、野外コンサートは今年はキャンセルのままです。
来期のオーケストラの存続も危ぶまれているので、来期、彼の指揮をこの場所で見る事が出来るかは、非常に微妙なところです。
でも、今日のニュースでは、腰の治療のため指揮をキャンセルした小澤征爾氏の代わりに、広上さんが指揮をするという記事がありました。
先に出かけたイベントで、広上氏にお会いした時に、コロンバスシンフォニーの運営に対して、非常に憤慨しましたが、彼にはまだタクトを振る場所があります。たとえ、小澤征爾氏とは値段的に差があっても。
でも、コロンバスシンフォニーが無くなったら・・・・。
ブログにはあげませんでしたが、Yo-Yo-Maのコンサートの前の週末にも出かけたコロンバスシンフォニーのコンサートで、広上氏自身が「無くす事は簡単だけど、また一から作るのは大変なのです。このオーケストラは歴史があるのですよ。」と観客に呼びかけました。
世界的に確固たる地位を築いているYo-Yo Ma。そして、日本人指揮者として小澤征爾氏のように有名になれるか広上氏。そして、コロンバス・シンフォニーは存続出来るか。
そんな三組の共演をとても興味深く思いながら聞いたコンサートでした。
指揮は広上淳一氏。今回迎えたソリストは、なんとYo-YO Ma。世界的に有名なチェリストです。
一曲目は、オーケストラのみの演奏で、Schubert作曲「Overture to Rosamunde, D. 644」。
二曲目は、Haydnの「Concerto in C Major for Cello」。
Yo-Yo Maがステージに入ってきた時には、さすがに大喝采で、曲を始めるのに少々時間が必要だったくらいでした。
この曲は明るい曲で、ニコニコの笑顔で、オーケストラを見回しながら演奏するYo-Yo Maのイメージとはぴったりでした。聞いているこちらまで、気付かない間に笑顔になってしまいます。Yo-Yo Maの演奏は、ソリストとオーケストラが対話しているように感じました。
やはり、ここコロンバスでは、concertoの楽章と楽章の間に観客から拍手がおこってしまいます。それには、Yo-Yo Maも苦笑していました。素晴らしい演奏ではあるのですが・・・・。
休憩時間を挟んで、三曲目はSain-Saensの「Concerto No. 1 in A Minor for Cello」
知ろうとの私の耳にも、さすがのYo-YO Maも外したかな?と思う音はありましたが、さすがに超一流です。それがかえって、生演奏を聴いている事を実感させ、完璧に近い彼も同じ人間だなぁ~と嬉しく感じてしまいました。
この後アンコールで、コロンバスシンフォニーのミュージシャンのカルテットのグループと共演しました。
Yo-Yo Ma自身がマイクを持って、音楽とは情熱だ・・・と言うような事を語り、彼の音楽に対する真摯な態度を感じました。
残念だったのが、このカルテットとの演奏中、ステージ上でバイオリニストがYo-Yo Maの写真を撮っていた事。これは、公私混同、ミュージシャンとしての自覚が足りないような気がしました。
最後の曲はRavelの「Bolero」。
「Bolero」では、スネアドラムがずーーーっと同じリズムを刻みます。普段は一番後ろに位置するパーカッションも、今回は指揮者のすぐ前でした。
アンコールを終えたYo-Yo Maが、「これが私の椅子だね。」と、ズルズルと椅子をチェロパートの最後尾に陣取り、オーケストラに混じって弾いていました。周りのミュージシャンとも、言葉を交わし、楽しそうでした。
映画、「公証人 真下正義」にも出てきましたが、ずーっと同じリズムの繰り返しの、人によっては退屈な曲です。(笑)
実は、Yo-Yo Maの前に座っていたのは、私のチェロの先生。(去年からチェロを始めました。)
彼女いわく、Yo-Yo Maの音が後ろから聞こえてきて、「今までで一番うまく弾けたかも?」だそうです。
Yo-Yo Maは、我が家にもDVDがいくつかあって、よく見ていたので、彼が時々コンチェルトを弾き終えた後、オーケストラに混じって演奏する事がある事も知っていました。
でも、やはり「生」で聞くのとは大違い。今回は、彼の音楽だけでなく、人間性もじかに感じる事が出来たような気がします。
この指揮を最後に広上さんは今期を終え日本に帰国しました。
夏に毎年企画されていた、野外コンサートは今年はキャンセルのままです。
来期のオーケストラの存続も危ぶまれているので、来期、彼の指揮をこの場所で見る事が出来るかは、非常に微妙なところです。
でも、今日のニュースでは、腰の治療のため指揮をキャンセルした小澤征爾氏の代わりに、広上さんが指揮をするという記事がありました。
先に出かけたイベントで、広上氏にお会いした時に、コロンバスシンフォニーの運営に対して、非常に憤慨しましたが、彼にはまだタクトを振る場所があります。たとえ、小澤征爾氏とは値段的に差があっても。
でも、コロンバスシンフォニーが無くなったら・・・・。
ブログにはあげませんでしたが、Yo-Yo-Maのコンサートの前の週末にも出かけたコロンバスシンフォニーのコンサートで、広上氏自身が「無くす事は簡単だけど、また一から作るのは大変なのです。このオーケストラは歴史があるのですよ。」と観客に呼びかけました。
世界的に確固たる地位を築いているYo-Yo Ma。そして、日本人指揮者として小澤征爾氏のように有名になれるか広上氏。そして、コロンバス・シンフォニーは存続出来るか。
そんな三組の共演をとても興味深く思いながら聞いたコンサートでした。