徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

ばてばて

2010年07月30日 | 帰国後の日々
日本に帰国するまで、フィラデルフィアを含め今年のアメリカ東海岸の夏は異常なほどに暑かったです。今もあの暑さは続いているのでしょうか。
あれだけ暑かったのだから、日本の暑さにも耐えられる!と思っていたのに、すでにバテバテの私。

思えば、去年・一昨年の一時帰国は梅雨まっただ中の6月からでした。今年は、帰国してすぐに梅雨明け。いきなり猛暑日が続いています。体がこの暑さに慣れる時間が足りませんでした。

今はまだ車が無いので、どこに行くにも電車での移動になります。自宅から駅までは、徒歩で3分ほどなので、贅沢は言えませんが、これだけの距離が、ただでさえ夏が苦手な私には厳しいです。
ハッキリ言って、楽ちんなアメリカでの生活に慣れすぎました。気持ちもたるんでるんですよね。はい。

先週は夫も帰国したので、ダラダラしてもいられない状況になりました。末娘の塾通いも本格的に始まり、彼女の手前ダラダラ母におさらばせねばなりませぬ。気合ですね。

Independence

2010年07月19日 | 帰国後の日々
このところ、ぐーんと暑くなり、外に出かけるのもおっくうなくらいです。

去年の夏に髪の毛をちょっと茶色に染めていた末娘。日本の中学生になるに当たり、黒く戻さなくてわ…。
どうしても、その日のうちに髪を黒に戻して、出来ればカットもしたいというので、一人で毛染めを買いに行かせました。やる気になれば、甘えん坊の末娘もなんとかなる物です。毛染めと私が頼んだヨーグルト、長女が頼んだ洗顔フォーム、おまけにアイスクリームまで買ってご帰還しました。
ひとりで出かけるなんて、中学生なんだから当たり前。それが当たり前じゃ無いのが、末娘の弱点、笑いのツボでしょう。今まで一人で買い物したことってなかったのかなぁ~と、記憶を辿り寄せても、幸か不幸か、たった一人で出かけたという記憶は無いようです。

美容院も予約を入れられ、順番を待つまでは私も一緒に待っていましたが、呼ばれてからは先に帰りました。気をよくした末娘は、美容院の帰りにも、またスーパーでお買い物を楽しんで帰って来ました。(笑)

なんだか、いままで散々甘やかされて来たことを克服するかのように、急速に日本の中学生化している末娘です。学力も急速に追いつく事を期待しましょう。

手続き

2010年07月18日 | 帰国後の日々
役所に転入届を出して、娘が中学生の年齢だと言うと、転入許可証なるものが発行されました。それを持って、編入先の中学に行ってくださいとのことでした。
それが金曜日の夕方だったので、月曜日になって中学に電話をし、中学の日程の都合で、水曜日の放課後に中学に出向くことになりました。電話で対応をしてくださった先生は、去年・一昨年と体験入学をさせていただいた時と同じ学年主任の先生だったので、帰国子女であることなどなど説明も省け助かりました。しかも、気さくで面白い先生なので、人見知りする末娘もすぐに慣れていました。

さて、木曜日に中学に行くと、生徒は部活の真っ最中。その中の一人が、末娘を見つけて「おかえりぃ~」と駆け寄って来てくれ、末娘も嬉しそうでした。そうそう、中学に行く途中でも、幼馴染の男の子に会って、「よぉ~」と小さい頃と同じように挨拶してくれて、嬉しかったわ。職員室の先生方も、「おかえりなさい」と暖かい。「○○ちゃんが、今日(末娘が)学校に来るって楽しみにしてたよ。」と、末娘と友達とのメールのやりとりの話になったり。これからの中学生活、スムーズにスタートを切ることが出来そうな予感がしました。学習面以外は…。
やはり、中学三年生。「転入が今でよかったよ。」と先生に言われました。中学三年の冬休明けに来られたら大変だから、と。
とある帰国子女情報網によれば、「高校受験直前の中学三年の冬休明けに帰国・編入するのが良い」と書いてあった物もあったのですが、編入先の学校によって、対応はまちまちだと思います。この中学では、帰国子女だからといって、塾や親まかせにせず、中学でもきちんと対応しようとしていると感じました。また、それに甘えることなく、こちらもしっかりしなくっちゃと思わされました。

実は、この次の日には、通う予定の塾の面接と申し込み手続きに出かけました。塾は塾で、学校をないがしろにするわけでなく、その間に立って、的確なアドバイスをいただけそうな所、先生で少々安心しました。土曜日には、取り合えず実力を測るためにテストを受けました。

いよいよ始まる日本での勉強。なんとかくじけないで、頑張って欲しいものです。これからしばらく大変だとは思いましたが、このしばらくを乗り切れば良いだけなんだから。
という訳で、末娘の塾の近くに、お気に入りの回転寿司屋があるので、子供達三人と景気付けに(?)パーッとやって来ました。

うるさい…

2010年07月17日 | 帰国後の日々
日本に帰った翌朝、時差ボケもあるが、その音で目が冷めた。「ご家庭でご不要になりました、ステレオ、ラジカセなどはございませんか?壊れていても結構です。音がならなくても結構です。」とやって来たのは、廃品回収車でした。
他にも朝から、けっこういろんな音がして、近所の雨戸を開ける音、人の話し声。最悪なのは、我が家は急な坂に面しているので、坂をのぼる原チャリの音、坂を下る自転車のブレーキの音、これはなかなかの騒音です。ハイブリッド車が静かすぎて危険だという話がありましたが、原チャリの音もなんとかして欲しい物です。

出かけた時にも、駅に行けば「電車がまいります。黄色い線の内側までお下がりください。」って、分かってるよぉ~と思っちゃいます。駅の近くのパチンコ店は、自動ドアなので、前を通るとドアが開いて、中の冷たい空気と共に、店内の音もジャンジャラ外に出てきます。
お店に行けば、大きな音量で音楽が流れています。そんな中、一番うるさいと思ったのは、某電気屋。コマーシャルソングを延々と流しています。

うるさいのは音だけでなく、広告・張り紙の類いも視界にうるさく感じます。気をつけてみると、なんと注意書きの多い国なんだろうと思います。エスカレーターには、ベルトにつかまり、内側にお立ちください。電車の扉には、寄りかからないでください。トイレには、使用後は水を流してください。

たくさんの注意書きやアナウンス、もしかしたら、気にとめている人は、少ないかもしれないにに。

届いた物

2010年07月16日 | 帰国後の日々
週末に購入した、エアコンが配達されました。
この6年間、アメリカで、エアコンのない場所にはほとんど居たこたが無いと言ってもいいくらいの私。家に居ても、常にエアコンがついているし、唯一の移動手段とも言える車だってエアコン付き。それが、いいのか悪いのかはさておき、これから夏に向け、エアコン無しではしんどいです。
いまのエアコンは、すごく進化して居て、自動クリーニングはあたりまえ、人がいるところにだけ風を送ったり、逆に人を避けたりもします。また、イオンだのミストだの、鈍感ニブチンの私には必要なさそうな機能も満載です。
当然リモコンも大きくて、我が家の電化製品の中で、一番大きなリモコンになりました。

さて、エアコンが届いた日、もうひとつ我が家に届いたもの。それは、ガンダムのプラモデル(略してガンプラ)。帰国の時の飛行機の中で、末娘が購入したもの。さっそく、部屋を共有する長女から、「おたく的物は見える所に置くな」と、言われておりました。
アメリカと違う住宅事情に、少々戸惑っている私たちです。

電気屋さん巡り

2010年07月12日 | 帰国後の日々
この週末は電気屋さん巡りをしました。
と言っても、土曜日と日曜日と一件ずつですが。
(つまり、この週末に予定されていた英検の面接は受ける必要がなく、一時試験はダメだったということです。orz )

電気屋さん巡りの目的は、エアコンを買うこと。リビングと主寝室のエアコンは、20年程経過していて、去年から調子が悪かったので、猛暑が来る前に買い換えることにしました。
まあ店頭には、たくさん種類があること! それぞれがいろんな機能を備えているので,迷ってしまいます。ネットでの評判や、価格調査をし、2日がかりで決めました。
種類もさることながら、値段もお店によって、相当の差があることに気がつきました。私が選んだ物は、二件の電気屋さんで4万円の差がありました。しかも、工事費もエアコンの値段に込みのお店と、別料金になっているお店があります。
いやぁ~、勉強になりました。(笑)

それと、もう一つ、携帯電話も見て来ました。
数社の回線、そしてそれぞれの携帯電話が多種多様の機種を出しています。これも、目移りしまくりです。
一応、アメリカにいた頃からキープしている携帯があるので、私の分は据え置き。我が家の男の子達(笑)が、iPhone希望なので、予約だけして来ました。入荷日未定ということでしたが、隣のカウンターで受け取っている人もいて、ぼちぼち入って来てはいるようです。さて、いつ受け取れるか、楽しみですね。
実は私は、アメリカではiPhoneを使っていましたが、日本ではその必要性も感じないので、予約しませんでした。月々の支払いは、日本の方が安いですね。

日本のお店らしい、テキパキ気のきいた対応、日本に居ることを実感してまいりました。

日本到着

2010年07月10日 | 帰国後の日々
日本に到着しています。

帰国翌日の昨日は、役所に転入届けを出してきました。末娘の中学転入の手続きも、そこからスタートです。

今週末は、選挙なので、それもどうなるのか聞いてみました。転入してから約3ヶ月で新しい住所での選挙登録が完了するそうです。在外選挙登録をしていれば、それで投票できるそうですが、その登録カードをアメリカにおいて来てしまった私。今回は投票出来ません。抜けてたなぁ~。
ちなみに、帰国したら、在外選挙人登録カードは、自治体の選挙管理委員会に返却してほしいとの事でした。でも、なかなかぇ・・・と言っていたので、返却する人が少ないらしいです。

お昼は、ミスタードーナツで食べたのですが、麺と肉まん、ドリンクのセットで680円と言う値段に感動。(笑)アメリカで、マクドナルドのチキンナゲットセットで8ドル以上払っていた事が、バカバカしく思えました。人件費の差なのだと思いますが、ダラダラ働くアメリカ人の人件費の高さは、未だに納得行きません。

スーパーで買い物をした時に、ベビーキャロットを食べたいと買った末娘。アメリカ産で苦笑しました。

実は、引っ越し荷物を出したあと、チョイと旅行に出かけたり、アメリカの独立記念日のイベントに出かけたりで、本当に最後の最後まで走り回っていたので、帰国後はしばらくゆっくりしたいなと思っていたのですが、週末には航空便で送った荷物が届くので、さっさと家の掃除もしなくっちゃです。
リビングルームの20年以上働いたエアコンもとうとう寿命らしく、今日は電気屋さんへGO!です。

時差ぼけの私。ジッとしていられないので、早朝ランにも出ています。帰国前のフィラデルフィアは、異常な暑さだったので、それに比べれば、過ごしやすような気がします。ご近所を2キロちょっとですが、歩いたり走ったり。早朝から駅に向かい出勤する方々にすれ違います。ウォーキングしている人もちらほら。アメリカとは違った風景をしばらく楽しめそうです。

と、言うわけで

2010年07月07日 | サバイバル in America
日本に帰ります。

そう言うと、いろんな人から、決まって「いつ(アメリカに)戻るの?」と、聞かれていました。末娘もそうだったらしく、私達が駐在家族だと知らない友人達のほとんどが、私達家族は、アメリカに移民したものだと思っていたらしいのです。
それだけアメリカに馴染んでしまっていたと言う事でしょうか?
アメリカに来て、逆に、日本の良い所に気づき、I'm proud of being a Japanese. と思っていただけに、少しばかり複雑した。

渡米前に持っていたポジティブなアメリカのイメージよりも、ネガティブな現実が見えるようになり、少しばかりアメリカに幻滅してしまったりもしました。そんな時に出会うアメリカの「良さ」にまた励まされたりの繰り返しでした。
ネガティブな部分に捕われるのは簡単です。そんな時こそ、ポジティブな部分をみられる努力をする事が必要なのですよね。
きっと今度は日本に帰って、改めて思い出す、体験するであろう、日本のネガティブな現実。アメリカと違って自分の祖国なので、黙って静観しているのではなく、何が出来るか考えてみたいと思います。

帰国が決まってから、いろんな事に「最後の」という形容詞がつく事が多く、一つ一つを終えて行く事を実感していました。最後の英会話クラス、最後のボランティア、最後のお出かけ、最後の登校・・・。
やろうと思って出来なかった事、行こうと思って行けなかった所、会おうと思って会えなかった人、数え上げたらキリがありませんが、すべて叶える事はとうてい無理。逆に、できた事を数えて、そのような機会を持てた事に感謝です。


このブログは、今後しばらく、iPadから発信します。写真の掲載や、記事にリンクを貼る事は出来ませんが、もう少しこのまま続けてみようかと思います。

仕上げ

2010年07月06日 | サバイバル in America
帰国前に欠かせないことといえば、お買い物。帰国前の2週間で近くのアウトレットモールに3回出かけました。コーチのバックやコンバースのスニーカーは、確実に日本よりも安いですよね。まあ、それでも、そんなにいくつも買い込む訳ではないけれど。



買い物といえば、嬉しいことがありました。お友だちのうめちゃんが帰国前に、リカーストアーでワインの木箱をもらったことを思い出し、私もwine & spritsで木箱を譲ってもらえないか聞いてみました。そしたら、欲しい人がたくさんいるので順番待ちだから、名前と電話番号を書くようにいわれ、ちゃんとした用紙ではなく、その辺にあった紙切れに書き残してきたのでした。お店の人の対応も良くなかったので、ぜったいに連絡は来ないだろうと諦めていたのでした。
ところが、引越し一週間ほど前になって、連絡があり、もらって来ました。



ここのところ、アメリカやアメリカ人に対して、印象や信用も悪くなっていたので、帰国を前にして、「やっぱりやってくれるじゃん!」と、嬉しかったのです。

Museum of Indian Culture

2010年07月02日 | Philadelphia周辺情報
引越し前日、作業の合間をぬって、Museum of Indian Cultureに出かけました。
ここは、「SHAMAN'S CIRCLE(シャーマンの環)」という本を読んでから、この博物館があることを知り、どうしても行ってみたかったのです。
小さな博物館だという事は、ウェブサイトから気づいていましたが、ほんとに小さな所でした。開いているのも、金・土・日だけです。



ドアベルを鳴らすと、おじさんが出てきて、入館料を支払う間もなく、中を案内してくれました。Museumと言っても展示室は二つしかありません。個人のコレクションのような博物館です。
フランスの影響を強く受けた部族の展示が多くされていました。案内役のおじさんは、私の拙い英語でもよく質問を聞いて答えてくれました。
結局、入館料は最後に支払いました。

インディアン達は得物を捕まえて、肉は食べ、皮は服などに、骨は装飾などに使い、無駄にすることはありませんでした。食物を栽培し、土地が痩せて行くと、また別の場所に移り住みましたが、彼らは天然の素材しか使っていなかったので、残した物はすべて土に帰ります。
50人ほどの共同生活で、お互いに助け合って暮らしていた彼ら。女性がしっかり家庭を、村を守っていたことにも感心しました。
彼らの様に暮らしていけたら・・・と、思わずにはいられませんでしたが、もう、今の私にそこに戻る勇気はありません。現代社会に生きる我々が忘れてしまった当然の事、でも、なかなかそこに戻るのは難しい事を改めて考えさせられました。

このMuseum of Indian Cultureでは、8月20.21.22日とRoasting Ears of Corn Festivalが行われるそうです。