徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

クリーニング

2005年05月21日 | アメリカ歯科・医療事情
歯茎のサージャリーを受けてから、2ヶ月弱。
全体のクリーニングをするため、また歯周病専門医に行ってきた。

約半年前に一般歯科でクリーニングをした際に、ものすごく痛くて冷や汗かきまくりだったので、恐れおののきつつの通院。
でも今回は機械は使わずに、すべて器具一本で歯科衛生士さんがやってくれた。
私があまりにも緊張しているからか、時々世間話などをしながら和んだ雰囲気を作ろうと努力してくれて、1時間かけてすべて終わった。

一番深かった歯周ポケットの場所が、手術後も少ししみると言ったら、完全に治るまでは6-9ヶ月かかると言われ、それでも予想以上に良くなっていると言われて、ほっとした。

次は、また残っている3/4のうちの、上全部か左下のサージャリーをしましようと言うことだった。
子供達の夏休みの予定が決まったら予約する事を約束して帰宅したが、夏の予定も決まったので、そろそろ予約を入れに行かなければいけない・・・。
やっぱり、ちょっぴり憂鬱である。

職場体験

2005年05月21日 | アメリカ学校/教育事情
8年生になると毎年4月には職場体験に行く。
自分で行きたい場所を探し、電話をして許可をもらい、自分ですべて手配しなければならない。

我が家の長男はバイオリンの先生に一日密着。
当日、先生が所属するオーケストラのリハーサルがあったので、それに連れて行ってもらった。プログラムはオペラだったのだが、少々眠たくなっちゃったらしい。(ごめんなさい)
昼食も共にさせてもらい、演奏するシアターの裏まで案内してもらったと、とても喜んで帰ってきた。

去年、我が家の長女は日本人経営のパン屋さんに行かせてもらった。そこで、勉強しながら働いている人や、二足のわらじを履いている人に出会い、自分も頑張ろうというエネルギーをもらってきた。

これは、私の英語のクラスの先生の息子さんの話。
彼は将来ゴルファーになりたいくらいゴルフに没頭しているらしく、もちろん職場体験もゴルフ関係。ゴルフ教室の先生の所に行ったらしい。
しかし、ゴルフの先生とはハードな物で、生徒を褒めなければいけなかったり、嫌な感じの生徒でも親切にしなければならなかったりで、自分には不向きだと思ったらしい。

そういえば、日本でも長女が中二の時、夏休みに職場体験に出かけた。
日本で長女は検察官の仕事を見に行った。とは言っても、実際は仕事を見学したと言うよりは、裁判所やパトカーの装備を見学させてもらったと言うのが実際の所だ。

これは将来の自分の職業を考える上で、とても良い経験になると思う。
楽しいと思っていた仕事がそうでも無かったり、又はその逆だったり。

最近日本でも「13歳のハローワーク」と言う本が出版されたり、子供の時から将来の職業と言う物を考えようと言う動きがあるようだ。

子供の頃の時から「何のために勉強するのか」と自問自答していたと思う。それは、やはり大学に入るためだっただろうか。
私は、大学に入ることだけが、教育のゴールではないと思う。
自分の将来をよく考える時間や機会を提供する事も、教育には必要だろう。

アメリカでも、"日本の教育のゴールはハイレベルの高い大学に入るだけで、入った大学のレベルで将来が決まるらしい" "大学生はパーティーばかりして遊んでいるらしい" と言うイメージが定着しつつある。
それでいいのか、日本の教育と言いたい。

戦争

2005年05月19日 | 思った事
子供達の学校が半旗を掲げていた。
彼等に聞くと、この学区の卒業生がイラクで戦争のためなくなったらしい。
まだ高校を卒業して3年しか経っていなかったとも聞いた。

時々、黄色いリボンをつけている家を見かける意外には、この国が戦争をしている真っ最中だなんて事は、ニュースでも見ない限り感じられない。
アメリカは自分の国が戦争をしていると言っても、この土地で戦争をした事は無い。
人々は普通の生活をしている。
ものすごい食事料で、車社会でほとんど歩かず、便利すぎる生活をして、ブクブク巨大化している。
それなのに、かけがえのない若い命がどんどん奪われていく意味はあるのだろうか。

何か違うんじゃないかと思うのは、私だけだろうか・・。

読書

2005年05月11日 | アメリカ学校/教育事情
補習校の新学年が始まった。
4月から5月にかけては保護者会や授業参観、懇談会で忙しい。我が家の3匹子豚の授業参観の日程はは見事にバラバラ。私は3人分補習校に足を運ぶ羽目になっている。おまけに、めでたく役員も回ってきて、今年度は補習校にどっぷりだ。

先日の懇談会での話題である。
海外で暮していると、日本の本から遠ざかってしまい、子供がなかなか本を読まないと言う。読書しない文章の理解力が足りない国語だけでなく他の教科も理解出来なくなると言う問題につながる。

子供を読書好きにするにはどうしたら良いか、自分なりに考えて見た。

1, 親も子供の前で本を読む。
これが意外と難しい。でも、親も本を読まないのに、子供にばかり押し付けても、これは逆効果だ。自分が本を読まないのであれば、遺伝だと諦めるより他にあるまい。

2, 子供と同じ本を読んで、意見を交換する。
これは意外と効果的だと思う。唯一我が家の本の虫の長女とはよく同じ本について話し合った。しかし、いつの間にか彼女の方が本を読むスピードがはるかに速くなってしまったので、とても私は追いつけなくなってしまった。

3.漫画でもいいから読ませる。
漫画と言っても、ピンからキリまである。私が好きなのは、偉人者。最近末っ子は「ナイチンゲール」や「モントゴメリー」を読んで一喜一憂していた。
歴史も漫画で読むなら、とってもスラスラ読める。活字だけならどれだけ時間がかかるか分からない。

末っ子の通っている小学校は、日本以上に読書を奨める。図書館に行って本を借りたり、読み聞かせを聞いたりする時間が、1週間に1回はある。夏休みには市の図書館で本を読んだ時間によって商品をもらえるプログラムもある。
長い夏休みの前には、夏休みに読んでおかなければならない本のリストも渡される。ハイスクールに入学する前は、ギリシャ神話がそのリストの中に入っていた。ペーパーバックと呼ばれる、日本の文庫本に当たる本を読んでいる人も沢山見かける。もしかしたら、日本人よりもアメリカ人の方が沢山本を読んでいるのではないだろうかと思ったりする。

不思議な事に、どんな本を読んでいるかで、その人がどんな人か分かっちゃったりする。こわい、こわい。

もうすぐ長い夏休み。また今年も、エアコンのがんがん聞いた部屋で、たくさん本を読みましょう。

誕生会

2005年05月07日 | オハイオ・お出かけ
先日、末っ子子豚が誕生会に招待された。彼女にとって、今回アメリカに来て5回目の誕生会。今まで、上の二人を含めると、かなりの回数誕生会に呼ばれたし、我が子豚達の誕生会も企画した。

アメリカの誕生会はかなり商業化されていて、色々なお店でパーティーが出来る。中にはパーティー専門の場所まで有る。
今までの例を紹介すると、普段は体操教室を開いている所を借り切ってやるパーティー、ゲームセンターを兼ねたバイキングスタイルのレストランMagic Mountain、歌って踊れるぬいぐるみがステージに登場しゲームコーナーも有るピザ屋Chuch E. Cheese's、大きな風船の上をはねて遊ぶ場所Pump it up。自宅にアトラクション(Mad Science、小動物園 )やピエロを呼んでのパーティー、パットゴルフ等々・・・。お家でひとしきり遊んだ後、皆で映画に行くなんて言うのもあった。そうそう、ある程度大きくなるとパジャマパーティーと呼ばれるお泊まり会もあった。

もちろん、今年2月の我が家の末っ子の誕生日もやった。
私は彼女に選択肢を二つ与えた。
1.体操教室の様な体を動かす場所で、現地校のクラス全員を呼ぶ。
体を動かすのであれば、英語に抵抗がある彼女でもアメリカ人の友達とも楽しく過ごせるかなと言う理由。
2.日本人だけを呼びたいのであれば、少人数で、自宅でクラフト。
英語には未だに抵抗が有るらしく、日本人しか呼びたくない彼女は、2番目の選択肢を選んだ。

ただ、幸いな事に自宅ではなくクラフトが出来、なおかつパーティーも出来るお店を発見した。Macy's Claygroundというところで、各自白い陶器に自分で絵を描いて、その後お店で焼いてくれて、1週間後に出来上がると言うもの。京都に行った時によくやる楽焼き(でしたっけ?)のカラフル版と言う所だろう。
絵を描く時間が1時間、ケーキタイムが1時間。招待したのは日本人の友達と姉兄、それとアメリカ人の家庭教師二人でした。
お店の人がやり方を説明してくれるのも、長女子豚が通訳するので大丈夫。

実はこの手の誕生会は、以前の駐在の時にも長女子豚の誕生日の時にやった事が有る。子供達も集中してやるので騒がしくなくていいかなぁと思う。年齢にも寄るけど。
あとは、体操教室でクラスの友達など大勢を呼んで開いた事も有る。これはこれで、小学校低学年の子供達までの子供なら大はしゃぎ間違いなしだ。インストラクターの人が、みっちり相手をしてくれるし。
日本ではちんまりとお友達を何人か呼んで、みりんなでピザ作りをするなんて言う誕生会もやったっけ。

呼ぶ子供達の性格や、人数、性別にもよるが、私としてはゲームセンターなどの誕生会はあまり好きじゃないかな。子供はものすごく喜ぶんだけど。
ゲームの得点に応じてカードが出てくるんだけど、貯まったカードの枚数に応じて商品が選べる。その商品を選ぶ段階になって「あ~だ、こ~だ」「あと何点貯まればこれがもらえる」「お金が足りない」と言い始める。終いには、どこかにカードかお金が落ちていないか探し始める。我が家の子豚の場合「物欲」丸出しになるので、ちょっと恥ずかしい。

タングルウッド音楽祭

2005年05月05日 | お気にいり、色々
クラッシック音楽というものは、音楽の授業で聞くものとしか思っていなかった私が、アメリカに来て以来、たまにコンサートに行ったり、CDを聞いたしている。学生の頃の私を知っている人は、驚くかもしれない。
夫の影響も大きいが、なにしろ気軽にコンサートにも行けるし、耳にする機会が多いのだ。

コンサートホールで開かれるコンサートはもちろん多いが、私が気に入っているのがタングルウッド音楽祭。アメリカマサチューセッツ州の森で開かれるコンサートだ。

コンサートが開かれるKoussevitzky Music Shed には小さい子供は入れないが、壁がない。
気軽にコンサートを楽しみたい人、小さい子供連れの人などは、芝生席のチケットを買い、シートを敷いたり、折り畳み椅子に座ったりして、持ち寄った食べ物を食べながらコンサートを聴くことができる。ワインやチーズを片手にクラッシック音楽を聴く。中には、テーブルクロスをかけて、花をテーブルに飾っている老夫婦もいたりする。
我が家の子豚たちはコンサートが始まるまで芝生を走り回り、コンサートが始まってしばらくすると、よく死んだように眠っていましたっけ。

そういえば、ジョン・ウイリアムズが指揮をしたときには、スティーブン・スピルバーグが聞きに来ていたなんて、うれしい遭遇をしたのもここでした。