徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

Thank you

2006年11月30日 | 思った事
SMAPの歌で「ありがとう」と言う歌がある。

ありがとう ----なくさないで笑顔 忘れないで涙
ありがとう ----僕の大切な言葉 僕の大切な人へ
ありがとう ---なくさないで 笑顔
ありがとう ---忘れないで涙
ありがとう ---僕の大好きな言葉 僕の大切な人へ

小さな幸せでいい
僕らにずっと続きますように、、、、


初めてアメリカに来た10年前、アメリカ人が「Thank you」を連発するのに驚いたのを思い出した。
日本だと「すみません」と言うような場面でも「Thank you」なのだ。
たとえば、落とした物を拾ってもらった時、エレベーターで行く先の階のボタンを押してもらった時、自動ドアが閉まるのに駆け込んだ時、「すみません」ではなく、「Thank you」なのだ。

特に気に留める事も無いかもしれないが、その些細な言葉がすごく私には新鮮で、そして嬉しくもあった。「すみません」は謝る時に使う言葉だし、ちょっとネガティブなイメージではありませんか? 

そして、「Thank you」と言う事も多く、日本にその後帰国した時には、「すみません」よりも「ありがとう」を良く使うようになった。
そして、私の好きな言葉も「ありがとう」になった。

日々、何気ない事に感謝するのは難しい事だ。
でも、ちょっとした事に「ありがとう」と言うだけで、気分が違ってくるんじゃないかと思う。よーく気をつけていれば、「ありがとう」と言える場面が、日常の中に、そして家族の中にも、たぁ~くさんある。
何気なく「ありがとう」と言えたら、この歌のように小さな幸せがずっと続くんじゃないかと思う。ナンチテ。

wife swap

2006年11月28日 | 映画・テレビ番組・本など
「wife swap」と言う番組がある。
2家族の奥さん(母親)だけを2週間入れ替えて生活すると言うもの。
これがまた、まったくタイプの相反する家族同士。もちろん、修羅場と化す場合もある。

今週は、超過干渉の母親に超放任の母。過干渉の家庭は家族ですごく事が何よりも大事だが、放任の家庭では一人一人別々に楽しんでいる。どっちも「そこまで・・・」と思うほど、行きすぎ。
今回は、どちらが正しいと言う事ではなく、お互いに歩み寄るような結果になった。

あまりにも行きすぎた過干渉・放任だったので、これは演技だと思ったり、裏にシナリオの存在もちらりと見えるが、それはそれで面白い。
何が面白いって、それを見ている我が家の子供達。「これは許せない!」「うわぁ~、絶体嫌だ、こんなの!」と言う反応から、これはこの子にとってタブーだと分かったり、テレビの中の母親の行動から自分自身を反省してみたり・・・。

最後に、こうして相反するキャラクターの母親が入れ替わると言う事は、我が家の場合どんなお母さんが来るんだろ? と言う話になった。
きっと、毎日完璧に計算された食事が出て、掃除もきちんとこなし、けして怒鳴らず・・・と言う子供達。悲しいかな、私も同感。
でも、それを窮屈だと言う子供達。密かに万歳
きっと、私と相反するタイプの母親がきて喜ぶのは夫だけだろう・・・。

CLICK

2006年11月27日 | 映画・テレビ番組・本など
「CLICK」と言う映画を見た。

自分の人生を自由に操作出来るリモコンを手に入れたマイケル・サンドラーが主人公。
仕事と家庭の狭間でサンドラーは、仕事を優先させたいあまり家族を鬱陶しいと思う事もしばしば・・。そこで、彼は面倒な部分を全て早送り・・・。奥さんの小言や両親とのディナーを早送り。自分の昇進が思うようにいかなかった時にはボスを一時停止で止め、殴る。早送りした時間にあった出来事は彼は覚えていなくて、巻き戻して確認したりする。
いつしかリモコンがが誤動作し始め、彼はそれに対処出来なくなってくる。

ある程度想像が付くストーリーではあるが、主人公を自分に置き換えると、ちょっと恐ろしささえ感じる。
毎日「忙しい」を言い訳に、おろそかにしている事がいかに多い事か・・・。一日一日を大事にする事がいかに難しく、大切な事かに気付かされる。
洗濯機・乾燥機や、掃除機、食器洗浄器まで兼ね備えたアメリカの家で暮し、それでも尚忙しいと思わせるものは何なのか・・・。結局は、自分の気持ちの持ち様なのかなと思う。

残ったターキーの為のレシピ

2006年11月27日 | お気にいり、色々
もう一つ、ターキーの話題にお付き合い下さい。(笑)
これも、昔行っていたESLで教わった物です。ファイルが出て来たので、載せるせてみます。

<Turkey Ham Cheese>

材料: バターかマーガリン(大さじ2)・タマネギのみじん切り(1/2カップ)・マッシュルームの薄切り(小パック)・小麦粉(大さじ3)・胡椒・ライトクリーム(1カップ)・ドライシェリー(大さじ2)・サイコロ切りのターキー(2カップ)・サイコロ切りのハム(1カップ)・スイスチーズのみじん切り(1/2カップ)・パン粉適量

作り方
1) バター又はマーガリンで、タマネギ、マッシュルームを炒め、小麦粉と胡椒少々を加える
2) ライトクリームとドライシェリーを加え、とろみが付くまで沸騰させる。
3) ターキーとハムを加え、深めの耐熱皿に入れる。
4) スイスチーズを散らし、パン粉を角に散らす。
5) 華氏400度のオーブンで25分、または薄茶色になるまで焼く。


<Turkey Tetrazzini>

材料: バター又はマーガリン(適量)・中サイズのタマネギ(みじん切り)・小麦粉1/4カップ・チキンブロス(1と1/2カップ)・ライトクリーム(1カップ)・ドライベルモット(1/2カップ)・粉チーズ(1/4カップ・1/2カップ)・マッシュルームの薄切り(小パック)・スパゲッティー1箱・サイコロ切りのターキー(3カップ)

作り方
1) ソースを作る。 中火でタマネギをバターまたはマーガリンで炒める。小麦粉を加え、徐々にチキンブロスを加え、ライトクリームを加える。沸騰するまでゆっくりかき混ぜる。ドライベルモットと1/4カップの粉チーズを加える。
2) マッシュルームのみじん切りをバター又はマーガリンで炒める。
3) スパゲティーを茹で、ざるにあげる。
4) スパゲッティーとマッシュルーム、ターキーを深めの耐熱皿に入れ、ソースをかける。1/2カップの粉チーズをふりかけ、華氏325度で20分焼く。

Thanksgiving Dinner

2006年11月27日 | サバイバル in America

我が家のThanksgiving Dinnerはこんな感じ。アメリカのレシピや本を参考に真似てみた。


ターキーは焼く前は、ちょっと気持ち悪いが、

焼き上がると美味しそう・・・。



今回買ったターキーには、赤いピンが刺さっていて、これが中までで火が通るとターキーから出てくる。ターキーを切ってみたら、中は半生・・・なんて事がない。
実は、去年のクリスマスはこのピンが刺さっていないターキーだったので、半生になっちゃって、電子レンジでチンしてみたり情けなかった。

Tips for roasting turkey

2006年11月23日 | お気にいり、色々
以下、10年ほど前に当時通っていたESLクラスの先生から頂いた、レシピから。

ターキーを焼く前に、次の三つの事に気をつけて下さい。
一つは、ターキーを焼く直前に、スタッフィングを詰める事。これは、バクテリアがターキーの中で繁殖するのを防ぐためです。
次に、ターキーを焼く時には、ターキー用のラックで焼きましょう。そうしないと、ターキーからしみ出た汁でターキーが蒸されてしまいます。(写真)
三番目に、ターキーの内側のお肉が焼ける間、ターキーの胸肉にアルミホイルをかけて焼きますが、溶かしバターかオイルを浸した布でターキーの胸肉とホイルの間に挟むと良いでしょう。これによって、胸肉がからからになるのを防ぐことができます。

ターキーの焼き方
ターキをラックにセットし、オープンを華氏450度にします。20分焼いた後、オープンを華氏325度に下げます。
やき時間は以下です。
8-12bl--スタッフィング無し・3時間~3時間半 / スタッフィング3時間半~4時間
13-16bl--スタッフィング無し・3時間半~4時間 / スタッフィング4時間~4時間半
16-20bl--スタッフィング無し・4時間~4時間半 / スタッフィング4時間半~5時間

もし突き刺してターキーの中の温度を測る事が出来る温度計を持っていたら、ターキーのもも肉の薄い肉の部分に刺してみて華氏180度だったら出来上がり。上のやき時間を超えても温度が低ければまだ焼けていないので、約時間を延長して下さい。
ターキーが焼けたら、オーブンから取りだし、切る前に20分ほどおいて下さい。

※お店で売っている下処理してあるターキーは、内臓はきれいに取り除いてありますが、内臓があった内部にターキーの首が入っています。これを私は捨ててしまいますが、スープするなど調理出来るそうです。このターキー、私は洗って、お腹の部分を上にし、足をタコ糸で縛り、単に塩コショウし、オリーブオイルを塗って、焦げないようにアルミホイルをかけて焼きます。スタッフィングはスーパーに売っているものを使用します。

Thanksgivingにはターキーを焼こう!

2006年11月23日 | サバイバル in America
明日はアメリカのThanksgiving Day.

既に2-3日前から、スーパーは沢山の人でにぎわっておりました。この日家に居るかどうか、なかなか決まらなかった我が家は、結局家で過ごす事になったので、ターキーを焼く事にしました。しかし時既に遅く、ターキーのオーダーは終了していると言う事だったので、オーダーせずにお店にあった物を買ってきました。実は、冷蔵庫にはケーキが丸ごと入っていたのでそれをたいらげ、ターキーを入れるスペースを作ったと言う次第です。

ところでこのターキー、焼くのは時間がかかりますが、難しい事ではありません。それに、一旦オープンに放り込んでしまえば、あとは焼けるのを待つだけ。テレビでフットボールゲームを観戦するも良し、他のメニューを作るも良し、案外手軽な料理ではないかと思います。

参考までに私が定期購読している雑誌では、ThankgivingのメニューとしてTurkey with Molasses Butter, Drop Biscuits, Corn Bread Dressing, Cranberry-Mint Sauce, Roasted Sweet Potatoes, Wilted Greens, Butter Beans, Apple Cake with Garamel Glazeと言う品々が紹介されていました。(英語じゃ、どんな料理か分からないかもね(笑))

また、Thanksgivingの過ごし方として、、以下のように記されておりました。
3-5日前---食料品を買う / 冷凍のターキーを勝手ある場合、解凍を始める / お客様を招待した場合、確認の電話を入れる(お客様が何か持ってきてくれると言った場合には、"YES!"と言いましょう)
2日前---リビングルーム、ダイニングルーム、トイレのそうじ / 泊まり客のために、ベッドルームを用意する
前日---テーブルセッティング / 料理の下ごしらえ
当日---早い時間から料理を始める / ターキーを焼いている間に、洋服を着替え、自分のためにワインを一杯飲みましょう

ちなみに、我が家のメニューは、ターキー、オニオングラタンスープ、Green Beans Amandine、パンプキンパイとなりそうです。

Cameron's American Bistro

2006年11月21日 | オハイオ・お出かけ
Cameron Mitchell Restaurantの一つ、Cameron's American Bistroで食事をした。

ディナータイムしか開いていないので、気軽にランチと言うわけには行かないけれど、ディナータイムでも、すっごくフォーマルでもなく、すっごくカジュアルでも無く、あまり気を使わないで食事が楽しめるレストランだと思う。お店の人はちゃんと教育されて居て、電話で予約する時から感じが良く、Cameron Mitchellのポリシーを感じた。
メニューは、お肉もお魚もあり、好みの違う者同士でもオッケー。デザートは、メニューに載っている物の他に、今回はパンプキンチーズケーキがあるということで、シーズン物に弱い私はそちらを食してきました。ワインも豊富で、デザートワインもありました。
ちなみに、サラダを二人で一緒に食べると言ったら、"一つのサラダに取り皿二つ"ではなく、ちゃんと"一つのサラダを二つお皿に分けて"持って来てくれました。これでけっこうレストランのランクがわかる様な気がするのですが。当たり前ですか?
ちなみに、平日にいったので、客層は仕事帰りの会社員、熟年のご夫婦、小さな子供連れの家族もいました。

普段から手抜き料理の多い私ですが、こうしておいしい物を食べて楽しい時間が過ごせると、またちゃんと料理しようと言う気持ちになるから不思議です。

※写真は、Cameron's American Bistroからのバラの花。来店の理由を話したらくれました。 他にも何組かもらっている人が居たから、皆さん何か理由があっての来店だったのか、それとも全員に配っていたのかは、不明・・。

ドレス探し

2006年11月16日 | アメリカ学校/教育事情
子供達もハイスクールともなると、正装する機会があったりする。
アメリカの映画などでおなじみのダンスパーティーも年に2~3回ある。

我が家の長女も先日Homecomingなる物に、出かけて行った。
着て行くドレスは1年半前の結婚式で着たゴールドに近いベージュのドレスがあったので、それを着ることにした。アクセサリーや髪形にも余念が無い。

ドレスと言えば、ドレスの専門店もけっこう沢山見かけるが、長女のドレスは、結婚式の前に花嫁がネットで選んでくれたので、どんなドレスにするか迷う事も無く、サイズにも困らなかった。長女のサイズはpetiteの0でもちょっと大きいくらいで、アメリカに来て以来、ホントに洋服探しには困っている。時には、ジュニアサイズでもいいくらいで、6歳違いの末娘と同じなんて事もあったりする。

Homecomingはなんとかこなしたが、今度はなんちゃらのセレモニーとやらで、女の子は黒のドレス、または黒のスラックスに白のブラウスと言うドレスコードがある。持ってるドレスは着れないじゃんと言うわけで、買い物に行く事に・・・。
でも、この手紙をもらったのが、月曜。セレモニーは木曜。火曜日は習い事や何かで忙しくて買い物に行けるのは、水曜日だけ。この水曜日一日に勝負をかけるか
なんでも、このセレモニーに参加したら写真が校内に飾られる。意地でも無難な物を探さなければ

モールに入っているMACY'S等のデパートを始め、ドレスがありそうなお店を全てくまなく探した。そんな私達を神様は見捨てなかったようで、最後に入ったお店に、気に入った物が有り、サイズもあった。バンザーイ
でも、ファスナーの所がちょっとほころび・・・。他にストックも無いと言うので、聞いてみた・・・「おまけしてくれる?」
・・・・言って見る物だ。1割引いてくれた。

でも、ドレスは肩が丸出しなので、カーディガンの様な羽織るものと、靴が要る・・・。モールをまた1周。この辺ではそんなに大きくは無いモールだが、さすがに2周もすると、くたびれる・・・。でも、時間は刻々と過ぎて行く。1周目の記憶を頼りに、探し回る。あっちに行ったりこっちに行ったり・・・。

そのかいあって、トータル2時間半かけて、私達のお買い物は終了しました。帰って、ドレスのほつれをチョチョッと縫って出来上がり。
長女曰く、「来年のhomecomingのドレスはこれだな。」

でも、今回私は悟りました。
こういう物って、普段何処にどんな物が売ってるか把握してないと、えらく時間がかかる
私は目的も無くお店をブラブラするのは嫌いな質なので、目的無しにモールにいく事はしないのですが、普段から見とけば良かった・・・とちょっと学んだのでありました。

ちなみに男の子の場合も、スーッとか着ますよね、きっと。
我が家の息子はラッキーな事に、オーケストラで支給されたタキシード(と言っても普通の黒のスーツに近い)があるので、こちらは楽勝です

個人面談失敗記

2006年11月15日 | アメリカ学校/教育事情
個人面談と言うのは、アメリカの現地校でもある物で、両親そろって面接に行く方々も多い。
今回の駐在地でもそれは変わりなく、つつがなく個人面談をこなしておりますが、ふと前回の駐在地での失敗談を思い出しました。

夫が夜遅くまで仕事をしている事も多いので、我が家ではたいてい現地校の授業が始る前、朝一番で個人面他薦を予定してもらう事が多かった。私の英語力では、まったくこの手の話題には太刀打ち出来なかったから、夫の面談出席は必須なのでありました。当時、ヤンチャ盛りの末娘もおりましたし・・・。
朝一の面談時間は、当時通っていた小学校が始るのは、朝8時だったので、7時半くらいだったように記憶している。

先生方は、子供達の成績を事細かに採点し、評価し、コメントまでつけて書類を準備してくれている。それも、我が家の子供達のようにESLのクラスに入っている子供の場合は、ESLの先生、そして当時はTBEと言うクラスの日本人の先生までが個人面談では勢ぞろい。一人の生徒のために、こんなに沢山の先生が関わってくれていると思うと、とても心強く、とても励まされる思いがした物だ。

 この個人面談を私の記憶する限り、2回ほどすっぽかしている。それも単に、「すっかり忘れてました」と言う理由。先生方は、「気にしないで、大丈夫よ。次はいつが都合がいい?」と優しく答えてくれたが、本当に本当に申し訳なかった・・・。
朝早くから学校に来て、個人面談の書類や机を用意し、待っているのにそれも先生方、三人もその当人家族が忘れて行かないなんて・・・

先生方、その節は本当に申し訳ありませんでした。重ねておわび申し上げます。

どうぶつたちへのレクイエム

2006年11月09日 | 映画・テレビ番組・本など
人間たちに捨てられ、保健所で命を絶たれた動物たちの写真集。「どうぶつたちへのレクイエム」と言う本を読んだ。小学生でも理解出来る本なので、ぜひ子供にも読ませたい一冊だ。

著者(写真)の児玉さんは「ラストレポート~この世に生を受けて」を全国で巡回展示している。その写真をみた子供達から寄せられた手紙の一部がこの本に載っている。子供は純粋だ。その気持ちを忘れないで、大人になって欲しい。

最後には「小さな命を守るために、私たちにできることがあります」と分かりやすく"私たちに出来る事"があげられている。
・殺されるためだけに産まれてくる命を増やさないために、不妊・去勢手術を
・のら猫に餌を与えるなら、その子の保護者である自覚を持つ
・飼い始めたからには、どんな理由があろうとも決して捨てない
など・・・

この本に載っている動物たちのほとんどは、もうこの丗には居ない。それは、私達人間の責任だ。人間も動物も命の重さは同じはず。「捨てる人間が悪いのに、どうして犬が殺されるのか分からない」という小学生の言葉が痛い。

オープンリハーサル

2006年11月05日 | オハイオ・お出かけ

オーケストラのオープンリハーサルに行ってきた。
指揮者は広上淳一、ピアニストはアラン・ゴールドスタイン
コンサートのブログラムは、古典アリアとダンス(レスピギー)・ピアノ協奏曲第三番(プロコフィエフ)・ピアノ四重奏曲ト単調(ブラームス作曲/シェーンベルグ編)の三曲。オープンリハーサルでは、ピアノ協奏曲と古典アリアとダンスを聞いた。

今年から音楽監督に就任した広上氏は前にも紹介したように、その日もとてもエネルギッシュにタクトを振っていた。
ピアニストのアラン・ゴールドスタインもとても魅力的な演奏をする人だと思った。彼はイスラエル生れの36歳。7歳からピアノを始めたらしい。長身でけっこうごつい外見だが、大きな手でピアノを弾く姿はとても倖せそうだ。

演奏自体は本番のコンサートの方が完成されているのはもちろんだが、それを作り上げていく段階を見る事が出来たのはとても嬉しい経験だった。
リハーサルでは指揮者が「ここはこういう風に弾いて」とか、オーケストラのメンバー同士が相談しながら演奏の仕方を考えたりして行く。演奏する毎に、ピアニストと指揮者が相談したり・・・。こうして一つの音楽が作られて行くんだなぁ・・と感心してしまった。彼等は演奏する事をとても楽しんでいるように見えた。
特に、広上氏はユーモアたっぶりにオーケストラを引っ張っていく。曲によっては、ニコニコ・ハッビーなばかりでは居られないのだろうが、リハーサルでこのように一曲の大曲を仕上げるためにチームワークを作る事が必要なのであれば、広上氏は素晴らしいと思う。ジョークに交えて笑ってはいるが、しっかり指示するとこは指示しているのだと思う。

広上氏は今週末指揮した後、2/23.24.25、3/23.24、6/1.2と今シーズではあと三回の公演が予定されている。
ここには日本人も沢山住んでいるので、日本人の方々にも沢山きて欲しいと言うのが、オーケストラ側の意向らしく、今回は日本語のポスターまで用意されている。