芸術の秋というには、かなり寒かった今年のThanksgivingでしたが、車を走らせAkron Art Museumまで出かけてきました。
目的は、「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell」
Norman Rockwellが25年間過ごしたStockbridgeと言う小さな町にあるNorman Rockwell Museumには、何度か行った事があるので、目新しい物はないかも・・・と思いつつ、やはり本物の彼の書いた絵を見たくて、行ってしまった。
Norman Rockwellは、1894年にニューヨークに生まれた。幼い頃から絵を描き始め、10代の頃から活躍し始める。雑誌の表紙などで彼の作品を見る事が多かったが、特に有名なのが1961から表紙を手がけた「The Saturday Evening Post」で、彼の書いた表紙は、321作品にも及ぶ。当時、「The Saturday Evening Post」は購読者数も多かったので、そのおかげて彼は有名なイラストレーターとなった。
彼は生涯4000作もの作品を残したと言われている。雑誌、広告、カレンダー等に多く使われたようだ。
Norman Rockwellは、1978年、マサチューセッツ州で84年の生涯を終えている。
その彼の絵の中の人物は、どれも表情が豊かで、見ているだけで微笑んでしまう物が多い。
でも、中には当時の社会を批判したり、風刺した物もあり、彼の思想を思わせる物もある。
とくに、人種差別に関しては考える物があったようで、このAkronでのexhibitionの中でも、その中の一つの作品を取り上げて、完成するまでの、デッサン等を展示してあった。
また、"The Problem We All Live With"も展示してあり、これは黒人の女の子が初めて白人と同じ学校に通った時の絵だ。一人の女の子に前後に合計4人の警備員がつき、それでもトマトを投げつけられている。
このNorman Rockwellのexhibition「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell」は、2月3日まで開催されている。
また、もう一つのexhibition「Masumi Hayashi, Meditations:Two Pilgrimages」も興味深かった。
1945年に日系アメリカ人として生まれた彼女は、いくつかの大学でアートを学んだ後、1982年にクリープランドに住み、写真のプログラムを始めた。彼女の作品の多くは、風景をいくつかのパーツにわけて写真に撮り、それをつなぎ合わせると言うもの。パズルのような物だが、一つの景色の中でパーツごとに光の色が違っていて、面白い。
このexhibitionは、1月27日まで。
これらの他にも、この美術館には面白いコレクションがたくさんある。とくに、contemporary artの分野では、いつまでも見ていて飽きない物や、「これがアート?」と思いつつ見てしまう物などがあって面白い。
ところで、このAkron Art Museumは、1899年に建てられた郵便局のビルに増築された物で、今年の6月に完成した建物らしい。増築部分はガラス張りで近代的な建物で、建築物としても興味深い。
1999年に計画がスタートし、国際コンペによって1942年ウィーン生まれのCoop Himmelb(l)auの作品が選ばれ、建築された。まさに、この美術館自体が芸術作品と言えよう。
目的は、「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell」
Norman Rockwellが25年間過ごしたStockbridgeと言う小さな町にあるNorman Rockwell Museumには、何度か行った事があるので、目新しい物はないかも・・・と思いつつ、やはり本物の彼の書いた絵を見たくて、行ってしまった。
Norman Rockwellは、1894年にニューヨークに生まれた。幼い頃から絵を描き始め、10代の頃から活躍し始める。雑誌の表紙などで彼の作品を見る事が多かったが、特に有名なのが1961から表紙を手がけた「The Saturday Evening Post」で、彼の書いた表紙は、321作品にも及ぶ。当時、「The Saturday Evening Post」は購読者数も多かったので、そのおかげて彼は有名なイラストレーターとなった。
彼は生涯4000作もの作品を残したと言われている。雑誌、広告、カレンダー等に多く使われたようだ。
Norman Rockwellは、1978年、マサチューセッツ州で84年の生涯を終えている。
その彼の絵の中の人物は、どれも表情が豊かで、見ているだけで微笑んでしまう物が多い。
でも、中には当時の社会を批判したり、風刺した物もあり、彼の思想を思わせる物もある。
とくに、人種差別に関しては考える物があったようで、このAkronでのexhibitionの中でも、その中の一つの作品を取り上げて、完成するまでの、デッサン等を展示してあった。
また、"The Problem We All Live With"も展示してあり、これは黒人の女の子が初めて白人と同じ学校に通った時の絵だ。一人の女の子に前後に合計4人の警備員がつき、それでもトマトを投げつけられている。
このNorman Rockwellのexhibition「American Chronicles: The Art of Norman Rockwell」は、2月3日まで開催されている。
また、もう一つのexhibition「Masumi Hayashi, Meditations:Two Pilgrimages」も興味深かった。
1945年に日系アメリカ人として生まれた彼女は、いくつかの大学でアートを学んだ後、1982年にクリープランドに住み、写真のプログラムを始めた。彼女の作品の多くは、風景をいくつかのパーツにわけて写真に撮り、それをつなぎ合わせると言うもの。パズルのような物だが、一つの景色の中でパーツごとに光の色が違っていて、面白い。
このexhibitionは、1月27日まで。
これらの他にも、この美術館には面白いコレクションがたくさんある。とくに、contemporary artの分野では、いつまでも見ていて飽きない物や、「これがアート?」と思いつつ見てしまう物などがあって面白い。
ところで、このAkron Art Museumは、1899年に建てられた郵便局のビルに増築された物で、今年の6月に完成した建物らしい。増築部分はガラス張りで近代的な建物で、建築物としても興味深い。
1999年に計画がスタートし、国際コンペによって1942年ウィーン生まれのCoop Himmelb(l)auの作品が選ばれ、建築された。まさに、この美術館自体が芸術作品と言えよう。