徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

年に一度の英語の勉強!?

2006年08月26日 | 英会話奮闘記
子供達の新年度が始る時に、学校に色々な書類を提出しなければいけないと言うのは、日本もアメリカも同じである。
日本に居る時には、「学校から家までの地図」と言うのが超苦手だった。絵心まったくナッシングの私は、この手の略図でさえ苦手なのです。 でも、他の書類は日本語だからな~んの苦労もなく、サ~ラサラ。
ところが ここはアメリカ、当然の事ながら学校への提出書類も英語であります。そんなの当たり前じゃんと言うのは分かっておりますが、毎年これがけっこう辛い・・・。

提出書類も日本より多いような気がします。アメリカの現地校への提出書類には、Emergency Medical Authorization Form(緊急時の連絡先や医者の情報を記入)、Network and Internet Access Agreement Form(インターネットなどの使用についでの同意書)、Acknowledgement(学校のあらゆるルールについての承諾書)、 School photo order form(写真の注文書)等で、High schoolになると、Student magazineの注文用紙や、自分で車を運転して登校する生徒も居るためDriving and Parking Registation Formが含まれる。

これが子供の人数分になると、けっこうな数・・・。
おまけに、Acknowledgementなんて"学校のルールブックを全て読みました、ちゃんと守ります(守らせます)"と言う同意書だ。アメリカに来て始めの頃は、泣く泣くルールを読んだ物だが、ここ最近は必要に応じて引っ張り出して見るくらいで、「去年と同じだよねぇ~」と読まなくなっちゃった。

でも、これも英語の勉強だと思ってやるしかないのでしょうね。けっこう子供を学校に送り出す上で必要な単語ばかりですから・・・。フーッ

賢い人はこれを一度書いてコピーして来年に備えるのだそうだ。特に、Emergency Medical Authorization Formは毎年そんなに変らないから。私は「お~、その手があったか」と感心したもの、無精者で書くこと自体がギリギリになってしまうので、コピーするのさえ忘れるのであります・・・。

あと一週間・・

2006年08月23日 | アメリカ学校/教育事情
あと一週間で、子供達の学校が始る。思い起こせば、長かった夏休み・・・。

夏休みの最後の一週間は、学校の先生方もぼちぼち学校に行き始め、新年度の準備を始める。ESLの先生から来年のクラスについて電話がかかってきたり、学校に提出する書類が送られて来たり、新年度の足音を感じる今日この頃。

Elementary Schoolであれば、Supply Saleという新年度の学用品の販売が学校である。
各学年で必要なもの物のリストがあり、それを見ながら購入する。もちろん、Wal Martなどでも学用品は買えるが、Supply Saleでは学年ごとに必要な学用品が仕分けされていたりして、お店の右往左往して必要なものを探す必要が無く買いやすいとも言える。
Supply Saleと同時に学校に、来年度のクラスリスト(クラスの名簿)が張り出されていたりするので、Supply Saleで学用品をそろえる人も多いようだ。この日は、クラスリストの前で一喜一憂している子供達。まるで日本の合格発表のようだなぁ・・と思ってしまいます。

Middle Schoo・High Schoolは"Schedule pick up"という新年度の時間割をもらいに行く日がある。時間割は一人一人違うのだ。
夏休みの途中に、学校に提出する書類が郵送されてくるので記入して持って行き、それと引き換えに時間割をもらい、IDカードの写真撮影をする。まちがっても、寝ぼけ眼のぼさぼさ頭では行かないように。 写真の取り直しの日もありますが・・・。
学校によってはElementary Schoolと同じようなSupply Saleもある。
一度に全生徒が押し掛けると、かなりの人数になるので、学年・名前などで時間が振り分けられている場合が多いようだ。

他に、新入生・転入生にはオリエンテーションがあったり、親に対しての説明会などが予定されている場合もある。内容や時間は各学校・学区で違う要なので、各教育委員会のWeb Siteが重宝する。

「忙しいなぁ~、もう!」と言いながらも、新学期の準備をする足取りはと~っても軽い

「天使と悪魔」

2006年08月22日 | 映画・テレビ番組・本など
ダン・ブラウンの「天使と悪魔」を呼んだ。ダン・ブラウンと言えば、今や「ダ・ヴィンチ・コード」の方が有名たが、私はこれより前に書かれた「天使と悪魔」の方が面白かった。読み終わってしばらく頭の中が「天使と悪魔」で頭がいっぱいで、すぐには次の本を読む事が出来なかった。

この「天使と悪魔」と「ダ・ヴィンチ・コード」二冊の共通点は、主人公のハーバード大学教授ラングドンとそして美女の二人で事件を解決(?)していくこと。そして物語の最初で殺人がはっけんされ、連続殺人に発展して、宗教的な裏事情がからんで行くことだろう。
ただ、「天使と悪魔」の方が沢山殺され過ぎです。
最後にやはりどんでん返しがあるのだけれど、「天使と悪魔」の方がはらはらします。・・・と言っても、けっこう物語の始めから怪しい二人は絞られてはいましたけど。

そういえば、「天使と悪魔」も映画化されるらしいですよね。
「ダ・ヴィンチ・コード」が予想ほどでも無かったので、それが実現するとしたらどういう手で来るかが楽しみです。

実はラングドン教授シリーズの最新作「デセプション・ポイント」も去年買ってまだよんでいない。読まなきゃ・・・。おまけに、ハリーポッター第6巻「ハリー・ポッターと謎のプリンス」もまだ読んでない・・・。
時間が足りないよぉ~

HALF PRICE BOOKS

2006年08月20日 | オハイオ・お出かけ
HALF PRICE BOOKSと言う本屋さんがある。日本で言うBOOK・OFFと言ったところだろう。CDやレコードも置いてあるが、要は古本屋さんですね。
長女がこのお店がお気に入りで、私も運転手がてら行くのだが、「アメリカの古本屋だから、英語の本ばっかりじゃん!」と私は店内をぶらぶらして写真集や料理、インテリア関係の本をペラペラめくって待っている。
でも先日、なんとなーく「foreign language」のコーナーにいってみたら、なんと日本語の文庫本が三冊並んでいるではないか。ちょうど一時帰国の前だったので、機内で読むのに良いかも・・・と三冊全部買っちゃった。

三冊とは、「女たちのジハード/篠田節子」「カンガルー日和/村上春樹」「国境の南、太陽の西/村上春樹」だ。
「カンガルー日より」は、角川春樹のわりと初期の短編集で、スラスラ読めたが内容が全然心に残らなかった。
他の2冊は私にしては珍しい(内容も見ずに買ったから当然と言えば当然)恋愛物で、「まぁ、こんな人も居るよねぇ」と言う感想。(笑)

なによりも、HALF PRICE BOOKSに日本の文庫本があったと言う事が嬉しかったです。今度もこの「foreign language」コーナー覗いてみよ。もしかしたら掘り出し物が見つかるかも・・・!?

「母と神童」

2006年08月20日 | 映画・テレビ番組・本など
「母と神童」と言う本を読んだ。

神童とは、世界的バイオリニストMidoriこと五嶋みどり、そしてその16才年下の弟五嶋龍。日本では毎年この時期にフジテレビが五嶋龍のドキュメンタリーを放送しているおかけで、17才の弟のほうが有名かもしれないが、実力も世界的知名度もまだまだMidoriの方が上だろう。
そして、母とはもちろんその二人をバイオリニストに育てた母・五嶋節の事だ。

人は家系を三代くらいさかのぼってみると、その人がどうしてそうなったのかが分かるような気がする。(たしか、ヒラリー・クリントンの本「リビング・ヒストリー」も彼女の祖母の事から書いてあったような気がする。まだ最初しか読んでませんが・・)
そして、私が思ったのは、やはりMidoriも龍も節が母だったからこそ、現在のような天才バイオリニストと呼ばれるようになったのだと言う事だ。「鳶が鷹を産む」と言う事は、おいそれと無いのだ。
凡人の私には考えられないような厳しいレッスンを節はMidoriにも龍にも課している。彼らが一番集中出来る時間を考え、Midoriにおいては彼女が15才くらいまで重い荷物は持たせなかったり、レッスンの時間が惜しいからと、勉強している間に食事をスプーンで食べさせていたりしたこともあったとか・・・。
喜んでいたはずの弟の誕生で精神的に追いつめられるMidori、娘離れに苦労する節、華やかな影には決して奇麗事では済まされない事がある。
でもそんな節と全ての母に共通する事は、子供の幸せを願っていると言う事だ。
誰でも悩み葛藤しながら生きているんだなぁと思うと同時に、「一期一会」人との出会いでいろいろな方向性が生まれるんだなぁと思った。

この本の中には沢山の音楽家とクラッシック音楽が出てくる。ちょっとその説明があったりして、そういう意味でもこの本はちょっと勉強になるかも知れない。

歯の番号

2006年08月18日 | アメリカ歯科・医療事情
歯の治療を始めて約1年10ヶ月・・・初めて本物のCrown(歯冠)が入った。
根冠治療、歯茎のSurgeryと歯や歯茎の移植、クリーニング・・・ずーっと歯医者に通ってはいた物の、完全に治った歯は今回が始めて。
それまで仮歯ばかり口の中に6本・・・。「これは仮歯だから、堅い物を咬まないで・・・」と言う説明もとうに聞き飽きていた。ここまでの道のりは長かった・・・。

そこで歯医者に行き始めた時の治療方針をとり出してきて、何処まで終わったか確かめてみる事にした。
そして気がついた・・・。
一つ一つの歯は番号を付けて呼ばれるが、それが日本とアメリカでは違うのだ。日本では中心から外側に行く毎に1.2.3....と数える。「上右3番」と言う感じ。これに対してアメリカでは上の右側から下の右側までグルーっと通し番号で呼ばれる。#1.#16.#17.#32は親知らずだ。(参考)

もう皆さん知ってましたか。こりゃ、失礼。

現在のところ、私の場合#7-10と#18が仮歯の状態。#19は抜けていて、先日クラウンが入ったのは、#14と言う事になる。
抜けている#19はブリッジにするかインプラントにするかまだ決定していない。ブリッジにする場合、#18の歯も一緒に作れるので今は仮歯のままなのだ。インプラントは最後の手段と思っているので、出来ればブリッジで行きたいんですけどね・・・。

こうして番号で書くと、なんと分かりやすい事か・・・。でも、自分の虫歯の多さに驚いたりもするけれど。ほとんどが要治療の歯なんだよね。アメリカでは痛くなくても治療したがるし、"銀歯"と言うのが美観的に許せないらしい。今回入ったクラウンはとっても奇麗で、本物の歯・・それも健康な・・のようだ。

今度は、#12の歯を治療するっていってたけど、じゃまだまだ今仮歯の歯はそのままって事かい・・・。

警戒体制

2006年08月18日 | サバイバル in America
私達がアメリカに戻る2日前、ロンドンでテロ未遂で21人か逮捕されると言う事件が起きた。アメリカから日本に発つ時にも警備が厳重だなと感じていたが、それ以上に警戒が厳しくなった。
全ての液体、ジェル状の物は機内持ち込みが出来なくなった。それには、目薬、歯磨き粉、リップクリームまでが含まれる。普段はコンタクトレンズをしている長女は眼鏡をし、乾燥する機内では必須とも言えるリップクリームも泣く泣く預けるスーツケースに入れた。
手荷物検査・出国審査は長蛇の列が予想されるため、空港には早めに行った。しかし、あまり待つ事なくスイスイだった。私達が預けた「炊飯器」の段ボール箱をアメリカ人は不思議そうに見ていた。
機内でもエコノミークラスの私達にビジネスクラスから差し入れでもらった水のボトル(本来ならエコノミークラスには無い筈)を咎められる事も無く、客室乗務員の皆さんもいつも通りの適当さだった。
到着した空港の入国審査だけは、なんとなーくピリピリしていたような気がする。ただ、これは私達が並んだ場所に限ってであり、他の係員は冗談を言ったり、ゲタゲタ笑っていたりした。ただ、携帯電話は使えないと言うのに出して注意されている人(これは機内での放送の際、日本語に通訳されなかった)、入国書類の不備で並び直される人なども居た。
家に帰って一段落、持ち帰った荷物を見てみたら、機内に持ち込んだパソコンパックの中にしっかり旅行用の小さな歯磨き粉と、リップクリームが入っていた。厳重な警戒体制と聞いていたがこんなもんか・・・と狙われちゃうのも無理ないかなぁなんて思ったり・・・。

一時帰国

2006年08月17日 | 思った事
8月の前半2週間ほど、ビザの更新を兼ねて日本に一時帰国していました。
春にも日本には行ったのでそんなに浦島太郎子にはならず、都内の人ごみをかき分けて闊歩するのは相変わらず気持ちが良かったわ。
でも、日本の暑さとジメジメには参りました。エアコンをつけず窓を空けている家を見るに度に、「嘘でしょー!?信じらんない!」を連発していました。でも、きっと日本に本帰国したら"節電"は必須。やって行けるかなぁ・・・と不安になりました。
今回は自分のルーツを辿るべく、沢山の友人に会う事が出来ました。その一人一人から多大なパワーを頂きました。ありがとう。この二年で仕事を始めた友人、キャリアを積んだ友人、夢を実現しつつある友人、子供と共に歩んでいる友人、悩みを抱えつつも前向きに生きている友人・・みんな一生懸命です。
子供と夫を放ったらかして、平均して3日に一度の割合で飲み歩いていたおかげで、しっかり付く物も付きました。身も心もしっかり充電して参りました。