徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

たいへんな引っ越し

2010年09月29日 | 帰国後の日々
どうにかこうにか、家の中が片づき、人間らしい生活が出来るようになりました。
窓際に積んであった段ボールの箱も片づき、光が部屋に入るようになり、窓を開けて風を入れられるようになり、気分もいいです。

家の片づけ掃除をしている間、そうでなくても、ほこりっぽい家に居る間はジャージ、もしくはそれに近い格好ばかりでした。荷物や段ボール箱の隙間を移動しなきゃいけないことも多いので、動きやすい格好が一番なのです。
そんな毎日が長く続くといざ出かける・・・なんて事になったら大変です。何を着ていいか分からない。 おまけに、いつもすっごい格好をしているので、出かける時に着る服は、クローゼットの奥にあるので、なかなか探し出せない。化粧をするにも、ドレッサーの前には座れない、たどり着けない。と言うわけで、極力出掛けるのを避けるようになってしまっていました。

引っ越しというのは、けっこうなストレスで、家族の価値観のぶつかり合いです。夫には宝物でも、妻にはガラクタ。逆もまた然り。「そんなものまで持って行くの」「こんなもの捨てちゃえ」「俺も物は勝手に捨てるな」「俺のところにお前の物が入ってる」と、わが家も例外ではありませんでした。はい。

時間に対する感覚もそれぞれが違う。片づけをさっさと終わらせてから、楽しむことに移りたいと思う人もいれば、片づけをゆっくりやりながら、娯楽も同時進行できる人もいる。また、実際に片づけに費やせる時間も、家族といえども、それぞれ違う。
把握している荷物がそれぞれ違うので、おいそれと移動も出来ない。勝手に片づけちゃうと、「あれはどこに行った?」と。ゴチャゴチャの中から探し出さなくてはならなくなる。これがものすごく時間の無駄。そして、そう考えると、ものすごくストレスになる。

片づけと同時に、買わなきゃいけないものもたくさんあって、お札に羽が生えたように飛んで行く。これを野放しにしておくと、金銭感覚がマヒしてしまう。レシートだけは、保存してあったので、家計の管理に力を入れねばと思っている今日この頃です。
片づけで肉体労働をした後は、しばらく数字とにらめっこして、脳みそ使いますかね。

Remake

2010年09月25日 | 帰国後の日々
日本の台所に家ある食器棚。入居前に使っていた食器棚を台所に入れようと思ったら、1-2センチ程の高くて、台所の棚の下に入らず入れられなかったので、予定外に買った物でした。はっきり言って、安物の食器棚でした。でも、真ん中がフリーなスペースになっているので、形は気に入っていました。
ただ、物は値段なりで、塗料も安かったのか、時間の経過と共に汚れ、油らしきシミがしっかりついてしまっている。今回帰国するのを機会に、買い替えようかとも思ったんだけど、とりあえず白のペンキで塗ってリメイクしてみることにしました。



表面の汚れを洗剤でふいてから、ペンキを塗っていくのですが、ムラにならないように塗るのは、けっこう難しかったのです。食器棚を縦にしたり横にしたりして塗り、完全に乾くまで1-2日いく、という繰り返し。飽きて放ったらかしにしておくと、埃をかぶってしまうので、おいそれと放置も出来ません。
夏の暑い時期に塗ったのですが、幸いにも、最近の塗料は臭いも強くなく、鈍感な私はエアコンの効いた部屋の中で作業出来たので助かりました。
フリースペースには、長女にタイルを選んで貼ってもらいました。タイルの間の目地入れは、長女と夫にお願いしました。そして、アメリカから持ち帰ったワイングラスを掛ける板(?)を取り付けて完成の運びとなりました。
引っ越しの荷物からワイングラスも発掘し、ワインを開ける日を待ちわびる私でございます。



な~んて実は、料理に使った安物のワインの残りを飲んじゃいました。キッチンドリンカーと言う言葉を思い出しました。気をつけよ・・・。

タイムスリップ

2010年09月23日 | 帰国後の日々
家にゴチャマンとあるビデオテープを整理しています。20年前は、ディズニーのビデオも高かったなぁ~なんて思いながら。
見なくなった子供用のビデオは、Book-offで本同様売れるので、見なくなったものは買い取ってもらってもいいかなと思っています。

テレビ番組を録画したものは、スペース節約のために、DVDにダビングする事にしました。この数日、10年以上前にとったテレビ番組のダビングをしながら、ついついタイムスリップしてしまっています。

末娘の妊娠中、つまり15年前、暇なのでWOWWOWを契約していた時に、映画を撮り溜めした物もたくさんありましたが、一度見た映画は、あまり何度も見ないので、思い切って処分。見たくなったらレンタルで借りられるし。

どんな番組を保存しておくか

まずはボストンポップスのコンサートです。
11-12年前、ボストン時代に、テレビで放送していた、Evening at Popsというボストンポップスのコンサート。この番組、2005年で打ち切られたようですね。それから、独立記念日のボストンポップスのコンサート。
キースロックハートも今より痩せてて若かったな~と思わずにはいられませんでした。独立記念日には、コンサート会場に行っているくせに、しっかりビデオもセットして、用意周到でした。
特に、小沢征爾氏が、ボストンシンフォニーで25周年を迎えた年には、小沢氏が「1812」を指揮し、キース・ロックハートと一緒に「星条旗よ永遠なれ」を指揮しながら、肩を組んでダンスしていました。

一番古いところで、1990年のマドンナの日本ツアーねんてのも出て来ました。20年前ですよ。今でもエネルギッシュなコンサートをしているマドンナ。すごいです。

また、ダビングしながら見入ってしまったのは、「音速の貴公子」と呼ばれた、F1レーサー、アイルトン・セナの追悼番組と名レースを再放送した番組です。悲願の母国ブラジルでの初勝利、モナコでの快進撃、今見てもセナはかっこいい
1990年前後,彼は私たちのヒーローでした。1994年にレース中に亡くなったなは、今思い出しても悲しい出来事でした。
本田宗一郎に「世界一の車を作ってやる」と言われ涙ぐんだりする彼を見て、一生懸命やって、世界一になる様な人は、精神的にも一生懸命なんだなと思ったりもしました。
速すぎるがゆえに、レース界の政治に巻き込まれ、それにも屈しなかったセナ。彼ほどかっこよくなくても、きっとそんな悔しさを理解できる人は多いと思います。いろんな責任を負わざるが得ないゆえに、ただただ自分の目標に向かって走るわけには行かない人々。当時のセナは、中間管理職みたいだなんて思っちゃいました。

そうそう、このアイルトン・セナのドキュメンタリー映画「音速の彼方へ」がこの秋公開されるそうですね。これはぜひ見にいかねば

今日は、「Queer eye for straight guy」 をダビングしています。2007年の秋まで4年ほど、アメリカのケーブルチャンネルで放送されていた番組です。
またまたこれも何度見ても面白くて、見入ってしまいます。でも、メイクオーバーされてきれいになった部屋を見て、「家の片づけ頑張ろう」とやる気にさせてくれます。
でも、すっかり夕方になってしまいましたが。

ただいま処分中

2010年09月20日 | 帰国後の日々
日本に帰国して以来、引っ越し荷物が届く前も、届いてからも、ずーーーっと荷物に埋もれている私。
本来、片付いていないと落ち着かない性格(あくまでも主観的意見)なので、この状況はけっこうなストレスで、パワーダウンしております。

アメリカでもたくさん処分して来たのに、帰国した家にも大量に本・ガラクタが待っていました。
日本の家は玄関共有型の二世帯住宅なので、私たちがアメリカに住んでいる間も、義両親が住んでいるため、誰かに貸すことも出来ずそのままにしてありました。そのおかげで、大物家具などは置いておけてたので、倉庫を借りる必要もありませんでした。日本からアメリカへの引っ越しは楽だったし、一時帰国の時にも滞在場所に困らず、それはそれで良かったのですが、その分、ダイニングテープルやベッドなど、日本にあるのにアメリカでも買わなければならない物もありました。最後の二年は、長女と長男が先行帰国していたので、さらに、アメリカにあると知りつつ、炊飯器やアイロンなど、買わねばならない物もありました。
もちろんアメリカで処分して来た物も多いですが、日本にある物の方が古い場合は、アメリカから持ち帰った物を使い、日本にある物の方を処分することになるわけです。それぞれ、どちらを使うか考え、使わない物は処分しなければなりません。

とにかく帰国して以来、引っ越し荷物が届く前から、それらを分類・処分。そして、引っ越し荷物が届いてからも、またその中から処分せざるを得ない物を分類して処分・・・という事を長々と繰り返しております。

おかげさまで、ゴミの処分についても、いろいろ勉強しましたね。
各自治体で若干違うと思いますが、それぞれの市のホームページなどに詳しい情報が載っていると思います。

粗大ごみは、区役所に連絡して、指定された日に有料で取りに来てもらうことも出来ますが、出せる数が決まっています。でも、環境事業所またはリサイクルセンターなどに、自分で搬入する場合には、数の制限がありません。それに、何よりも、自分の時間のある時に持って行けます。
持って行くと、係の人が対応してくれて、書類を書いてお金を払えば、引き取ってくれます。

布団などは、家から出す場合には、粗大ごみ(有料)として出さなければならないのですが、自分で清掃工場・焼却施設に持ち込めば無料。電話で清掃工場に確認すると、「持ってくれば、燃やしてあげるよっ」とおじさんがとても親切でした。「おじさん、燃やすの好きだねぇ~」と、まる子ちゃん風に言ってしまいそうになりました。
清掃工場に行って、書類を書き、指定された場所に車で行くと、車ごと重量を量ります。その後、ゴミを下ろしてまたそこに行き、また車の重量を量ります。その差で出したゴミの重さが分かるので、重さに応じて料金を払うという仕組みです。

 

その清掃工場、なかなか立派です。清掃工場の模型や説明なども展示されていて、学校の社会科見学などに使われるのでしょう。私もまじまじと見てしまいました。中学生の娘も連れて来れば良かったと思ったくらいです。

古本は、おなじみブックオフのお世話になりました。
車で15分ほどのところに、ブックオフ・ハードオフ・オフハウスの店舗がある事を知り、本だけでなくオーディオセット、ゲーム、おもちゃ、家具なども引き取ってもらう事にしました。



テレビゲームのたぐいは、子供たちの成長とともに遊ばなくなったものがあるので、快く処分。「(売っても)いいよぉ~」と、子供たちもあっさりしたもの。その言葉が、超うれしい母であります。
ステレオ機材でアメリカと日本でダブっているものは、潔く処分。車に積める大きさの家具や、収納用品、雑貨なども必要なくなったものは、この際、一緒に処分です。

帰国してから、すでに三度も車に満載して売りに出かけました。あともう一回くらい、本やCD・DVDなどを整理して行く必要がありそうです。
査定を待っている間に、店内を物色して、ついつい何か買ってしまったりするのが玉に瑕ですが、不用品を処分でき、それを使ってくれる人が居ると思うことは、ささやかな幸せです。

他に、折畳みの簡易ベッド、食器棚などの車に積めない大きな家具は、出張買い取りもしてくれるということでした。
この手のお店、けっこうたくさんあって、二件ほど問い合わせ、すぐに来てくれるところにお願いしました。買い取り価格は微々たるものですが、ただよりはいいかな。でも、食器棚は古いタイプだとか言われ、逆に処理費用をこちらが払って、持って行ってもらいました。自分で階段を下ろすのも大変だし、その手間賃ということで、諦めました。

少しずつではありますが、片付いて行くのは嬉しい物です。
片づけがすんだら、ダイニングテーブルだけは新調したいな。そして、趣味で集めた、アンティークのカップでゆっくりお茶したいな。なぁ~んて、夢だけは膨らんでおります。
新しいテレビで映画鑑賞もしたいし、お休みしていた通信教育も再開して、ボランティアや、渡米前に参加していた体操教室にも復活したいな・・・と、ふつふつと元気が沸いてきたのであります。

雨と政治と

2010年09月16日 | 思った事
今朝は早くから雨が降っていましたが、末娘が中学に出かけるとすぐに雨足が激しくなりました。
アメリカでは、自宅アパートの玄関前でスクールバスに乗り、学校の玄関前で降りていたので、日本での10-15分の徒歩通学だけでも嫌なはず。しかも、今朝のような雨じゃ、さぞかし朝から嫌だろうなぁ~と、末娘をかわいそうに思う過保護な母の私です。
でも、それが日本。ほとんどの子供たちが、小学生の頃から徒歩で、あるいは自転車や公共交通機関で通学しています。そんな中で、四季を感じ、それに合わせていく生活を自然に学んでいくんですよね。
そういう意味では、アメリカの教育環境は過保護かも・・・と、朝から思ったりもしました。

さて、日本では一昨日、民主党代表選があり、管総理が再選されたわけですが、マスコミ報道を見ていると、今後の人事に始まり、来年の春にはまた解散総選挙か?云々と、悲観的なシナリオばかり語られています。

3年ほど前のアメリカ民主党の大統領予備選挙を思い出さずにはいられませんでした。
ヒラリー・クリントン VS バラク・オバマの戦いも、すさまじいものがありました。公に、相手の非難もしていました。でもこの二人、今はしっかり手を組んで、協力してアメリカ政治を先導しているではありませんか。
どうして、批判ばかりして、先行き暗い予測ばかり立てるのか。言い方向に考える事は出来ないのかな。私が、あまりにも無知なだけかもしれませんが、真実以上にマスコミが大騒ぎしているような気もします。
いずれ、マスコミが騒ごうと騒ぐまいと、人事は決まるし、政治も動いていくでしょうけれど。

一つだけ、この騒ぎでの私の収穫は、小沢さんの意見が聞けたこと。私も彼に対しては"黒幕"的なイメージが強かったので、今回、小沢さんが直接テレビでご自身の意見を話してくれたことで、だいぶイメージが変わりました。
そして選挙後も、管総理よりも小沢氏へ注目が集まっていることが、なんとも日本の不思議というか、小沢氏の偉大さを感じています。

でも、選ばれたのは管総理。堂々と自信を持って、彼のやり方でやって欲しいと思います。
これは、私の印象だけれど、管さんは、政党は関係なく、どんな意見でも聞きますと言う、アメリカ大統領のオバマさんに似ているかも? だからこそ、派閥や今回の選挙でどちらを支持したか関係なく、小沢さんが選挙後に言ったように、"仲良く"やっていける人だと思うのですが・・・。

脱官僚制を掲げる民主党。それはぜひ実現して頂きたいところですが、これらのニュースを見ていて、長女とこんな会話をしていました。
「こんな事やってて、日本は大丈夫なの?」「大丈夫、官僚がしっかり仕事してるから。」
って、ほんとうに脱官僚制が出来るんですかね。それとも、そう思う私も、やっぱりマスコミに操られちゃってるのかな?

下の写真は、アメリカU-Pennの大学構内の路面に見つけたもの。

Well done is better than well said
Half the Truth is often a great Lie

う~ん、なんとも

第ニ便引越荷物到着

2010年09月13日 | 帰国後の日々
引越荷物の二便が到着し、またまた家の中は、しっちゃかめっちゃかですが、とりあえず気持ち的にはホッとしています。

必要な台所用品と食器類は出して、納めるところに納めました。そして、パソコンも掘り出し、夫がセットアップしてくれました。
残る物はほとんど夫の管轄なのですが、週末しか時間の無い彼には、ゆっくりやっていただきましょう。地デジ対応のテレビも買ったので、テレビ・映画鑑賞、インターネットさえ出来が出来るようになったので、どれだけ荷物に埋まっていようとも、文句は言いますまい。

そうそう、地デジの件は、アンテナ工事などいろいろ調べましたが、結果的に我が家はテレビの買い替えだけでいいようです。もしかしたら特殊な地域かもしれませんし、今後どれだけこの状態が続くかわかりません。ただ一つ言えるのは、自分でよく調べることが必要だなと実感しました。地デジの件は、落ち着いたらご報告しようと思います。

それから、検診も受けて来ました。メタボ対策と称して、お腹周りも測定されるのですが、太ると下腹に脂肪がつく私。ばれない程度に、意識的にお腹を引っ込めていました。そんなことしても、太ってしまったのは、ごまかせません。

さてさて、パソコン復活最初の写真、これですかね。(笑)

コンドはいつ食べられるかなぁ~。

今のわが家の現状は、こうですから。ここがリビングで、寝室もベッドの周りは箱でいっぱいです。窓の横のテレビの棚の前にも箱が高く積まれ、テレビも見られませんでした。いまは、その前だけかろうじてスペースがあります。


いずれは、ブログのお引っ越しも考えていますが、しばらくこのまま。今後は、帰国後の記事に写真を加える作業でもしようかな。

中学生活始動

2010年09月01日 | 帰国後の日々
末娘の中学生活が始動しました。初日は、玄関までお見送りして来ました。
末娘の通う中学は、去年から校舎の建て替えが始まり、この夏休み明けから新校舎を使用する事になっていました。末娘の日本での中学生活も、新校舎で始まりました。
夫、長女、長男の三人が通った旧校舎。古い校舎もそれなりに思い出が詰まっている物。家族で、あれこれ話題に登っておりました。



登校するまで、どのクラスかわかりませんでしたが、結局、近所の幼馴染みの男の子と同じクラスになりました。でも、さすがに中学性。おいそれと男の子には、話しかけられなかったようです。可愛いもんだ。(笑)
渡米前と同じ町に帰って来た事、去年・一昨年と体験入学していたおかげで、クラスはもちろん、クラスの外にも友達や知り合いがいて、先生方も声をかけてくれ、スムーズに中学生活をスタートできたようです。

そうは言っても、自分の足で登校し、給食の用意、校舎の掃除もし、授業意外にも色々お仕事のある日本の中学。体力的には疲れるようです。まして、まだまだ真夏日が続く今年の夏。
それに、体験入学の時とは違って、今度はお客さまでは居られないし、精神的にも疲れるでしょうね。
正直「アメリカに帰りたいかも」とポロリとこぼしておりました。
でも帰って来た以上、週に三回の塾とも両立しつつ、受験勉強もしなきゃいけません。一日も早く、日本の生活になれるように、頑張れ!