徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

末娘の苦労

2010年01月29日 | アメリカ学校/教育事情
アメリカの現地校でも、日本のように家庭科の授業もあります。
私が中学の時には、中学一年でスモック、二年でスカート、三年でパジャマを作ったのを覚えています。
今、末娘はその家庭科で、ミシンを使ってボクサーパンツなる物を作っています。ボクサーパンツってなんの事かと思ったら、パジャマのズボンのようなウエストゴムの半ズボンです。

アメリカの家庭科の教室には、一人一人にミシンが有り、「順番待ち」なんてことは無いのですよ。設備は素晴らしいです。日本も今はそうなのかな



ただ・・・座る席がいつも同じミシンの席で、末娘の座る席のミシンは糸調子が悪いらしく、下糸が絡まるとブー垂れていました。とは言え、ボビンを横に置くタイプで、ボビンケースも無く下糸の糸調子は合わせる必要が無いタイプのミシン。(これも、今は当たり前) 何が悪いのかは話を聞くだけで分かります。上糸の糸調子を合わせるダイヤルをいじるだけですよね。それでダメなら、修理・・・かな。

とにかく、末娘は先生にどうしたらいいか聞いたそうです。そしたら先生は、「25人も一度に面倒を見るのは初めてなんだから、そんな時間はないわ」と言い放ったそう。確かに末娘のクラスは、例外的にクラスの人数が少し多く、時間割もちょっと変わっている。でもねぇ・・・。
娘は「日本だったら、一クラスもっと多いよっ」と憤慨して帰って来ました。

上糸の糸調子の直し方を教え、それでもうまく縫えなかったら、ママが学校まで行って手伝うと先生にメールするから、と約束しました。
ところが、次の家庭科の授業のあった日、末娘は制作途中のボクサーパンツを持って帰って来ました。基本的に、家には持ってこないで、家庭科の教室においておくのですが、「そんなの関係ないよ、どうせチェックしてないし」とまた怒ってる末娘。
と言うわけで、家のミシンで出来るところまでやり、次の授業の時に持っていきました。「あら、ずいぶん進んだわね」と先生からお言葉を頂戴したそうです。

気づいた事

2010年01月28日 | 運動・ダイエット
年末年始の小太りにも解消しないうちに、先週は"一応"勉強してたので、運動はお休みしてました。英検後には祝杯をあげ、一風堂で大喜びし、気がつけばダイエット前の体重にほど近くなっていました。 おまけに、こんな時に限って、作ったカレーがめちゃ美味しかったり、飲みかけのワインが残ってたりするのよねぇ。
冬に太っちゃうようじゃ、NYで見かけた、寒いから丸っこくなってる鳩ポッポだわ。



と言うわけで、今週は運動をしっかりする事に決めたのは前に書きました。

ここ三日間は、トレッドミルで30分で歩いたり走ったりした後、Wii Fitでも筋トレとヨガをやってます。Wii Fit-Plusを買った時には、面白がって、筋トレ15種類とヨガ19種類のうちのほとんどを1時間近くかけてやっていたのに、3-4ヶ月もすると、その1/3位を20分ほどしかやらなくなっていました。要は、飽きちゃったのよね。
でも今週は緊急事態と称して、またそれらを50分程する事にしました。少なくとも、今週は頑張る
それにしても、一人で家でテレビに向かって運動している姿って、なんだか変

体を動かしていると、自分の事がよく分かります。普段使っていない筋肉とか、弱っているところとか。特に、今回のようにしばらくぶりに体を動かすと、ちょっと筋肉痛になったりして、「使ってなくてごめんよぉ」と思ってしまいます。そして、ヨガをする時には、普段伸ばしていないところは、「うんと伸ばしてあげよう」なんて、自分の体を労る気持ちが湧いてくるから不思議です。なんだちょっと宗教的ですかね。
そう言えば、ヨガって元々は修業だったり、精神統一だったりするのですよね。

それにしても、家に居て、食べて、太ったからアパートのジムで運動して…って、何かに似てると気づきました。
ケージに入れられ、エサを与えられ食べたいだけ食べて、肥満対策に観覧車みたいのに入ってカラカラ運動する。
そんな、私はハムスター

一風堂 NY店

2010年01月27日 | NY & NJ 周辺情報
英検を受けた次の日の日曜日、あいにくのお天気でしたが、ニューヨークに行く事にしました。
末娘の目的は、Book Offと紀伊国屋書店。 夫の目的は、ラーメン。
と言うわけで、一風堂ニューヨーク店に行って来ました。

一風堂といえば、博多とんこつラーメン。一風堂の評判は、聞いていましたが、とんこつスープは、あまり好きでは無いので、今までそんなに食べたいとは思いませんでしたが、ラーメン党の夫の希望で行く事にしました。

 

お店に入ったのが、1時少し前。昼時を過ぎているにも関わらず、たくさんの人が待っていて、その時点でも1時間15分待ちと言われました。それでも、せっかく地下鉄を乗り継いできたので、待つ事にしました。
待っていると、「○○テーブル、ラーメン出まぁ~す」等と店内から威勢の言い声が聞こえてきます。
アメリカのラーメン屋さんには何件か行った事がありますが、そんな雰囲気は初めてで、日本の居酒屋っぽいと感じがして、ワクワクしてきました。
ホントに1時間ほど待って、店内に通された時には、「いらっしゃいませぇ~」「どうぞ、ごゆっくりぃ~」という威勢の良い声で迎えられ、ちょっと恥ずかしかったけど、「これぞニッポン」と思いました。静かに食事をしたい人には向かないかもしれませんが、ラーメン屋さんですから、これで良いのだぁ~。

メニューもなかなか豊富で、昼からビールを飲みながら、枝豆とシシトウを食べている人達も沢山居て、目の前を何度も枝豆とシシトウが通り過ぎて行きました。
私達は、無難にラーメンとチキン唐揚げ。ラーメンは、三人で別々の味を頼んだのですが、ちょっとずつ味見しあって食べました。どれも、美味しかったです。とんこつスープに目覚めた私です。

そうそう、お店の地下がトイレになっているのですが、その手前に麺を作っている場所があって、通路から見えるようになっています。そんな粋なはからいも、なかなか気が利いています。

英語検定の実際

2010年01月27日 | アメリカ学校/教育事情
末娘と二人、やっと英検を受ける事が出来ました。
三度目ならず、四度目の正直で、一年越しの念願の英検受検でした。
受けたのは高校レベルの級なので、夫には「受かって当然」「受ける必要なし」と散々言われていたので、ホントに落ちてたら面目無い…。一応、高校は出てますから、私。

受験会場は、NJの大学。私達の試験は午後だったので、お昼過ぎに会場に到着しました。会場の建物の周辺には、午前中の試験を終えた子供達を迎えに来ている車や人々でごった返しておりました。

指定された教室に入ると、受験する子供達はもちろん、保護者も居てすっごく賑やかでした。
席に着く前に、試験監督の方に、受験票を提示するのですが、私の前の子供達が同じ苗字だったらしく「兄弟? 別々に座ってね。」と言われていました。私の後に受験票を見せた末娘も同じ事を言われ、「えっと・・・あの」と困っていました。はい、親子ですぅ。
大人の受験者は、その教室では私だけのようだってので、そんな末娘を尻目に私は、とっとと目立たない後ろの隅っこの席に着きました。

驚いた事に、その教室の中の50人程の受験生の中には、10人程の小学低学年かと思われるような子供が居ました。
試験形式は問題の冊子と解答用紙が別になっていているのですが、問題冊子は一旦回収され後で郵送されるため、返信用封筒に宛名と住所を書くように支持されていました。小さい子供達には親が書いてあげていました。また、解答用紙も、名前だけでなく、電話番号や過去の受験歴などを記入する欄が有り、それを手伝っている親御さんも居ました。
そんな中、我が家の中学生の末娘も、自宅の住所も電話番号も分からず、もちろん保護者のわたくしがお手伝いいたしました。アメリカ育ちは、これだから…

筆記試験は、75分なので、小さな子供達には辛いらしく、後半は「あぁ~あ」と声を出してあくびをしたり、隣の友達と話したり、ざわざわとしておりました。試験監督の人が、「もう少しだから、静かにしててね」「まだ見直ししている人も居るから」などとと、まるで子守状態でした。ごくろうさまです。
ぶかぶかのゴッツイ腕時計をして、「お父さんのを借りたのね」と思えるような子供も居て、ちょっと微笑ましかったです。

とにかく、75分間の筆記試験と、20分ほどのリスニング試験を終えました。合格してると良いなぁ~

その夜は、ご苦労さん会と称してホテルで祝杯をあげ、次の日もNYに繰り出して、夜になって体重計に乗ったら、目を見張るような成果を見せていました。先週2-3日引きこもって勉強した成果()がこんなところに… と言うわけで、今週は運動します。

只今勉強中

2010年01月22日 | アメリカ学校/教育事情
ずっと受けそびれている英検ですが、今週末の英検は、忘れず申し込む事が出来、末娘と二人で受験してきます。

結局キャンセルした6月に英検を申し込んだ時には、2週間ほど前から問題集をやったりしていたんだけれど、どうも今回はモチベーションが上がらず…。それでも、今週後半は予定を入れず、勉強中です。
ほんの2-3日問題を解いたくらいでどうなるわけでもないかもしれないけれど。

一人の時間じゃないと集中出来ない私。勉強出来る時間は限られてしまいます。学生時代に、夜更かしして勉強した頃が懐かしい。その時から、一夜漬け専門でしたが。
…とか言って、ブログ書いてちゃダメじゃん。

今週末は、娘のオーケストラのオーディションもあったり、もちろん塾にも行ってるしで、ダブルブッキングどころかトリプルブッキングで、久しぶりに忙しくなりそう。
さて、ちょっと息抜きしたところで、また勉強に戻るとするか。

Welcome week

2010年01月16日 | サバイバル in America
今週は、数人を招待してのお茶会を二度開きました。
フィリー郊外に引っ越してから、1-2人を招いた事はありますが、まとまった人数をご招待した事は初めてでした。久々に楽しい時間をもてました。

 

まずは、日本人マダム達の集い。
アメリカ生活の長い人が多く、いろいろためになる情報を教えてもらう事が出来たし、何よりも皆様「自分」と言う物を持っていて、凛としていて素敵な方ばかり。それに、持ち寄って下さってデザートの数々の美味しい事…。
得意の「へのへのもへ人」にしていまうのは申し訳ないほど美しい方々なので、テーブルの様子だけご紹介します。
あまりに舞い上がっていた私。「写真撮らないの」と指摘して下さった、このブログの事をご存知のマダム。ありがとうございました。取り分けた後ですが、撮らせていただきました。

 

その次は、インターナショナルなお茶会とでも言うのでしょうか、中国人、韓国人、チリ人、フランス人のESLの仲間たちを呼びました。「日本食を作るから」と宣言して、稲荷寿司、スマークサーモンの手まり寿司、つくね、春雨サラダ等を用意しました。そうそう、年末にクラスに持って行った大福も作りました。大福は、ちょっとアレンジして、チョコレート大福も作ってみました。
持ち寄ってくれたお料理も美味しかったし、フランス人の彼女からは「これがフランス流」と薔薇の花束をいただきました。
初めてお箸を使うという人も居て、箸の使い方を教えたり、文化交流(笑)も出来ました。

こんなお茶会もやっぱり楽しい。人と会って話す事で、元気をもらったり、励まされたりする事が多い私。要は影響されやすいのですが、やっぱり人との繋がり無しに生きて行けないのだわ、と確信してしまった次第であります。

成人式

2010年01月16日 | お気にいり、色々
月曜日、日本では成人式でしたね。自分が成人式を迎えたのが、ついこの間のような気がしていたのに(それは言い過ぎか)、嬉しい事に、今年は我が家の長女も成人式を迎えました。
我が家の長女、小さい頃は病気をして入院したり、けっこう心配させられました。



着物は私の妹の物(まぁ、買ったのは母ですが)、髪飾りは自作という、間に合わせですが、いっちょまえの成人に見えますよね。
夫同様、写真を撮るのは好きなくせに、撮られるのは嫌いな長女。写真館では無く、自宅で自分で撮ったそうです。そして、パソコンで背景をアレンジしてます。
それでも、着物を着て、写真を撮ってくれたのは、私への親孝行だと思ってます。生で見てたら、涙チョチョギレちゃったかも

成人式に出席する新成人が暴れたり、会場を乱すようになったのはいつからでしょう。今でも成人式はそんな状況のようです。「自治体で成人式を行う事に意義があるのか」なんていう議論もなされているようです。
成人式で暴れたり騒いだりするくせに、そこに出るってどういう事なのかなと思ったりします。それでも式に出るのならば、式をする意味もあるのかと思ってみたりして。
でもやっぱり、学生の時に自分の存在を認めてもらいたくてぐれたり、暴れたりするのと同じなのだとしたら、幼いですよね。

成人式に出たから成人になるのでは無く、成人式は単なる通過点です。最近は、本人のためというよりも、親のためだったりもするのかな。でも、成人式をきっかけに、同窓会があったりするのは、本人たちも嬉しいようです。

水中撮影

2010年01月15日 | 旅行記
Cancunのジャングルツアーでシュノーケリングをした時に、水中撮影可能のレンズ付フィルムで撮影した写真が出来上がってきました。

水中でのカメラ撮影って、難しいです。普段はデジカメの大きな画面を見て写真を撮っているので、水中で、しかも小さなのぞき穴から見て撮るのは至難の業にでした。
それにしても、シュノーケリングが初めてで、海の中をのぞくのがやっとだったとは言え…。

水中の末娘の勇姿を撮ろうと思い、「いち・に・さん」と声をかけあい、一緒に潜ったのに、ぷわわぁ~っとお互いに近づいてしまった私達。私も娘も慣れないライフジャケットとシュノーケルを着けてぶざまな動きで、超ドアップの写真になってしまいました。
それはそれで、良い思い出なのですが。海水の味と共に、しょっぱい思い出になりました。



それでも、魚がたくさん群れている様子が何枚か取れたので、アップしますね。
 

一番奇麗に魚が取れている写真は、一緒のグループだったアメリカ人のママさん(娘さん?)のビキニ姿が写ってるし、ガイドの人が撮ってくれた写真は、ボケボケだしで、なかなか人様にお見せ出来るような写真を撮るのは難しいですなぁ~。

Woodbury Common Premium Outlet

2010年01月14日 | NY & NJ 周辺情報
前々から「でかいアウトレット」と話に聞いていたWoodbury Common Premium Outletへ、末娘の塾の間に何度か行ってみました。

 

さすがにクリスマスの買い物シーズンの混雑はすごかったです。いくつかのお店は入場制限が有り、寒いのにお店の前には列が出来ていました。「ここはディズニーランド」と思った私。
さすがに先週末は、それも一段落した様子でした。

でも、たった1軒、UGGのお店だけは列が出来ていて、ついつい並んでしまった私。並んでいる人達はほとんど既にUGGを履いていると言う現実。

 

お値段はどうなんだろう スタンダードなタイプは、若干安くて$179。型落ちした物は$99の物もありました。ブーツばかりが有名ですが、靴とかも出してるんだぁ~なんて感心したりして。ちょっと私には、いただけないデザインもあります。 あくまでも個人の趣味よね。
「並んだ以上買わねばならぬぅ~」と思わせるのが作戦なのでしょうか 私もついつい買ってしまいました。


激寒のニューョーク

2010年01月12日 | NY & NJ 周辺情報
しばらく前から、末娘はニュージャージ州の塾に通い始めました。(塾の話題はまたいつか)
娘が勉強している間、夫と私は、時間をつぶすのに苦労していますが、この週末、初めて電車でニューヨークまで行ってみました。
ニュージャージーからニューヨークまでは、娘の塾の間以外には、これまでにも何度も行っているのですが、いろいろなルートがあります。NJTのバスと電車、Mitsuwaのシャトルバスなど。今回は、シカーカスと言う駅に車を停め、そこから電車に乗ってみました。
この駅、すごく立派です。

 

NYでは、夫はタイムズスクエアに張り付いて、写真撮影。 私は彼を拠点に、あちらこちらのお店に暖を取りに行くかのごとく、ちょこまかちょこまか出入りしておりました。この日の気温は氷点下で、ほんっとに寒かったのです。
タイムズクスエアの周りでは、無料でコーヒーを配っていたので、「You save my life.」って思わず行っちゃいましたよ。
タイムズスクエアの南側には、今話題のオバマ大統領の写真を使った大きな広告があります。この看板が外される日も近いのかな

 

ブライアントパークの噴水は、写真の要に凍りついていました。それでもまだ水を出すかって感じです。クリスマスツリーは、激寒の夜空に奇麗に輝いていました。

 

今年は、クリスマス前のニューヨークには行きそびれましたが、まだブライアンとパークのクリスマスツリーがあって良かったです。

体の芯まで冷え切ってしまったので、紀伊国屋書店のカフェコーナーでお茶をする事にしました。そこでは、コスプレした女の子達がたむろしていました。これが最近の日本文化なのでしょうね。一瞬ギョッとしますが、別に悪い事をするわけでも無く、好きな格好をしてるだけ。まだまだかわいい物だと思ってしまいました。

それにしても、寒かったぁ…。

この冬一着目

2010年01月06日 | お気にいり、色々
先月から編み始めたセーターが完成しました。

 

白い方がそのセーター。グレーのは、何年も前に編んだ夫用。出てきたので、ついでにパチリ。

誰のためというわけでなく、持ってた本に載ってた中から気に入ったデザインの物を編み始めたのですが、編んでいると末娘も夫も「誰の」と聞いてくる。編んで欲しいわけ どうせ編んであげたって着ないくせに…。と言うか、外出に着られるほどの出来にはならないのですが。

単に編みたいから、テレビを見ながら暇だから編んでるだけなんです・・・。自己満足ですね。

松の内に

2010年01月04日 | 思った事
旅行のご報告(・・・と言うより、自分で忘れないための記録?)が終わったので、やつと松の内に新年のご挨拶が出来ます。

明けましておめでとうございます 今年は寅年ですね。

個人的なカードやメールなどでの年末年始のご挨拶、今年はすっかり滞ってしまっています。ごめんなさい。良く考えたら、私ってば、アメリカに来て以来、まめにカードを送るのは一年おきになってるわ。いかんなぁ~。

   

大晦日は、ここ数年の定番、天ぷらとざるそば。年越しには、とろろそば。
お節料理は、半分だけ手作り。お雑煮は秋田風。実は、秋田名物きりたんぽと同じお醤油味、と言うか麺つゆ味。
去年、ホームベーカリーで、レシピ通りに作ったのに固くなってしまったお餅は、「変圧器」を使う事で解決。パンも表面が固くなっちゃうのは、そのせいだったらしい。今更気づくなんて…。おかげさまで今年は、きなこ、なっとう、からみ餅、いそべ餅、ココア餅にして美味しくいただきました。

「お節の一品一品には意味があるのよね」なんて言いながら、お節の料理本を開いて末娘と見てしました。料理も出来ずに結婚した頃、お正月料理を作るはこの「きょうの料理」が頼りでした。なんと発行年は平成元年。あれから21年、まだ使っています。進歩の無い私…。

元旦には、Valley Forge Parkに行ってみました。寒いのに沢山の人がお散歩してました。まぁ、私達もソナのかの一人なのですが…。いつもの写真スポットで、プロボーズの場面を目撃しました。男の人が跪いて、指輪の入った箱を差し出しておりました。 2010年1月1日なんて、絶対忘れませんよねぇ~。末長く(ここ重要)お幸せに。
 元旦早々、幸せな二人にお目にかかれて、幸せのおすそ分けをいただいたような気がします。

   

カンクンで滞在していたホテルでは、なんとテレビジャパンを見ることが出来ました。日本各地の年末の様子を放送していて、懐かしかったです。日本に居たら絶対見ないような、のど自慢の裏話や各地方の市場からの朝市の中継なんかも見ていました。日本は地方性があっていいですね。それに、季節感もある。
元旦には、ネットでNHK紅白歌合戦を一部だけではありますが見ました。
「日本のお正月っていいよねぇ~」家族三人で懐かしみながら、ふと後で我に返り、「日本のテレビに飢えてるかな」と思った私達でありました。

そして、いつも年末には忘れてしまう「今年の目標」。「今年は走る」とタイトルにしていました。「心引かれる物に素直に従う」とかなんとか書いてありました。結果から言えば、まぁ合格かな
少しだけ痩せられたから満足。行動的にと言う意味で「走る」を使っていたけど、実際にでもウォーキングから少しだけ走ることも出来るようになったし。

今年は、末娘の学校の事を考えても、そろそろアメリカ生活も潮時かと考え始めています。日本の高校受験を考えるなら、帰国する時期を考えなければいけない時期かなと・・・。
そのために、母は体力が勝負でしょう。運動を続けて体力をつける事ですね。もともとダイエットのためにウォーキングを始めたのが結局プチランニングになったのですが、目的が変わったけどやる事は同じって面白い。
それと、帰国後の事も考えて、秋から通信教育を始めたのですが、これもちゃんとやらなきゃいけないと思ってます。
今年は、次のステップにつなげる年になるといいな、と思っています。

Cancun その5

2010年01月03日 | 旅行記
ジャングルツアーが午前中だったので、一旦ホテルに戻り着替えてから、またダウンタウンに繰り出しました。
目的地は、ショッピングモール。その名も、Las Americas

ホテル街からモールへ乗り換えなしで行けるバスは、多くありませんでした。降りる所もよく分からず、キョロキョロ。ばらく乗っていたら、見知らぬ人に肩をたたかれ、「どこに行くの」と聞かれ「ショッピングモール」と答えると、「ここで降りるんだよ」と教えてくれました。そして、バスの運転手さんに「降りる人が居るよぉ~」とまで言ってくれました。おまけに、周りの人達も「人が降りるよ」と言ってくれ、満員のバスの中、通路を開けてくれました。なんて親切な人達。

このモールのバス停、分かりにくいのです。

 

帰りもバス停を探していたら、見知らぬおじさんが、「ホテルに行くバス停はこっちじゃないよ。あっちにずーっとあるいて行くんだ」と教えてくれました。そちら方面に歩いて行くと、後ろからクラクションが。 振り返ると、さっきのおじさんはタクシーの運転手さんで、「ホテル街まで$10でどう」だって。はめられたなとは思いましたが、乗せてもらう事にしました。
おじさん曰く、ショッピグモールまでお客さんを乗せて行ったらしいのですが、そのお客さんから2時間後に迎えに来るように言われているらしく、その間の2時間、バス停まで歩こうとしている私達を載せて稼ごうと思ったらしいです。ふ~ん。

そのおじさんは、カンクン育ち出そうで、若い時にはカンクンはまだ開発途中で、野生の猿も住んでいたそうです。その猿たちはどこに行っちゃったんでしょうね。またちょっと罪悪感。
また、おじさんによれば、ダウンタウンのシーフードは新鮮だけど、ホテル街のシーフードは冷凍物だから、ダウンタウンの方が安くて美味しいとの事でした。
驚いた事に、英語ぺらぺらのこのおじさんは学校には行っていないそうです。彼の年代ではそれが当たり前だったそうですが。どこで英語を勉強したのかと聞いたら、独学だそう。素晴らしいですよね。
そんな会話を楽しみながらなら、タクシーも値段次第じゃ、悪くないかもしれません。

そう言えば、マーケット28に行った時にも、陽気なタクシードライバーが$7でホテル街まで載せてくれました。「一人$7じゃないよね」と確認してしまいましたよ。その時の運転手さん、元DJとかで音楽大好きおじさんでした。音楽をガンガンかけて、車もガンガン飛ばしておりました。ちょっと怖かった…。
その時のおじさんも話し好きで、「新婚旅行はカリフォルニアに行ったんだよ。子供三人居るけど、離婚してねぇ~。」なんて陽気に話してましたよ。

いろいろなガイドブックを見ると、ダウンタウンからホテルまでタクシーだと、だいたい$12-18と載っています。でも、「言い値」で乗せてくれる場合もあるようです。

カンクンのショッピングモールには何件か行きましたが、どこも同じような感じでした。結局、何も買わずに、ブラブラしただけで終わってしまいましたね。
お土産と言えば、Watersports@Cancunが紹介してくれていて、その中からいくつか。それと、虫刺され。
どこへ行っても「物より思い出」の我が家です。 今回は、かゆみもプラス。


   

最後の夜にホテルのビーチサイドのレストランで食事をしたのですが、そのお店全面ガラス張りで、ビーチがよく見えるのは良いのですが、暗くなったら蚊が入り放題。例えレストランと言えども・・・しかもホテルの素敵なレストランと言えども、カンクンに虫よけは欠かせません。
一番沢山刺されたのが末娘で、「若者は美味しいのかねぇ~」と妙に感心してしまいました。

最終日は、午後のフライトだったので、午前中はホテルのビーチでのんびり。夜になってフィラデルフィアに下り立った時には、吐く息が白くて「帰って来ちゃった」感バッチリでした。
またチャンスがあったら行きたいカンクン。フルーツも抱負で、毎朝フルーツ山盛り食べていたカンクン。
でも、末娘の高校受験等を考えると、今年は帰国も視野に入れなければなりません。のんびりしている場合でも無いのです。そういう意味で、これがアメリカ生活最後のバケーションになるのかもれしません。

と言うわけで、カンクンの旅のご報告も、これでおしまいです。

Cancun その4

2010年01月03日 | 旅行記
波が荒くて日程を変更したジャングルツアーの日です。この日は波も静かで、いいお天気になりました。
このジャグルツアーも遺跡巡りの時と同じWatersports@Cancunにお願いして予約していただきました。

このジャングルツアー、私達が予約した時間帯には、5づのグループが参加していました。シュノーケルをするポイントまでは、各グループ自力でモーターボートを運転して行きます。
高校時代レガッタをしていたので、ボートやモーターボートは珍しくないのですが、運転した事はありません。もちろん、夫もモーターボートを運転するのは初めて。それでも車を運転する要領()で、運転してました。ジャグルツアーに参加に際して、免許証の提示も求められず、どういうルールになってるのかは不明です。

運転についての簡単な説明と、手信号の練習の後、ガイドさんを先頭に、5艘のモーターボートが一列に並んで進んで行きます。最後尾にも、もう一人ガイドさんが着いて来てくれるので、安心です。
そんなにスピードは出さないだろうと高を括っていたら、とんでもない どんどんスピードを上げて行きます。途中のマングローブで、反対方向から来るボートとすれ違う時には、こんなにツアー参加者を信用していいのか…と思ったりしました。このツアー、予想以上に安全で18年間無事故だそうです。
初めてモーターボートを運転した夫でしたが、そんなに車の運転とは変わらないのかな

 

シュノーケルのポイントにボートを停めて、しばしの間シュノーケリングです。我が家は全員シュノーケリングは始めて。もちろん、フィン(足ひれ)もシュノーケルも着けたのは初めてで、最初はどうやって動いたらいいかわかりませんでしたが、しだいに慣れる物です。
片言の日本語を話すガイドさんが、「お客様、こちらです。」と案内してくれます。とても素朴親切で、海の似合うおにいさんでした。片言の日本語ですが、彼の人の良さはよく分かります。
海の中には、何人か人が居ると言うのに、恐れもせず、魚が沢山泳いでいます。良く考えれば、海にすんでいるのは魚の方だから、私達の方がお客なのよね。招かれざる客にならないと良いけど…と、思いながら魚を見ていました。紫と黄色の奇麗な魚、ロブスター、ウニ、ヒトデなども見られました。
もっと若い頃に体験していたら、スキューバーダイビングなどにも挑戦していたかもなぁ・・と思ったりしました。

意外だったのが、シュノーケリングの後、ボートによじ登るのが大変な事。ガイドのおにいさんが、私の体重ももろともせず、引きずりあげてくれました。 もしかしたら、ガイドのお仕事で一番たいへんじゃないといいけど…。

帰りのモーターボートの運転は、もうお手の物の夫。すっかり若大将気分でした。(ちょっと、古いですか)このスピード感と解放感、とっても気持ちよかったです。

について
海の中の写真は、水中でも撮影出来るレンズ付フィルム(使い捨てカメラ)を使って撮りました。持っているデジタルカメラは、防水対応では無いので、ジップロック式の袋のようなものを買う事も検討しましたが、旅行に間に合わなかった事と、そんなに使用頻度は高くないだろうと言う事で、見送りました。
現像にまだ出していないので、どんな風に写っているか分かりませんが、楽しみです。

Cancun その3

2010年01月03日 | 旅行記
さて、今回の旅行の最大の目的、遺跡巡りの日がやって来ました。遺跡については、インターネット上の情報を事前に読んで行けば、英語のツアーでもいいかと思っていましたが、夫がインターネットでWatersports@Cancunという会社を見つけ、利用する事にしました。我が家は「チチェンイッツァ遺跡+エクバラム遺跡日本語ツアー」に参加しました。
Watersports@Cancunの店長さん、遺跡について良く調べておられて、詳しい資料もいただいて、とても興味深く拝見させていただきました。ちょっとした知識をインプットしてから出掛けると、更に遺跡巡りが楽しめます。感謝です。

当日は、朝7時半過ぎ、ツアー会社のバスがホテルまで迎えに来てくれました。そこからひたすらジャングルの同じ景色の中を入る事2時間、チチェンイッツア遺跡に到着します。
途中立ち寄ったトイレ休憩では、トイレの水が流れにくい(タンクに溜まる水がチョロチョロなので、なかなか溜まらない)、便座がついてないのでスクワット状態で用を足さなければならないなど、ちょっとだけエキサイティングな経験をしました。一緒になった他の会社の日本語ガイドの方が、「こんな事、当たり前です」とたくましさを発揮してくれました。

1988年に世界遺産に登録されたチチェンイッツア遺跡は、ククルカンのピラミッドが有名です。このビラミッドはもちろん修復(1927-1933年)されていて、ここでもアメリカのカーネギー財団が中心となっていたそうです。全て修復されず、部分的に発掘されたままの越しているのは、予算が無かったからでは無く、オリジナルとの比較が出来るようにするためだそうです。

 

このピラミッドの他にも球技場や、天文台、他にもいろいろ建造物があります。マヤ文明といえば、いけにえの習慣が取りざたされる事が多いですが、文字を持っていたり、天文学に長けていたり、かなり進んでいたように思います。日本もかなり昔から文字はありましたが、天文学はどうだったのだろうでしょうね。

チチェンイッツア遺跡の後は、セノーテ (cenote) という地底湖へ。ユカタン半島は、地盤が石灰岩なので、水がろ過され地底湖が出来るそうで、至る所にあるらしいです。
我が家は、泳ぐ準備をして行きませんでしたが、泳いだ人曰く、水も奇麗でそんなに冷たくは無かったそうです。記念に入っておけば良かったかなぁ…と、ちょっと後悔。

 

上からダラァ~ンと伸びているのは、木の根です。すごいですよねぇ。崩れやしないかと、ちょっと心配。

昼食タイムはバイキング形式でした。ジャングルの中に突如として小奇麗な建物が現れた事に、ちょっとしたショックを受けました。バスから見える集落は、けして豊かとはいえない様子ですが、観光客用のレストランなどはとても奇麗。罪悪感のような物を感じました。
あ~、それなのに、私ってば昼間っからビールを頼んでしまいました。 バケーションと言う事で、お許し下さい。
そして、そこでオハイオの元ご近所さんと遭遇 世界は狭いですねぇ~。

このツアーの最後のとり、実はもっとも楽しみにしていたエクバラム遺跡です。

 

チチェンイッツア遺跡ピラミッドにはもう上れませんが、このエクバラム遺跡の神殿にはまだのぼる事が出来ます。しかも、チチェンイッツア遺跡のピラミッドよりも少し高いそうです。登れないと聞くと、どうしてのぼりたくなるのが人の常。「なんとかと煙は高いところに上りたがる」とは言いますが、私も御多分に漏れず、高所恐怖症のくせに登りたがってしまいました。

 

エクバラム遺跡はトロール王朝の時代の遺跡で、神殿の中ほどの屋根で保護されている部分は、王のお墓だそうです。神殿の前には、木で覆われた小山が左右にあります。そこも遺跡があるだろうと予想されているらしいです。
神殿の上からは360度見渡す限りジャングルが望めます。トロール王朝の時代とそう変わらないのかもしれません。この豊かな自然が、豊富なフルーツなどの食物をもたらし、命を与えてくれているのですよね。あとどれくらいこの景色を保てるのだろうと思わずにはいられませんでした。

さて、「行きはよいよい、帰りは怖い」です。末娘はへっぴり腰で階段を下りていました。もちろん、私も。


良く考えたら、日本語ツアーなる物を利用したのは、サンフランシスコで夫と別行動した時に「モントレー&カーメル」にまだ小さかった子供三人と参加して以来10年ぶりでした。
当たり前なのでしょうけれど日本語ツアーって、疑問に思った事を質問すると、すぐ答えてもらえて理解出来るっていいなぁ~と思いました。それに、やはり日本人経営なので、親切。 その都度、的確な支持をしてくれます。それに必ず一家に一台カメラを持って参加しているので、いいポイントで家族写真を撮ってもらえます。感心したのが、バスドライバーさん。ガンガン大型バスが追い越して行く中、ご本人も早く帰りたいでしょうに、とっても安全運転で無理な車線変更をする事無く、とても快適な旅でした。