徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

百日咳

2008年01月26日 | アメリカ歯科・医療事情
アメリカに引っ越してきて、アメリカの学校(駐在者には現地校と呼ばれる)に入学させるに当たって、一番戸惑うのが予防接種ではないだろうか?
それと同様、日本ではあまりかからない病気が現地校で出たりする事もある。

この秋から冬にかけて時々我が家の学区で耳にする、百日咳。今週は我が家の末娘の通うミドルスクールでも百日咳と診断された生徒が居たらしい。
百日咳に関する学校からの報告を以下にまとめてみました。

百日咳はバクテリアによる感染症で、鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染、および接触感染によって広がります。
潜伏期は、通常5-10日間ですが、21日以上の場合もあります。
ほとんどの学生が、小さい頃予防接種を受けているので免疫がありますが、その効果は年齢とともに薄れるようです。
百日咳の初期の症状としては、軽い咳、微熱、鼻詰まりなどの普通の風邪の症状が挙げられます。通常、咳が激しくなり2週間以上持続すると百日咳が疑われます。咳の発作が断続的で、ひどくなり、数分間続きます。この咳の発作の間は普通にしているかもしれません。
お子さんに以上の症状が出たら、掛かり付けの医師にかかって下さい。
もし、お子さんが百日咳と診断されたら、復学する前に5日間の治療を受けなければなりません。
その場合は、学校のクリニックに連絡して下さい。また、治療を終えて復学するためには医師の診断書が必要です。


※症状などについては、インターネット検索すれば、たくさんのサイトがあります。

この報告を受けると同時に、我が家の末娘も咳が出て学校を早退したり欠席したりしたので、念のため病院に連れて行った。
結果はウイルス性の風邪と診断されたが、こんな時、万が一を考えて病院に行った方が良いようだ。

また、掛かり付けの病院で毎年検診を受け、追加の予防接種を受けるのも忘れないようにしたい。子供たちは今年の夏、追加で三種混合の予防接種を受けた。
そう言えば、私と夫も今回の駐在でアメリカに来た際に、掛かり付けの病院で破傷風の予防接種を受けた。破傷風の予防接種は10年で追加した方がいいと言うことだった。
国が違えば、医療も違う。掛かり付けのお医者さんとは上手に付き合いたいものです。
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気軽にクラッシック音楽を

2008年01月24日 | オハイオ・お出かけ
日本人マエストロ・広上淳一氏が就任して二期目の今年、まだまだ地元オーケストラの経営は厳しいらしい。
でも、アメリカの良い所は、そんな中でも子供たちの音楽教育には手を抜かない。

小学校から、音楽の授業で弦楽器を演奏する事が出来るのは、前にも書いたが、そのアドバンスとして、この地元オーケストラには、四つのユースオーケストラが有る。
9年生から12年生までを対象とするYouth Orchestra、7年生から10年生までを対象とするCadet Orchestra、6年生から9年生までを対象とするChamber Strings、3年生から6年生までを対象とするJunior Stringsの四つだ。
それぞれのオーケストラが、毎年数回コンサートを開く。

過ぐる1月12日は、この四つのオーケストラが一同に会して、"Showcase"と呼ばれるコンサートがあった。
去年までは、単にそれぞれのオーケストラが弾いただけだったが、今回は広上淳一氏による指揮で、全員がオッフェンバックの曲を演奏した。演奏する広上氏も楽しそうだったが、それに引っ張られるように演奏している子供たちも笑顔。ほのぼのとした言い演奏だったのではないだろうか。

そんな風に、お気軽にクラッシック音楽を楽しめる企画がけっこうアメリカには多い。

今週末もこの四つのオーケストラのうち、Youth Orchestraのコンサートが有る。しかも、今回は親分とも言えるプロのメンバーと一緒に弾く、「SIDE BY SIDE」と呼ばれるコンサート。今回広上氏は出演しないが、プロのメンバー達が、Youthの子供の隣に入って演奏してくれるのだ。

Side-By-Side Concert
Sunday, January 27, 2008
Featuring the Columbus Symphony and the Columbus Symphony Youth Orchestra
Dublin Jerome High School, 3:00 PM
Tickets are $8 for adults and $5 for students and senior citizens and may be purchased at the door.


Youthと言うことで、お気軽に小さい子供連れでも行けそうだ。ぐずり出したら会場から出でも惜しくない金額かもしれない。
あとは、当日のお天気を祈るのみだ。
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Tシャツに敏感なアメリカ人達

2008年01月19日 | サバイバル in America
年末にオーランドに旅行に行った時、universal studiosでおそろいのTシャツを買った。
最初は子供たちが三人で「THING 1」「THING 2」「THING 3」をおそろいで着ると言っていた。ふと見れば、それは「THING 4」まで売っているではありませんか。
私も・・・と思いつつ、お年ごろの子供たちに「NO」と言われないとも限らない。でも、快く承諾していただいたので、私もおそろいで着る事に。「THING 5」は無かったので、夫は同じデザインのタグを買って、ちょっとだけ仲間入り。

よくアメリカの小学校などで遠足に行く時に、おそろいのTシャツを聞いてるのを見かけるが、日本の紅白帽子や学校の制服のような物で、人目で同じ団体という事が分かる。
今回、四人でこのTシャツを着ていてそれが良く分かった。

たとえば、アトラクションに乗る時に、係の人に「何人グループ?」と聞かれる事があるが、ほとんど聞かれず。ゲートの人が乗り口の担当者に「赤いTシャツのグループ」と無線で言っていたりする。

家族で歩いていると、他の人の目線がTシャツにきていて、時には「THING 1, ThING 2・・・・」と、数えている人もいる。
ある時は「THING 1」を聞いてた長女と、「THING 4」の私の二人だけで歩いていると、「2と3はどこ?」と聞かれたり。
長女は「そのTシャツどこで買ったの? さっき同じ物を着ている人を見かけたのよ。」と、聞かれたとか。同じ物を着ていた人とは、きっと私たちだ。
とにかく、おかげさまで見知らぬ人に話しかけられる事が、とにかく多かった。

そして、着ている方は気がつかないが、このTシャツ、色が赤いせいもあり、遠めに見てもすごく目立つ。
一人ならいざ知らず、真っ赤なTシャツが二人、三人一緒歩いていると、ホントに目立つのだ。
別行動をしていて、合流する時などは、遠くからでも「あ、来た」とすぐ見つけられる。便利といえば便利だが、ちと恥ずかしかった。

目立つTシャツもテーマパーク内だから許される。こういう楽しみ方もいいかなと思った。
コメント (4)
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今年はしなやかに・・・

2008年01月05日 | 思った事
開けて2008年。

年末の忙しさから回復する間もなく旅行に出かけ、帰って来てボーッとした日々を過ごしていたら、すでに三が日も過ぎてしまいました。子供たちの補習校は今週末から始まるとはいえ、現地校は来週月曜日からという事で、夫だけが2日から仕事で、一足先に現実に引き戻されているような状況です。

さて、今年はどんな年になるのやら・・・と、誰もが考えている事でしょう。

我が家はと言えば、決まっているのは長女・長男の現地校ハイスクールの卒業。よっぽどの事がない限り、それは確実。そして、その後は日本に帰国。
帰国する前に、あれもしたいこれもしたい。あそこに行きたい、ここにも行きたい。欲望は限りない。
二人が帰国するに当たってのさまざまな手続きや引っ越し等、事細かに数えれば大忙しの予感。
大学受験やその他もろもろ・・・、心配し始めたらキリが無い。
そもそも、大学受験は直接は親の問題ではない、とちょっと冷静になってみる。

何がどうなるか思い悩んでも分からない今年。
せめて時間と気持ちに余裕を持って、どんなことにも対応出来る、しなやかな自分でありかたいと思う。
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フロリダ州・オーランドへの旅

2008年01月02日 | 旅行記
年末年始のお休みは、今年もDの魔法にとりつかれ、またもやフロリダ州・オーランドへ。
長女と長男が夏にハイスクールを卒業するので、たぶん家族五人での長期旅行は最後。だから、子供たち三人が楽しめる所・・・と言えば、他に選択肢はなかったのだ。

サウスカロライナ州・チャールストン



オーランドまで一気に行くのは辛いので、途中一泊したのがサウスカロライナ州・チャールストン。なんとなく、キーウェストを思い出させるような雰囲気の町でした。南北戦争発端の地として知られる町でもあります。
今回は、到着した夜と次の日の朝にに、ささっと回っただけなので、機会があったら、ゆっくり滞在したい街です。
ここで、子供たちは「生牡蛎」の美味しさに目覚めました。

Universal Orland



前回訪れた10年前には、まだ工事中で土地をならしている段階だったIslands of Adventureもオープンし、Universal SyudiosとはCity walkで結ばれています。
今回の目玉はアトラクションよりも、「Blue Man Group」でした。映像と音楽、そして青い顔をした三人のBlue Manのパフォーマンス。私たちも体を動かしたり、大声を出したり盛り上がらずにはいられません。音楽とドリフターズ的ノリで笑われてくれます。全米ツアーもしています。

Kennedy Space Center



30分おきに3D Imax filmが上映されています。現在“Magnificent Desolation: Walking on the Moon 3D”と“Space Station 3D”が上映されていて、私は“Magnificent Desolation: Walking on the Moon 3D”の方を見ました。ナレーションはトム・ハンクスでした。
スペースシャトルの発射台や、スペースシャトルの組み立てセンター等を回るパスは15分おきに出ていて、一日あれば全て回れます。
スペースステーションの展示もありましたが、やはりメインはアポロ・月面着陸のような印象を受けました。スペースシャトルの時代になって30年近く、スペースシャトルの引退も近いのに、未だにアポロや月に注目するのも時代錯誤のような気もしました。でも、新しい事には秘密も多いのだろうし、仕方がないのかなと思いました。

Walt Disney World Resort




アトラクションやパレードもほぼ制覇しているので、今回は焦らず朝もゆっくり出かけました。つまり、人ごみをかき分けてのパーク巡りとなったわけです。
末娘も絶叫系に乗れるようになってしまったので、絶叫系が苦手な私も20年ぶりにスペースマウンテン、13年ぶりにスプラッシュマウンテンに乗せられました。
パークの地図を見て、次々に行く場所を指示するのも子供たちなら、ファストパスを取ってくるのも子供たち。子供たちの成長を感じるとともに、自分の年齢も感じてしまいました。

Downtown Disneyでは、「La Nouba」と言うショーも見ました。基本的にはサーカスなのですが、演出がファンタジック。ちょっと、不思議な世界です。夏にナイアガラで見た「Avaia」と言うショーにも似ていましたが、「La Nouba」の方がもっと豪華版。
このショーを企画している「Cirque du Soleil」はこの種のショーを世界各国でたくさん手がけていて、現在名古屋で講演している「DRALION」もその一種らしい。そういえば毎年、フジテレビが協賛しているのはこの会社の物だったのね。

Orlando Premium Outlet
ホテルから高速道路を挟んで反対側。すぐ近くのように見えましたが、車で行ったら渋滞していて、遠かった・・・。
店内も、店員さんが可哀想になるくらい、混雑していました。店員さんに、道路が混雑していたと話したら、「ランチに出るのも大変だから出ないの」と言っていました。
ヨーロッパブランドもいくつか入っていましたが、子供連れで地べたに座っているような人もいたり、アウトレットは修羅場と化しておりました。

今回の旅行、子供たちもそれぞれ大きくなって、5人ぞろぞろと団体行動せず、それぞれが好きな場所に行く機会もありました。パークの中は携帯電話で連絡を取り合って行動したり、アウトレット組とホテルでプール組、ショーを見る組とホテルでお休み組みに別れたり、それはそれで身軽で良い物だなぁ・・・と思いました。

人ごみをかき分けてベビーカーを押している人を見ると、何だか応援したい気持ちになったり、イライラしているお母さんを見て昔の自分を思い出したり。パーク内でもめている人たちを制服の警備の人が仲裁していたり。そうそう、「Blue Man」のショーでは、始まる前はしらぁ~っとしていてた人達も、終わった頃には人類皆兄弟的な笑顔だったり。
またまた人間ウォッチングも楽しかったです。
コメント (8)
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