徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

自動車運転免許・・その後

2005年07月30日 | サバイバル in America
長女は6月に一日3時間8日間の学科講習を終了した。危険な運転をだいぶインプットされてきたらしく、私の運転にも色々突っ込みを入れてくれる。
次のステップは一回2時間のドライビングが4回。合計8時間の実技講習。
これは、学科講習同様、18歳以下の人にだけ義務づけられているらしい。
つまりそれ以上の年齢だと、講習を受ける義務は無し。免許センターでの筆記試験に合格し、自分で運転の練習をして(もちろんこの州で免許を取って1年以上経過した人を乗せなければならない)、実技試験さえ受かってしまえば免許がもらえるらしい。
アメリカ人の運転が”いまいち”なのもうなずける。

今回の実技講習、自宅まで講習の車に乗って講師が迎えに来てくれる。毎日超未熟なドライバーの横に乗っていて、どんなにやせ細っている先生かと思いきや、初日はマッチョなボディービルダーのような先生が迎えに来た。
初日は、なんと途中で雨が降ってきた。雷までゴロゴロピカピカなっている。家で待っている私たちも、「大丈夫かなぁ~。」と気が気ではない。
ところが、帰宅した当の本人はケロッとしている。さすがに、”講師”と言う肩書きと、助手席のブレーキは効き目があるらしい。
2回目から最後までは同じ先生で、講師になりたてのおじさんだった。毎日いかしたアロハを着てさっそうと迎えに来る。なんと命知らずな彼は、家の娘の運転でハイウェイまで行っちゃったらしい。

あとは50時間の練習。我が家のポリシー、”親の責任”と言う事で、私か夫が助手席に乗って指導しなければならない。
私はせいぜい家の近所をチョロチョロ回るくらい。自分の運転も不安なのに、指導など出来るはずがない。せいぜい助手席に乗って、ヒヤヒヤしているだけだ。
こんな母で申し訳ありませんが、頑張って下さい・・父と。
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ESLサマースクール(末っ子子豚編)

2005年07月21日 | アメリカ学校/教育事情
市の教育委員会主催のESLサマースクールは夏休みの初旬。2週間単位で2回有り、どちらか一回2週間、もしくは両方4週間申し込んでも言い。
時間は午前8時半から11半まで。会場は公立の小学校が持ち回りで毎年変る。費用は学区内居住者は$50、学区外からだと$100。
先生は市の公立小学校の先生がほとんど。ESLの先生も居れば、一般クラスを受け持っている先生も居る。
ちなみに、学校の先生のお給料はこの夏休みの間は出ないので、こうしたサマースクールで働いたり、家庭教師をしたりしているらしい。
我が家の末っ子は去年は4週間通ったが、今年は2年目と言う事も有り2週間だけにした。

一日3時間のサマースクールでは、英語の勉強ももちろんするが、クラフトをしたりもしていた。そして、前回書いたShareの時間などがあった。
クラフトの時間には、独立記念日が近かったので、白赤青のビーズでネックレスを作ったようだ。しかし、我が娘のネックレスは白と青だけしか使っていなかった。アメリカの色なのにどうして赤を使わなかったのかと聞いた所、白と青だけの方が奇麗だからとのこと。まぁ、確かに彼女なりの感性と言う物がある。
宿題も毎日出て、一週間で一冊の本を読み、月曜日は登場人物の名前、火曜日は彼等がどんな性格かと言うように、内容を深く読み込めるような物だった。
次の週は、家の中にある物を「名詞」で書き表す、家族の性格を「形容詞」を使って書く等の文法的が学べるような宿題も出ていた。

彼女のクラスは日本人が6人を含む約10人のクラス。ただし、女の子は彼女と韓国人の女の子の二人だけだった。
サマースクール初日に担当の先生に女の子は何人いるのか聞いた所、「私を含めて3人よ」と言う答えが返ってきた。先生が自ら自分を”女の子”に入れて数えていたので、笑ってしまった。
幸い我が娘は、男の子とも同化して遊べるので、なんの心配も無かったが、逆に日本語でペラペラ話しまくりはしないかと気になった。
でも、最後には「今日は英語でばっかリ話してて疲れたなぁ~。」とか何とか言っちゃってるので、まぁまぁだったかな。
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Shareの時間

2005年07月21日 | アメリカ学校/教育事情
アメリカの学校では”Share”の時間と言うのがある。Shareとは、辞書には「1)<…を>分ける, 分配する, 分け合う  2) <ものを>共有する; <費用・責任などを>分担する; <意見・苦楽などを>共にする」とあるが、どうやら自分のお気に入りの物、自分の特技などをクラスメートに紹介する時間らしい。「Show and Tell」と呼ぶ所もあるとか。
先生によって頻度は違うが、一度クラスメートが何かを紹介すると、「私も!私も!」と子供達の方がエスカレートしていくように思える。

初めて”Share”を知った時、日本人である私は、「自慢じゃん?」と思ってしまった。人と違う事を嫌う日本人は、学校でも持ち物などは皆同じ物をそろえて、制服を着てと、人と違う事は許されないような気がする。まして、クラス全員の前で自分の自慢の物を見せびらかすなんて・・と思った。
でも、アメリカの子供達はとても素直で、他の子供がShareした物を素直に受け止め、「すごい!」とまさしく、”共感”してくれる。
以前も書いたかもしれないが、日本人が選んで住む場所は、地域ごとに生活水準にばらつきのあるアメリカの中でも、生活水準・教育水準共に高い所が多い。だからこそ、Shareの時間が設けられるのかもしれない。

上の二人も前回の駐在の時、小学生だった頃には、色々な物を持っていった。
バービー人形のコレクション、日本から送ってもらったおもちゃ、ゲーム、etc
小さなガラスの人形を持って行って壊れてしまったなんてアクシデントもあったが、それはそれを予測しても自分で持って行きたくて持って行った物だからしょうがない。自己責任とでも言うのだろうか。
長男は、クラスでバイオリンを演奏した事もあった。その後、彼のクラスでは次々といろんな楽器が演奏されたらしい。
ふだんおちゃらけている彼がバイオリンを持った瞬間、真剣な表情になったので、当時のESLの先生は大爆笑したとか・・。
また、長女のクラスではクラスメートがペット(ウサギだったかフェレットだったか定かではない)を持って行って、それがカゴから逃げて追いかけたとも聞いた。もちろん、その後我が長女も当時私たちが勝っていた、チンチラを持って行った。散歩と称してクラスルームで放し飼いにしたらしい。
時には、自分で折った折り紙とか、「そんな物を持って行くのか・・?」と大人が思うような物も持って行ったが、それでも喜んで皆の前で発表する事が大事らしい。もちろん、何を持って行っても褒め上手のアメリカ人のクラスメートや先生は「That’s nice!」を連発してくれたらしい。

さすがに現在高校生となる彼等にShareの時間はない。今度は末っ子の出番だ。
特に今回のESLのサマープログラムでは毎日Shareの時間が有った。彼女が持って行ったもの・・ドクターグリップのシャーペン、ボケモンのぬいぐるみ、ゲーム、バイオリン演奏。
何を持って行こうか考えるのがとても楽しそうだった。毎晩いそいそとかばんに入れていた。さすがに毎日となると最後の方はネタも付きかけていたが、それでも考えるのは楽しそうだった。

まさしく、アメリカと日本の文化の違いがここにも現れているような気がする。
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独立記念日

2005年07月18日 | 旅行記
アメリカの祝日の中で私が好きな物の一つが7月4日独立記念日。
アメリカ人はアメリカ人である事にとても誇りを持っている。つまり、愛国心がとても強い。アメリカの星条旗を車につけて走っていたり、家を星条旗で飾ったり、至る所で見かける。日本が「Show the flag!」と言われた事を思い出してしまった。
日本人も日本人である事に誇りを持てたら・・、誇りを持てるような国だったら・・と思わずにはいられない。

この日は各地で盛大にイベントが開かれる。
今住んでいる町でもイベントがあった。”一世代前の”スターを呼んでコンサートが開かれ、最後は花火で締めくくられる。去年は、シーナイーストン、今年はヒューイルイス&ザ・ニュースのコンサートだった。今は一線を退いたとは言え、誰もがその名前を忘れてはいない。きっと、盛り上がったに違いない。・・と言うのは、私たち家族はそのイベントには行かなかったのである。

我が家は7月3日から一泊2日の小旅行に出かけた。行き先は、オハイオ州クリーブランド。五大湖の一つエリー湖に面した街。
エリー湖のHeadlands Beachと言う所に行ってみた。海の無い中西部の州には、人工的にで作られたビーチもあるらしいが、このビーチは天然物らしい。巨大な湖は向こう岸など到底見えない。大昔の人ははるか彼方に陸があるなんて知らなかったんだろうななんて思って見てきた。

夜はクリープランドオーケストラのバンドコンサート、Blossom Festivalに行った。アメリカにちなんだマーチなどが演奏された。最後はチャイコフスキーの"1812"。これは独立記念日によく演奏される曲。大砲や大きな鐘が鳴らされる曲だが、クリーブランドでは大砲の音はシンセサイザー、鐘の音はNHKののど自慢で使われるような鐘だった。ま、いっか。その後は花火。音楽とシンクロはしていなかったけれど、ま、いっかな。
ここに集ったアメリカ人はやはり星条旗がらの洋服を着たり、帽子をかぶったり、「Happy Birthday America!」と老いも若きもとても楽しそうだった。

次の日はCedar Pointと言う、どでかいジェットコースターがいっぱいある遊園地に行った。あいにく巨大ジェットコースターには乗れない私と末っ子がいるので、上の二人は快く!?我慢してくれていた。
一番笑えたのが、Thunder Canyonと言うアトラクション。丸いボートに乗って川を進むのだが、途中向かい側に座っている上の子供達二人(既に以前乗った事がある)が大爆笑している。「どして?」と思った瞬間、目の前が真っ白に。突然大量の水か降ってきたのである。あっという間に、パ●ツまでビショビショ。アメリカ人は何かとずぶぬれになるアトラクションが好きだとは聞いていたが、まさかここまでとは・・・。せっかくの日焼け対策が台無しである。でもこの後、同じアトラクションに3回乗る羽目になった。後日会った近所の人に「日焼けしたねぇ~。」と言われたのは言うまでもない。
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芝生の手入れ--水やり

2005年07月16日 | サバイバル in America
今年は水不足。
私たちが住んでいる町よりも少し北の方は深刻で、月曜日は庭の水やりは禁止と言う御振れが出ていた。

アメリカの庭はそのほとんどを芝生が占めている。はっきり言ってだだっ広いのだ。その芝生を密に青々と保つ事にアメリカ人は躍起になっている。前回書いた芝生のメンテナンスをする会社が儲かるのもうなづける。

この芝生、水をあげないで放っておくと、アスファルトやコンクリートに近い場所から、みるみる茶色になる。木や建物の影になる所は緑のままだったり、とても顕著に現れているから面白い。
雨が降らないと言う事は、当然住人が芝生に水やりをしなければならない。
家の外には2箇所蛇口があるので、我が家でもスプリンクラーを2つ買って、それを駆使して水やりをしている。なにしろ広いので、2つのスプリンクラーを2箇所に固定しても全部はまききれないので、時間を見て移動しなければならない。その度に予期せぬスプリンクラーの動きに、 水も滴る良い女になっている。

水まきで気をつけなければいけないのが、水をまく時間帯。
調べてみたら、早朝6時から10時の間にまくのが吉らしい。
夜まく人も多いが、夜水やりをすると夜の間に土がむしむしして"キノコ"が生えるらしい。そう言えば、去年夜に夕立が続いた時には、我が家もキノコ畑になっていましたっけ。
そして、日中にまくのは私の家の母曰く、「熱いお湯をかけるに等しい」そうだ。もちろん、植物に良い訳がない。
なかなか水やりも気を使う。

ここの所毎日のようににわか雨が降るので、水やりの心配はあまりないが、家の管理会社から「芝生を枯らすな」と言う手紙が届いた。いろいろ注意が書いてあって、芝狩りをする時の芝生の長さまで書いてある。これって、入居する時にくれれば良かったじゃんと思ってしまった。

今のところ、我が家の芝生は元気である。夕立が続くとキノコも相変わらず生えてくる。毎日"水も滴る良い女"になる位なら、キノコ畑も悪くないと思ってしまう今日この頃である。
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子供の送り迎え

2005年07月16日 | 思った事
前回も書きましたが、毎日子供のマネージャー業で忙しいが、嫌いではない。
きっと、子供達と車の中で色々な話が出来るからかもしれない。
日本では、上の子供達は塾の往復なども一人だった。特に上の子供達とは、なかなか一対一で話す機会も無かったような気がする。

そう言えば、アメリカの現地校の日本人の先生がこんな事を言っていた。
「車で送り迎えをする10分や15分でもいいから、一対一で話をする事が、とても大切なのよ。二人きりだと何か話さなきゃいけないでしょ。なんでもいいから小さい頃からコミュニケーションする事が一番大事。中学や高校生になって、子供の事が分からないとか、子供が問題を起こしてからどうしようと思っても遅いのよ。」
確かに・・・。

それから、あるアメリカ人のお母さんはこういっていた。
「どこに行くのにも自分で車の免許を取るまでは、親に送り迎えしてもらわなければいけないから、子供は自然に親に対して感謝する気持ちを持つようになる。」
それも、また然りである。

面倒だ、忙しい、大変だと愚痴ばっかり言っていないで、毎日喜んで子供達の送り迎えをしようではありませんか。
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3匹子豚のサマースクール

2005年07月16日 | アメリカ学校/教育事情
6月9日から子供達は8月末まで約2ヶ月半の長い夏休みに突入している。
暇になるかと思いきや、子供達はサマースクール、私はその送り迎えで結構忙しい。
ざっと、子供達の予定を言うと、

長女(9月からハイスクール2年目)
体育のサマープログラムへ3週間/8:00-12:00(1学年分の体育をやってしまう)
保健のサマープログラムへ3週間/8:00-12:00(1学年分の保健をやってしまう)
これは、どちらも単位を先取りするプログラムで、次の学年でその授業は取らなくて済む。

長男(9月からハイスクール)
体育のサマープログラムへ3週間/8:00-12:00(1学年分の体育をやってしまう)
これは長女と同じ。
1週間のバイオリンのサマープログラム/9:00-15:00
事前に楽譜が送られてきて、1週間のリハーサルの後最終日にはコンサートが企画されている。

末っ子
ESLのサマースクールへ2週間/8:30-11:30
市の教育委員会主催で、家庭では英語以外の言語を話している子供を対象にしたサマースクール。公立学校の先生が英語を教えてくれる。
教会主催のサマースクールへ2週間/8:00-16:30
クラフトをしたり、外で遊んだり、遊び中心のプログラム。月~木は毎日、違う場所に遠足に行く。
市のレクレーションセンター主催のサマープログラムへ1週間
クラフト、レクレーション、そして午後は毎日プール。思いっきり泳げるつもりで実は金槌の彼女がおぼれはしないかと心配である。

今現在、やっと半分ちょっと終わった所かな。

長女と長男が同じ体育のサマープログラムに通っている時は、末っ子はESLのサマースクールで午前中で3人とも終了。なかなか良い時間の組み方だなぁと自画自賛していた。
が、今週は長女の午前中の保健、長男のバイオリン、末っ子の教会のキャンプとバラバラで、夜は夜で末っ子のダンス教室と体操教室、英語の家庭教師、長女の塾、長男のコンサート(これが2回もあった)で、てんてこ舞い。おまけに、送り迎えの時間が重なっている分は、夫をあてにしていたのに、出張でパー。3人を一台の車に乗せて、まるでスクールバスのように、一人ずつ下ろしていく。結局、毎日誰かがどこかで長時間待つ羽目になっている。

末っ子のダンス教室の時に他のお母さんと話していると、こんな状況は我が家だけではないらしい。「今日はDavidを野球に連れていって、Jamyをダンスに連れてきたでしょ。おわったらDavidを迎えに行って、それからプール。」なんて話をしている。でも、楽しそうに思えたのは何故

*サマースクールの内容については、また紹介しまーす。
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