徒然なるままに・・アメリカ、そして日本

二度のアメリカ生活。
ボストン・オハイオ州・フィラデルフィア郊外に住み、
2010年夏、日本に帰国しました。

The Lake House (イルマーレ)

2007年03月20日 | 映画・テレビ番組・本など
キアヌ・リープスとサンドラ・ブロックの共演によるこの映画。何から何まで素敵です。

湖の上に立つ家に引っ越してきたアレックス(キアヌ・リープス)は、郵便受けの中に前の住人ケイト(サンドラ・ブロック)からの手紙を発見する。そこには2年間の時間の差があった。2年の時間を隔てて手紙が行きかって・・・と言う話し。
実はその家は有名な建築家であるアレックスの父親が設計して立てた物で、彼の生い立ちが感じられたりもする。
もとは韓国映画で、そのリメイク版だ。

ストーリーはかなり初盤で、ラストが予想出来て決まったけど、それでも許せちゃうくらい素敵な話しです。純愛物語と呼んでもいいかもしれない。しばらく忘れてた純粋な気持ちを思い出せるかも。
主役の二人を取り巻く周りのキャラクターもちょっと居地悪だったりはする物の、すっごく底意地時の悪い人は居なくて、「分かる分かるその気持ち」程度に見る事が出来る。

それにしても、この2年の時空の時間を行き来する手紙。e-mailとはまた違って、心温まる感じです。
久し振りに、いいラブストーリーを見たなぁ・・・って気がしました。

余談ですが、アメリカのタイトルだと「The Lake House」、日本だと「イルマーレ」になるのですね。なんで?と思ったら、映画の中では「イルマーレ」って彼等が待ち合わせするレストランの名前なのですね。
もともとの韓国映画のタイトルも「イルマーレ」だけど、アメリカ版になると、どうもピンと来ない。もともとの韓国映画では舞台となる家は、湖の上でなく海辺にあるので「イルマーレ」でも良いわけですが。その辺を日本語に訳す時に、ちーとは考えれば良かったのにと思ったりして・・・。

ところで、「イルマーレ(IL Mare)」って何語?どういう意味? と思って調べたら、イタリア語で「the sea」海と言う意味ですね。日本にも同じ名前のレストランやらリゾート施設やらがありました。実はとても一般的な名前だったりして・・・。

アレルギー・花粉症

2007年03月05日 | アメリカ歯科・医療事情
今年の日本は暖冬だった上に、春の訪れも早く、スギ花粉が飛びまくり、スギ花粉症の人は例年以上に辛いらいしですね。今年から、花粉症になってしまった人も多いとも聞きます。
実は私も花粉症とは長い付き合いで、長男を産んでからだから、かれこれ16年ほどになります。

ただ、前回駐在していた土地では、ラッキーな事に花粉症の症状は全然現れなくて、アメリカと日本では植物の種類が違うからかなぁ・・・と思っていました。もちろん、今回駐在する土地でも花粉症とはしばらくお別れと思っていました。
ところが、ここでは時期を問わず、アレルギー症状が出ます。目が痒くなる事は少ないのですが、鼻がむずがゆい事が多いです。

一説によれば、日本でスギ花粉症を持っている人は、ブタクサや芝生などに対してアレルギーが出る事もあると聞き、私も何が原因か調べるべく、一昨年の春、アレルギー検査を受けました。血液検査で、一般的にここでアレルゲンと言わている物に対してのアレルギーの度合いを調べてもらいました。
この地で一般的にアレルゲンと考えられるものとして、検査された項目は、以下の13個でした。

Cat Dander
Dog Dander
House Mite (D. farinea) ダニ
Cokroach ゴキブリ
Common Regweed / Goosefoot, Lamb's Quarters / Bermuda Grass / Meadow Grass, Kentucky Blue / Johnson Grass 芝生・雑草
Cladosporium herbarum / Alternaria alternateカビの一種
Oak ブナ科の樹木
Elm ニレ科の植物

アレルギーの度合いは数値で表され、0-64は正常範囲とされます。

私の場合すべての項目で正常値の範囲内(0-64)と言う事で、以上のアレルゲンと予測される物に対してアレルギーは無いと言う結果でした。ただ、0-64の正常値の中でも、例えば猫に対しては34だし、ダニには9と言う具合に値が違います。
実は、猫を飼っているお宅にお邪魔すると、くしゃみが出て、目が痒くなる事もあります。逆に長居をしても、全然平気だったりする時もあるので、アレルギー検査の結果陰性のアレルゲンでも、その時の自分の体調や、環境にもよるのかもしれません。

そして、医師からの処方薬をもらい、検査の結果と共に、「血液検査の結果、アレルゲンは見つかりませんでした。いくつかの原因があるかもしれませんが、この土地で一般的な物ではないかもしれません。もし処方した薬が効くなら、それを夏まで続け、そして薬をやめ症状がまたでるか様子を見て下さい」と医師からのコメントをもらいました。

日本に居た時には、市販薬を飲んだりましましたが、鼻水は止まるけど、逆に乾燥しすぎて、咽や鼻が痛かったりしたので、結局医師と相談して処方薬を飲んでいました。最近の日本の市販薬は良い物が出ているかもしれませんが。
アメリカの市販薬では眠くならず、やんわりと効き目が表れる物もあるらしいのですが、保険で一部refoundを受けられる事や、ホームドクタとの付き合いを考えて、私はホームドクターから処方された薬を今でも服用しています。

何かとストレスの多い海外生活、アレルギーでストレスがまたプラスされるのも嫌なので、しっかり対処して快適な生活を送りたい物です。

乾燥肌

2007年03月02日 | アメリカ歯科・医療事情
にも書いたが、今年の冬は乾燥した空気にやられた・・・。

全身にローションを塗っても、シャンプーも、石鹸シャンプーからベビーシャンプーに替え、頭が痒くてフケが多い時のための市販薬(?)を使っても、ダメだった。
結局、体中が痒くなり、時には夜も眠れなくなり、病院に行った。

私の主治医はペラペラとわけの分からん英語をよ~く喋るドクター。これがけっこう聞き取れなかったりして、変な意味で病院に行くのもけっこう勇気が要るのだ。

「今日はあっちも湿疹、そっちも湿疹、こっちも湿疹だらけぇ~」(私にはそう聞こえた)と言いながらやって来た。
症状を説明した後、家で使っていたポディローションをボトルごと持って行っていたので、それを見せたら、真剣に成分をチェックした後、「Oh! Look!」とか言うので、何かやばい物が入ってるのかと思ったら、「製造元はオハイオだねぇ~。ほら、ここ。見て。」だって。ガックゥ~

掻きむしってカサブタだらけになった私の腕と肩、背中をルーペでよ~く観察。フケフケの髪の毛もかき上げて、ルーペでしっかとご覧になる。これだけは医者っぽい。って、医者ですから
おまけにここでもまた、右腕にあるBCGの跡を興味深そうに見て、「ふつうBCGは左腕にするんだがなぁ・・・、なぜた?」とブツブツ独り言。とーっても興味があるようだった。

で、アレルギーなら腕の内側や、脇の下等の柔らかい所から湿疹が出るはず。何かのムシ等なら手の指付け根の間がやられる。私の場合は乾燥肌の成れの果てらしい。 すっごぉ~い、まるで、お医者さんみたい。 ・・・だから、医者だって

結局、肌には軟膏、頭に液体の薬が処方された。
痒かった肌は軟膏を3-4日も塗ったら良くなったので、今ではまたローションを塗っている。頭のかゆみも治まった。

あまり主治医がペラペラ英語過ぎるからと言って、行くのをためらっていたが、今回は行って良かった。これからも、彼の一人漫才のような英語を恐れず、酷くなる前に病院に行こうと思った。