我が家から250メートルくらい東に、美しい桜の川辺があります。
篤志家が私費を投じて、整備してくださったもの。
ミツバチもお世話になっていますが、それ以上に人間が楽しませていただいています。
今日の「源平しだれハナモモ」2012年4月13日
これで満開かな。明日の雨で散らないでね。
我が家から250メートルくらい東に、美しい桜の川辺があります。
篤志家が私費を投じて、整備してくださったもの。
ミツバチもお世話になっていますが、それ以上に人間が楽しませていただいています。
今日の「源平しだれハナモモ」2012年4月13日
これで満開かな。明日の雨で散らないでね。
我が家の巣箱は観察窓が付いています。表と裏に。
裏の窓は、毎日観察するために開けていたのですが、
表の窓は、通気窓なので、夏に利用するのですが、今は開けていませんでした。
今日、表の窓を開けるとスムシがいました。
巣箱側にいて 窓のふたにもついていました
反省。
スムシの卵は巣箱の段差や隙間に産みつけるから、こういうところの点検を怠っては
いけませんでした。
今日の「しだれ源平ハナモモ」 2012年4月12日
いろいろなパターンで咲き分けます。
1本の枝に突然、赤色の枝が出たり、 ピンクだけの枝があったり、
こちらは、1輪だけ赤が出ました。
1輪の花の色の出方がそれぞれ違います。
青空に映えて、美しいです。
今日は全国的に雨。いっとき、激しく降りました。
でも、当地は今日の雨では、桜は散りませんでした。(ホッ)
まだ、ヒサカキの匂いが漂ってきます。
ヒサカキについては、2回書きました。
薄いアイボリー色花粉だんご ヒサカキ 3月24日
ヒサカキは「インスタント塩ラーメンの粉末スープ」の匂い 4月1日
でも、ヒサカキに訪花する写真は撮れなかったのですが、やっと撮れました。
後ろ脚で枝をしっかり捕まえて、舌を出して、蜜を吸っています。
後ろから見ると、花をつかんでいる脚の様子がよくわかります。
今日の「源平しだれハナモモ」2012年4月11日
ずいぶん咲きました。
あっちも、こっちも桜が満開です。(ハナモモの下の巣箱はからっぽです)
我が家の前の公園の桜もいよいよ、満開となりました。
桜への訪花がないかなぁと見に行きました。
こんなに広い、桜の園、みつかるかなぁ。
飛んでます、飛んでます。 桜の花の中に頭をつっこんで
まだ、つっこんでいます。菜の花のときは、ツンツンと花をつっつくように訪花しますが、
桜の場合は、長く、訪花しています。
こっちにも飛んできて ひとつの花に長く滞在して、蜜を吸っています
サクラ類 (良い蜜源、花粉源) 「蜂から見た花の世界」より抜粋
いずれのサクラも蜜源、花粉源として有効で、里、山それぞれの場で重要な位置づけになっている。
なかでもはを発酵させて桜餅に使うオオシマザクラの系統は、花色が白に近く、
ハチが好んで訪花する。
また、桜の仲間では葉柄部などにも蜜腺があって、そこからも蜜が分泌されるので、
ときおりこれを覚えて通うハチも見かける。
ただし、これらの蜜腺からの蜜の分泌は葉が若いころに限られ、本来の目的はこれにより
「ガードマン」役のアリにパトロールをさせ、若いときにはを害虫の食害から守るためと思われる。
「今日の源平しだれハナモモ」2012年4月10日
いよいよオスバチが出現しました。
真ん中の真っ黒で大きなヤツです。
今日は、1、2匹見た程度です。もうすぐ、決まった時間になると、オスバチだらけ!という状態になります。
ブンブンやかましいのですよね。
もう1匹。
今日は、全国的に20℃を超える暖かい日となり、
ミツバチはどんどん、どんどん、出かけて行きます。
「こっちに帰っておいで!」と扇風行動で集合フェロモンを出しているのだと思います。
赤で丸を付けたミツバチは、みんな必死で羽を震わせています。
この音がとってもにぎやかなんですよね。
我が家の「源平しだれはなもも」満開まで「今日の源平しだれはなもも」を掲載します。定点観測です。
「今日の源平しだれはなもも」 2012年4月9日
4月5日にオスバチの蓋が出たので、今週半ばにはオスバチが見られることと思います。
オスバチが登場する前にその誕生の不思議について、書きます。
1 女王バチはもちろん、ハタラキバチもみんなメスです。
女王バチ(真ん中の大きなハチ・写真は友人からの提供) ハタラキバチ
2 種の保存のためには、当然オスバチが必要です。
この真っ黒なデカイいハチがみんなオスバチ ↓
3 そのため、分蜂の時期だけオスバチが生産されます。
そこで、オスバチ誕生の不思議なメカニズムについて・・・・
4 女王バチは、交尾の結果得た精子を一生蓄えておきます。
卵を産むときに、筋肉をゆるめて精子を輸卵管に出します。
すると受精卵となって、ハタラキバチ(メス)が誕生します。
5 一方、精子が下ってこないように筋肉を締めておいて、
卵を産むと無精卵となり、これがオスバチとなります。
(ニワトリの無精卵はひよこにはならないのに、ミツバチは不思議ですね????)
だから、普通、動物は父、母から1組ずつの遺伝子をもらうのですが、
ミツバチのオスは、母から1組を受け取るだけということになります。
さらに不思議なことがあります。
6 受精卵を産むか、無精卵を産むかを決めるのは、女王バチではないのです。
つまり、筋肉をゆるめて精子を出して受精卵を産むか、筋肉を締めて無精卵を産むかを
女王バチが決めているのではありません。
では、誰が、どうやって決めているのでしょうか?
7 無精卵(オスバチ)を産みる付ける巣房は、受精卵(メスバチ)を産み付ける巣房より
0.7ミリ(15%)大きいのですが、女王バチはその違いを読み取って、
それぞれに、大きい巣房には無精卵、小さい巣房には受精卵を産んでいきます。
8 と、いうことは、オスバチを産むか、メスバチを産むかを決めているのは、
巣房をつくるハタラキバチだと思えます。
しかし、本当に、産み分けを決定しているのは、個々のハタラキバチではなく、
ミツバチの営みのすべてを司る、大きな、自然の意思のようなものです。
メーテルリンクは「蜜蜂の生活」とい本を書いていますが、
この中で、こうした不思議な力を「巣の精神」と呼んでいます。
ミツバチの不思議は深まるばかりです。
今日は、桜の満開宣言。お花見日和の一日でした。
オスバチの蓋が出たという昨日の記事 オスバチの蓋がでました!
ミツバチ飼いの人々には、分かり切ったこと。
でも、私のブログを読んでくれているミツバチを知らない友人には、全く伝わっていませんでした。
友人から「オスバチの蓋って?」と、問い合わせがありました。
そこで、もう少し、丁寧に、書きます。
1 女王バチは、巣房(六角の部屋)にオスバチとメスバチ(ハタラキバチ)の卵を産み分けます。
2 オスバチはハタラキバチより、体が大きいので、巣房も大きいです。
3 蛹もハタラキバチよりしっかりいていて、その繭の真ん中に小さい孔があいています。
そして、オスバチが出房するときに、その孔のあいた先端部分を破って出てくるので、それが床に落ちます。
これが、「オスバチの蓋」です。
4 オスバチの蓋を見つけたということは、オスバチが生まれたということ。
5 オスバチの蓋が出て2~3週間で分蜂です。(去年は、3週間でした)
昨日の巣門前の写真です。オスバチの蓋に印を付けました。
大きさがわかるように5mm四方の方眼の上に置きました。
大きさ比較のため、マッチ棒とマッチの先端部分(最上段の一番右)、ホチキスの針を置いてみました。
オスバチの蓋のイメージは伝わりましたでしょうか?
次の写真は去年のものですが、こうしてハタラキバチがオスバチの蓋をかじる姿をよく見ます。
今朝、オスバチの蓋を発見。
外に2つ。巣箱の中を含めても10ケくらいです。
昨年は3月31日だったので、5日遅れです。
(仮死状態のミツバチとオスバチの蓋)
ちょっと寝ぼけて、ピンボケです。
初夏の蜜源植物。うす紫色の小さな花をつけるセンダン。
秋には、たくさんの実をならせて、ムクドリやヒヨドリが寄ってきます。
香川県琴平町に「天然記念物 琴平町の大センダン」があると聞いて、見に行きました。
天然記念物のセンダンはこの木と徳島県にあるものの2本だけと書いてあります。
高さ18メートル、幹回り6.85メートル 樹齢300年
確かに大きいです。
暖地に自生し、アカシアの後、梅雨前のちょうどカキの花と同時期に咲く。
ハチは比較的好んで訪花するが、群がるほどではない。
果実や樹皮は苦味成分を含み、駆虫剤などに用いられる。
この場所は、今は観光バスの駐車場。大切に守られている様子がうかがえました。
日本中に大きな嵐が吹き荒れました。
当地では、午後5時までは雨も風も強かったのですが、6時になったら急に、西の空が明るくなってきました。
巣箱を縛ってあったロープをはずしていると、鳥が鳴き始めました。
それじゃあ、うちのミツバチは?とのぞいてみると、
はやっ!もう、巣門から出てきています。
東の空には、虹が出ています。
そうこうしていると、もう、戻って来るミツバチもいました。
巣の中のミツバチの数はぐ~んと増えています。
それから、我が家のだいじな記念樹「源平しだれはなもも」。つぼみが大きくふくらみました。
満開のはなもも、お楽しみに!
うちの庭の花には、ちっとも訪花しないので、とっても残念に思っていました。
梅に来たのも見たことがありません。
でも、やっと、来ました。我が家の庭の菜の花に!
飛んできました!
水菜の菜の花は花がとっても小さい。蜜も少ないのではないかしら。
ミツバチは頭を突っ込んで、一生懸命です。
また、うちの庭に来てね!すぐ、そこなんだから!
3月24日のブログに書いたヒサカキ
ヒサカキの匂いのことを、我が家では、「桜が咲く匂い」と言っています。
先日出かけた公園で見つけたヒサカキは一面につぼみや花がびっしり付いていました。
あまりたくさん付いているので、つぼみではなく、虫が付いているのかと思ったほどです。
Wikipediaでは、その強い匂いのことを次のように書いています。
強い芳香を放つ。この芳香は一般的な花の匂いとは大きく異なり、都市ガスやたくあんに似た独特の匂いである。
関西のテレビ番組「探偵!ナイトスクープ(2009年5月15日放送分)」によると、
「インスタントの塩ラーメンの粉末スープのにおいに似ている」とのこと。
確かに、インスタントラーメンの粉末スープの袋を開けて、直接匂いを嗅いだという感じです。
匂いを表現するのは、難しいのだけど、面白いことを思いつくなぁと感心しました。