ニホンミツバチの四季

2010年5月から、ニホンミツバチの飼育開始
そのふしぎな生活を記録します

暑い 暑い ミツバチもたいへんです

2011-06-30 21:01:37 | 飼育日記

猛暑の毎日です。

ハチたちは、暑さでたいへんです。

昼も暑いが、夜まで暑い。

巣箱の中のハチは互いい、ちょっとでも離れようとするためか、4面の壁面にべったり、広がっています。

南と北にある観察窓(網ばり)は、ちょうど人間の網戸のような状態なので、少しでも涼しいのでしょう。

向こうが見えないほど、べったりくっついています。

おとといのブログで、第2群が元気がない、と書いたら、「給餌をしたら」とコメントをもらいまいした。

早速、春の採蜜のときの残り巣を給餌しました。

こんなに、「黒山のハチだかり」です。

蜜源が充分あるときは、いくら給餌をしても、見向きもしません。

今日は、こんなに群がっています。しばらくは、給餌をしながら、様子を見守ります。

 


第2群 心配なのです

2011-06-28 21:17:37 | 飼育日記

昨日のブログ「変りなく元気に蜜や花粉を集めています」と書いたのは、第1群のこと。

第2群は、6月20日の

分蜂群が来るのか?はたまた蜂起群か?

に書いた、闘い以来、なにか、元気がありません。

飛び立つハチの数も少ないし、巣も大きくならないのです。

第2群の巣の写真を並べてみると・・・

5月10日(分蜂前です)よくここまで大きくなったと喜んでいました。

5月24日(3回の分蜂のあと) ハチが減ってしまいました。

5月31日

そして今日、6月28日 上の写真から1ケ月たっていますが、あまりハチが増えていません。

あまり動きがないのが、心配のたね。

もう少し、観察してみることにします。

 

玄関の坪庭に「沙羅」の花が咲きました。別名「ナツツバキ

白い、清潔で、素直な花です。一日だけの花。つばきのように花ごと落ちで、地面で咲いています。

「平家物語」の冒頭に出てくる「沙羅双樹の花の色」の「沙羅双樹」とは別のものだということ。

  

           

 


スズメバチ 女王はつよい

2011-06-27 14:42:06 | スズメバチ

ミツバチは今のところ、変りなく元気に蜜や花粉を集めています。

これから、暑くて、蜜源がなくなる季節の前にがんばっているようすです。

スズメバチがトラップに入ってきます。

このところ、女王が入ることが多いです。今は、まだ女王だけの季節だということでしょう。

スズメバチのハタラキバチはトラップに飛びこんで、一旦下にたまっているジュースに落ちると、ダメージが大きく、なかなか側面を這い上がることができません。

一方、女王は大きさと、迫力が全くちがいます。なんど、ジュースの中に落ちても、這い上がってきます。相当長い時間、トラップの中でもがいています。

 

見ていると、なんと残酷なことかと、心が痛みます。先日の「ダーウィンが来た」では1匹の女王が2万匹のハタラキバチを産むということです。

トラップに入れる液体は、先輩から「キリンレモン」がいいと教えてもらいました。

しかし、キリンレモンをみつけることがむずかしく、今回「CCレモン」を使いました。ミツバチが入ったらたいへん、と観察していましたが、これもOKのようです。


第3群 空の巣 

2011-06-26 22:39:42 | 飼育日記

4月26日に分蜂した、第3群。(第1群の3回目の分蜂群)

これまでにこんな記事を書きました。

また 分蜂!なか1日で! 今回も大きい!

第3群にオスバチのふたがありました

第3群にオスバチのふたがありました  その2

無王群だった

その巣がとうとう空になったので、空の巣を取り出しました。

これまで、我が家では、どの群も南北に巣をつくってたのですが、この群は南から東南に

向けて巣をつくっています。(写真右が巣門・南)

オスバチの巣房です。真ん中に穴があるのがオスバチのふたです

女王バチがいなくなると、ハタラキバチが産卵するのですが、交尾をいていないので、生まれて

くるのは、オスバチばかりです。

この群はそんな状態だったのではないかと推測しています。

 

菩提樹の花が咲いていました。

滋賀県長浜市高月町 国宝 十一面観音がいらっしゃる「渡岸寺」境内

  

 

葉の下にオレンジ色の花が咲いています。

  

  


天敵5 シオヤアブ    第2群移動

2011-06-24 17:15:13 | 天敵

今朝、夫がはなももの枝の上で、シオヤアブがミツバチを捕まえたところを見つけました。

シオヤアブ

たもで捕まえると、中に捕まえられたミツバチもいました。

瞬間冷却剤で固めて、ビニール袋に入れました。

上から見ると                    腹側から見ると

  

上記URLのサイトを見ると、しっぽが白いのはオスと書いてあります。

 このミツバチが捕まった犠牲者。

 

今朝は、第2群を1.5メートル前方へ移動。

(移動は巣箱の幅ずつするようにと教えてもらっていたので、心配していましたが、大丈夫でした)

前に見えるブロックに載せます。     無事、移動。30分もしたら、みんな迷わなくなりました。

  

 

この時期、山に行くと木に白い花が咲いたように見えるのが「マタタビ

    

近寄って見ると、葉っぱが粉をふいたように見えます。

葉の裏には、きれいな、かわいい、梅のような花が付いています。

  

そして、こんな実がなります。今は小さいけれど、あと1ケ月もすると大きな実になります。

マタタビ酒は腰痛に効きます。

 

 


スズメバチ いよいよ やって来ました

2011-06-23 21:01:08 | スズメバチ

NHK「ダーウィンがやってきた」(6月19日放映) キイロスズメバチを扱った番組は見ごたえがありました。

 昨日、今日と梅雨の晴れ間で、暑い日が続いたせいか、うちのスズメバチ トラップに次々とスズメバチが入りました。

朝はたもで捕まえ、袋に入れた(袋に入れる目的はないのだけど・・・)

 

そして、夕方帰ってきてまだ30度を超えていましたが、トラップの中は大騒動。

こんな風に桃や梅の木の枝に付けてあるトラップです。

ペットボトルの底に10匹ちかいスズメバチが入っています。

スズメバチの女王バチ。           近寄って写したら、ちょっと怖い          

  

出口が一方通行で、出られません。

ミツバチを飼っている人は、ミツバチが入らないように、中にいれる砂糖水に気をつけて!

うちは「キリンレモン」です。これがよく効くのです。


分蜂群が来るのか?はたまた蜂起群か?

2011-06-20 22:25:21 | 飼育日記

おとといから、雨が降っています。今日も朝から、降ったりやんだり。

そんな中、午後2時半くらいのことです。

庭に置いてある巣箱に探索バチがきていました。

えっ、もしや、分蜂が来るの?と、急いで、天井板をつけたり、底板をつけたりして用意しました。

 そして、第2群の巣箱をみました。すると!そこでは厳しい闘いが展開されていました。

(他の群のミツバチが巣に入ろうとしたために、2群のハチが攻撃をします。

相手が死んでいまうまで、攻撃をします。詳しくはミツバチの闘いに書きました)

第2群の巣門前です。ハチがたくさん出てきています。

  

あちらでも、こちらでも闘いが始まっています。1匹を複数で攻撃しています。

   

 

ミツバチが減ってしまった無王群の第3群は、普段1匹、2匹と出てくるだけなのですが、こちらも全員で臨戦態勢となっています。

不思議なことに、第3群では、門番がしつこく臭いをかいで検査するのですが、結局何事もなく終わります。

 

そうこうしているうちに、探索バチが巣箱に入りました。しかし、総数でも50匹くらいでしょうか。

 

ここまでに3時間くらい経過しました。

夜になってから、庭を見回りました。数匹のハチが巣箱以外の場所で固まっていました。

 

今日は何がおきたのでしょうか?

●どこかの分蜂群の探索バチが新居を見つけに来た。

または、

●自然巣の蜂起群(現在の巣が手狭になり新しい場所をみつけ、全員で引っ越しする)の

探索バチが新居をみつけに来た。

 その途中で、第2群、第3群の巣箱とニアミスをしたために、闘いとなったということ、なのでしょうか。

明日の様子で、わかるかもしれません。

しかし、明日も降水確率60%~80%。どうなるでしょう。

 

第2群の闘いの最中、オスバチのふたをかじっているのんきなミツバチがいました。

 


行くハチ  来るハチ

2011-06-19 21:44:10 | ニホンミツバチの習性

蜜を吸って帰ってくるハチはとっても大きくなります。

蜜胃にいっぱい蜜を入れてくるからです。

その様子を写真に収めたいと思うのですが、とっても難しい。

やっと、帰って来るハチをうまく撮ることができました。(これが「来るハチ」)

飛んでいくハチはなんとか撮れたので(これが「行くハチ」)

「行くハチ、来るハチ」(大みそかのテレビの題名にしゃれたのですが・・・・)をアップしてみます。

これが「行くハチ」

  

そしてこれが「来るハチ」

  

「来るハチ」はずいぶん、丸々しているでしょ。


アリが巣箱を上がっていく

2011-06-18 22:44:38 | 飼育日記

アリが巣箱を上がっていきます。

小さな、小さなアリです。

ハチがご縁で知り合った遠くの知人が、先日、お手紙で「アリで巣が落ちた話」を教えてくださいました。この小さなアリです。

滑走台に、アリがいるときは、門番がブルッと羽根で吹き飛ばしてしまいます。

しかし、昨日から、巣箱の端をつたって天井板まで上っていました。

昨日はふたをとって調べて、きれいに刷毛で吹き飛ばしておきました。

今日は、どうかなと観察すると、昨日とは違ったルートで上っています。

  

刷毛ではらって、吹き飛ばしました。

  

夕方、夫が見に行ったら、やっぱり、固定ベルトをつたって上っていたので、水をかけておいたとのこと。

これでいいのかなぁ。他にもっと良い方法がるのかなぁ。

 

今年は、暑さが来ないせいか、きゆうりの生育がおそいような。

やっと数本とれました。

  

 


無王群だった

2011-06-17 22:50:12 | 飼育日記

心配していた第3群。

この群についてはこれまで、こんなふうにブログに書いてきました。

また 分蜂!なか1日で! 今回も大きい!

 巣箱の中のようす

巣の中は歩いて移動します

分蜂群の定着はむずかしい  なぜだろう

第3群にオスバチのふたがありました


6月4日の時点では、何が起きているのかわかりませんでした。

考えられることとしては、

●女王が何かの事故でいなくなってしまったため、ハタラキバチ産卵をしている。

(女王がいなくなると、ハタラキバチが産卵するようになります。しかし、交尾をしていなので

無精卵しか産めません。無精卵はオスバチになります。)

●ハチマイッターをつけていた時期が長かったこともあり、女王が交尾のチャンスを逃して

しまった。そのため、女王が無精卵しか産めず、オスバチが出てきた。

 

どちらにしても、しばらく様子を見るしかないと考え、時間をおきました。

今日、久し振りに巣の中を撮影しました。

やっぱり、ハチがたいへん少なくなっていました。オスバチもみられます。

これが、分蜂したとき(4月26日)

これが5月20日。巣の大きさはここから変わっていない。

 

う~~ん、この群もだんだんすくなくなり、空の巣になるのかぁ。

 

気をとりなおして。

巨木シリーズ

私の大好きな「月瀬の大杉」です。

  

  

この看板に書いてあるのですが。

幹回り(目通り・目の高さで)14メートル

高さ40メートル

長野県では一番高い杉。国内でも有数。国の天然記念物。

樹齢1800年くらい。 長野県根羽村。

 


アリとカマキリ

2011-06-15 21:39:25 | 天敵

アリとカマキリのフォトギャラリー

アリが死んだオスバチを運んでいました

(ハレーションで見にくいですが)アリが死んだオスバチを運んでいます。自分の体の何倍もあるのに。

  

こんなところの上の部分をつなわたりのように

一歩間違えば、崖のした。気をつけてね~~~

と、思ってたら、あ~~~~ぁ!やっぱり落としていまいました。せっかく運んだのにね。

 

天敵5 カマキリ  と言っても、今日みつけたのはあかちゃん

大きくなると、天敵になるんだね。

 

 

 


巣覚えがさかんです

2011-06-14 22:47:02 | ニホンミツバチの習性

分蜂も一段落して、それぞれの群はそれぞれに大きくなっていきます。

女王が、卵を産み、その卵がハチになります。

そして、新しく生まれたハチは、「巣覚え」と言って、自分の巣を覚える行動をします。

一斉に巣から出て、巣の周りを飛び回ります。

  

ミツや花粉を採りに行くのではないので、巣の周りを飛んですぐ戻ってきます。

巣覚えは、時間が決まっていて、午後1時くらいから、始まります。

どんどん新しい子どもが増えていきます。巣覚えをみていると、うれしくなります。

 

巣箱に向かってホバリングしているのがわかります。


逃亡群の 残した巣

2011-06-12 21:23:23 | 分蜂

4月26日に分蜂した群。こんな大きな分蜂でした。

巣に入った様子も、こんなに大きい。(こんなふうに写真を撮っていたのが、いけなかったんかもと、反省)

 

それが、1週間ほどたた5月4日に、ハチが飛ばないので、のぞいてみると

逃亡してしまいました。

しかし、そのとき、上の写真の角に黒く写っている数十匹のハチが残っていました。

そのハチが数日前にとうとう、1匹もいなくなっていました。

ちょうど1ケ月くらいの時間が経っていました。

今日、その箱を解体しました。

中に残っていた巣を写しました。こんな感じです。

  

花粉を貯めた様子もよくわかります。

長さはこれくらい。(逆さまになっていますが)  逃亡するまでの1週間で作ったのでしょう。

 

 

第2群が飛び立つ方向にトマトを植えました。(巣箱の左側)

多くのハチが巣門を出て、このトマトの苗の方向に飛んで行きます。

トマトがだんだん大きくなると、ハチたちの飛行経路はどうなるのかな、と興味を持っています。


オスバチを捨てる

2011-06-11 21:32:54 | オスバチ

滑走台の上に、瀕死のオスバチがいました。(動かないので死んでいるのかと思いました)

門番(または、お掃除係)も死んでいると思ったのでしょう。オスバチを捨てようとしていました。

連写でとったら、分割写真のようにその様子がよくわかりました。

瀕死のオスバチの後ろ脚が滑走台の板のすき間に入ったために、ひっぱっても動かないので、門番(またはお掃除係)は苦労していました。

その様子を順番に。

 

あっ、死んだオスバチだ。さあ、お掃除しよう。  こっちの脚をひっぱって、と。

  

よいしょ、よいしょ、引いてもだめなら、押してみよ。 こんどは、渾身の力で引っ張って。

  

う~ん、もうひといき。あ~~オスバチの足が板の間に挟まって、う~~ん、動かない。

  

う~~ん、よいしょ。力が入るなぁ(蜜を吸うときに出す舌を出しています)

下から、ひぱって。                     さあ、これでどうかな

  

   あ、落ちた                      上から落ちたオスバチを確認する門番でした。