ミツバチを観察していると「キリン型」で立っている姿を見ます。
足を出来るだけ高くして、立っています。
門番が警戒態勢のときは「腰を高くする」というイメージですが、
こちらは、「キリン」のように立っている姿です。
こんなふうに。
こちらの写真と比べるとわかりやすいかな。普通のとき。
ずいぶん、足を高くたてています。
こちらも
巣箱の中から、この姿勢で巣くずを持って(口でくわえて)出てきます。
特に後ろ脚の形が印象的です。ちょっとガニマタという印象です。
そして、ふわぁ~と飛んで、そのくずを捨てます。
その飛び方は、採蜜に出かけていくときのピューという飛び方とはずいぶん違います。
昨年の12月24日の記事で 脱糞対策 アルミシート を書きました。
冬はミツバチが巣箱から近いところで、糞をするので、近所の洗濯物や壁を汚す心配があります。
四季にわたって、自宅でミツバチを飼ってみて、分蜂よりも心配なのが、脱糞だと思いました。
ありがたいことに、我が家は巣門の向こうが草原、小川、林で、そちらに飛んで行きます。
そのお陰か、うちの洗濯物にも脱糞はありませんし、今のところ、お隣にも迷惑をかけていません。
光るもの、白いものにとまって、糞をすると言われているので、巣箱のそばにアルミシートを張りました。
このシートには2ケ所だけ、糞が付いていました。
NHKの「さわやか自然百景」という番組をいつも、録画して見ています。
さわやかなテーマ音楽も印象的です。
10月2日(日)放送分は「花の浮島 礼文島」でした。
礼文島の美しい花とそれらを訪れる虫たちを取材しています。
ヒメハナバチがレブンソウを訪れて、花粉団子をつくるところが、写っています。
前足で顔についた花粉をぬぐって、それを真ん中の足が受け取って、後ろ足の花粉バスケットに付ける様子が
とってもよくわかりました。
前の足、真ん中の足が連携して動いて、花粉だんごが大きくなっていきます。
「花の浮島 礼文島」←クリックすると、その写真が出てきますよ。
オンデマンドでも見られると書いてあります。
<巨樹シリーズ>
長野県飯田市 飯田市立美術博物館の庭(飯田城二の丸跡)
長姫(おさひめ)のエドヒガン(撮影は7月)
桜で、この太さ(幹回り6・4メートル)樹齢450年
飯田市の桜でもうひとつ
五弁から十弁の花が混じり合って咲くので「半八重しだれ紅彼岸桜」と呼ばれている。旧麻績学校校舎の
校庭に咲いています。
来年の春は、必ず花を見に行こうと思っています。
朝晩の涼しさとは、対照的に、昼間はずいぶん気温が上がります。
セイタカアワダチソウの蜜と花粉をたくさん採ってくるのでしょう。
巣箱の中に、その臭いが漂っています。
そんな様子を見ようと、巣箱のうしろの扉を開けたら、巣箱の中でサーカスです。
ハチの鎖でつながっていました。
急いで、カメラを取りに行ったら、なんとか間に合って、撮れました。
でもすぐに、一番下のハチが「も~~~だめ」と、手を離してしまったので
本当に宙づりになりました。
何度見ても、不思議な光景です。
蜜を集めに行って、帰ってくるハチはおなか(蜜胃)がいっぱいになります。
だから、背中の黒いスジ模様の間隔が広がって、「ぽっこり背中」になって、その姿が出て行くハチとはまったく違います。
そのことを6月19日のブログに書きました。
行くハチ 来るハチ
普段、帰って来るハチは巣門をめがけて、飛んでくるので、その姿をカメラでとらえることはとっても難しいのです。
ところが、今は、スズメバチガードの金網を付けているので、ハチはどうしても金網から巣門までの滑走台の部分を
歩いていかなければなりません。(なかには、気がせいて、その距離を飛ぶハチもいますが)
そのお陰で「おなかがいっぱになったハチ」をカメラでとらえることができることに気づきました。
左向きが「飛んで行く」ハチ 右向きが「帰って来る」ハチです。
写っているハチは小さいですが、その違いは大きいのです。(よ~~く見てくださいね)
どうかなぁ、伝ったかなぁ。肉眼だとすぐにわかるんだけどね。
もうすこし、上手に撮れるようになったら、またアップします。
大型の台風は四国に上陸、そして岡山に再上陸しました。
当地は雨はほとんど降りませんでしたが、かなり強い風が吹きました。
我が家の庭では梅、桃、柿の木に強い風が吹き荒れました。
そのとき、この巣箱のハチたちは、やっぱり巣覚え(とき騒ぎ)をしていました。
花粉を運んでいるハチもいました。
こんな風のひどいときは、巣箱に引っ込んでいるとばかり思っていたのに、これには、本当にびっくり!感動です!
ミツバチは相当な環境でも、外に飛んで行って仕事をしていることがわかりました。
志賀高原で見た「花豆」の花です。
もう豆ができていました。 中からは大きな豆が出てきます。
大型の台風12号。中心の気圧は965ヘクトパスカル。最大風速は30メートル。
昼過ぎから、強い風が吹き始めました。
その中でも、巣覚え(とき騒ぎ)をしています。ときどき、逆風にあおられて、ふわっとバックしてしまうハチもあります。
こんな日にしなくてもと、思いますが、外勤になる大事な訓練なのでしょう。
なんとかその雰囲気を写そうと、あちら側に板を立てて、写りやすくしてみました。(やっぱりむずかしい)
この後、台風に備え、ロープで巣箱を桃の木にくくりつけ、上にブロックを乗せておきました。
我が家の庭の下は葛の海。ひとつ、ふたつ葛の花が咲き始めました。
早く咲くといいなぁ。葛が終わったら、採蜜です。
志賀高原で見たいろんなハチです。
無王になった第2群。
その巣がだんだん小さくなっていくことは、以前、ブログに書きました。
7月30日 8月13日 そして 8月19日 は、また小さくなりました(涙)第2群 無王 確定です(涙)
その第2群で、今日、オスバチのふたをみつけました。
女王がいなくなると、ハタバキバチが女王の代わりに卵を産みます。
でも、ハタラキバチは交尾をしていないので、無精卵しか、産むことができません。
ミツバチの場合、受精卵からはメスバチが、無精卵からはオスバチが生まれてきます。
オスバチのふたがみつかったということは、
生命が続くということではなく、この群の終わりを告げるしるしなのです。
第2群を巣箱に取り込んで1週間たちました。南西側にかたまっています。
底板の掃除をしました。ミツバチがかたまっている南西(写真では、右上)に巣くずが落ちています。
やっぱり、ここに巣を作っているのですね。
第1群は、たくさんのミツバチがきれいに掃除してしまうんですけどね。
底板は、スムシ退治のために、お湯をかけて、へらで掃除します。
スムシの卵が残っているといけないので、お湯をかけるのです。
第1群では、巣門の前に扇風行動をしています。
羽根を動かして、巣箱の中に風を送っています。
ニホンミツバチは頭を巣門の前方に向けて、涼しい風を外から内側へ送ります。
一方、セイヨウミツバチはおしりを巣門の前方に向けて、暑い空気を巣箱の内側から外へ送り出すということ。
そんな、違いもあるのですね。
蜜を吸って帰ってくるハチはとっても大きくなります。
蜜胃にいっぱい蜜を入れてくるからです。
その様子を写真に収めたいと思うのですが、とっても難しい。
やっと、帰って来るハチをうまく撮ることができました。(これが「来るハチ」)
飛んでいくハチはなんとか撮れたので(これが「行くハチ」)
「行くハチ、来るハチ」(大みそかのテレビの題名にしゃれたのですが・・・・)をアップしてみます。
これが「行くハチ」
そしてこれが「来るハチ」
「来るハチ」はずいぶん、丸々しているでしょ。
分蜂も一段落して、それぞれの群はそれぞれに大きくなっていきます。
女王が、卵を産み、その卵がハチになります。
そして、新しく生まれたハチは、「巣覚え」と言って、自分の巣を覚える行動をします。
一斉に巣から出て、巣の周りを飛び回ります。
ミツや花粉を採りに行くのではないので、巣の周りを飛んですぐ戻ってきます。
巣覚えは、時間が決まっていて、午後1時くらいから、始まります。
どんどん新しい子どもが増えていきます。巣覚えをみていると、うれしくなります。
巣箱に向かってホバリングしているのがわかります。
以前 門番が検問をして、仲間ではないと認めたときは攻撃して、死に至らしめる様子をブログに書きました。
ミツバチの闘い
その門番の検問の様子が写真に撮れました。
前にいるのが検問を受けるハチ。羽根を高くあげて、されるがままにおとなしくしています。
門番はくるりと一回りして、検査をしています。
検査はまだまだ続きます。
さらに、門番がもう1匹出てきて、検査が続きます。
このあと、門番は検査を止めて、巣箱に戻っていきました。
このハチはどこからか、巣箱を間違えて飛んできたのかなと思いました。 しかし、なが~い、検問の後、門番はふっと離れて行ってしまいました。 それで、そのハチは巣箱に入ることができました。 なぜ、このときは、こんなに長く検問をいていたのでしょう。 何か、ひっかかるものがあったのでしょうか。不思議です。
ブログを読んでくださった方から、質問がありました。
「ハエみたいなハチは見たことないけど、どうしてなの?ミツバチと思っているのは、みんなメスなの?」
そうです。はたらきバチはみんな メスバチです。
ブログの最初の4月12日に載せた写真をもう一度。
この黒い(ハエみたいなの)ハチがオスバチ。ミツバチらしい縞もようのがメスバチです。
(だから普通、ミツバチと言っているのは、メスバチのことです)
オスバチはこの時期しかいません。
他の時期の巣箱には、1匹の女王バチとたくさんのメスバチ(はたらきバチ)がいるのです。
女王バチは毎日、毎日卵を産み続け、はたらきバチは巣を作り、蜜を集め、花粉を集め、
幼虫に餌を与え、育て、暑いときは、羽根を震わせて巣の温度を下げ、
寒いときも、羽根を震わせて巣を暖かくし、敵が来たら果敢に立ち向かい、
集めた蜜を羽根で風を送って濃縮し、それを繰り返して、種を次世代へとつなげていくのです。
では、オスバチの役割は、と言えば、この分蜂の時期に新しく誕生した女王バチとの交尾です。
交尾もドラマチックなのだと本に書いてはあります。交尾が終わると、オスバチは死んでいきます。
メスバチ(はたらきバチ)の死骸は、めったに巣箱の周りで見ることがないのですが、
オスバチの死骸は巣箱の周りにたくさんあります。
これは、メスバチとオスバチの飛行能力や飛行の目的の違いによるものだと思いますが、
本などでわかったら掲載します。
下の2つの写真、どれもオスバチの死骸です。
そして、それを運ぼうと、自分の体より大きい、オスバチを持ち上げているメスバチ(はたらきバチ)です。
ミツバチには、分担されたいろいろな役割があります。
育児係、掃除係、探餌係、門番係、採蜜係などです。
今日は、門番の写真を紹介します。
上の写真が門番。下の写真はこれから滑走するハチです。
足の立ち方が違います。門番の足は垂直に近い立ち方をしています。
上の写真は特に何かあったとき、群の危険を感じたときの門番です。
梅の花のころでまだ蜜源が少ない時です。このころのハチは気が立っています。
そんな時期に、巣箱を掃除するために巣箱の板の一部を取ろうと、ドライバーでねじを緩めていたところでした。
この時期は、そんな小さな音や振動でも「厳戒態勢」をとります。
すぐに上の写真のように門番が現れ、1.2匹が旋回して威嚇します。
この門番の「来るなら来い!」という勇ましい姿は、なんとも健気です。
ちなみに、巣箱の掃除はこんなふうに行います。
ニホンミツバチの名誉のために。
梅の花のころは気が立っていますが、それ以外の時期はまったく温和なハチです。
今日も分蜂前の大飛行を展開していますが、その渦中に座っていてもまったく
何もしません。
分蜂するときも、お腹いっぱいの蜜をもらって出ていきますから、人を刺すなどということは
全くありません。