女王の死亡が確認された1群。
このごろ、盗蜜のミツバチがやってくるので、採蜜して、巣箱を片付けることにしました。
採蜜といえば、普通は、楽しい素敵なときなのですが、全滅した群の採蜜は悲しいです。
糖度が低いので、ミツバチのえさ用の蜜にしかならないと聞いています。
8段ある1群です。
天井を切るとき、普通の採蜜時は、渾身の力で切らないといけないのですが、今日は、カスカス。
さっとワイヤーが通ってしまいました。
天井板をとったところ。
1段目を切った 2段目の切り口。
しっかり詰まっています。
つぎに2段目をきって、3段目の切り口です。
どの箱もしっかり蜜が詰まっています。
切ったとき、何か臭いがします。
う~~ん、この臭い、なんだったかなぁ、と思いだしていました。
そうだ、セイタカアワダチソウの臭い。まだ、残っています。
糖度が低いだけでなく、この臭いが残っていてはとても食用にはなりません。
しっかり、みつ蓋がかかった巣です。
こんなに立派な巣を見ると、みんな死んでしまったことが、残念でなりません。
うちの精鋭たちだったのです。
一度に3段切ったことは初めてなので、その後の処理が大変です。
とりあえず、この日は、3段までとしました。
この季節になると、純白の花粉団子が運ばれてきます。
オオイヌノフグリ。
こんな小さな花からたくさんの花粉をもらってくるのは、不思議です。
去年のブログ から、写真をもらってきました。
ブログ友のm3776さんのブログでも、オオイヌノフグリの花粉団子の記事がありました。
とにかく、目立つ、そしてたくさん、持ってきます。
1群と2群がもはや全滅となります。
天気が良くて、暖かくなっても、巣門の前にこうしてたむろしていますが、
飛び立つことがほとんどありません。
そして、滑走台から下へ落ちて、巣の周りを徘徊して、巣箱から遠くへと
ヨタヨタと歩いていきます。
こんなふうに、徘徊しています。
アカリンダニではないか、と言う意見をいただいています。
今、検体をしかるべき機関に送って調べてもらうようにしています。
3群あるうちのB群は今のところ、元気です。
ただ、ミツバチ仲間のところでは、8群全滅、5群全滅という人が出てきています。
症状も同じです。
原因がなかなかわかりませんが、我が家だけではないようです。
2月28日 朝、7時前です。気温は3~4℃。
夫が「たいへんだ!!」と庭で呼びます。
飛んでいくと、なんとB群が巣箱の前の壁面にまるで、分蜂のときのように塊になっています。
(午前7時)
こんな寒いときに、いつからこんなことになっているんだろう???
上のふたをとってみると、ふたの中にもいます。
しばらくすると、塊は下に向かって行き、巣門から中に入って行く様子です。
なんとかこのまま入ってくれないかと、祈るような気持ちです。
先輩から、巣門をねらう鳥から守るために金網をつけなさいと教えてもらっていたことを思い出して、
急いで、金網を付けました。(午前9時)
だいぶ、中に入ったようです。
あと少しです。(午前9時半)
お昼に先輩が来てくださいました。
そのときはちゃんと箱の中におさまっていました。
原因は不明です。
女王がいなくなって、探していたのか、という意見もありましたが、定かではありません。
それよりも1群の徘徊が問題だ、ということになりました。
今年の冬は、なんだか、最後になって、うまくありません。