ニホンミツバチの四季

2010年5月から、ニホンミツバチの飼育開始
そのふしぎな生活を記録します

自宅群 継箱しました。くず蜜を与えました

2012-05-31 21:24:58 | 飼育日記

自宅群1群も2群も継ぎ箱をしました。

今は、蜜も多くて、どんどん、巣が大きくなっていきます。

1群

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2群

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それから、採蜜した後のくず蜜をミツバチに返しています。

夜に入れておくと、1滴の蜜もなくなり、巣はカラカラになってしまいます。

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ユキノシタ・シュンギクの花

2012-05-30 21:15:57 | 蜜源植物

知人のお庭に,ユキノシタが、可憐に咲いています。

(クリックすると拡大)

ひとつひとつの花は芸術的です。

ユキノシタ  (「蜂からみた花の世界」より抜粋)

主に蜜源 ただし花粉も  

日陰で湿った岩の上などを好む。葉は食用にもなるほか、フラノボイドのサキシフラギン

などを含み、民間ではやけど、しもやかなどにも使われる。目立たない花だが、

よく見ると橙色の蜜腺や花弁の紅が美しく、ハチは好んで訪花している。

 

お隣から、バラと一緒に春菊の花をいただきました。

 

こんなにきれいな、かわいい花が咲きます。あの鍋に入れる春菊が。

シュンギク (「蜂からみた花の世界」より抜粋)

主に蜜源 ただし花粉も 補助的 ときどき利用される

特有の香気を楽しむ緑葉野菜。花は、意外に美しく、黄色いものや白が混じったものがあるが、

ハチはあまり行かない。原産地は地中海沿岸。

 

さくら組(里山群)が赤い花粉を付けてくるとの報告。

自宅群では、今、赤い花粉は見ません。何の花粉なのかしら。

 


ムカデははちみつがお好き?!

2012-05-29 21:03:16 | 飼育日記

<注意!>

ムカデが嫌いな人は、今日のブログは見ない方がいいです。

 

採蜜後は、1滴たりとも無駄にしないようにと、巣から蜜を集めます。

一連の作業で、どんぶり鉢に小さいザルを置いて、濾していました。

そして、どんぶりにラップをかけて、寝ました。

朝、起きてみると!!!そのどんぶりの中にムカデがいるではないですか!!!

ムカデは、寝ていたのか、ハチミツをいっぱいなめて、酩酊状態だったのか。

普段のような素早い動きをしません。

それで、夫がはしでつかんで、簡単にごま油の中に入れることができました。

↑ これはまだ生きている状態。

ムカデに刺されたときに、とってもよく効くということです。

ムカデ油の出来上がり

今日は、(写真をクリックすると拡大)はやめです。

 

そういえば、巣箱の蓋をどけると、いつもゴキブリがいますが、それだけでなく、

ムカデの赤ちゃんもよく見かけます。

やはりムカデはハチミツ好きなのだろうと思います。


巣蜜が採れました

2012-05-28 22:40:55 | 採蜜

普通、蜜を蓄えている巣房は、黒い色をしています。

 

それは、この部分が蜜を貯める前に、育児圏として利用されていたからです。

巣房の中に産んだ卵が、幼虫になり、サナギから成虫になります。

そのため、巣房の中には、幼虫のフンやサナギの抜け殻が残ります。それで黒いのです。

もともと作ったばかりの巣は真っ白なのですものね。

だから、これまで、巣蜜として売られているようなものは、採れませんでした。

でも今回、隙間に作った巣板に蜜をためてくれたので、巣蜜として差し上げられるようなものが採れました。

お隣さんやお友達に小さく分けて差し上げました。

どんな感想が聞けるかな?


採蜜しました

2012-05-26 22:49:34 | 採蜜

今日、採蜜をしました。

9段(1段7センチor9センチ)の重箱巣箱です。

いつものように天井板をトントン叩いて、ミツバチさんに下に行ってもらってから、天井板をとります。

 

ワイヤーで羊羹みたいに重箱を1段切ります。

下の段はこんなに巣がびっしり。(この段は秋にとります)

巣落ち防止用のワイヤーを引き抜いて

 

蓋がかかっています。

桶の上にざるを載せて、その上に濾し布を置いて、。

 

またその上にざるを置いて、切り取った巣を載せていきます。

あっ、その前に、巣房にかかった蓋をとります。


引っ越し完了

2012-05-24 20:46:26 | 飼育日記

連休明けから、引っ越しをしていた分蜂群の巣箱。

数日前に、完了しました。

(クリックすると拡大)

赤い枠のところにあった巣箱を、木の右下まで移動しました。

ハチたちの飛行通路はいまだに、赤い枠のところを経由しています。

 

扇風行動をするハチの姿が大好きなのです。

いつも感心するのは、どうしてこんなに上手に等間隔で隊列を組めるのかということ。


柿に訪花しました

2012-05-23 23:31:15 | 蜜源植物

柿の花が咲きました。

その色は、なんとも初々しくて、やさしい。

マルハナバチもハナアブも来ていました。

ミツバチも来ました。

 

 

カキノキ  (「蜂からみた花の世界」より抜粋) 

蜜源 花粉源    極めて優良 よく利用される

日本を含む東アジアが原産で、学名(種小名)もkakiとなっている。

「富有(ふゆう)」をはじめ多くの品種があるが、いずれにもハチは好んで訪花する。

雌雄同株だが、雄花と雌花では構造が異なり、雄花からは花粉が、雌花からは蜜が得られる。

蜜の質もたいへんよい。福岡県や岐阜県では花粉媒介にハチが利用されている。

果実にはビタミンCが多いほか、葉のフラボノイドには血圧降下作用があり、茶のように利用するのもよい。


センダン・ユリノキが咲きました

2012-05-22 22:00:29 | 蜜源植物

先週から、ユリノキが咲きはじめました。

下記の「蜂から見た花の世界」によると、大量の蜜は花弁の橙色の部分から出るとのこと。

確かめてみなければ。

 

ユリノキ (「蜂からみた花の世界」より抜粋) 

主に蜜源、ただし花粉も  きわめて優良。頻繁に利用される。良い。よく利用される。

学名(属の名)がLiliodenndoron で、英名はチューリップツリーである。

花は色といい、大きさ、形といい、本当にチューリップと似ている。

葉の形が袢纏ににていることから「ハンテンボク」の名もある。

原産は北アメリカだが、岩手県や東京の日比谷公園などでは多く植栽され、

重要な蜜源樹となっている。

もう30年も前のことだが、小岩井農場で採れた純度の高いユリノキの蜜を味わったことがある。

特有の甘い香りがあり、食べやすく、しかも個性豊かな逸品であった。

この蜜がいったいどこから分泌されるのか長年不思議に思っていたが、最近になって花弁の中央部、

橙色の模様のある部分から分泌されることを知った。距に変化した場合は、別として花弁から蜜を

分泌する例は珍しい。花期は東京では5月初旬。

 

日本で最初のユリノキは東京、上野の国立博物館の正面玄関前にありました。

元祖 日本のユリノキ 見つけました

きっと、満開だろうと思います。

 

センダンも咲きました。

センダン (「蜂からみた花の世界」より抜粋) 

主に蜜源、ただし花粉も。  補助的に。ときどき利用される

暖地に自生し、アカシアの跡、梅雨前のちょうどカキの花と同時期に咲く。

ハチは比較的好んで訪花するが、群がるほどではない。果実や樹皮は

苦味成分を含み、駆虫剤などにも用いられる。名の由来は樹皮の灰汁で

一時に「千段」もの白布を染められたことからという。

なお、「栴檀は双葉より芳し」と言われる栴檀はビャクダンのことで、

本種には芳香はない。


里山 A群 継ぎ箱をしました

2012-05-21 21:53:20 | 里山のニホンミツバチ

里山A群。強群です。(4月18日捕獲)

巣覚え(とき騒ぎ)でもなく、普通に外勤に行くときに、こうやって隊列をつくって出てきます。

自宅群では、見ない風景です。

(クリックすると拡大します)

その巣を写してみました。

横から

下から

昨日、2段継ぎ箱をしました。5+2で7段(1段9センチ)になりました。

里山B群。(4月24日捕獲)これも大きくなって来ました。

里山群は、自宅群と違って、巣箱全体に巣をつくるよりも、縦に長く巣を作ってきます。

 

今日の金環日食。穴あき玉杓子を通した光を赤い画用紙に写して、日食の太陽を撮影しました。


山里の 待ち箱

2012-05-19 20:48:12 | 四季の日記

標高1000メートルの山里 南信州・遠山郷「下栗の里」 に行って来ました。

 引っ越しのサカイのCMで美しい山里の風景が紹介されたところです。

里を俯瞰できる「天空の里ビューポイント」まで、山道が作られていました。

本当に天空から見たような気分です。

静かな初夏の日常がありました。

(写真はクリックすると大きくなります)

帰り道に、CMに出てくる小学校(旧木澤小学校)もありました。

 

南信州は、ニホンミツバチの飼育がさかんと聞いています。

山道の山側の高いところで待ち箱を見ました。

四角いものや丸桶のもの。

 静かな山里で、ニホンミツバチを飼っている人がいるのだと思うと、

親しみが感じられて、うれしくなりました。


巣箱移動群の飛行通路

2012-05-17 21:38:23 | 飼育日記

巣箱を移動させた分蜂群。(赤→青へ移動)

(クリックすると写真は拡大)

そのミツバチの飛行通路はどうなるのかなと観察しました。

青丸に巣箱があるから、普通なら、ミツバチは黄色いラインのように巣箱に帰ってきます。

でも、最初に赤丸の位置に巣箱があったので、ミツバチたちは、紫色のラインのように

一度、赤まるのところまで来て、それから、直角に曲がって、巣箱に帰ります。

巣箱から出かけるときも、同じように飛んで行きます。

この飛行通路は、いつまで続くのでしょうか。

世代が交代すると、変わるのでしょうか。今後も観察します。

 

午後、巣覚えのとき、扇風行動をするミツバチがとっても美しい。

大好きな姿です。凛々しいハタラキバチです。

 


分蜂群の巣

2012-05-14 22:08:35 | 飼育日記

分蜂群、もうすっかり落ち着いて、元気に外勤しています。

そろそろ、いいかなと、待ちに待った巣の写真を撮りました。

(クリックすると写真は大きくなります)

4月30日の分蜂ですが、もうこんなに大きな巣を作っていますし、ミツバチもたくさんいます。

巣箱の床には、巣をつくる蠟がこんなに落ちています。ひとつひとつは小さな鱗のような感じのものです。

これは働きバチの蝋分泌腺から分泌される巣の材料となる「蜜蠟」です。

分蜂直後の巣箱の底板には、この蜜蠟のかけらが、たくさん見られます。

 

去年も書きましたが、我が家の庭から数十メートル離れたところにある「ニセアカシア」の木です。

近くに行ったら、羽音が聞こえるでしょうか。近づけない、林の中にあります。

「アカシアの蜜」たくさん、採ってきてね!

元巣からの初夏の採蜜をしようかな、どうしようかな、と迷っています。


ニセアカシア  ツブラジイ の花が咲きました

2012-05-13 21:10:55 | 蜜源植物

分蜂も終わり、ミツバチは朝から一生懸命、仕事に出かけています。

本当に良い季節です。

 

「アカシアの蜜」の蜜源の「ニセアカシア(ハリエンジュ)」が咲きました。

(写真はクリックすると大きくなります)

 

ニセアカシア(ハリエンジュ)   「蜂から見た花の世界」より抜粋 

(きわめて優良 頻繁に利用される 主に蜜源 ただし花粉も)

北アメリカから明治初期に渡来。花は、純白に近いく、まとまって咲いている場合は壮観だ。

ニセアカシアのハチ蜜は日本では、レンゲに次いで人気があり、終了も多い優良蜜源樹。

蜜は薄い色に特徴があり、味はまろやかで癖がなく、適度な芳香もあって美味しい。

 良く根をはること、また根粒菌との共生で窒素分の少ない土壌でも育つことなどから、治水事業の

一環で大切にされてきた。しかし、最近では外来種で繁殖力が旺盛すぎることから、本来の生態系に

影響を及ぼすとして、外来種規制法(2007年施行)で「別途総合的な検討を進める緑化植物」の

ひとつとされた。

 

今日は、「秋晴れ」のような高い空に雲がありました。

<車窓から>

山にツブラジイの花が咲いています。みどりの中に見える金色(うすい黄色)の木です。

ツブラジイ 蜂から見た花の世界」より抜粋 

(きわめて優良 頻繁に利用される  主に蜜源 ただし花粉も)

幹に縦の大きな割れ目ができないことでスタジイと区別される。

ツブラジイはよく流蜜し、時としてハチの羽音がうなるように聞こえる。


トマトの国境越え 終わりました

2012-05-12 22:45:42 | 飼育日記

昨夜、巣箱をトマトの国境を越えて、移動させました。

(最初の巣箱の位置:赤まる   昨日の巣箱の位置: 青まる)

これまでは、巣箱の幅の半分以下の移動距離でしたが、

今回は、トマトの苗が植えてある部分をとび越えたので、どうなるかと心配していました。

朝8時を過ぎると、元の巣箱の位置付近を迷って飛ぶようになりました。

(写真、赤まるの部分に写っています)

巣門の前では、門番が扇風行動をして集合フェロモンをだしているようです。

時間が経つと、迷いバチが元の巣の位置だけでなく、庭全体を飛ぶようになりました。

そして、空の巣箱が置いてあるところに集まってきました。まるで、待ち箱をみつけた探索バチのように。

巣箱と空の巣箱の位置関係は次のとおりです。

(巣箱の位置:赤まる  空の巣箱の位置:青まる)

空の巣箱ごと、巣箱のそばにもって来て、迷いバチが入るようにしました。

でも、まだ、空の巣箱のあったところに、迷いバチがいます。

こうした騒ぎも正午まで。

午後になると、ちゃんと巣箱に入っていくようになりました。

ただ、真っすぐ巣箱に入るのではなく、一旦、元の巣箱の位置に来て、そこから巣箱まで飛んで入ります。

 

後は、少しずつ、移動すれば良いので、来週中には、移動完了となります。

 

前に「ナンジャモンジャ(ヒトツバタゴ)の満開」と書いて写真をアップしましたが、あの写真は満開ではなかったようです。

これが満開かな。みごとに雪が積もったように見えます。

 


分蜂群 引っ越し 今晩、トマトの国境を越えます

2012-05-11 22:20:49 | 飼育日記

分蜂群の引っ越し、いよいよ、トマトの手前まで進んできました。

(写真はクリックすると大きくなります)

今晩、トマトの国境を越えます。

 

今日は、整列するミツバチの写真。

蜂球をつくるとき、お行儀よく並ぶのは、ニホンミツバチの特徴。等間隔もわかるのでしょうか。

 

 

柿の若葉のみどりがいかにも若々しく、きれいです。

もうすぐ、花も咲きます。

今年も、柿の葉寿司をつくりました。2日続けて、行事がありました。