里山群の小さい方(B群)がここ1ヶ月、どんどん巣覚えをして仲間を増やし、仕事に出かけています。
セイタカアワダチソウが最盛期となり、巣箱の中はなんとも言えない臭いでいっぱいです。
夜ともなると、集めてきた蜜の濃縮のためか、盛んに扇風行動をしています。
とっても映りの悪い写真ですが、右の写真では、整列している様子がわかるかと思います。
箱に近づくと、ブォ~~ンと羽音がします。
当地でもやっとキンモクセイが咲きました。例年より10日遅れています。
まちじゅう、あまい香りに包まれています。
それから、秋のたよりです。友人が届けてくれました。
我が家のシブガキをつるしました。今年の収穫は7つだけ(涙)
<先日、採蜜に来てくれた学生さんにお知らせするため、以前と同じような内容の
記事になってしまいます。以前から読んでくださってる方には、ごめんなさい>
最後の一滴まで採蜜するために、我が家はこんな風にしています。
かごの中で、もうこれ以上垂れないなぁと思った巣を
樹脂フィルムの上に、並べて、傾斜を付けます。
すると
溜まるんです。(これは、最後の最後くらいですが、最初は結構たくさん溜まります。)
ミツバチの苦労を思うと、こうやって溜まったハチミツもせっせと集めます。
このべたべたの樹脂フィルム
巣箱に入れて、ミツバチに返しました。
サーカスをして、着地しています。
そして、こんなにさらさらに。
ミツでべたべたの濾し布も
巣箱に入れると、こんなにサラサラ。
採蜜後も、結構楽しめます。
愛知県から長野県方面に続く国道153号線沿い。長野県根羽村に「おもしろすぎるスーパーマーケット」があります。
「住岡屋商店」
立ち寄るたびに、おもしろすぎるものがありますが、今回は、オオスズメバチの佃煮。
ジバチ、アカバチなどの佃煮はこれまでも並んでいましたが、オオスズメバチは初めて。
表示に心意気がみられます。
成虫の姿をしています。
アップすると
お店の入口には、からっぽになった巣が飾ってありました。
店員さんにお話を聞くと、
「1段目のイモムシを取るときはいいのだけど、その下から成虫が出てくるときが怖い」とのこと。
本当に命がけですね。
今年の秋、9月17日と10月7日の2回採蜜をしました。(1群と2群)
1シーズンに2つの群から採蜜できたのは、初めてです。(これまでは元巣1群のみ)
巣は南北に作ると思っていました。
そう聞いていましたし、1群がそうだったから。(1群の巣・左右が南北)
2群はちょうど45度振っています(上下が南北)
対角線に巣板をつくったので、1枚がとっても長いです。
<セイタカアワダチソウの影響は>
・10月7日はすでに、セイタカアカワチソウが咲いていました。(最初の花からは1週間経過)
しかし、セイタカアワダチソウの花粉を運び初めてからは2日ほどしか経っていません。
そのせいか、蜜にセイタカアワダチソウのいやな臭いはついていません。セーフ。
<採蜜時期のベストはいつか>
9月17日採蜜と比べ、作業をしていて、粘度が高いことを実感します。
この20日間の違いが影響しているのではないかと、考えます。
この点を考え合わせると、
セイタカアワダチソウの最初の花の咲き始めから数日~1週間ほどなら臭いの影響は大丈夫なので、
当地では10月上旬ころがよいのではないか、と仮説を立てました。
今日、自宅分蜂群の採蜜をしました。
若い学生さんが参加してくれて、とっても賑やかな採蜜となりました。
(もともと里山群のお世話をしていてくれたのですが、里山群が我が家に避難してしまって、
その後、お世話も採蜜もできなくなってしまったので、今日、採蜜に参加してもらいました。)
みんなが見守る中で、トントントンが始まりました。
説明しなが、やっていたら、巣門からミツバチがいっぱい出てきてしまって、
ちょっとあわてました。でも、何ごともなく。
美しい蜜の光にみなさん、一斉に「ワァー!」
巣止めの針金を抜くところです。
学生さんもひとりずつ、蜜ふたをこそげて、半分に割る作業をしました。
ハチミツの試食には、みんな大喜び。私たちもうれしかったです。
ハチミツの味比べもしました。
採った時期によって、香りや味が違うことも、わかってもらえました。
お土産に蜜ろうでつくったろうそくをひとつずつ。(冷やしている途中)
もちろん、ハチミツも1瓶。
みんな喜んで帰って行かれました。
里山に戻ったら、またお世話をお願いしますね~~
「20キロあったら、採蜜できます」と聞くのですが、巣箱の体重測定ができなくて。
「自分で持って測って、自分の体重を引き算する」とも聞きますが、
実際、足元の悪いところで、自分で巣箱を持って体重計を見る、ということは不可能。
そんなある日、夫が「いいもの、みつけた。なんで、もっと早く気付かなかったのだろう」と
アナロクの体重計を買ってきました。しかも1000円以下で。
そこで、今日は、巣箱の体重測定です。
巣箱の周りは足元が悪いので、まずは、水準器で測って水平を確保。体重計の上に箱を一つ置いて
その上に巣箱を載せます。
今、うちには4群います。(1群、2群、里山群のA群、B群)
上の写真の左側、里山A軍 の体重です。16.5キロ。
里山で、大きな群を捕まえましたが、夏の前半に、子だしがあったり、調子が今ひとつだったので、
今年は、採蜜を見送ります。
そのとなりに写っている2群。
23.5キロ。まあまあですね。これは、明日、採蜜します。
それから、一番小さいB群。下の写真の向こうにある小さい方の巣箱です。
12。5キロ。これは、今とっても元気にがんばっているので、楽しみに見ています。
四季さくらが満開です。
こんな日に限って、カメラを持っていくことを忘れました。
携帯で撮ったので、これ以上大きくできません。
今年は、花の数も多く、とってもきれいです。
11月下旬になると 小原の四季さくら がみごとに咲きます。
捕った蜜の糖度が好くし低かったで、乾燥させて、糖度をあげようと考えています。
どうやって、やるかといえば・・・
蜜をなるべく口の広いビンに入れて乾燥財と一緒に、密閉容器に入れておきます。
1週間で糖度1くらいは、上がると聞いています。もうあがったかなぁ~
ちょうど、道具(棚)があったので、密閉容器の中で2段式置で入れました。
全部で3箱。
9月17日の採蜜で、残った巣くず。
その半分は、ミツバチに返しました。
残りは一昼夜冷凍した(スムシを殺すため)後、保存してあります。分蜂時や蜜源枯渇時に利用します。
さて、カラカラになるまでミツバチが蜜を吸った後の巣クズで、蜜ろうを作ります。
今回の目標は
1)きれいな蜜ろうをつくること(ろうそくやリップクリームなどに利用できるよう)
2)蜜ろうを作るとき出る「カス」がどんなものなのかを調べること
です。
いつものように、ネットに入れた巣を熱湯で溶かして、そのまま鍋の中で冷やしました。
これでは、まだきれいな蜜ろうではありません。
そこで、蜜を濾すときのオーガンジーを水をはったバケツにかぶせて、
これで濾すことにしました。
そしたら、こんなにきれいな 蜜ろうができました。
オーガンジーについたカスもあたたかいうちに取れば、上手に取れました。
さて、ネットの中に残ったカスですが、
もう一度、お湯の中に入れて、バラバラにして、観察してみました。
ハニカム構造の底の部分だと思います。(巣枠式の巣礎に当たる部分かなぁ)
これまで、蛹の抜け殻や蛹のフンがカスだと思っていましたが、この六角のつぶつぶが大半のような感じがします。
それにしても、採れる蜜ろうの少ないこと。
最小の蜜ろうで、強固な巣が出来上がるハニカム構造のすばらしさなのですね。