ニホンミツバチの四季

2010年5月から、ニホンミツバチの飼育開始
そのふしぎな生活を記録します

秋の桂  カラメルの香り

2011-10-31 21:54:52 | 四季の日記

桂の木は落葉の時期にカラメルの香りがすると聞いています。

以前にもブログに書いた「大野瀬の子持ち桂」がそろそろ落葉するかなと、行ってみました。

愛知県豊田市稲武町

高さは30メートルくらいあります。樹齢は不明ですが、相当なものだと思います。

真ん中の親の木は枯れているのですが、その周りから出てきた「子」がぐるりと一周して、「桂ファミリー」を作っています。

すばらしく、美しい、堂々とした、生命力あふれる木々です。

そのすぐそばを流れる川が、桂を育んでいるようです。

ほのかな「カラメルの香り」 しました!

「甘い、プリンのような香り」と一緒に行った友人は表現しました。

森の中に入っていったとき、ふわぁ~んとケーキ屋さんの裏を通ったような、良い香りでした。

その理由について、下記ブログに解説がありましたので、引用させていただきます。

+++++以下引用++++

アロタン(アロマテラピーの語源のお話) より

その香りの成分はマルトールなんだそうです。

このマルトールはカラメルの香りの主要成分で、マルトース(麦芽糖)に熱を加えて焦がすと、マルトール(格子が五角形)やイソマルトール(格子が六角形)が生成され、カラメル(キャラメル)独特の甘い焦げた香りが作られます。焼き芋の特徴成分でもあります。

さて、このマルトールですが食品添加物にも使われています。生成方法の一つが、マルトース(麦芽糖)にニホンコウジという麹菌を使ってコウジ酸をつくり、それからマルトールを作るのだそうです。

ということで、カツラの紅葉の落葉が甘い香りがする理由はアロタンは以下のように考えます。

1.カツラの木の紅葉した葉っぱの落葉中にはマルトース(麦芽糖)が存在する

2.このマルトース(麦芽糖)が落葉にくっついた麹菌により マルトースー>コウジ酸ー>マルトール が生成される

3.これで、紅葉の落葉に甘いキャラメル系の香りがする

4.落ちる前の葉っぱが香らない理由は、まだ麹菌がついていないから

5.カツラの落葉でも香らない木があるのは、麹菌がいる場所といない場所があるから

という風にアロタンは考えます。

+++引用終了+++++

それから、その森に入る入口で初めてで出会った、花々です。

いろいろな検索サイトで調べてみました。花の名前はこれで合っているでしょうか。

(もし、お分かりの方がいらっしゃったら、教えてください)

サラシナショウマ(だと思いました)

シラネセンキュウ(だと思いました)

そして、マムシグサに実が付いていました。こんな実がつくのだ!とびっくり。

   

これは、茎を見てマムシグサだとわかりました。


オオスズメバチ オスバチ

2011-10-30 19:51:38 | スズメバチ

経験が豊かなスロー人さんのブログ、「蜂飼いスロー人日記」に、オオスズメバチのオスバチのことが書いてありました。

とても勉強になるので、いつも読ませていただいています。

「オオスズメバチと遊ぶ」というタイトルで、針のないオスバチを手に載せて遊んでいる様子が、写真と動画で紹介されています。

我が家に飛んでくるオオスズメバチの中に、オスバチも混じっているとは気づいていませんでした。

オスバチは

1 お尻にハタラキバチのような針がなく、触角のようなようなものが出ている

2 触角が長い

という特徴があるということ。

さっそく、粘着マットに付いたスズメバチを観察しました。

ちょうど、今朝、かかったばかりのスズメバチが1匹いたので、まずそれのお尻を観察

確かに、針はなく、小さな触角のようなものがあります(写真には、ちゃんと写りませんでした)

一方、前にかかったハタラキバチのお尻はというと

立派な針がついています。

触角の長さについては、粘着マットについたスズメバチでは観察できませんでした。

 

Wikipedeia「スズメバチ」より

 雄蜂は次世代女王蜂候補より少し早い9-11月頃に生まれる。雄蜂は子孫を残すためだけの存在であり、全く働かない。

繁殖期になると若い女王蜂候補が巣から飛び立ち、雄蜂も交尾のために一斉にその後を追う。

大半は天敵に捕食されるか力尽き、交尾に成功するのはこの中のごく一部である。

無事に交尾に成功したオスも間もなく死亡し短い生涯を終える。

元の女王蜂はほとんどの場合女王蜂候補の巣立ち前に死に、働き蜂と雄蜂は基本的には越冬しない。

つまり、越冬するのは女王蜂候補のみである。女王蜂候補は朽木の中などで越冬する


蜜源植物の秋

2011-10-29 23:04:28 | 蜜源植物

だんだん秋が深まり、蜜源植物の紅葉も始まりました。

最初にユリノキ

樹形とこの色で遠くからでもわかります。紅葉の色はプラタナスと似ていますね。

ハンテンボクの別名どおり、青空に袢纏(はんてん)の形がくっきり

いいですね~。青空にユリノキ。

次は、ナンキンハゼ。だんだん赤くなって、 実もつきました。

 

それからセンダン。だんだん黄色くなってきました。


無王群 巣箱解体

2011-10-28 21:48:42 | 飼育日記

7月17日に無王になった第2群。いよいよ1匹もいなくなったので、巣箱を解体しました。

無王になっても、ちゃんと巣板を5枚も作って、3ケ月以上暮らしていました。

 

            王台のあと   や ハタラキバチ産卵のあと オスバチが出てきました。             

 

かえらなかったオスバチの幼虫              ふたに穴があります。

 

それからスムシの跡

 

うちの庭には 巣箱が1つだけになりました。

 


みどりかかった黄色のミツバチ

2011-10-27 19:52:38 | 花粉

朝晩の寒さに比べ、昼間はとっても暖かな一日でした。

 午後2時ころは、1分間に飛行が120回くらいありました。とても活発です。

 

何の花粉なのでしょうか?

ミツバチが みどりかかった黄色になってしまいました。

不思議なことに、花粉団子は付けてこないのです。体中、みどりかかった黄色の花粉だらけ!です。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の花粉団子のうちの一つは、これでした。

   


ハナアブ

2011-10-25 20:16:09 | 四季の日記

セイタカアワダチソウにやってきた蜂がいる!と思って写真をとりました。

 

次々と花を飛びまわるので、なかなかカメラにおさまらない。

とにかくシャッター切っておこう、と写しました。

そして、家に帰って写真を見ると・・・

  

キャッ!ちがうじゃないですか!

先輩に写メを送って「なんですか?」と聞くと、「ハナアブ」とのこと

「アブは種類が多いんですよ」と教えてもらいました

そして、名前を特定しようと、ググってみました。

「シマハナアブ」だろうと思います。

ハチとアブの見分け方は

(1)羽が、蜂は2対あるのですが、アブは1対だけ。 ↓この写真、よくわかるでしょ。

(2)頭部を見て、「ハエ目」(ハエのような目)なら、アブ

だと、いうことでした。

 

セイタカアワダチソウも接写すると、きれいですね。


コセンダングサ・ウィンターコスモス

2011-10-23 22:54:42 | 蜜源植物

うちの庭の下にセイタカアワダチソウがたくさん生えています。

そこで、ミツバチの訪花を確認しようと降りて行きました。

しかし、セイタカアワダチソウへの訪花はなく、コセンダングサとウィンターコスモスを訪れていました。

撮影はコセンダングサでのみ成功。

花粉の色は濃い黄色。下の写真の花粉の色と同じかな、と思います。

 

コセンダングサ(優良な蜜・花粉源)・・・・・

目立たないが、ミツバチはこれらの花を好み、喜んで訪花する。

沖縄では、この蜜を単花蜜として売っている養蜂場もある。

<「蜂からみた花の世界」より抜粋>

 

同じ空き地に生えていたウインターコスモス。 ここにも訪花していました。

ウインターコスモス(補助的蜜・花粉源)・・・・・

コスモスに似て晩秋に開花するので、この名があるが、センダングサの仲間。

センダングサ同様、ハチはよく訪花する。北アメリカ原産。

<「蜂から見た花の世界」より>


粘着マットから逃れるオオスズメバチ

2011-10-22 21:42:33 | スズメバチ

オオスズメバチは本当に強い! 

渾身の力を振り絞って、粘着マットから必死に逃れようとしていました。

マットから落ちて、粘着剤まみれになっていました。天敵とは言え、なんとも。

 

今日もまた、20匹ほど、付いていました。

 

以前にもブログにアップした「ヤマボウシ」。別の木にまだ実が付いていました。

こんなに、きれいな実が鈴なりでした。

採った実は真っ赤で、外はツノツノ。マンゴのような果肉。ねっとりした食感で、やわらかい甘さです。

   

皮は固く、中には、種がいっぱい。

ジャムを作ろうと、始めたのですが、皮と種に負けました。

やまぼうしの花はこんなに真っ白です。(6月5日撮影)

 

ヤマボウシ・・・・花粉源(稀に利用される)

白い4枚の花弁に見えるのは、総苞。((ほう)とは、植物用語の一つで、花や花序の基部にあって、

つぼみを包んでいた葉のことをいう。苞葉ともいう)

ミツバチの訪花はむしろ稀。果実はサルが好んで食べるがヒトも食べられる。

<「蜂からみた花の世界」より抜粋>


はちみつのビンづめ作業 

2011-10-21 22:05:32 | 採蜜

採蜜したはちみつのビンづめ作業をしました。

ラベルやラッピングを考えたり、差し上げる方の反応を想像したり、とっても楽しくて、幸せな時間です。

参加いている会が所有する「糖度計」で糖度の測定。

79.4。合格です。

今回は六角ビン。会でお世話していただいて、お値打ちに買えました。

ラベルを貼って、和紙のラッピングをしました。

うまくいったので、ご満悦。

遅くなりましたが、ご近所にお届けします。たくさん作りました。

 

昨日18匹やってきたオオスズメバチ。今日も20匹。油断できません。

夕方、帰宅して、粘着マットを見て、また動いているたくさんのオオスズメバチにビックリでした。


オオスズメバチ 全く安心できません! & アケビ

2011-10-20 22:04:28 | スズメバチ

オオスズメバチがちょっとおとなしくなったかな、と思っていましたが、なんの、なんの。

昨日夕方、オオスズメバチを1匹粘着マットに付けておいたら、今日の夕方18匹になっていました。

まだまだこれから、スズメバチの女王を産んで、育てなければいけないので、安心できなのは当然ですね。

注意!危険!

 

アケビを採ってきたよ!」と友人が持ってきてくださいました。

私たちの住む住宅地のすぐそばで見つけたとのこと。

自然を見る観察眼のある人には、ちゃ~んと見えるんですね。

 

紫色の美しい実。はじけると、中に果肉が見えます。

取りだすと、いもむしみたいだけど、口に入れて、種だけペッペッとだすと、甘くてクリーミー。

おいしくいただきました。


巣箱の中でサーカス

2011-10-19 23:18:52 | ニホンミツバチの習性

朝晩の涼しさとは、対照的に、昼間はずいぶん気温が上がります。

セイタカアワダチソウの蜜と花粉をたくさん採ってくるのでしょう。

巣箱の中に、その臭いが漂っています。

そんな様子を見ようと、巣箱のうしろの扉を開けたら、巣箱の中でサーカスです。

ハチの鎖でつながっていました。

急いで、カメラを取りに行ったら、なんとか間に合って、撮れました。

でもすぐに、一番下のハチが「も~~~だめ」と、手を離してしまったので

本当に宙づりになりました。

何度見ても、不思議な光景です。


ハニーディスペンサー  洋ナシのコンポート

2011-10-18 21:21:15 | ハチミツ料理

先輩からの情報提供で、ハニーディスペンサーを買いました。

注ぎ口からはちみつが出てくるというのは、知っていますが、それも蜜の切れがどうなか、と思っていました。

これは、違うのです。レバーを押すと・・・

蜜が下から出ます。レバーを離すと止まる。

ハニーディスペンサーのコペルニクス的転回ですね(笑)

直接、パンやクラッカーに注ぎます。

 

今日は、洋ナシのコンポートを作りました。

もものときと同様、1ケについて、大さじ1のはちみつとひたひたの白ワイン。

 

冷やすと、シロップがおいしいので、たっぷり。やさしい甘さが果物の香りを引き立てます。

 


セイタカアワダチソウ はなもも 

2011-10-17 23:13:37 | 蜜源植物

セイタカアワダチソウがどんどん開花しています。まだ、満開にはなってません。

セイタカアワダチソウ・・・・<優良な蜜・花粉源>

北アメリカからの帰化植物。蜜には強い香りがり、日本人は好まないが、アメリカでは人気がある。

ミツバチにとっては、越冬前の貴重な蜜、花粉源となる。ひとつひとつの花は極めて小さく、蜜の存在を

確認しようとしても肉眼では不可能に近い。ここからあれだけの蜜を集めてしまうミツバチの能力には改めて

敬服させられる。(「蜂から見た花の世界」から抜粋)

 

採蜜前は、セイタカアワダチソウの臭いが入るといやなので、開花に敏感になっていましたが、

もう採蜜をしたので、「しっかり採ってきて!!」と応援しています。

来年になれば、この臭いもなくなってしまいます。

我が家の庭の下は、今はセイタカアワダチソウの海です。

 

まだまだ、これから、咲いていくようです。

昼間の気温と夜の気温の差が大きいため、巣箱の中が水分でびっしょり。横壁がべたべたでした。

 

そうそう、我が家のはなもも。春にとってもきれいに咲いたのですが(今年4月11日撮影)

今日、2輪咲いているのに気づきました。

 

この写真を撮っていたら、向こうの林でツクツクボウシが鳴いていました。なんだかへんですね。


チャノキ カキノキ モミジ

2011-10-16 23:19:06 | 蜜源植物

秋晴れの信州路。

果樹畑の奥にある城址に、大きな柿の木が3本。

真っ青な空に、鈴なりの柿の実が、美しく映えていました。

 

 

果樹園のそばには、特に手入れのしていないチャノキに花が咲いていました。

 

 

つぼみも、たくさん付いていて、これから、さらに花が咲いていくようです。

「蜂から見た花の世界」より

チャノキ(良い 蜜・花粉源 )

ミツバチは好んで花粉を集める。花粉は鮮明な濃い黄色。

管理された茶畑では、花は少ない。

 

そして、きれいに紅葉したモミジを1本、見つけました。

雨あがりの秋晴れ。山々も美しい1日でした。


四季咲き さくら が満開です

2011-10-15 21:25:16 | 四季の日記

うちの近所に、四季咲きの桜が咲いています。

春にも秋にも、咲きます。秋は、長く咲くので、ゆっくり楽しめます。

花びらも ちょっと 変わっているでしょ。

 

青空の日に写さなかったのが、ちょっと残念。(また、秋晴れのときに写してアップしますね)

やっぱり、さくらには、青空が一番ですものね。

 

今日、ミツバチの飲み水用においた甕の浮き草の上に、キンモクセイの花が落ちてきて、

こんなかわいい写真になりました。

以前に滋賀県醒ヶ井の地蔵川で梅花藻の上に百日紅の花が落ちたときと、

ちょっと似ているような・・・

・・・・どうかな・・・