桂の木は落葉の時期にカラメルの香りがすると聞いています。
以前にもブログに書いた「大野瀬の子持ち桂」がそろそろ落葉するかなと、行ってみました。
愛知県豊田市稲武町
高さは30メートルくらいあります。樹齢は不明ですが、相当なものだと思います。
真ん中の親の木は枯れているのですが、その周りから出てきた「子」がぐるりと一周して、「桂ファミリー」を作っています。
すばらしく、美しい、堂々とした、生命力あふれる木々です。
そのすぐそばを流れる川が、桂を育んでいるようです。
ほのかな「カラメルの香り」 しました!
「甘い、プリンのような香り」と一緒に行った友人は表現しました。
森の中に入っていったとき、ふわぁ~んとケーキ屋さんの裏を通ったような、良い香りでした。
その理由について、下記ブログに解説がありましたので、引用させていただきます。
+++++以下引用++++
その香りの成分はマルトールなんだそうです。
このマルトールはカラメルの香りの主要成分で、マルトース(麦芽糖)に熱を加えて焦がすと、マルトール(格子が五角形)やイソマルトール(格子が六角形)が生成され、カラメル(キャラメル)独特の甘い焦げた香りが作られます。焼き芋の特徴成分でもあります。
さて、このマルトールですが食品添加物にも使われています。生成方法の一つが、マルトース(麦芽糖)にニホンコウジという麹菌を使ってコウジ酸をつくり、それからマルトールを作るのだそうです。
ということで、カツラの紅葉の落葉が甘い香りがする理由はアロタンは以下のように考えます。
1.カツラの木の紅葉した葉っぱの落葉中にはマルトース(麦芽糖)が存在する
2.このマルトース(麦芽糖)が落葉にくっついた麹菌により マルトースー>コウジ酸ー>マルトール が生成される
3.これで、紅葉の落葉に甘いキャラメル系の香りがする
4.落ちる前の葉っぱが香らない理由は、まだ麹菌がついていないから
5.カツラの落葉でも香らない木があるのは、麹菌がいる場所といない場所があるから
という風にアロタンは考えます。
+++引用終了+++++
それから、その森に入る入口で初めてで出会った、花々です。
いろいろな検索サイトで調べてみました。花の名前はこれで合っているでしょうか。
(もし、お分かりの方がいらっしゃったら、教えてください)
サラシナショウマ(だと思いました)
シラネセンキュウ(だと思いました)
そして、マムシグサに実が付いていました。こんな実がつくのだ!とびっくり。
これは、茎を見てマムシグサだとわかりました。