ニホンミツバチの四季

2010年5月から、ニホンミツバチの飼育開始
そのふしぎな生活を記録します

オオスズメバチ料理

2012-10-10 22:51:15 | スズメバチ

愛知県から長野県方面に続く国道153号線沿い。長野県根羽村に「おもしろすぎるスーパーマーケット」があります。

住岡屋商店

立ち寄るたびに、おもしろすぎるものがありますが、今回は、オオスズメバチの佃煮。

ジバチ、アカバチなどの佃煮はこれまでも並んでいましたが、オオスズメバチは初めて。

表示に心意気がみられます。

成虫の姿をしています。

アップすると

お店の入口には、からっぽになった巣が飾ってありました。

店員さんにお話を聞くと、

「1段目のイモムシを取るときはいいのだけど、その下から成虫が出てくるときが怖い」とのこと。

本当に命がけですね。


スズメバチ 焼酎漬け

2012-09-25 22:33:11 | スズメバチ

スズメバチの焼酎漬けは、傷や虫さされによく効くと言われています。

さらには、疲労回復や血糖値の是正、不整脈などの生活習慣病予防、美肌効果もあるとも言われています。

去年までは、先輩方が、捕まえ方のレクチャーをしてくださっても、とっても手がでませんでした。

が、今年はやってみました。

タモで捕まえたら、タモの先端を高く持ち上げます。

するとスズメバチは飛んで、上に上がります。そこで、タモの先端に来たスズメバチをトングで挟みます。

そして、焼酎の入った広口ビンをタモの中(下)に置いて 

タモの上から蓋をして

ビンを上下に振って、スズメバチが焼酎の中に入ったことを確認して、

タモをとり、蓋を締め直して、完了。

ペットボトルのトラップに入った場合は、蓋を取ったペットボトルをタモの中に入れ

スズメバチをタモの先端に出てくるようにします。

あとは、さっきと同じ。

もちろん、メスのみです。

針も毒も持っているのは、メスだけですから。

 

 

 


スズメバチを食べるカマキリ

2012-09-23 21:54:42 | スズメバチ

スズメバチのトラップにカマキリが、くっついているのをよく見ます。

(クリックで拡大)

透明なボトルの中のスズメバチが捕れないかと、見ているのかと思っていました。

なんの、なんの、今日、カマキリがペットボトルに張り付いて、

スズメバチを食べているのをみつけました。

スズメバチは「カチカチ」と音を出しています。

スズメバチは食物連鎖の頂点にいると思っていましたが、

関係性というのは、そんな単純なものではないですね。


スズメバチの通り道

2012-09-11 23:08:36 | スズメバチ

庭にトラップを5ヶかけました。

(トラップがあるから、スズメバチが来るという説もありますが、巣箱に入ろうとするスズメバチを

見ると、トラップをかけざるを得ません。)

ここに2ヶ                           ここにも2ヶ

 

それからここに1ヶ

この1ヶによく入ります。見に行くたびに、2~3匹入って、もがいています。(むごいこと)

そして、他のトラップには、1匹も入りません。

スズメバチの通り道があるのでしょうか。

・・・・・と観察していたら、またやってきました。

そして、トラップに・・・・

 

それから、今朝、リビングの天井にこんな虫が。初めてみました。

アオマツムシ

葉っぱのような形をした、きれいな緑色のマツムシの仲間だということ。


オオスズメバチのメスとオス

2012-09-09 22:35:41 | スズメバチ

オオスズメバチにも当然、メスとオスがいます。

それをどうやって見分けるか、ということを、今日、大先輩から教えてもらいました。

   

左がメスで右がオス。            (クリックで拡大)

腹の側から見て、お尻の最後のところに黒い斑点がなく、黄色い三角になっているのが、メス。

そこに、黒い斑点があるのがオスということ。

もちろんメスには針があって、オスにはない。

それから、オスは触角が長いということ。

こうして見るとよくわかるかな。下の写真は2枚ともオスです。

 

でも、捕まえて裏を見るわけにもいかない。

教えてもらった大先輩は、「飛んでるのを見れば、メスかオスかわかるよ」と涼しい顔でした。


スズメバチの巣

2011-12-07 18:08:40 | スズメバチ

昨日もらったスズメバチの巣。

ちゃんと持って帰って来ました。

生け垣に作ったので、枝が巣に巻き込まれています。

中から2匹、ヨタヨタと出て来ました。コガタスズメバチでした。

女王バチではないので、力の尽きたハタラキバチだと思います。

オスバチの可能性もあるのでしょうか。

どちらにしても、つぶしてしまいました。ごめんね。


スズメバチの巣 もらいました

2011-12-06 18:52:59 | スズメバチ

知り合いの生け垣にスズメバチの巣がありました。

コガタスズメバチでしょうか。

植木屋さんが、来ていらしたので、お願いしてもらってきました。

(でも、忘れてきてしまったので、もらった巣は後日アップしますね)

ちゃんと注意書きも貼ってあったのですよ。

それから、同じお宅のセンダンの木。春には、よい蜜源の木です。

今は、実がなっていますが、今年は、あまり実が多くありません。


スズメバチの巣

2011-11-27 22:40:08 | スズメバチ

今週末が見ごろと聞いて、香嵐渓の紅葉を見に行きました。

朝8時から、渋滞情報が出ていましたが、裏道で行ったので、問題なし。

もちろん紅葉もきれいでしたが、それだけでなく、山の空気、川の空気がすがすがしく、

気持ちのよい紅葉狩りでした。マイナスイオン、ということなのでしょうか。

 

 

散策道になぜかスズメバチの巣が並べてありました。

さすがに大きな巣でした。


オオスズメバチのからだ

2011-11-03 20:46:28 | スズメバチ

我が家には、まだまだ、オオスズメバチが来ます。

今日も5匹、粘着マットに付いていました。

今年、粘着マットで捕まえるようになったので、私は初めて知ったことがあります。

スズメバチの胸部と腹部は離れていて、本当に細い部分だけでつながっているということです。

粘着マットの上で身もだえしているオオスズメバチを観察していて分かりました。

上から見て、しましまのところが「腹部」、そのすぐ右の黒いところからが「胸部」

体をエビのように曲げると、

体のほとんどの部分が離れているということがわかります。

これは、狩りバチの特徴だと書いてありました。体を曲げて、針を刺しやすくするためだということ。

(出典:都市のスズメバチ 「スズメバチの体のしくみ2」)

こんなに体が離れるのは、不思議な感じがします。

 


オオスズメバチ オスバチ

2011-10-30 19:51:38 | スズメバチ

経験が豊かなスロー人さんのブログ、「蜂飼いスロー人日記」に、オオスズメバチのオスバチのことが書いてありました。

とても勉強になるので、いつも読ませていただいています。

「オオスズメバチと遊ぶ」というタイトルで、針のないオスバチを手に載せて遊んでいる様子が、写真と動画で紹介されています。

我が家に飛んでくるオオスズメバチの中に、オスバチも混じっているとは気づいていませんでした。

オスバチは

1 お尻にハタラキバチのような針がなく、触角のようなようなものが出ている

2 触角が長い

という特徴があるということ。

さっそく、粘着マットに付いたスズメバチを観察しました。

ちょうど、今朝、かかったばかりのスズメバチが1匹いたので、まずそれのお尻を観察

確かに、針はなく、小さな触角のようなものがあります(写真には、ちゃんと写りませんでした)

一方、前にかかったハタラキバチのお尻はというと

立派な針がついています。

触角の長さについては、粘着マットについたスズメバチでは観察できませんでした。

 

Wikipedeia「スズメバチ」より

 雄蜂は次世代女王蜂候補より少し早い9-11月頃に生まれる。雄蜂は子孫を残すためだけの存在であり、全く働かない。

繁殖期になると若い女王蜂候補が巣から飛び立ち、雄蜂も交尾のために一斉にその後を追う。

大半は天敵に捕食されるか力尽き、交尾に成功するのはこの中のごく一部である。

無事に交尾に成功したオスも間もなく死亡し短い生涯を終える。

元の女王蜂はほとんどの場合女王蜂候補の巣立ち前に死に、働き蜂と雄蜂は基本的には越冬しない。

つまり、越冬するのは女王蜂候補のみである。女王蜂候補は朽木の中などで越冬する


粘着マットから逃れるオオスズメバチ

2011-10-22 21:42:33 | スズメバチ

オオスズメバチは本当に強い! 

渾身の力を振り絞って、粘着マットから必死に逃れようとしていました。

マットから落ちて、粘着剤まみれになっていました。天敵とは言え、なんとも。

 

今日もまた、20匹ほど、付いていました。

 

以前にもブログにアップした「ヤマボウシ」。別の木にまだ実が付いていました。

こんなに、きれいな実が鈴なりでした。

採った実は真っ赤で、外はツノツノ。マンゴのような果肉。ねっとりした食感で、やわらかい甘さです。

   

皮は固く、中には、種がいっぱい。

ジャムを作ろうと、始めたのですが、皮と種に負けました。

やまぼうしの花はこんなに真っ白です。(6月5日撮影)

 

ヤマボウシ・・・・花粉源(稀に利用される)

白い4枚の花弁に見えるのは、総苞。((ほう)とは、植物用語の一つで、花や花序の基部にあって、

つぼみを包んでいた葉のことをいう。苞葉ともいう)

ミツバチの訪花はむしろ稀。果実はサルが好んで食べるがヒトも食べられる。

<「蜂からみた花の世界」より抜粋>


オオスズメバチ 全く安心できません! & アケビ

2011-10-20 22:04:28 | スズメバチ

オオスズメバチがちょっとおとなしくなったかな、と思っていましたが、なんの、なんの。

昨日夕方、オオスズメバチを1匹粘着マットに付けておいたら、今日の夕方18匹になっていました。

まだまだこれから、スズメバチの女王を産んで、育てなければいけないので、安心できなのは当然ですね。

注意!危険!

 

アケビを採ってきたよ!」と友人が持ってきてくださいました。

私たちの住む住宅地のすぐそばで見つけたとのこと。

自然を見る観察眼のある人には、ちゃ~んと見えるんですね。

 

紫色の美しい実。はじけると、中に果肉が見えます。

取りだすと、いもむしみたいだけど、口に入れて、種だけペッペッとだすと、甘くてクリーミー。

おいしくいただきました。


今日のオオスズメバチ

2011-09-27 22:26:44 | スズメバチ

オオスズメバチはやっぱりどんどん来ます。

3キロくらい離れたところで、ニホンミツバチを飼っている友人からも、全く同じ訴え。もしかしたら、同じ巣かしら。

オオスズメバチは、本当に強いです。

ねずみマットのはしを「カリカリ、カリカリ」と噛みきって、マットから逃れました。でも、粘着でなんともなりません。

オオスズメバチが主人公になった「風の中のマリア」 オオスズメバチの生態や虫同士の関係がよく描かれています。

この本を読むと、単にオオスズメバチを憎むだけではなくなります。

オオスズメバチ博士になれます。

ミツバチが蜜を集めるのと同様、種を保存するために、必死の狩りを続けていることに共感してしまいます。

オオスズメバチはとったミツバチなどを食べるのではない、ということも初めて知りました。

獲物を肉団子にして、幼虫に与えて、その「甘露」(幼虫の唾液)をもらっているということ。

成虫自身のエネルギー源は樹液など。だから、トラップのジュースに集まってくるわけですね。

 

「ツクバネ」 羽子板の追羽根そっくりの実です。妻籠宿(長野県)の店先に飾ってありました。

 


キイロスズメバチ が 来ましたが、あきらめて帰っていきました

2011-09-10 20:50:57 | スズメバチ

キイロスズメバチ、引き続きやってきます。

すぐにタモで捕まえないで、様子を見ていました。

静止画なので、臨場感には欠けますが、ミツバチはそろってお尻を振り、羽を震わせて威嚇します。

キイロスズメバチはあきらめず、まわりをホバリングしています。対抗するミツバチの数が増えてきます。

キイロスズメバチは真ん中より少し右ブロックの前です。

 

キイロスズメバチはまだあきらめず周りを飛び回ります。 その動きに対抗するようにミツバチハ一斉にお尻をふります。

 

最後はタモで捕まえました。

今日は、オオスズメバチの飛来は少なかったです。

 

6月にブログに載せた「やまぼうし」。清楚な白い花が咲いていました。

 

 

その花がこんな、真っ赤な実になっていました。台風でたくさん落ちたそうですが。

 

土地の方が、「実でジャムをつくる」とおっしゃったので、食べてみました。

半分に切るとマンゴーのような実でした。食感はよく似ていました。

 

 


[特報] キイロスズメバチ を 蜂球で熱殺しました!!

2011-09-09 22:57:19 | スズメバチ

[特報]です。我が家のミツバチ、がんばりました!

ニホンミツバチが本に書いてあるとおり、キイロスズメバチを蜂球の中に囲い込んで熱殺しました!!

ニホンミツバチは、体温を48度~50度まで上げることができます。一方スズメバチは体温の上限が

44度~46度です。この体温の上限の差を利用して、ニホンミツバチはスズメバチを熱殺することが

できます。

これは、オオスズメバチが生息しているアジアで、天敵への対抗手段を進化させたトウヨウミツバチ

(ニホンミツバチもその一種)だけに備わっている能力です。

養蜂に用いられるセイヨウミツバチは体温の上限がスズメバチより低いので、蜂球をつくってスズメバチに対抗することはできません。

今日のミツバチのがんばりをご披露します。

    午前6時40分 蜂球ができる         花粉を付けたミツバチもいます。仕事帰りに加わりました。

 

  横から見ると、こんな感じです。             相手がキイロスズメバチで小さいので蜂球も小さい。

 

   門番も出て、最前線を守っています。羽を震わせて、威嚇しています。

 

エネルギーがなくなったハチはなにごともなかったかのように、す~と巣門に入っていきます。

  7時8分(約30分たちました) ミツバチの数もだんだん減ってきて、キイロスズメバチが見えてきました。        

 

7時15分。がんばっています。巣に戻るハチ、新しく蜂球に来るハチ、交代しながら、熱を出しています

  

7時24分  完了!ハチはみんな去っていきました。キイロスズメバチだけがそのままの姿で残りました。

 

記念撮影です。  44分間。ニホンミツバチの勝利でした。