一昨日の記事で、継箱のことを書いた「1群」
あまり、働きに出ていかないので、夏の暑さか、蜜源の枯渇かと心配していました。
ところが。
一昨日「継箱」をした途端、昨日から「人が変わったように」(ハチが変わったように)、
突然、どんどん働きに出かけるようになりました。
信じられないほどです。
花粉もいっぱい採ってきます。
蜜もたくさん集めてきます。
落っことした花粉を几帳面に掃除する「お掃除係」です。
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触角と頭で玉ころがしのように運んで行きました。
滑走台ぎりぎりまで運ぶと「これでよしっと!」という感じで、踵を返して、巣門に向かいました。
わたしたちが飼っている中で一番大きな群の「1群」。
夜、涼しくなったのに、外に出るミツバチの数は増える一方。
これは巣箱内の空間が足りないためではないかと判断して、継箱をすることに。
巣箱の下の方一面に、側面といわず、底板といわず、びっしりミツバチが張り付いています。
そのミツバチに上がってもらう目的もあって、まずは、底板を交換します。
これが、巣箱から外した底板。
巣門の前に置いたら、1/5くらいは巣箱に戻ったのですが、残りのミツバチは何があっても動かない。
仲間が巣門の前で、呼べと叫べど。
平常時でない立ち方(お尻を外に向けて)で、お尻の部分を白くして、集合フェロモンを出して、扇風行動をしています。
いくら「こっちだよ」と言っても、平気な様子。動きません。
仕事帰りのミツバチ(花粉団子を付けている)もその集団の中に紛れ込んで、右往左往。
まあ、動かないミツバチはほおっておいて、継箱の仕事にとりかかります。
あまり重いので、ロープを使おうかとも考えましたが、持ち手の位置を変えて、持ちやすくしたら大丈夫!
なんとか継箱が終了しました。
白山の南麓、岐阜県 郡上市石徹白(いとしろ)の「いとしろ大杉」に会いに行きました。
正面から
森の中にすくっと立っていました。
長い間、白山に登る修験者を見守ってきた杉です。
こちら側は、枯れていましたが、反対側は緑の葉をたたえています。
長い時間がこの杉に凝縮されたような気がします。
ずっと会いに行きたかった杉です。
信仰の山、白山。その西のふもと、石川県白山市、白峰温泉。
「樹齢400年のトチノキ」を見つけました。
(クリックで拡大)
堂々としたトチノキです。
この地は豪雪地帯で、昔はトチの実が重要な食料。今も名物「とちもち」を売っていました。
トチノキの足元のウバユリにハナアブが訪花していました。
白い花粉だんごを付けてお仕事中でした。
花はつぶれた筒状。開かないと書いてあります。上の写真は手で花弁を広げて写しました。
山にはクルミもたくさんありました。
今日は立秋。 と言っても、猛暑の日々。 でも、もう少しすれば、秋風が立つはずです。
そんな暑い日のミツバチのいろいろです。
洗濯さおについた水を飲みにきています。
メンガタスズメの幼虫。あろうことか、巣箱の観察窓をのぞいています。
給餌は、砂糖ではなく、蜜を与えています。
結晶化した蜜は湯せんでとかすのですが、今回は、そのまま与えてみました。・・・どうなるかな、と思って。
2~3日でなめてしまいました。液体の場合は、1日でなめてしまいますけどね。
里山A群。底板を替えました。
背が高くなたたので、台に乗って仕事をします。気をつけてね!
巣くずの中にスムシがいました。
底板にも
熱湯をかけて掃除します。これでスムシも死んでしまいます。
底板の横棒を外したら、そこにもいました。
A群は強群ですが、スムシがいたので、掃除をもう少し頻繁にしないといけないかなと思いました。
蜜源が少なくなっているなぁと感じます。ミツバチの外勤が少なくなっています。
それで、給餌をしています。去年の秋の採蜜のときの、くず蜜です。
冷蔵をした後に、密閉容器に入れて保存してあります。
夕方、給餌して、次の朝のことです。
とっくに蜜はなくなっているのに、いつまでも巣に執着しています。
秋の採蜜後に同じようにくず蜜を入れても、こんなに執着しません。
巣箱の中からくず蜜を出してくると、真っ黒にミツバチがくっついています。
そして、そのミツバチだらけの巣くずを巣門の前に持っていくと、
分蜂のときのように巣門に向って、なだれ込んでいきます。
ナサノフ腺から集合フェロモンを出しているミツバチが見られます。
お尻が白く見えます。これです。必死で集合をかけています。
ニホンミツバチなのに、頭を巣門に向けて、お尻を外に向けているのは、よほどの勢いで集合をかけているのです。
巣くずから巣に戻っていくミツバチです。
この執着の様子と、ナサノフ腺からのフェロモンによる集合行動は、
くず蜜の巣くずを自分の巣板を間違えているからなのでしょうか。