Mr.しもの前途遼遠

オンラインプロレスラー、Mr.しもとザ・ミックの成長日記みたいなものです。

実況パワープロレスリング'96 マックスボルテージ

2019-10-14 03:07:29 | プロレスレトロゲーム

昔懐かしの
プロレスゲームを紹介する
プロレスレトロゲーム。
今回紹介するゲームは
私がファイプロの次に
やり込んだかもしれない
スーパーファミコンソフト、
コナミから発売された
『実況パワー
 プロレスリング'96
 マックスボルテージ』
です。



発売元のコナミは当時、
『実況パワフルプロ野球』や
『実況ワールドサッカー』
シリーズなど
実況スポーツゲームで
知られるメーカーでして
そのコナミが遂に
プロレスにも
手を出したわけですが
いかんせん
発売時期が遅すぎました。
このゲームが発売された
1996年には既に
プレイステーションや
セガサターンも
世に出ており
任天堂の主力ハードも
ニンテンドー64に
移ろうかという頃。
スーパーファミコンでの
プロレスゲーム発売には
今更感もありました・・・。



対戦前の
ルール設定画面は
『パワプロ』を感じさせる
テイストになっています。
これはかわいくてGood!!



選べるキャラクターは
50体+α(隠し+エディット)!
デフォルトレスラーは
名前やビジュアル、
設定等はオリジナルですが
使用する技構成は
実在のレスラーを
髣髴とさせるものが
多いです。



特に個性的なのが
アメリカンプロレス団体
WWKの所属選手たち。
コナミを代表する
ゲームのキャラクターを
モチーフとしたレスラーが
揃っています。





プロレスの華、
入場シーンは
テレビ画面の中に
更に小さい
会場スクリーンが
用意されていて
正直言って、雑。



画面構成もご覧の通り
リング全体が映され
その中をレスラーが
ちまちま動く
旧世代のスタイルです。
キャラクターは
ポリゴンで
描かれていますが
かなり画一的で
個性が乏しい
印象を受けます。

ウリの1つである
実況に関しては
プロレス中継でおなじみの
辻よしなりさんが担当。
スーパーファミコンの
ゲームとしては
頑張っている方ですが
やはり次世代機と
比べてしまうと
物足りないですね。







バトルシステムは
組んで腰を落とした
タイミングで
コマンドを入力すると
対応した技が出る
いわゆるファイプロ方式。
ファイプロよりも
若干優しいのは
腰を落とした
ベストタイミングで
汗が飛び散る
エフェクトが入るので
タイミングが視覚的にも
取りやすいところでしょうか。

また、
ファイプロと違って
Xボタンを押して
自ら組みに行く
必要があります。
組みに行った側の方が
有利になりますので
そこら辺の駆け引きも
あったりなかったり。









ドロップキックなどの
ダッシュ攻撃が
慣性が強烈に乗る上に
当たり判定が
かなりアバウトなので
結構凶悪です。
ファイプロ同様、
ロープリバウンド中の
相手に仕掛けて
ハメることもできます(笑)





試合後は
バックステージでの
インタビューを
髣髴とさせる演出があり
3つの項目から
インタビュアー気分で
質問を選べます。

この辺りの演出は
なかなか面白いと
思いますし
もし50キャラ×3パターン
すべて違う答えが
用意されてるとすれば
たいしたものですよね。
・・・試してないので
わかりませんが(笑)



・・・とまぁここまでは
どこにでもある
プロレスゲームという
印象かと思いますが
このゲームの最大の目玉は
おそらくこちら、
『パワプロ』の
サクセスモードのように
レスラーを育成する
シミュレーションモード、
マックスボルテージ
モードでしょう!



このモードの主人公は
夢と希望を胸に
超日本プロレスに
入団したばかりの
18歳の青年。
この青年の5年間の
成長ストーリーを
プレイヤーが
描くことになります。



ちなみに主人公の
デフォルトネームは
鳳 烈火(おおとり れっか)。
大層な名前には
実は秘密が・・・!?



主人公の教育係は
かつて鬼曹長と呼ばれた
タイタン城ノ内。
敬語なところが
逆に怖かったり・・・!?





オフの日には
トレーニングや
スパーリングで
ステータスを上げたり
技を増やしていき
試合の日に備える。
それの繰り返しですが・・・





突如起きるイベントで
パラメーターが
上がったり下がったり
することも・・・!?





プロテストに合格すると
いよいよデビュー戦!
対戦相手はもちろん
タイタン城ノ内!



・・・でも、
デビュー戦で
いきなり勝てるほど
プロレスの世界は
甘くないです。



・・・しかも、
変なニックネームまで
付けられる始末(笑)







そんなこんなで
鍛錬の日々が続く中、
ずっと主人公に
目をかけてくれた先輩、
那形 影虎(ながた かげとら)が
団体の新王者となり
名実共にエースとなります。







一方、主人公は
優勝者にアメリカ行きの
チャンスが与えられる
ヤングタイガー杯で優勝。





自分で自分を
美人と言っちゃう
ちょっとアレな
金髪マネージャーの
ちょっとアレな
助言を受けつつ
海外で実力を積み上げ
日本へ帰国。









帰国後、主人公は
格闘トーナメントへの
出場を打診されます。
この大会で競い合った
椎名は後日、
格闘技路線の新団体、
REAL'Sを旗揚げ。
主人公にも
声が掛かりますが
自分の信じた
プロレス道を邁進すべく
超日本残留を決意。



なんやかんや
しているうちに
徐々に試合順も
後の方になってくる
主人公。

それにしても
倒凶憧無って・・・(笑)



そしていよいよ
那形の持つベルトに
挑戦することになった
主人公。





持てる力の
すべてを出し尽くす
死闘の末に
(試合時間7分弱)
悲願の那形超え達成!!





番堂と岩井は
デスマッチ団体、
BOMを旗揚げ。
この世界のプロレス界も
団体の分裂、乱立が
始まりましたね。





そして突如現れた
驚異の新人レスラー、
マックス・マーキュリー。
彼の登場により
このパワプロ界に
激震が訪れます。







マーキュリーは
WWKの王者になると
REAL'S、BOMに移籍し
それぞれの団体の
ベルトを奪取。



やがてその毒牙は
超日本プロレスにも
向けられます。
マーキュリーは
超日本に移籍。
もちろん狙いは
主人公の持つ
超日本のベルト!





いよいよ
マーキュリーを
迎え撃つ主人公。
気分は最高潮、
マックスボルテージ!!







ゲーム中でも
最強の実力を持つ
マーキュリー。
持てる力の
すべてを以下略で
なんとか
王座防衛に成功!



それでも何度も
主人公に対して
挑戦を繰り返す
マーキュリー。
マーキュリーに
ベルトを奪われたままの
他の3団体は
ぶっちゃけ相当
困っているようですので・・・









逆にこっちから
他の3団体に
移籍を繰り返して
すべてのベルト、
かっさらって
やりましたぜ!!


・・・いやもうこれ、
やってること
マーキュリーと
一緒じゃん!!(笑)





こうして主人公は
プロレス関係者から
皮肉を込めて
世界最強の
プロフェッショナル
レスラーと
呼ばれるように
なりましたとさ。
めでたしめでたし・・・。



・・・とまぁ
これはあくまでも
私がプレイしたときの
ストーリーであって
実際は試合の勝敗や
隠しパラメーターで
シナリオも分岐します。
それほど分岐点は
多くはないんですけど。

個人的には
ずっと第1試合で戦う
前座レスラープレイも
やってみたいですし
椎名さんと一緒に
プロレス格闘技の道を
追求するってのも
面白そうですよね。





マックスボルテージ
モードをクリアすると
隠しキャラとして
育てたキャラクターと
マックス・マーキュリーが
他のモードでも
使用可能になります。





マーキュリーは
最強キャラだけあって
パワフルな技も
テクニカルな技も
何でも使える
ゼイタクなキャラに
仕上がっています。





メンタルは
中二だけどな・・・!!




実況パワープロレスリング'96
マックスボルテージ

(★は5段階評価)

ストーリー  ★★★★★
マックスボルテージ
モードのシナリオが
充実しているので
これはもう
文句なしの5つ星!
中でも
スーパーヒーロー
マスクマンの
ワイバーンの反逆は
相当インパクトが
ありました。

キャラクター  ★★★★
このグラフィックなので
見た目の個性が
皆無であるにも関わらず
マックスボルテージ
モードのおかげか
愛着を持てるキャラが
何人かできました。

操作性  ★★★
ダッシュボタンが
Rボタンだったり
フォールや関節技を
外すのが
LRボタンだったりと
若干のクセはあるものの
ファイプロに慣れた
プレイヤーであれば
あまり違和感なく
遊べると思います。
1人でCPU相手に
遊んでいるぶんには
結構楽しいです。
2人対戦には
向かないかもですが・・・。

続編期待度  ★
「96」と銘打たれたにも
かかわらず
続編が一作も
発表されなかったことを
考えれば
私の評価がどうであれ
世間的にこのゲームが
成功だったかどうかは
お察し・・・ですよね。

総合評価  ★★★★
個人的には
かなり遊べた
ゲームではあるんですけど
皆さんにも
勧められるかというと
実はそうでもなかったり・・・。
高評価の理由は
マックスボルテージ
モードの初回プレイ時に
依存しているところが
大きいですし
キャラクター数の割に
技数が実はそれほど
多くなかったりと
叩けば出てくる埃も
ちらほら・・・。
私は好きですけどねー。



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2 コメント

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Unknown (コウ)
2019-10-14 11:51:22
コレ!自分も遊びまくりましたよ!
確かに操作性はアレだったので、ファイプロに戻ると、こっちが下手になるんですよねw
自分は場外ダイブ技かアピール入れないと発動しないという、面倒くさい仕様が好きでした!
返信する
面白いです (Mr.しも)
2019-10-14 23:28:44
コウさん

1人で遊ぶぶんには
相手をフルボッコにする
爽快感もありますので
結構楽しめるんですよね。

場外ダイブ技は・・・
なんでこんな仕様に
したんでしょうね?(笑)
返信する

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