
Mr.しもの中の人が
プロレスラーの魅力を語るこのコーナー。
今回は、GHCヘビー級王座を再度戴冠し
ついに名実ともにノアのエースとなった
丸藤正道選手です。
「えっ、また?」
そう思った方もいるかもしれませんが・・・
一番好きなんですから仕方ない!
そういうことで一つご了承を・・・。
丸藤のGHCヘビー級王座戴冠は
プロレス大賞MVP候補として名の挙がった
2006年以来となります。
この第10代王者時代の丸藤は
田上、秋山をシングルで撃破したり
KENTAとの試合で年間ベストバウトを獲得するなど
本当に獅子奮迅の活躍を見せていました。
毎試合、何が飛び出すのかわからない
非常に魅力的なレスラーでした。
・・・で、現在の丸藤はというと
この頃と比べると少し物足りない印象です。
相変わらず独創的な動きは見せるものの
小奇麗にまとまってしまった印象も・・・。
以前は今より技も少なかったのですが
審判を踏み台に不知火を撃ったり
トップロープを利用して喉輪落としを決めたり
リング内外をうまく利用していたんですけどね。
そういうサプライズは
だいぶ減ってしまった気がします。
まぁ、無理して怪我されても
困ってしまうんですけどね。
長くなってしまいましたが
ここからは前回触れた
不知火以外の技について触れていきます。
タイガーフロウジョン

三沢さんを倒す為に編み出した技で
三沢さんの2大必殺技である
タイガードライバーと
エメラルドフロウジョンを組み合わせた技。
これはズルいですよね。
私も大好きな技です。
ポールシフト、
ポールシフト式エメラルドフロウジョン、
パーフェクトフェイスロックなど
現在、丸藤には試合を決められる技が
いくつもありますが
私の中ではこの技が最上級の技です。
トラースキック

使い手の多い技ではありますが
丸藤は色々な形で使用します。
「パチーン」という気持ちのいい音を
会場に響かせるこの技ですが
その秘密は・・・わかってますよね!?
from コーナー to コーナー

この技は最高にプロレスっぽいですよね。
だって、わざわざ端から端まで
飛ぶ必要性なんてないんですから。
この技と不知火の無駄の多さに
私は魅了されました(笑)
以前はコーナーに逆さ吊りにして決めていましたが
現在は場外からリングに上がった選手の
隙を狙う形で決めています。
そう考えれば、現在の形の方が
理に適っていると言えますね。
串刺し式バックハンドエルボー

丸藤の技の中でも
特にフォームの美しい技だと思います。
若い頃は長い距離を
フワッと高く飛んでいましたが
さすがに現在は距離も高さも控えめに。
あぁ、きっとそういう部分で
今の丸藤に物足りなさを
感じてしまうんでしょうね。
シューティングスタープレス

※画像は飯伏のその場飛び式
若かりし頃の丸藤は
シューティングスターも
フェニックススプラッシュも
飛んでいました。
2004年のノア東京ドーム大会、
GHCJr.タッグ戦で失敗して以来、封印中ですが
丸藤を特集したムック本の中で
自身にとっての最高の技として挙げています。
現時点で、無理なことは百も承知ですが
いつかこの技を生で見てみたい・・・。
そんな丸藤の印象的なムーブの数々を
ご堪能ください。
衝撃のラストは
ブリスコ兄弟の合体技
スプリングボード・ドゥームズデイ・デバイスを
丸藤が肩車状態から不知火・改で返すという
とんでもない離れ技。
こんなもん、やろうと思っても普通できません。
こちらのフィニッシュは
場外で橋誠(秋山の仲間)を
踏み台にしての不知火。
ロープがなければ使えないという
縛りのある不知火だからこそ
それ以外の場所で飛び出すと
強烈なインパクトを与えるんです。
最後に、ムーブではないのですが
ちょっと感動的なヤツを・・・。
何度見てもグッときます。
丸藤自身、今回のGHC防衛ロードが
自身のキャリアで最後のGHC戴冠のような
言い回しをしていますけど・・・
そうは問屋が卸しませんよと。
まだまだプロレス界には
丸藤正道が必要なんですよ。
師匠である三沢さんはこの世を去り
最大のライバルKENTAは
自身の夢を叶える為に海外へ旅立った。
私が10年前に思い描いていた
ノアの未来図とはまったく異なり
現実はとても厳しいものでしたが
丸藤ならばもっとやれるはず。
副社長とかそんなこと、どうでもいいんです。
一プロレスラー、丸藤正道の進化を
一ファンとして見てみたい、それだけです。

↑バナーをクリックでランクアップ!
ご協力よろしくお願いします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます