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「オーシャンズ13」の感想です。

2007年08月12日 | 映画感想 ア 行
「オーシャンズ13」を懲りもせずに観て来ました(苦笑)。前作の「オーシャンズ12」の時にひどくガッカリさせられた記憶が蘇るのですが、今回の予告編を映画館で何度か観ていたら、割とストーリーを作っていそうだったので観る気になりました。・・・が!

オーシャンズ13
オーシャンズ13
オーシャンズ13
オーシャンズ13
オーシャンズ13
「オーシャンズ 13」
(8月10日(金)公開 / 先行 8月4日(土))

製作年・国≫2007年6月:アメリカ上映時間:2時間2分)

出演≫ジヨ-ジ・クルーニー / ブラッド・ピット / マット・デイモン / アンディ・ガルシア / ドン・チードル / エレン・バーキン / アル・パチーノ

内容≫カリスマ詐欺師ダニー・オーシャン率いる11人の詐欺師チームが繰り広げる犯罪トリックを描いたシリーズ第3弾。監督はスティーブン・ソダーバーグ。【ストーリー】ラスベガスの大ボス、ヨーロッパ一の大泥棒、ユーロポールの腕利き刑事というトリプル包囲網を潜り抜け、門外不出の名宝と引き換えに1億9000万ドルを手に入れたダニー(ジョージ・クルーニー)、ラスティ(ブラッド・ピット)、ライナス(マット・デイモン)らチームの面々。彼らは因縁の地ラスベガスで再び大きな獲物を狙うことに……。

来日情報≫ジョージ・クルーニー7月末来日!
ジャパンプレミア・レッドカーペットイベント:8月1日(水) 18:00~19:00 会場:六本木ヒルズ・アリーナ広場
来日会見の模様は⇒こちらです。

ランキング≫全米興行成績は初登場1位獲得
米Yahoo!ユーザー6段階平均評価「B」
米Yahoo!批評家6段階平均評価「B」


■感想です≫

ハッキリ言って、またまた普通でしたね。星☆☆2個って感じです。このシリーズ全てで言える事ですが、出演者たちのやっつけ仕事的な上滑り演技が透けて見えるし、押し付けの笑いどころがミエミエで、逆に笑えませんでした。出演者の豪華さだけでストーリーの半分作っていますね。

最初のオープニングシーンから、あまりのダサイオープニングでがっかりさせられました。今時、あんな時にケータイの着メロが鳴って出るぅ!?そして、何もせずにその場から去るぅ!?・・・なんか、お笑いのすべったコントを見せられたような気分になって最初からテンション下がりましたわ

そのシーンを観てなんか嫌な予感がしたんですけど、やっぱり、話が進むにつれて、話の大筋がめっちゃ弱い!オーシャンの仲間のルーベンが、ホテル王から共同経営すると言う話を持ちかけられて、結局騙されてショックで心筋梗塞になって危篤状態になってしまう。それでルーベンの敵討ちの為に、騙した相手のホテル王に一泡吹かせてやると言う訳ですが・・・、

ルーベンが銃で撃ち殺されたのでもなく、ビルから突き落とされて殺されたのでもなく、ショックの余り心筋梗塞になってしまっただけって言うのがねぇ・・・病気だし!そう言う設定もなんかコメディっぽくて笑えますね。いや、コメディーを観たいんじゃなくて、007とまでは言いませんが、スマートでスピーディーな詐欺トリックを見たかったんです。あれじゃ単なるゴージャスなコメディ映画ですわ。あっ、コメディで良かったんですかね?

元もと、お友達が騙された仕返しをするだけのちっちゃい話が、周りの味付けが大きくなりすぎてイマイチ入りこめませんでした。とにかくテンポが悪い!前半は、オーシャンたちがホテル王を、どうしてやっつけるかの作戦会議に時間を費やして、全て段取りを話してくれるんですが、そのシーンが眠気を誘います!どうもあのテンポの会話は眠気が襲ってきて苦労しました。

そして、オーシャンたちが描いた作戦を成功させる為には、そのホテルの中枢の機械を止めないといけないんだけど、難攻不落でハッキングは無理!そこで、地震を起こさせて機械を止める方法しかないと言う結論になって、その地震を起こさせる為に、イギリスとフランス間の海底トンネルを掘削したマシンをレンタルして(笑)そのホテルの地下を掘って行くと言う作戦。その巨大掘削マシン!敵のホテルの真下にこっそり潜り込ませるのに何処から入れたの?(爆)そんな大掛かりな掘削マシンは絶対に目立つし!(ほんと、発想がコメディそのもの!)

それに、敵のホテルの従業員が簡単に買収されてオーシャンの側について、自分達の勤めるホテルの品格をおとしめる手助けをすると言うのも納得がいかない。もう一つ納得がいかないのが、その筋の世界にも絶対顔が効いて精通しているだろうアル・パチーノ演じるホテル王バンクが、詐欺師集団のオーシャンの中間達をまるっきり知らないと言うのもちょっと都合が良すぎる。

ダニー・オーシャンを知ってるんだったら、って言うか、そのオーシャンの仲間であるルーベンを騙した張本人であるホテル王バンクが、その他のオーシャンの仲間の顔や名前を知らないと言うのはねぇ・・・あの辺も納得いかなかったですわ。女優さんのキャスティングも手抜きした?ちょっと華が無さ過ぎ!

とにかく、オーシャンの仲間のルーベンの仕返しをすると言う目的と、その為に払ったその全ての代償とのバランスが不釣り合いすぎて、全然スッキリしませんでした。ストーリーは平坦でストレートな1本道でそのままゴールでしたわ。軽いノリのコメディ映画だと納得して観れば、出演者がゴージャスな分、楽しめると思いますが・・・。


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