映画「ザ・コンサルタント」 予告編
ストーリーは Yahoo!映画より引用転載しています。
映画「ザ・コンサルタント / 原題:THE ACCOUNTANT 」 ≪ストーリー≫「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」でバットマンを演じたベン・アフレックが、複数の顔を持つアンチヒーローを体当たりで演じるアクション。小さな町で会計士として働くクリスチャン(ベン・アフレック)のもとに、ある日大手企業からの財務調査のオファーが寄せられる。調査を進めるうちに彼は重大な不正を発見するが依頼は突然取り下げられ、それ以来クリスチャンは身の危険を感じるようになる。実は、彼は闇の社会の会計士として各国の危険人物の裏帳簿を握っていた。 日本公開:2017年 1月21日 / 上映時間:2時間8分 全米公開:2016年10月14日 監督 : ギャビン・オコナー 出演 : ベン・アフレック/アナ・ケンドリック/J・K・シモンズ/ジョン・バーンサル/ジョン・リスゴー 米批評サイト Rotten Tomatoes の評価 批評家 52% (レビュー数 239) 観 客 77% (レビュー数 44,619) |
先日、映画「ザ・コンサルタント」をオンデマンドで観ました。この映画は全米ボックスオフィスで初登場1位デビューを果たし、6週にわたりトップ5前後にランクインしていたので評判は良かったようです。私は、この映画の詳しい解説やレビューは見ずに短い予告編と簡単なストーリーを見ただけで見始めました。
主人公が自閉症と言う設定なので、どんな展開になるのかと思っていたら、これが、すごく面白くて、人がバンバン殺されて行くのに、申し訳ないけど最後の方では爽快感すら覚えました。とにかく、アクションシーンに無駄な動きがなくてキレが良くて見応えがありました。そして、彼はライフルの射撃も天才的なスキルを持ち、長距離からの狙撃も一発必中と言うすご技の持ち主でもあります!その狙撃シーンも見せ場の一つでしたが、彼の自閉症にまつわる親と子、兄と弟の関係性も描かれていたので、物語に深みを与えていたと思います。そこにFBIも絡んで来ると言う欲張りな設定でしたが、それぞれのパートが無理なく繋がっていました。
物語の導入部分に主人公の子供時代が描かれていて、途中にも何度かフラッシュバックで子供時代が挿入されているのですが、その子供時代のエピソードが、この映画のパズルのピースになっていて、物語の重要な伏線となっています。自閉症と言う症状を持つ主人公が、人知れず悪戦苦闘しながら自らの人生を意義あるものへと突き進めて行く原動力は、一体何なのか?その答え合わせの様な、前半に張られた伏線の回収が、最後に見事に収まっていました。詳しく書いてしまうとマズいので、この辺で止めておきます。皆さん、これは余り内容を知らないで観た方が面白いと思います。私は、翌日にもう一度観ました。何度観ても面白いなぁと思いました。
この映画の主人公の症状である"高機能自閉症"と言うのは、自閉症スペクトラムと言って知的障害がない自閉症らしい。「目を合わせることが苦手」とか「対人関係を築けない」など、コミュニケーションとか笑いには無縁と思われる自閉症ですが、この映画の主人公が、相手との何気ない言葉のやり取りが、やり取りになっていない所がクスッと笑えて、和めるシーンも有ったのも良かったです。そして何よりも、主人公を演じたベン・アフレックの抑えた演技が光っていたと思います。しかし、予告編でそこ見せちゃ絶対ダメでしょ!って所有りますね!最後のサプライズなのに!
見終わった後、ネット検索していたら、この映画の監督さんのインタビュー記事を見つけました。その中で、この映画の続編構想をすでに持っていると書いてありました。しかし、俳優、監督、脚本家、プロデューサーと、何役もこなす超忙しいベン・アフレックを再起用しての続編となるとスケジュール的に数年先になると思われるので、続編はTVシリーズ化を検討していると言うことです。もちろん忙しいベン・アフレックは主演ではなく、ゲスト出演的な事を書いてあったと思います。続編すごく楽しみです。
【続編情報の追記です】
2020年3月の記事によると、この映画の続編企画は2017年6月ごろから始動していて、2020年3月の時点でもまだ検討されてはいるけど流動的な状態の様です。続編が中々本格的に始動できないのは、この映画に関わった脚本家や、ベン・アフレックが他の映画などで忙しすぎるのが原因のようです。
続編制作のキーマンの一人、ギャビン・オコナー監督は「ザ・コンサルタント」の3部作化の構想を持っているらしいけど、映画化が難しい場合はテレビドラマシリーズになるかも知れないと再度語っていましたが、どうなるのでしょうか!?私としては、映画で続編を見たいです。
◆ いつもご訪問ありがとうございます。