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NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

引き続き櫓作り (7月5日)

2015年07月10日 | 遊び
梅雨前線が日本列島近くをうろうろする様になって、天気予報が毎日目まぐるしく変わります。
本日も、当日まで作業が可能か判りませんでした。
結果は期待通り曇り、作業可能でした。
本日の作業は、横木のホゾ加工と柱材の残りのホゾ穴加工と修正です。




これで全部の部材が揃い、次の作業は微調整しながらの仮組みです。

櫓作業終了後は樹木の名札付けと草刈をしました。
これはサワグルミ。
実がたわわに実っています。
これなら今年もリスの食料庫は満杯に出来そうです。


このところ続いた梅雨寒の日々が終わり、日に日に蒸暑さが増して来ました。
森の草木も勢い良く成長しています。
いよいよ梅雨明けが間近です。
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森の入り口ワンダーランド計画、櫓、焼印 (6月27日)

2015年07月01日 | 遊び
当初予定ではこの日櫓が形になる日でしたが、やはり計画通りには進んでいません。
イベントまで後1ヶ月、何とかなるでしょう。
今日も櫓の柱にホゾ穴を開ける作業になりました。
しかし天気予報は曇り時々雨、空は暗く今にも雨が落ちてきそうな雰囲気です。

墨付け作業です。
墨付けの後、チェンソーでホゾ穴を開けます。


大分部材が揃って来ました。


改めて眺めると、部材の一つ一つが大きくて重いことに気付きます。
立上げ組立作業は慎重に進めないといけません。


丁度お昼時に雨が降って来ました。
今日の作業は午前中で終了です。
焚火の周りで食事をしていると、遅れて一人隊員がやって来ました。
作業は終わりましたので、焼印のデザインを推敲してもらいました。


森の賢者フクロウがモチーフです。
焼印が出来上がったら、あちこちに押しまくろうと思います。
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木登り、櫓、森の入り口ワンダーランド計画 (6月13日)

2015年06月18日 | 遊び
森の入り口ワンダーランド計画(今タイトルを思いつきました)の一つの櫓作りは人が集まる午後からにして、午前中は来れた2人で木登りの練習をしました。
小屋の前の空き地を挟んだ北側にクリやホウノキやサクラの森があって、丁度良い具合に枝を広げて木登り心をくすぐるのです。
道具はロープ、ハーネス、ヒッチハイカー、ハンドアッセンダー、フットアッセンダー、その他です。
ロープはスローラインと8オンスのスローウエイトで枝に掛けますが、狙った枝にスローウエイトを投げ上げるのはなかなか難しい技です。


最初は無意識に腕を使って登ろうとして直ぐに疲れてしまいます。
ヒッチハイカーに体重を預けながら足で登ると楽なのですが、なかなか簡単には行きません。


何度か上り下りを練習してやっとホウノキの枝で一休みして景色を眺める余裕が出来ました。
高さは12,3メートル位でしょうか。
木の上での時間は不思議な体験です。
足元のおぼつかなさを覚えながら風で揺れる枝に抱きついていると、空に浮かんでいるような気分になります。
木の葉に紛れて鳥が近くを飛べば、自分が森の一員になった気になります。
それに、木登りは巣箱掛けやツリーハウス製作のこれからの計画には欠かせない技術になります。
皆さんも是非一度お試しを。

午後からはメンバーも集まり、櫓作りにかかりました。
土台となる丸太の高さをそろえるために、水を満たしたバケツとチューブで水平を計りました。


皮むきとホゾ穴用の墨付け、ステージ用材の製材も進みました。


夏までに間に合わせようと、作業は進みます。
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物見やぐら (5月30日)

2015年06月05日 | 遊び
この日集まった隊員と相談し、物見櫓作りが決定しました。
場所は第1ピラミッドと第2ピラミッドの中間地点、林道脇です。
材料となるスギの間伐材もおおむね近くにあり、比較的平坦な地形です。
ここに作れば森の入り口エリア全体を見晴らすことが出来るはずです。
出来上がりを想像しただけでワクワクします。

先ずは桁材の加工から始めました。


ホゾ加工用の墨付けは慎重に。


この日、日差しの勢いを感じる澄んだ青空でした。
日向と日陰の熱の差がはっきりと感じられました。
これから夏に向かってこんな日が増えて行きます。


今日は小さなお客さんも迎えました。
森の小道でリスが食べ残したクルミの殻を集めて竹の器に載せました。


これからも森の不思議な宝物を沢山見つけてね。
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第2ピラミッド完成 (5月15日)

2015年05月16日 | 遊び
森の入り口南側に第2ピラミッドが完成しました。
小屋近くに作った第1ピラミッドは材を7段積み上げましたが、今回は12段ですから1.7倍の大きです。
その分、頂上からの眺めはより爽快になりました。

今回最も活躍したのが、ポータブルウインチでした。
これが無ければピラミッドは作れなかったでしょう。
2年前の6月の集材以来、久しぶりの登場です。
(集材の模様はこちら)


今回のピラミッド作りは事情により平日一人で作業したので、4日かかっています。
初日は、森のあちらこちらに散らばった材を一箇所に集めました。


そして、ウインチと中心のスギの木に取り付けたロープを利用し組上げていきます。
材はチェンソーでノッチを作りはめ込み安定させました。


少しこだわった部分があります。
見た目が不恰好になりますが、上段にはあえて太く長い材を乗せています。
そして完成後の眺めは。
これは実際登って味わってみて下さい。
きっと気に入ってもらえると思います。




さて次は何を造りましょう。
やはり高い所からの眺めが得られるものが良いですね。
ツリーハウスでしょうか。
その前に物見櫓かな。
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春の山菜天ぷら、田楽パーティ (4月29日)

2015年05月03日 | 遊び
すっかり恒例になった春の山菜天ぷら、田楽パーティを今年も開催しました。
山菜のコシアブラとタラノメは、森の入り口周辺の間伐した人工林からやや遅めでしたが前々日採取しました。
タケノコは、予定していた竹林での成長が早めに終わってしまい採れず、購入しました。
そして、当日作りかけのテーブルの天板を載せて、やっと全ての準備が整いました。


慌しい準備が終わり、無事パーティが始まりました。
田楽に乗せる山椒の葉はさっき小屋の向こうで摘みました。
風が気持ち良く木立を抜け食欲をそそります。


森の中での食事の最高の味付けは、木漏れ日と風と森の香りでした。
普段では考えられない量の用意した田楽、山菜、焼肉、焼芋、焼おにぎり、全ての食材を美味しく食べ切りました。


季節は初夏に差し掛かり、森はいよいよ新緑が勢いを増しています。
もう夜になってもそれ程冷え込むことは無く、森では昼間見られない動物たちも忙しく活動していることでしょう。
森の入り口で一夜を過ごし、動物たちに出会いたくなりました。
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物作り2 (4月18日)

2015年04月20日 | 遊び
森の中には切り捨てた間伐材がごろごろ転がっています。
しかし、切ってから時間が経っているので市場に出すことは出来ません。
もったいないなあと、それがいつも気にかかっていました。
ある時、ふと良いアイデアが浮かびました。
「そうだ、ピラミッドを作ろう。」
という訳で、間伐材を組上げて小屋の南側にピラミッドを作りました。

先ず、角が東西南北(磁方位)を向く様に最初の段の材を並べました。


チェンソーで丸太にノッチを入れ、組上げていきます。


丸太の移動は人力です。
トビとコロとちょっとしたコツでかなり重い丸太も移動させる事が出来ます。
だいぶ組み上がって来ました。


完成しました。
最上段は平らにしたので、寝そべって空を眺める事が出来ます。
少し空が近くなりました。


午後は小屋の脇にテーブルを作ることにしました。
小屋南側斜面からヒノキを運び、皮をむいて加工しました。




本日の作業はここまで。
次回はテーブルを組み立てます。

林内の更に南側にはまだ間伐材が沢山転がっています。
作り上げた満足感を味わって、もう一つピラミッドを作りたくなりました。
今度は真中にスギの木を抱くような配置が良いかな。




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物作り (4月11日)

2015年04月14日 | 遊び
今年の春は雨が多いような気がします。
サクラはとっくに咲いているのに、このままだと花見をしそびれてしまいそうです。
今日も昨日からの雨がようやく出かける頃に上がりましたが、まだ空は厚い雲に覆われています。
肌寒い森の入り口では焚火が活躍です。

こんな天気でしたし参加者が2人だけでしたので、今日は小屋の中でチェンソーのメンテナンスやサクラや杉の丸太でちょっとした物を作る事にしました。
先ずはサクラ丸太で座椅子です。
もう少し座面に丸みを持たせたほうが良いかな。
手前には真竹のペンケース。
カビが生えないよう表面と内側を焚火で少し焼きました。


次にスギ丸太の椅子です。


足の切れ込みがもう少しあっても良いですね。


ベンチも手掛けました。(未完成、写真なし)

森にある材料とチェンソーやナタやノコギリでの物作りは楽しい時間でした。
物作りは、まだ形になっていない素材から作品を想像し、身近な機材で何とか工夫しながら作り上げる過程が楽しいですね。
日常生活では、欲しい物ほぼ全てをお金で買っています。
でも、物やサービスをお金で買ってしまうのは、それを手に入れる一番楽しい過程を捨ててしまっている事にもなります。
これはもったいない。
チェンソーで木を切りながらそんな事を考えていました。

クロもきっと同じ気持ちでしょう。
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ブランコ (2月15日)

2015年02月20日 | 遊び
15日の当初予はヒノキの集材でしたが、参加者が少なく急遽ブランコ作りに変更しました。
森の入り口では二つ目のブランコです。
今度のブランコと以前のブランコの大きな違いは、取り付け高さです。
森の入り口のほとんどが人工林で、ブランコをぶら下げる枝を張った広葉樹はほとんどありません。
そこでここでブランコを作成しようとすると、二本並んだスギの立木に横木を渡してそこに吊り下げるしかありません。
そしてどうせ横木を渡すならという訳で、横木の高さを思い切って高くすることにしました。
ブランコを吊り下げる綱を長くすることでゆったりとした乗り心地も味わえるだろうという目論見も有ります。

そして横木を取り付けたのはこの高さです。
約9mあります。

安全帯と登山用ハーネスでニ重に落下を防止していますが、かなり緊張する作業になりました。
時折吹く強い北風で木が揺れると、揺れの振幅が大きく目まいの様な感覚に襲われました。
これもなかなか普段では味わえないスリルです。


そして完成した姿がこちら。
横木は滑車で吊り上げ、チェーンを巻き付け、それをスギの木に打込んだ打ち込みステッキにシャックルで留めました。
揺れ対策とスギの木を痛めない為です。、


作業中に上から見下ろすと、軽トラがこんなに小さく見えました。


小屋もこの通り。


座面の加工はチェンソーで行いました。


今回の作業でスギの立木に横木を留める方法が判りましたので、次はツリーテラスに兆戦です。
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中央アルプス宝剣岳、空木岳縦走 (9月20日、21日)

2014年09月28日 | 遊び
中央アルプスを宝剣岳から空木岳まで9月20日、21日と1泊2日で縦走しました。
初日は駒ケ岳ロープウエーを使って標高2630mの千畳敷駅まで一気に上り、そこから6時半に山登りを開始しました。

千畳敷から振り返ると南アルプスの勇姿が目に入りました。
中央が甲斐駒ケ岳、右手に仙丈ケ岳です。


出発して直ぐの宝剣岳への登り。


宝剣岳から見たこれから進む従走路。
正面少し左手の尖った部分が空木岳頂上。


通過した宝剣岳の岩場。


従走路に入り、中央アルプスを形作る領家花崗岩の特異な景観を発見。


従走路約半分の位置にある檜尾岳避難小屋。


檜尾岳から見た空木岳。
近そうに見えて実は遥か彼方。
既に少々バテ気味。


木曽殿山荘に到着したのは薄暗くなり始めた17時。
1日目の縦走は、6時半から17時までの11時間半でした。
簡単そうに見えた従走路は、実は沢山のアップダウンと歩きにくい岩場の連続の難路でした。
良い経験になりました。

夕暮れになり、夜の闇が濃くなるとたちまち空には星々が瞬き出しました。
南の低い位置には3つの赤い星が光っています。
多分、アルタイル、火星、土星でしょう。
天頂には天の川と夏の星座の白鳥座、こと座のベガ、わし座のアルタイル。
夜中には冬の星座のオリオン座が高く上って来ました。
夜明けには暗闇にナイフの先で傷を付けた様な細い月。
山上でしか見られない天空ショーが、一晩中遥か彼方で静かに繰り広げられました。
満天の星に出会えるのも山登りの楽しみです。

夜明け前の南アルプスと空木岳の斜面です。
快晴の朝です。


朝6時、空木岳に向かって出発。
後方が木曽殿山荘です。


空木岳頂上。
後方左に見えるのが御嶽山。


空木岳頂上からは360度の展望が開けていました。
その一部、左手に浅間山、八ヶ岳、右手に甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳、北岳。


頂上少し手前から岩場の向こうに富士山。
富士山と重なるように手前に南アルプス塩見岳。


下山途中の駒石。
これも領家花崗岩の特異な景観。


そして21日14時無事下山。
今回も天気に恵まれ天空の散歩が楽しめました。
1日目の予想外の難路に悩まされ、木曽殿山荘では一つの布団に2人という超混雑に寝不足になり、下山では膝を痛めて苦しむといったちょっとした困難には出会いましたが、おおむね快適で順調な山歩きでした。
今年の夏山登山はこれで終了。
秋から冬にかけては低山で来年に向けてのトレーニングです。

このブログを書いている28日の時点で御嶽山噴火の犠牲者31人が確定しているようです。
縦走中に寄り添うようにずっと見えていた御嶽山での出来事が信じられません。
10月には日帰りで御嶽山に登ろうかと話していたので更に衝撃です。
犠牲者に自分が含まれていた可能性もあったでしょう。
今は犠牲になられた皆さんのご冥福をお祈りします。
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