NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

運搬、皮むき (3月21日)

2015年03月24日 | 間伐
先週の作業の続きです。
別の場所からも使えそうな材を下ろし、集材した材を小屋まで運び皮を剥きました。






ベランダの設計図を見ながら材寸、組み立て方の打合せです。
かなり細かい部分まで詳細に打ち合わせました。
これでもう半分以上出来たも同然です?


今後は皮むきしたヒノキを乾燥させながらホゾの加工をして行きます。

本日メインの作業のおまけに、道路から小屋の南側入り口までの木道も作りました。




気温が上がって急激に木の芽が膨らんで来ました。
花粉も飛びまくって、知らないうちに水洟が垂れていたりします。
目の周りや喉までもひりひりしているし、頭痛もします。
光や気温、湿度、風の大きな変化に体も心も戸惑っているのでしょう。
春は見た目ほど優しくありません。
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集材 (3月14日)

2015年03月20日 | 間伐
隊員の家のテラスを作るために,森の入り口のヒノキ林で集材しました。
材はトビとコロを使い、人力で林道まで引き下ろす事にしました。
なかなかの重労働でしたが何とか3m材12、3本は下ろしました。


皮を剥いて乾燥させ、夏ごろにはテラス作りに取り掛かる予定です。


立木から利用出来る材までの行程で、集材、運搬、製材には苦労します。
この行程を上手く進めないと材の利用は出来ません。
森林を荒らすことなく出来る牛搬や馬搬が面白そうですね。
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いよいよ春の野志間伐 (2月28日)

2015年03月05日 | 間伐
2月も最終日、一時と比べて寒さが和らぎ、風の無い今日のような日には日差しの温もりをはっきりと感じます。
やっと野志の森に戻って来ることが出来ました。
昨年12月20日以来の久しぶりの野志での間伐作業です。
この森も作業開始から3年を迎え、そろそろ間伐作業が終わりを迎えつつあります。

急斜面を下り、少しなだらかになった混交林で作業をします。


大きなヒノキやスギが目立ちます。
フジ弦にも力が入って、静かで壮絶な戦いが繰り広げられていました。


この森では特に大径木のサクラが目を引きます。
密集の具合からすると、これは自然に生えたものでは無く先の山主がわざわざ植えた木のようです。
植えた山主は、きっと自分では見られないずっと先の見事な花を夢見たことでしょう。
それなら我々はその意を汲まなくてはなりません。
サクラの周りは少し丁寧に間伐しました。


昼休み。
陽だまりで寛ぎました。


ストーブも湯沸しに活躍しています。


午後も一踏ん張り。


穏やかな晴天に恵まれて2月最後の、そして春を迎える区切りの作業が終了しました。
3年という長い時間がかかりましたが、野志での森造りはほぼ終了しました。
これから更に長い時間をかけて、良い森に育って欲しいですね。
次にここを訪れる時は、大きなサクラの木の下での花見です。
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