NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

♪夏も近づく八十八夜♪(5月29日)

2010年05月31日 | 遊び
まずは雑学(Wikipedia)から
八十八夜は、雑節のひとつで、立春を起算日(第1日目)として88日目、つまり、立春の87日後の日である。

という事ですので、今年の八十八夜は2月4日の立春から数えて88日目の5月2日でした。
しかし今年は春先の異常な寒波もあって、八十八夜からは一月近く遅れて5月29日に今年の茶摘を行ないました。
先週の雨で1週間遅れたことが幸いして一見新葉は旺盛に見えましたが、病斑で縮れた新芽も多く、香りも昨年よりは少ない気がします。

しかし、そんな事はまったく気にも留めず、今年の茶摘隊も元気一杯です。


新緑が眩しい!!
森から聞こえてくるホトトギスの鳴き声がなぜかとてもこだましています。


摘んだ茶葉は広げてゴミを取り除いた後、大釜で火入れをし、筵に広げて後姿の鈴村まゆみさんの指導で茶揉みをし



底が網で出来た大笊で乾燥させます。

乾燥させている間、人によっては3週間放置した畑に行って見ると。

大変な事になっていました。
すっかり原野に戻っています。
(写真右手の幟近くだけ、先週来た塾生が草刈をしています。)
気温が上がるにつれ、ここのところ草の勢いは絶好調のようです。
慌てて草の勢いに負けそうな作物を救い出すため草刈をしました。

再度鈴村さん宅に戻り、乾燥した茶葉をまとめてお茶の完成です。

さて今年の出来はどうでしょう。

庭では「なんじゃもんじゃ」が花盛りでした。


畑の山添の湿って日当たりのあまり良くない斜面にササユリの蕾を見つけました。
開花まであと少しです。


季節は休みなく力強く移り変わっています。
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恵み雨、恨み雨(5月23日)

2010年05月23日 | 自然農
明け方から間断なく雨が降り出し、少しづつ強くなっています。
天気予報が当たりました。
今日に限っていつもよりかなり正確です。
これは気のせいでしょうか。
という訳で、茶摘みは29日に延期します。
作物には恵みの雨でも、予定に縛られる生活の我々にとっては恨み雨となってしまいました。
楽しみにしていた遠足に行けなかった気分です。
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薫風(5月16日)

2010年05月17日 | 自然農
棚田借用覚書を取り交わすために、朝スーパーカブで中野方まで行って来ました。
今日も快晴で、朝早くから高速の乗ろうとする車で恵那インター付近が混んでいましたが、それを過ぎると車は少なく、バイクならではの快適なドライブが楽しめました。
カーブで味わう遠心加速度と緊張感、アクセルを吹かしつつ直線に戻る時の開放感を味わいつつ、新緑真っ盛りの山々や真っ白な雲と眩しい青空を見上げたり、風に混じる草の香りを嗅いだりしての快適なドライブでした。
スーパーカブは快調で、アクセルを吹かせば70Kを軽く超えてしまいます。
しかも60K時より振動が少ないくらいです。
この季節のバイクでのドライブは、至福の時間です。

畑では作物が順調に育っています。
5月2日の筍堀の時には既に大きくなり過ぎていたコゴミですが、切っておけばまた新芽が出てくるよと教えられた通りに刈り払っておいた場所で本当に新芽が出ていました。
柔らかそうなのを摘み取りました。


横井さんの二十日大根は、発芽が順調過ぎたようで、かなり窮屈そうです。
来週の茶摘時には間引きをしなくてはなりませんね。


23日の茶摘を予定している茶畑を見て来ましたが、寒さのせいでどうも成長が遅れているようです。
昨年のように2条だけで沢山の収穫は期待出来ないかもしれませんが、予定通り行ないましょう。
後は御天気の心配だけです。

追伸
夜、根ノ上あかまんまロッジからの帰り道、カモシカの子供に出くわしました。
かなり驚いて手の届くくらいの道脇で立ち止まってしまいましたので、触ろうと車から手を伸ばしましたが逃げられてしまいました。
根ノ上でカモシカに出会ったのは2度目です。
夜の森には想像以上の色々な動物が活動していそうです。
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掘立小屋造り 続き (5月8日)

2010年05月10日 | 遊び
掘っ立て小屋造りは前回3日に何とか柱を立てたものの、その後の作業方法を探しあぐねていましたが、思いつきました。
竹で柱を固定しながら足場にすればいいのでは。
竹なら5m近くの長材でも軽くて人力で持ち上げ固定する事が出来そうだ。
という訳で、仮止めの柱が倒れてしまわない内にと8日に小屋造り続きの作業を行いました。

朝一番で鈴村さん宅の竹薮で竹を切り出し、


車に積み込み、現場に搬入します。(短く見えますが、5mの長さがあります。)、

竹は滑りやすく、運搬時の固定には工夫が必要でした。
今回は短時間の運搬でしたので何とかなりましたが。

再度傾きを確認しながら柱を固定しつつ、ついに3m以上のの高さの桁を上げました。


そして興奮冷めやらぬ内に記念撮影です。

前列左の隊員が右手に振り上げているのは、番線固定に使ったシノです。
簡単な道具ですが、うまく使うのにちょっとしたコツがあります。
こんなちょっとした技術を様々な場面でこれからも少しづつ皆で身につけて行きたいですね。
そして一人前の田舎者になるのだ!!

やりました!!
コメント (2)
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掘立小屋造り(5月3日)

2010年05月04日 | 遊び
いよいよ中野方で掘立小屋造りに挑戦です。
畑を見下ろす位置に造ることにしました。
杉林伐倒跡地ですので、傾斜と切株が少々厄介です。

邪魔な岩を動かします。


水糸を張り、正確に水平と柱の位置を決め、柱を立てる穴を掘ります。


試行錯誤の集中作業で、15時頃やっと前後の柱を立てることが出来ました。

しかし敷地の傾斜が急で、前後の柱の高低差が70cmあって、下方の柱の地上高が3.2mになってしまいました。
これでは足場無しでは人力で桁を上げられません。
敷地は切株の根で柱穴が深く掘れず、立てた柱は不安定で梯子が掛けられません。
脚立も不安定で危険です。
さてどうしたらいいのでしょうか。
人力のみで、お金も手間もかけずに小屋を建てる方法は見つかるのでしょうか。
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筍堀り(5月2日)

2010年05月04日 | 遊び
中野方鈴村さん竹藪で筍堀をしました。
連休が始まり中央高速上り線は朝から多治見辺りから大渋滞で、名古屋方面から来る参加者は軒並み1時間近く到着が遅れ気味です。
早めに到着した参加者は畑の手入れをしながら待つことにしました。
今の畑の様子です。
ただの草地にしか見えませんが、

ジャガイモが芽を出していました。

ニンジン、チンゲンサイも小さな芽を出し、ネギも元気に育っています。
1段下の畑ではサヤエンドウ、トウモロコシが芽を出しました。
ここまでは順調ですが、これから草やトリ、ウサギ、イノシシとの静かな戦いが始まるのでしょう。

10時近くに参加者全員がそろいましたので、中野方川対岸の鈴村さん竹藪に移動しました。

早速筍堀です。

まゆみさんに指導してもらいますが、慣れない鍬がうまく狙った所に振り下ろせません。




しかし、あっという間に沢山堀上げて


皮をむいて大鍋でゆで上げます。


昼食をゆっくりとって休んでいると、茹で上がったよとまゆみさんが声をかけてくれました。
筍の世話は、すっかりまゆみさんにお任せしていました。


これを皆で分けて、次は裏山にコシアブラを採りに行きました。
コシアブラはいくらでもありましたが、ほんの少し遅かったようで芽は若干育ち過ぎた感じです。
それでも皆で十分においしそうな芳しい芽を採ることが出来ました。


のどかな春の一日でした。
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