NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

冬支度 (11月4日)

2019年11月05日 | 森林
今年の季節の進み具合は少し遅れ気味でしたが、朝晩の寒さが身に染み始めると共に、冬の足音が微かに聞こえてきました。
ツリーハウスは夏の涼しさと明るさを優先して壁が半分しか張ってありません。
そこで、冬を快適に過ごすためにストーブを設置しました。
今、薪や焚き付けを準備しているところです。


北側の窓枠にも少し工夫をしてみました。
幅30㎝程の板を内張して、下部はテーブル代わり側面は壁代わりにして使おうと思います。
テーブルは、冬鳥の餌台にも使えるでしょう。



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スズメバチ (11月2日)

2019年11月04日 | 森林
スズメバチに刺されました。
今年はこれで2回目です。
刺された箇所の痛みはもちろんですが、精神的なショックと頭痛でしばらく気分が悪い状態が続きました。
1回目に刺された後、医者に相談してエピペンの処方を来年の春からにしようと決めた矢先でした。

1回目は夏、笹を刈っていて巣に踏み込み刺されました。
今回は、しばらく上っていなかったツリーテラスを登った時でした。
いつの間にか周りにスズメバチが集まって来て、気付いた時には攻撃されていました。
階段を転げ落ちるように駆け下り、地上に下りてからも全速力で逃げましたが、左手首と右ひじを刺されました。
2回とも不用意にスズメバチの巣に近づいてしまったのが、惨劇の原因でした。
しかし、事前にスズメバチの巣に気付くのは困難です。
だから、不幸なスズメバチとの遭遇は絶えません。
少し落ち着いてからツリーテラスを観察すると、思わぬ所に巣を見つけました。
しかも、大きさはバスケットボール大。
どうして今まで気づかなかったのでしょうか。悔やまれます。

ツリーテラスの床下に巣がぶら下がっていました。
写真の中央辺りです。


拡大写真です。
きれいに真ん丸です。


さて今後どうしましょう。
とりあえず立ち入り禁止の標識を表示しました。


これ以上被害を出さないためには、早急に巣を取り除かなくてはなりません。
私の心には今、復讐の炎が燃え上がっています。
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どんぐり (10月)

2019年11月04日 | 森林
今年も恵那病院の周りでアベマキのドングリを沢山拾って来ました。(10月22日)
昨年沢山拾った源斎橋の辺りでは殆んど無かったのに、ここでは昨年同様沢山のドングリを拾えました。
拾っている間もドングリが木から落ち、その実はアスファルトに跳ね返って硬い殻にひびがはいっていました。
ひょっとすると殻が割れた実は水分を吸い易く、発芽が促進されるかもしれません。
道路に落ちた実は車にひきつぶされるか発芽出来ないで無駄になると思っていましたが、殻が割れてはじけて土に落ちた実の発芽率が上がることで無駄にはならないのかもしれません。
どうなんでしょう。
沢山拾ったドングリの一部はポットに蒔き、苗を作るつもりです。
昨年森に置いておいたポットのドングリは全て何者かに奪われてしまったので、半分は家に持ち帰りました。
残りは森へ置いて、略奪防止にネットを一枚掛けておきました。
しかし、2日後に見てみるとネットの数か所に穴が開き、中のドングリが奪われていました。
そこでネットを3枚重ねてみました。
それでも1か所穴が開けられドングリが奪われました。
どうやらドングリが大好物な略奪者が森にいるようです。
そして今はネットの上に木の枝を置いて様子を見ています。
今のところ大丈夫のようです。


まだ残っているドングリは森のあちこちに少しずつ穴を掘り蒔いています。
このドングリのどれ位が芽を出し、無事育つのでしょう。
今までの経験では確率はかなり低そうです。
人工林にドングリの木が戻る日は来るのでしょうか。
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間伐 (10月26日)

2019年11月02日 | 間伐
久しぶりの間伐を行いました。
過密不自然な人工林の間伐は、我々の基本的な活動です。
しかも、日本の森林らしく急斜面での作業です。
長い間基本から離れて体力的に楽な活動をして来たので、今回の活動で良い緊張感と集中力を思い出しました。

駐車した場所の近くで細く伸び過ぎ、自重で曲がった杉を倒しました。
この杉は、作業者の方向頭上でかなり曲がって倒れています。
このままではいつかは林道に倒れ込むに違いなく、その前に処理しました。
倒木や曲がり木の伐倒は、危険で緊張します。



今回の活動現場です。
急斜面を息を切らせて登って来ました。
斜面中腹で作業を開始します。
先ずは倒す方向を見極めます。
掛木にしないようにじっくり見定めますが、これだけ混んでいる森林ではほとんど掛木になります。


斜面の下でも作業しています。


斜面下の作業はツルがらみのヒノキが多く、プラロックを使って引き倒しました。
これもかなり重労働です。


昼食後もしっかり活動を続けました。
今回の作業で伐倒木の下になってしまったチェンソー2台のソーバーを破損しました。
甚大な被害です。
久しぶりの本格的な間伐で、注意力が散漫でした。
人が下敷きにならなくて幸いでした。
これからの活動では、改めて気を引き締めなければなりません。
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