NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

テーブル完成(1月25日)

2009年01月27日 | 間伐
今日は朝からテーブルの製作です。
この日の参加者は二人でした。
昨日よりは風が穏やかですが寒さは相変わらずです。
風が穏やかなので盛大に焚火でもしたいのですが、周りには牛の飼料用の藁が沢山積み上げてありますので流石に心配です。
仕方なくストーブで暖をとりましたが充分に温まりません。
生木は煙ばかりで炎を上げて勢い良く燃え上がるのはほんの一時です。
薪は乾燥が大切ですね。

昨日受け取った製材の残った皮を剥きました。
最近採ったばかりの材の皮は簡単に剥けませんが、地肌は濡れた柔らかな大理石のようで何度体験しても思わず見とれます。


夕方少し日も傾く頃天板が載り、やっとテーブルが完成しました。


高さ0.9m、幅1m、長さ2.5mのテーブルです。
重くて人力では動きません。
とても存在感があります。
皆さんお一ついかがでしょうか。
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製材間伐材受け取り(1月24日)

2009年01月26日 | 間伐
平野部でも雪になりそうな寒波がやって来るという天気予報で心配していたのですが、土曜日の朝はすっきりと晴れ上がり笠置山も青空を背景に佇んでいました。
その代わり厳しい寒さと強い北風で冷え込んでいました。
今日は製材した間伐材を引き取りに飯地へ向います。
またあの険しい山道を登りましたが、雪の心配をしないで済んだだけ前回よりは気楽です。
山道の途中で見下ろした木曽川にかかる笠置ダムです。
右手の斜面に集落がありますが道はここで行き止まりです。
木曽川はここから八百津まで人を寄せ付けない狭い渓谷を縫って流れ下ります。
ダムが作られる前の木曾川を木曽五木の筏が濃尾平野に向けて沢山下る様子を想像してしばし足を止めました。


製材所で材を積み込みました。
積み込んだ上半分は製材した折に出た端材です。
薪用に持ち帰ります。
見た目には持ち込んだ間伐材の半分くらいが端材となってしまいました。
径が小さければ小さいほど製材した時の材にならない部分の割合が増えてしまいます。


苦労して運び出した材のかなりの部分を捨てなくてはならない点も間伐材利用効率が高まらない理由の一つです。
小径木は燃料ペレット等への利用が一番いいのかもしれません。

再び拓志館に戻りストーブに火を点けて暖をとっていると隊員二人がやって来ましたので夕方までテーブルを作成しました。
北東に見える阿寺断層沿いの山々に沿うように次々と雪雲が流れていくのがずっと見えていました。
間伐と違ってそれほど身体を動かしませんので寒さが身に染みます。
作業が終わる頃には身体が冷え切って、体温も数度下がってしまったかのような気がしました。
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中野方間伐支援(1月18日)

2009年01月19日 | 間伐
曇り空の寒い朝でした。
中野方で間伐支援を行ないました。
林内には薄っすら雪が残っていて、林内に入った途端冷気と森の匂いに包まれました。
森の匂いは微かですが、林内にはいつも立ち上り気分を落ち着かせます。

淡々と間伐を行ないましたが、いつもと違って汗ばみません。
やはりかなり気温は低かったのでしょう。

今回は松を沢山切りました。


枯れた松は枝も枯れ上がり掛木になっても枝が折れやすいので比較的倒れてくれますが、生きている松はかなり厄介でした。
桧が生きた松に掛かってもも同様に厄介です。
まるで松が意思を持って切り倒されるのに抗っているようです。
また一つ勉強になりました。

3時前に雨が降り出し作業は終了しました。
最後に倒した桧に登ってロープ掛けをしている時これから手を入れる林内を撮影しました。
この森林の間伐が終わるのはまだまだのようです。
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製材所に搬入(1月17日)

2009年01月19日 | 間伐
先週雪のため製材所に搬入出来なかった間伐材を再搬入しました。


しかし前回搬入した上矢作の恵南森林組合製材所は本日休みのため今回は飯地の保母建設製材所に運びます。
さてその場所はと言うと・・・・


右手に笠置山がそびえ、視線を左に移すとまた一山見えます。
その山頂付近が今回の搬入場所です。
山から下ろした材をまた遠くの山に運び上げる事になりました。
市の面積の53%が森林という恵那市でも製材所はほとんどありません。
もっと手軽に利用出来る製材所があれば間伐材の利用も増えるでしょうが。

三郷から飯地へは木曾川を渡って山を登るのですが、その道を慣れない4トン車で走るのはとてもスリリングです。
これは帰り道で撮影したのですが、こんなところもあります。
左手の崖にへばりつくように道が作られています。
ここで落ちれば木曽川まで真っ逆さまです。


同じところのガードレールです。
真ん中が凹んでいるのはなぜでしょう。


やっと山を下って木曽川までたどり着きました。
赤い橋を右側に渡って三郷まで戻ります。
石垣積みの棚田と木曽川水面がやけに穏やかに見えました。
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里にも雪が積ってしまいました(1月12日)

2009年01月14日 | 間伐
今日製材所に材を搬入する予定でしたが、里にも雪が降ってしまいましたので念のために製材所までの道の状況をスタッドレスタイヤの乗用車で先に調べてみる事にしました。
峠道でもかろうじて雪は溶けていましたが、製材所までの最後の100mが雪道でした。
今日の材搬入は諦める事にしました。
帰り道山越えの雪道を越えてみました。




拓志館にたどり着くと、11日に引き続き隊員がベンチの仕上げ作業の最中でした。


しかし程なく雪が激しくなり昼前で作業は諦める事になりました。


山仕事では思うように行かなくても決して無理をしないのが基本ですからね。
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集材作業(1月10日)

2009年01月13日 | 間伐
2009年森造隊最初の活動を行いました。
年末からの寒波で鍋山山中までの林道は凍結と積雪のため到達がかなり困難になっています。
そこで、林道入り口の現場からの材搬出を行ないました。
ここは鍋山での作業の合間に少しずつ間伐を進めていた所です。
これは12月23日の朝の写真です。
冷え込んだ朝で、田には霜が降り朝日に輝き同時に暖められて水蒸気が立ち上っていました。
この後方が現場です。

午前中は人力のみで黙々と集材作業です。
作業中は寒さを感じなかったのですが、この日は北風が強く、昼食時は土手の陰で風を避け太陽の日を浴びていても寒さが身に染み、早々に作業に戻りました。
午後からは今回初めて作業に参加した熊谷氏の間伐実習と4tユニックでの材搬出です。
前回の集材時の反省から、この日のために鉄工所に注文しておいた集材用アングルがとても役に立ちました。
作業に忙しくて、写真は材を拓志館に運んでほっとした後の写真のみです。




思った以上に材が出ました。
これで山に上がらずテーブルとベンチを作ることが出来ます。

帰り道、夕暮れの中央アルプスの雪景色と満月に近い月が冷たく輝いていました。
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