NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

夏休みの子供達2 (8月19日)

2016年08月29日 | 遊び
夏休みの子供達が再び森へやって来ました。
今回は21人です。
前回来た子供達も最初は少し緊張気味です。


そんな子供達には森の機能や不思議について少し話しました。
光合成や空気や水の浄化、多様な生き物の生活、細菌、微生物から鹿やイノシシやフクロウ、人への命の繋がり。
話は出来るだけ簡単に纏めようと努めましたが、子供達の心には届いたのでしょうか。

窮屈な話が終われば自由時間です。
森に張ったテントの中は子供達の秘密基地です。


川遊びをする子供達の歓声が森中に響き渡りました。
ブランコにも夢中です。


工作では笛とバードコールを作りました。




テーブルの上でのお弁当。


焚火でのマシュマロあぶり。


今回も子供達は沢山遊びました。

帰る時間になって持って帰ろうとしたクワガタが見つかりません。
袋からうまく逃げだしたようです。

2人はとてもがっかりです。
また今度捕まえましょう。

森には子供達が良く似合う。
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夏休みの子供達 (8月16日)

2016年08月17日 | 学習
地元の学童14人を森に迎えることになりました。
朝、子供達は集合場所から賑やかに歩いてやって来ました。
さてどんな1日になるのでしょう。


好奇心に目を輝かせてやって来た子供達に、まず森でのルールを説明します。
迷子にならない、上下周りを良く見て慎重に行動する、道具や木の枝を振り回して他人に怪我をさせない、大きな子供は出来るだけ小さな子供の面倒を見る、トイレ小ならどこでも自由、大なら森兄(私の事です)に声をかけ穴を掘ってもらう、その他は何でも自由にして良い。
ここでは子供達に出来るだけやってはいけないという声をかけないよう努めます。

大人気のブランコは森の中に大きなものが3つと小さなものが1つあります。
ツリーハウス横のブランコは、やはり皆で乗ると楽しさ倍増です。


ビオトープの上のブランコからも皆の歓声が響きました。


小屋の前のブランコは揺れ幅が大きいので、よりスリリングです。


川ではいつの間にか皆ずぶ濡れでした。


飛び込む子供の姿を見ていると、大人もやってみたくなります。


こんな山の中でも護岸工事が進んでいて川の魅力がすっかり台無しですが、子供達は楽しみを見つけ出します。
この川が自然河川のままだったらどんなに素晴らしかったでしょう。

お昼は各自で持って来たお弁当を、森のあちこちで広げました。
ツリーハウスの上は満員でした。


テントの中は大きな子供で既に満員です。
入れななかった小さな子は外で食べます。
しかし、実はテントの中は暑いのです。


午後は木の枝で笛を作りました。
鋸とナイフを使うので心配していた指の怪我も無く、胸をなで下ろしました。


何とか皆の笛から音が出ました。
出来た笛には名前や絵を描いて森のお土産に仕上げました。


あっという間の一日でした。
子供達は元気一杯森での時間を楽しみました。
さて次は何をして遊ぼうか。
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酷暑、間伐 (8月8日)

2016年08月10日 | 間伐
久しぶりに山主さんの家の前の森で間伐作業をしました。
この森での作業も久しぶりですし、間伐作業そのものも久しぶりです。
長らく休んでいた体が果たして作業に耐えられるのでしょうか。
おまけにこの日の最高気温は岐阜県多治見市で39.5℃を記録し、今夏の最高レベルに達していました。
更にうっかりチェンソーの燃料タンクにオイルを注入するやら(まずあり得ない事です)始動紐が切れるやらで散々な立ち上がりとなりました。
やはり間伐作業の間をあまり開けると信じられないトラブルにも見舞われます。
こういう場合は落ち着いてゆっくり作業に取り掛かりましょう。
そこで先ずは今まで間伐した材の玉切りから作業を開始しました。


少しずつ林内が歩けるようになると雰囲気が明るく変わって来ます。
蚊の大群と流れ落ちる汗は休息を頻繁にとって山からの湧水で洗い流しました。
酒屋の山主さんの庭には酒の仕込みに使う裏山からの湧水が豊富に湧き出ています。
この水を頭からかぶるとまさに生き返ります。

お昼はいつもの森に帰りました。
森の中は涼しく微風が汗をたちまち乾かしてくれます。
なんだか眠くなってきます。

午後も間伐作業を続けました。
樹冠が空いてきたので掛木処理も楽になって来ました。


午前中の一汗で体が軽くなり調子が上がって来ましたが、調子に乗り過ぎてはいけません。
3時前に早目に作業を終える事にしました。
真夏のこの時期でも午後3時を迎えると何となく日差しが優しくなります。
地球が公転軌道を刻々と夏至から冬至へ向かって進む姿が頭をよぎります。
そういえば、森では木の実が大きくなり落葉が目を引く様になって来ました。
夏が過ぎて行きます。
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