NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

森の入り口で過ごす (11月23日)

2014年11月26日 | 間伐
秋の休日にあった色々なイベントもそろそろ終わりを迎え、森に静けさが戻って来ました。
本日は森の入り口で間伐の予定を立てていましたが、気が変わり小屋の屋根材の加工とまだ掛けていなかった巣箱を掛ける事にしました。
加工班は先ずチェンソーの目立てから。


巣箱班は曲っていた巣箱の屋根を修正しました。


スギの間伐材から板を切り出しています。
小屋の周りには大きなスギ材がふんだんに有ります。




巣箱は最低5m以上の高さに掛けなくてはならず、高所での作業は緊張します。
安全帯で体を確保していますが、もう少し体を固定する方法を工夫したほうが良さそうです。
登るだけでなく高所で作業するなら、両手は自由にしたいですね。
ロッククライミングの道具を上手く利用出来るのではないでしょうか。
巣箱は出来るだけ高い所に掛けた滑車で引っ張り上げ、作業を楽にしました。


焚火での焼ジャガイモが美味しく出来上がりました。
中も紫色のジャガイモが初めてお目見えです。


午後も同様な作業を行い、一仕事を終えた後はお約束のチャイで疲れを癒しました。

焚火でお湯が勢い良く湧いています。


一日の終わりが早い。
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野志での森造り (11月15日)

2014年11月18日 | 間伐
寒くなりました。
朝、恵那市明智町野志に向かう椋実で気温は2℃でした。
凍えた谷間に届く朝日は遅いものの、道路の反対側斜面にやっと届いた光が色付いたイチョウを浮かび上がらせていました。

イチョウの左上には微かに上弦の月が浮かんでいます。

その隣で柿もたわわに実っていました。

思わず一つもいで齧ってみましたが、渋柿でした。
しかし、渋さの中にもほのかな甘みがあって、なかなかの味わいでした。

隊としての野志での活動は久しぶりです。
今回は2年前に間伐した斜面の下方での作業です。
ここは様々な程度で混交林化していて、どう森造りをしていくのかいつも考えさせられます。
今回の場所ではサクラの大木の周りのヒノキを思い切って切り倒し、林床に光を入れることにしました。
林床は落葉でふかふかです。


ツルに巻かれ曲ったヒノキを切りましたが、ツルが丈夫で倒れません。



他の木も同様です。


こうした森の中での間伐は、掛木処理作業がほとんどで、厳しい肉体労働になります。
しかし静かな森の中で夢中になって体を動かしていると、いつの間にか頭の中が軽くなり疲れが心地良くなってきます。

体が冷えるので、昼休みもそこそこに作業を続けました。
15時になると日が少し傾き明るさが急激に失われ始め、作業を終了しました。
昼間の時間が短くなりました。
一日体力を使い切って作業しましたが、森の一部がほんの少し明るくなったような気がするだけで森は変化を見せません。
森の力強さと大きさを感じます。

前日境界確認のためここに入った時も少し間伐しています。



翌日、恵那山が今年初めて冠雪していました。


短い秋が終わりを迎えたようです。

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森の健康診断報告会を開催します。 (11月8日)

2014年11月08日 | 協力
「土岐川・庄内川源流の森健康診断」は今年で終了しました。
そこで、報告会とこれからの活動方針についての話し合いを11月29日と30日に行います。
森をこよなく愛する皆さん、参加して思いを述べて下さい。

参加方法等詳細は下記写真をクリックして大きな画面で確認して下さい。



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恵那環境フェア (11月1日)

2014年11月08日 | 協力
2014恵那環境フェアに参加しました。
昨年に続いて2回目です。
今回のテーマは〈考えよう 見直そう 「くらしのかたち」を!〉でした。
しかし、このテーマと我々の活動を結びつけて表現するのはなかなか難しく、今回も反省材料が沢山残りました。

我々のブースです。


今回のエコクイズは、この様なものにしました。

問い 森で暮らす鳥たちは大切な働きをしています。
   その働きとは何でしょう。
   下記の中から正しい答えを二つ選んで下さい。
① 木の実を食べて、その種を撒き散らす。
② やって来た人をくちばしでつつく。
③ 虫を食べる。
④ 大声で鳴いて、来た人をおどす。
⑤ あちらこちらに糞を落とす。

それで、ヒノキのハンガーに巣箱をぶら下げてアクセサリーにしています。

しかし、メインの出し物はクロモジの楊枝作りです。


ヒノキとスギの枝や幹の展示、バードコールや木のアクセサリー作りも行いました。
クイズや工作に興味を持ってくれた人達と話し合う事で思いを伝えられたらという狙いがありましたが、これはまったく効率が悪い。


我々のブースにやって来ただけの人達には、我々がどんな活動をして何を訴えたいのかが良く解らなかったでしょうね。
写真や文章の表示だけではなかなか思いは伝えられないとしても、もう少し工夫すれば良かったかなというのが今回の反省点です。

今後は、我々の活動概要や目指す森造りを文章や写真で解りやすく表現する工夫を凝らしたいと思います。
活動を検証する意味で、表現することは活動そのものと同じくらい大切ですから。
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