NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

野志間伐 (6月23日)

2012年06月26日 | 間伐
野志での間伐が本格的に始まりました。
しかし、まだまだ順調にとは行きません。
悪戦苦闘と言ってもいいくらいです。
急斜面の上、移動さえ困難なほどの混み具合と地面近くから張り出した枝に苦しめられています。
ここでの作業は、新人には荷が重いかもしれません。




しかし、がんばってもらいましょう。
足腰の鍛錬には持って来いです。
山林で自由に動ける体力を培う事から新人教育は始まるのです。

一方ベテランはというと。
休憩用のベンチを作っていました。
ベンチとテーブルの設計図はこちらです。
テーブル図面
ベンチ図面

作業を始めるには環境整備からと、ベテランらしくいきなり作業を始めたりはしないようです。
気持ちの余裕と遊び心も我々が行う山林作業には大切な要素ですからね。
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材搬出はいつも雨 (6月9日)

2012年06月13日 | 間伐
7時半現在、現場の天気は高曇りです。
今日の作業は予定通り行ないます。
10時半頃、現地集合でお願いします。


とお知らせしたその後、現場に向かう途中の東濃牧場から周囲の空を眺めてみました。
南の空は標高1000m弱の低い山並みに今にも雲が掛かりそうに低く垂れ込めていましたが、雲と山並みとの隙間の空は微かに明るく、そちらからの雨はしばらく心配無さそうです。
一方遠くの西の空は雨のカーテンが山並みにも達していて、山の姿を隠しながらこちらに進んでいる気配です。
大雨にならなければいいのですが。
一旦現場に荷物を下ろし、山を下ってユニック車に乗り換え再び現場に戻ると皆が到着していました。
早速材の積込みを開始し、1回目を何とか昼前に積み終り、共販所見学の横井さんと加藤さんとで共販所に向かいました。
ところが共販所は本日はお休み、うっかりしていました。
留守番の職員が勝手に下ろして構わないし、共販所のフォークリフトを使ってもいいと言ってくれましたが、結局は見かねてグラッブルで材を下ろしてくれ何とか一件落着。
しかし、運搬はもう一回あります。
2回目の搬入時には手伝えないと言われてしまいました。


1回目の搬入時に近くにあった材の100年近くある年輪を数えている所。
この時はまだ余裕がありました。

山に戻り昼食もそこそこに2回目の積み込みにかかると、雨が降り出しました。
今回は一人で共販所に向かい、フォークリフトで材を下ろしにかかりましたが、トラックが微妙に傾きフォークがうまく材を掬えません。
強引に材にフォークを突っ込み抱え上げるとうまく掬えなかった材が落ちて散乱し、それをまた救い上げるのに一苦労。
結局散乱した材は手で片付ける羽目になり、降り続く雨の中思わぬ重労働になってしまいました。
本当はもう一度山に戻る予定でしたが、とうとうそんな時間は無くなり、山で待機していた皆には降りて来てもらい本日の作業は終了。
フォークで材を下ろす作業を甘く見ました。
また一ついい勉強をさせてもらいました。
やれやれ。

追伸
共販所には今まで見たことも無いほど大量な材が積み上げられていました。
休みにもかかわらず、積下し作業中に大型トラックに積み込まれた材が何台も運び込まれ更に積み上げられていきました。
広大な共販所が材で溢れ返りそうです。
今年から大規模林業推進補助金に材の搬出が義務付けられた影響でしょうか。
これでは供給過多で材の値段は更に下落しそうです。

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