goo blog サービス終了のお知らせ 

NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

森の健康診断報告会を開催します。 (11月8日)

2014年11月08日 | 協力
「土岐川・庄内川源流の森健康診断」は今年で終了しました。
そこで、報告会とこれからの活動方針についての話し合いを11月29日と30日に行います。
森をこよなく愛する皆さん、参加して思いを述べて下さい。

参加方法等詳細は下記写真をクリックして大きな画面で確認して下さい。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵那環境フェア (11月1日)

2014年11月08日 | 協力
2014恵那環境フェアに参加しました。
昨年に続いて2回目です。
今回のテーマは〈考えよう 見直そう 「くらしのかたち」を!〉でした。
しかし、このテーマと我々の活動を結びつけて表現するのはなかなか難しく、今回も反省材料が沢山残りました。

我々のブースです。


今回のエコクイズは、この様なものにしました。

問い 森で暮らす鳥たちは大切な働きをしています。
   その働きとは何でしょう。
   下記の中から正しい答えを二つ選んで下さい。
① 木の実を食べて、その種を撒き散らす。
② やって来た人をくちばしでつつく。
③ 虫を食べる。
④ 大声で鳴いて、来た人をおどす。
⑤ あちらこちらに糞を落とす。

それで、ヒノキのハンガーに巣箱をぶら下げてアクセサリーにしています。

しかし、メインの出し物はクロモジの楊枝作りです。


ヒノキとスギの枝や幹の展示、バードコールや木のアクセサリー作りも行いました。
クイズや工作に興味を持ってくれた人達と話し合う事で思いを伝えられたらという狙いがありましたが、これはまったく効率が悪い。


我々のブースにやって来ただけの人達には、我々がどんな活動をして何を訴えたいのかが良く解らなかったでしょうね。
写真や文章の表示だけではなかなか思いは伝えられないとしても、もう少し工夫すれば良かったかなというのが今回の反省点です。

今後は、我々の活動概要や目指す森造りを文章や写真で解りやすく表現する工夫を凝らしたいと思います。
活動を検証する意味で、表現することは活動そのものと同じくらい大切ですから。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山岡古民家改修始まりました。 (7月26日)

2014年08月02日 | 協力
山岡の古民家改修がいよいよ始まりました。
我々「美濃の森造隊」と「あんじゃないの家」メンバーの初めての顔合わせでもありました。
これから互いに協力して改修に当たります。
二階、三階が蚕棚、茅葺屋根のトタン張り古民家のどこから改修の手を付けるかの決定が最初の課題です。
結局、あまりにも大変な作業となりそうな屋根裏に手をつけるのは後回しにして、とりあえずトイレ、水周りと寝室の確保を急ぐことになりました。

そうと決まれば作業開始です。

先ず座敷の畳を剥がし、痛んだ床板、根太、大引きを取り除きました。






すっきりしましたね。
長く険しい道程がいよいよスタートです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恵那環境フェア2013 (11月2日)

2013年11月06日 | 協力
恵那市民会館で開かれた「恵那環境フェア2013」に参加しました。


今まで企業が環境製品を展示するイベントだったのを、活動で環境と関わっている団体にも門戸を広げ、今一度環境と人との関わりを考えてみようという主催者の意図に賛同したためです。
しかし、準備不足でした。
活動を紹介するパネルと簡単なクイズに答えた子供たちに小枝のキーフォルダーをプレゼントするという企画で臨みましたが、今ひとつ手応えを得られずに終わった感じです。




反省点
1.参加目的をはっきりさせていなかった。(活動の紹介では曖昧。)
2.訴えかける相手をきちんと想定していなかった。
3.何を訴えるのかを絞り込んでいなかった。
4.訴える手法を整理して用意していなかった。

次回は反省点を踏まえ、再挑戦したいと思います。

追伸
キーホルダー用の小枝で子供たちに人気があったのは、香りや模様に特色のあるミズメやクロモジではなく、形の面白いマツや枝分かれしたヒノキでした。
他人が自分と違うものを面白がるという発見が新鮮でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森の健康診断リーダー研修 (10月6日)

2013年10月08日 | 協力
いよいよ来週12日に森の健康診断が開かれます。
そこで本日は、リーダーを勤める中部大学の学生さん達への養成講座締めくくりの実習です。
実際の人工林で、植生調査、林分調査、間伐実習を行いました。
参加者は学生さん25人と上野先生を加えて26人、実習現場の山林管理者野井生産森林組から中垣さん、我々は3人です。
最近森の入り口で森造りにかかりっきりになっていた我々も、久しぶりに典型的な手入れ不足の人工林に入りました。
(ここは、野井生産森林組合が少し間伐をしています。)


やはり、地面の硬さと乾燥、色彩の乏しさ、空虚な空間が印象的でした。


計測の結果はSr14、超過密でした。
学生さんにはこの結果が意外だったようで、これで超過密なの?という声が上がりました。
Sr20以上にするには12本/100㎡を7本/100㎡、つまり最低5本切らなくてはなりません。
40%から50%の間伐率になります。
実際切り過ぎという印象を持つ位の強度間伐をしないと直ぐに樹冠が塞がって、下層植生が育つための光が数年間に渡って林床に届きません。
しかし、実際はなかなか思い切って強度間伐が出来ません。

昼食を挟んで午後から間伐実習を行いました。


天気が良ければ開いた樹冠で林内の明るさが変化するのを実感出来たのですが、生憎曇り空でしたので劇的な変化が今一つでした。

最後のまとめは、川を挟んで向かい側の我々の活動地の森の入り口へ移動して行いました。
(今年のいつまでも続く暑い日々で、写真真ん中の囲炉裏は未だ活躍していません。)


後は12日の本番を残すのみです。
当日は、ここで学んだ知識や感覚を生かして、楽しくて有意義な一日を過ごしましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋熱田RAC間伐講習 (5月26日)

2013年05月28日 | 協力
 名古屋熱田ローターアクトクラブのメンバー8人を迎えて、ムササビの森で間伐講習を行いました。
 ローターアクトクラブとはロータリークラブの青年部で、18歳から30歳までの若者がメンバーです。
 昨年の8月18日に続く2回目の講習になります。
 今回もまず座学から始めました。


 前回の座学のテーマが広範囲で散漫な印象があったので、今回は日本の森林の現況にテーマを絞りました。
 その内容は、
(1)日本の森林の問題点は森林の減少では無く、人工林が多すぎる事。
(2)大規模集約林業推進と補助金の形態の変化によるスギ、ヒノキ材の供給過剰と材価の低迷。
(3)林業家と自然保護家の森林保護という名の下の同床異夢。
(4)植林による森林環境破壊の可能性。
 等です。
また、美濃の森造隊の活動は、森林保護や林業では無く、森林との共生を目指す新たな森との関わり方の模索であるという紹介もさせてもらいました。
 森に入るのは初めてという参加者の皆さんには、座学の内容が複雑だったかもしれません。
 しかし、これから森林体験をいっぱい積み、感性を磨き大いに学び、受け売りでない自分の考えを深め、複雑に絡み合った問題を解きほぐして行って下さい。

 間伐実習です。

 適切な間伐量、選木、伐倒方向、伐倒方法、掛り木処理、安全対策、学んで欲しい事が沢山あり過ぎ、やはり時間が足りません。
 
 午後は二班に別れ、一班はRCAがイベントで使う割り箸用の薪割り、もう一班は急斜面で間伐を行いました。

 薪割り班


 間伐班

 この写真はたまたま急斜面の一部の平坦地での間伐の様子ですが、ここまで来るのにかなりの急斜面を喘ぎながら登っています。
  
 間伐班ガ無事作業を終わって斜面を降りて来ました。

 街での生活では、こんな急斜面を登り降りする体験はまずないでしょう。
 しかしこれは、スポーツクラブで肥満と戦う虚しさと比べれば、比較出来ないほど効果的で快適です。
 身体をリフレッシュさせるためだけでも、森での活動をお勧めする理由です。
 
 短い時間でしたが、今日は天気も良く快適に比較的色々な体験をしてもらえたと思います。
 美濃の森造隊にとっても楽しく有意義な一日でした。
 また次回、皆さんと森でお会いするのを楽しみにしています。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森の健康診断リーダー研修 (10月8日)

2011年10月12日 | 協力
今年の森の健康診断でリーダーやサブリーダーを務める中部大学の学生さん達を森に案内しました。
リーダー研修の仕上げに実際の森での健康診断のリハーサルです。
それと同時に、時期や間伐率の違いで、森がどの様に再生しつつあるのか幾つかの間伐地を見てもらいました。

朝、拓志館に30人以上が集まり、靴が玄関からはみ出しました。


森の入口に集まりこれから山に入ります。


森の中でのリハーサル。


寒い森から出て、お昼休みに東濃牧場で太陽の暖かさと開放感を味わいました。
駆け足の森での一日でしたが、学生さん達は何を感じてくれたでしょうか。
観察した間伐地の状況はこちら。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

定期テーブルセット運搬便 (2月19日)

2011年02月21日 | 協力
製作が遅れに遅れていたテーブルセットを、やっと納品する事が出来ました。
恵那の山中から名古屋工までの運搬はこれが3回目となり、この時期の恒例行事と化した感があります。
山を降り、名古屋港の海抜0mの暖かく湿気の多い空気を味わうと、本当に春が来たのを実感します。

野井の現場で積み込んだテーブルセットです。
これから名古屋港へ出発します。
まだ池の氷は溶けていませんが、天気は申し分なし。



周りの雪は消えましたが、池の氷はまだのようです。


そして2時間後に名古屋港に到着しました。


昼食を頂き、暖かな空気を吸って背伸びをして、とんぼ返りで野井の現場に戻り、残った製材と端材を積み込み中野方の作りかけの小屋まで運びました。
端材で小屋の壁を貼る予定です。
中野方はまだまだ冬の空気でしたが、もう直ぐ畑の季節が始まります。
こちらも忙しくなります。
日もすっかり傾きかけた頃拓志館に戻り、製材を下ろしてワイヤーを片付けて更にもう一仕事。
今度は明日の清洲の朝市用に堆肥の積み込みです。
日曜日の朝早く東海バイオの方達が清洲に出発するので、前日に積み込んでおかなくてはなりません。
そして全ての作業が終了したのは6時過ぎ、辺りはすっかり暗くなっていました。
長い一日でしたが、何とか全ての作業を無事終えることが出来ました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンチ完成、花粉も準備万端。(2月12日)

2011年02月15日 | 協力
昨日の雪も止み、静かな朝を迎えました。
やっとベンチ製作に取り掛かれそうです。
作業の前に林の中を歩いてみました。
見下ろす写真の真ん中に、小さくテーブルが見えています。

林の中に入ると、外から見ただけでは解らない意外な奥行きを感じます。
寒さも穏やかになった感じです。
林の外での緊張感が、中では緩んで行くようです。
木々に遮られて包まれている感覚に、肉食動物から身を隠して森林で暮らしていた大古の人類から引き継いだDNAが反応するのでしょうか。
幹線道路沿いの小さな林にさえ、ちょっと不思議な空間が存在します。

実生のヒノキ。
無事に大きく育つのでしょうか。

枝振りの美しい広葉樹。
細かい枝を追っていると、目が回りそうです。

枝から落ちる雪の気配に小鳥のさえずり。

雪化粧した梅木


そして、林の外縁の杉木を見上げると、雪が消えたら一斉に花粉を撒き散らそうとすっかり準備を整えた杉の実が鈴なりでした。

今年の花粉飛散量は、予想通り大量かもしれません。

ベンチがやっと出来上がり、これでテーブルセットが完成しました。
19日に名古屋港へ搬入予定です。

最後に焚き火の写真です。

いい具合に燃えています。
温まって下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また雪になってしまいました。(2月11日)

2011年02月11日 | 協力
8時頃から急に雪が降り始めて、あっという間に路面が白く覆われ始めました。
今日は、前回雪で出来なかったベンチの作成日です。
よりによってこんな日に叉雪が降るなんて、ついていません。
諦めきれずに現場に向かいましたが、雪は強くなるばかり。

現場はこの通り。

雨具を着込んで焚火の準備をしていると、横井さんから土岐まで来たけれどこれ以上は危険で進めない、引き返すと連絡が入りました。
東京から帰ってくる途中の加藤さんからは、もう直ぐ恵那に着くけれど様子はどうかとメールが入りました。
空は幾分明るくなってきたような気がしますが、雪の勢いは衰えません。
顔に当たって溶ける雪が冷たく、濡れた革手袋の指は、痛くなって来ました。
仕方ありません、今日は作業を諦めましょう。
明日に延期です。

焚火だけは調子良く燃えています。

この状態は丸太に火が移って、見た目以上に暖かく安定した熱を放っています。
焚火を熾すのがかなりうまくなりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする