はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

ダラス・バイヤーズクラブ

2014-02-27 | こんな映画観たよ



映画館で観ました。

1985年、テキサス生まれの電気技師ロン・ウッドルーフはHIV陽性と診断され、余命30日と宣告される。米国には認可された治療薬が少ないことを知り、納得のできないロンは代替薬を求めてメキシコへ渡る。そこで米国への薬の密輸を思いついたロンは、無認可の薬やサプリメントを売る「ダラス・バイヤーズクラブ」を設立。会員たちは安い月額料金で新しい薬を手にすることができ、クラブはアングラ組織として勢いづく。しかし、そんなロンに司法の手が迫り……。(映画.com)

真面目な社会派の作品と思いきや、まずロンさんの人柄にえ~って思っちゃいます。
酒にタバコに女にドラッグに、賭けに負けると逃げちゃうようないい加減なおっさんです。
たまたまエイズに感染してることが分かって余命30日って宣告されるんだけど、そりゃ~ねって思ってしまいました。
当時エイズは同性愛者しかかからに病気だと思われてたんですね。
だからロンさんも何で同性愛者でもない自分がって感じで。
これまで同性愛者のことを見下してたロンさんも、感染を知った友人・知人たちから白い目で見られるハメに。

でもいい加減に生きてきたロンさんが、ここから何が何でも生きるために奮闘します。勉強します!
アメリカで手に入る薬が毒性が強いということを身をもって知ったロンさんは、メキシコで自分に合う薬に出会ったことをきっかけに未承認にもかかわらず密輸し、ビジンネスを始めることを思いつきます。日本にまで来ちゃってた。
会員制で何かあっても自己責任でっていいの~って感じなんですが。
やってることはアレかもしれないけど、エイズ患者にとってはいい結果をもたらすことになって。
ロンさん、ええ人やんになっていきます。

乱れた生活してたおっさんが、ドラッグはやめろとか加工食品がダメとか言うシーンにニヤっとなりました。

ビジネスパートナーになるゲイのレイヨンの存在も良かった。
ゲイを嫌うロンが薬の販売ルートを広げるのに必要だったんだけど、次第に距離が縮まっていくところがいい。
スーパーでレイヨンを見下した態度をとった友人に、無理矢理握手させるシーンはグッとなった。
あんだけゲイを嫌ってたのに。
レイヨンが男の恰好をして父親にロンのことを助けてもらいに行くシーンにもうるっとなったし。
激痩せして気迫のある演技のマシューさんも凄いんだけど、レイヨンに思い入れしちゃうかな。

生きてることが不思議とまで言われた人間が、奮闘した結果7年も生きることになったそうです。
あのまま何もしないでいたら・・・と思うと怖いね。

ただの不良おっさんが生きるために起こした行動が、人を救うことになるええお話でした。


☆原題: Dallas Buyers Club
☆製作国 : アメリカ
☆上映時間 : 117分
☆監督 : ジャン=マルク・バレ
☆キャスト: マシュー・マコノヒー / ジャレッド・レト / ジェニファー・ガーナー / ダラス・ロバーツ / グリフィン・ダン

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