はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

私は生きていける

2014-09-04 | こんな映画観たよ



シアーシャ・ローナンちゃん目当てで観ました。

 出生時に母親を亡くし、父親とも上手く行かず家庭に居場所がないと思っている16歳のテイジー。
そんなテイジーはひと夏を母の姉の家で過ごすことになり、一人NYからイギリスへと渡ります。
初めて会う3人の従兄弟。
複雑な家庭環境で育ったせいか心を開けないテイジーは、従兄弟たちにも反抗的な態度をとっています。
しかし自然豊かな中で純真な従兄弟たちと触れ合ううちに頑なだった心も解けていきます。
そして長男エディとの間に恋も芽生え。
しかし幸せな日常は、ロンドンで発生した核爆弾テロによって突然終わりを迎えます。
テイジーたちは軍に拘束され離れ離れになってしまいます。
エディとの再会を信じ、施設を抜け出し家を目指すテイジーですが・・・。


家庭に居場所がなかったためか、投げやりな態度のテイジー。
ひと夏を過ごすことになった叔母さんの家は、自然豊かな田園地帯で、従兄弟たちも大らかに暮らしてます。
叔母さんはジャーナリスト的な仕事をしているのか、とても忙しくほぼ子供たちだけで生活しているよう。
テイジーがやって来ても少し話した程度で、緊急会合やらでスイスに旅立ってしまいます。
お家の中も大らかで、犬や猫がウロウロしたり、ひっちゃかめっちゃかです。
潔癖症的なテイジーには驚きだったでしょうね。
彼らと触れ合っていくうちに嫌な奴だったテイジーが、溶け込んでいくところが良かった。

でも一瞬にして何気ない日常が壊され。
核爆弾テロによって第3次世界大戦?が勃発したらしいけど、一体何が起こってるかは曖昧で分かりません。
でもいきなり核爆弾落とされたら、こんな状況になるかもと怖くなってしまいました。
ましてや子供たちだけだもんね。電気も携帯も繋がらなくて、何の情報も入ってこないし。

こんな田舎までは大丈夫じゃないの?って思ってしまいましたが、しっかり忍び寄ってきます。
こんな田園地帯で、軍とテロがどんな活動をしてるのかも??です。

軍に拘束された彼らは女子、男子に分けられ、テイジーとハイパーは施設で労働させられます。
寝泊まりする家の食事が美味しそうだけど、食べても大丈夫なのかなと思ってしまいました。
だってお水・・・目の前で浄化剤入れるの見たら飲めないよ。
最初のテイジーだったら飲んでないと思うけど、ここからテイジーはどんどん強くなっていきます。

施設を抜け出し、エディとの約束通り家を目指しサバイバルが始まります。
小さいハイパーにも甘い顔をせず容赦ないです。

やっとの思いで辿り着いたエディたちと別れた施設で見つけたのは・・・もう可哀想で仕方ありませんでした。
テロに見つかったり、もう家に戻れないんじゃないのと思いましたが、いい方向に進んでいきます。
ラストはちょっとうまく行き過ぎなんじゃないのって思いましたが、いいでしょう。

今度はテイジーが癒してくれるよね。ラストのテイジーも素敵でした。

ティーンエイジャーの終末ラブロマンス的なお話でしたが、結構胸にきてしまいました。
状況によって変わっていくテイジーを演じ分けるシアーシャちゃんが良かったです。
田園風景が美しかった。

後味のいい作品でした。

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