はるみのひとり言

気ままなお散歩と猫と美味しいもん

トラッシュ! この街が輝く日まで

2015-01-17 | こんな映画観たよ



映画館で観ました。

リオデジャネイロ郊外。
ゴミ捨て場でゴミを拾って暮らしているやんちゃな少年ラファエルは、ある日ゴミの中から財布を拾います。
財布の中身は、お金、ID、アニマルロト、カレンダー、少女の写真、コインロッカーの鍵。
警察はすぐに謝礼金を掛けて捜査を始めますが、この財布に何かあると気付いたラファエルは、友達のガルド、ラットと一緒に財布の中身を手掛かりに隠された謎を解き明かそうと決心しますが、それが街の運命を大きく変えることになっていくお話です。 

チラシの印象からワクワク爽快なお話なのかなと思っていましたが、結構スリリングでスラムに暮らす子供たちの描写がリアルっぽいなと思いました。
なんでラファエルはあの財布に拘ったのか、財布に入ってたお金を貰っちゃうんだったら、謝礼もらうために警察に渡すんじゃないの?って思えるんですが、これまで権力に理不尽な思いをさせられてきたスラムの人たち見ていて直感で何かを感じたのではないかと思った。

財布を渡さないラファエルに対して、警察は子供でも容赦ない扱いだもんね。
これにはほんとに驚きよ。あの警察官、執拗に追い詰めてきて怖かったわ。 

危険を犯しての謎解きはハラハラ、ドキドキでした。
でもピンチになってもちゃんと助けてくれる人もいて、みんな腐敗した権力に対して思うことはあるんだろうね。

財布の中身が人を結びつけ真相へと迫り、持ち主ジョゼとおじさんの思いが3人の少年によって受け継がれたと思える瞬間は、ちょっとほろっとなってしまいました。 

ラストはちょっとファンタジーっぽくなってたけど良かったです。
その後少年たちはどうなったのかな? 

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