テアトル梅田で初日に鑑賞しました。
長年の刑期を終え出所した老ギャングと、その命を狙うよう命じられたギャング仲間の一夜を描いた作品です。
28年の刑期を終え出所したヴァル。それを迎えに来ていたのは、かつてのギャング仲間で唯一連絡をくれていたドク。
2人は再会を喜び合います。
ドクは出所のお祝いにヴァルのやりたいことをするよう提案。
娼婦館に行ったり、クラブで踊ったり、酒を飲んだり、美味しいディナーを食べたりと楽しい夜を過ごします。
しかしドクにはヴァルに秘密にしていることがあって・・・。
昔ヴァルが刑務所に入ることになった事件で、その現場でギャングのボス クラップの息子が死んで、それを
ヴァルが殺したと思っており、28年の刑を終えさせた後、親友のドクに殺させようと非情な計画を立てていたのです。
そのことに薄々気づいてるヴァル、打ち明けちゃうドク。
そこから昔のようにもうひと暴れしようと、つるんでいた仲間のハーシュを老人ホームから連れ出し、夜の街に
繰り出します。
昔やんちゃだった3人組。老いてもやります!渋いです。
ハーシュじいちゃん、新車のエンジンのかけ方は分からなくてもドライビングテクニックは衰えてませんね。
パトカーとのカーチェイスは凄いです。
今の今まで施設で酸素を吸っていた人とは思えない。
自分が輝いてた時のことを思い出すと、気持ちも高揚するんだね。
世間的にはどう?って思われるかもしれないけど、娘さんも納得してたし、最後に輝いた自分でいれて幸せだったと思う。
マラヴィータでフレッドの妻も教会で懺悔したたけど、ヴァルを死ぬ前にと懺悔しに行きます。
悪さをしても救われたいって思うんでしょかね。でも悪事が多すぎて。
悪いことだけでなく、この晩に人助けもやってるんですけどね。
やんちゃだけど、人情には熱い人達みたいです。
そしてヴァル殺害予定時刻が迫る中、ドクが出した結論は。
クスっと笑いを盛り込んだ中に、友情と組織の命令に揺れる心情が感じられるのが良かった。
ドクの愛する人への配慮もね。
28年間いろいろ考えてはったんやろうな。そう思ったら
ラストは立ち向かう2人の場面で終わったけど、たぶん・・・。いい終わり方だった。
男の友情ってええな~。
エンドロールに流れるボン・ジョヴィの歌が余韻を誘うね。
良かったです
初日プレゼントで眠気覚ましフェイシャルシートをいただきました。
「ミッドナイト」にかけてらしいけど、これじゃなんか映画が眠たいみたいやん。
11月16日より公開中!
☆原題 : STAND UP GUYS
☆2012年 アメリカ
☆上映時間 : 95分
☆監督 : フィッシャー・スティーブンス
☆キャスト : アル・パチーノ / クリストファー・ウォーケン / アラン・アーキン
作り方は なんだか 2000年公開のリチャードドレイファスやバートレイノルズが出演してた「マイアミガイズ 俺たちはギャングだ」と 同じ系統ですね。 あれも 引退した老ギャングたちの ドタバタを描いてました。 だたマイアミガイズは、安城コロナで見たのですが 二週間そこそこで終了したのが惜しい・・・・ もちろんDVDは買いましたよ。
全体的には よくできてると思いますよ。高速道路でパトカーとカーチェイスしたり、バイアグラを入手するために 薬局に盗みに入ったり・・・まあ 悪ガキな親父たちでした。
一晩での出来事なのに ものすごく 何日分の時を過ごしたような気分です。まあ それこそ この作品を見る者に そう思わせるように作り手は そうしてるんでしょうね。
<ラストは立ち向かう2人の場面で終わったけど、たぶん・・・。いい終わり方だった。
男の友情ってええな~。
>
ボク この作品について 他のブログにもコメントしましたところ ほとんどの方たちが 殺されただろうね、と
ボクもそう思ってます。組織のボスに楯突くことが何を意味するかは明白・・・
たとえボスは倒せても手下たちから執拗に追跡されるでしょうし。
それでも この2人は後悔してないでしょうね。
まさに シニア世代の底力をみせつけたって感じですよ
悪ガキ親父たち、恰好良かったですね。
最後は2人も殺されてますよね。2人も初めっからそのつもりで。
男の友情にぐっとくる作品でした。
あ~また観たくなって来た(^^)