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遠足
・・・ 他ニ勝ツ者ハ力アリ 自ラ勝ツ者ハ強シ。
老子の言葉です。
「 自勝 」 は ミズカラニ勝ツ と読んでもよいでしょうし
また その意味でもあります。
いわゆる 「 克己 」 のことです。
勝負なり 競争なりにおいて 他人に勝つのは 力(才能)があるのです。
それはそれなりに 価値があるでしょう。
しかし それはそれだけの 相対的な( 二義的な )価値でしかありません。
いくら他人に勝っても それをもって 「 強い 」 とはいえないのです。
第一義的な絶対の価値は 自分に勝( 克 )つこと
・・・ それだけにあります。
それのできる人だけが 真に強いといえるのです。
他人との優劣 勝敗は 第一義的には どうでもよいことです。
人生において 真に相手とすべきは ・・・ この自分自身だけなのです。
・・・ といった意味なのでしょう。
「 力あり 」 と 「 強し 」 の区別を ・・・ よく味わい
その次元の深浅の差のほどを ・・・ よくよく 認識すべきだと思いますね。
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