昨日は疲れた体を休めるためにテントサイトに着いてから寝てばかりいました。
夜は少し冷え込んだようで寒さのため目を覚ましてしまいました。
それでも朝日がテントに当たると少し暖かくなってきます。
そんな中でウトウトしていると鳥の声がうるさくなり5時少し前に起きます。
裏旭キャンプ指定地に日差しが当たるようになりテントの外へ出てみてビックリしました。
暗くなる前に3張りしかなかったテントが5張りになっています。
そういえば、暗くなってから英語ではない外国語、しかも女性の声がしていました。
その人達とさらにソロで来た人もいたようです。
事故がなかったからいいようなものですが、暗くなってからの雪渓歩きをしてこのキャンプ場まで歩いてくるなど私にはできないことですし、したくもありません。
約1時間で食事も済ませ、テントも畳みました。
5:45分、裏旭キャンプ指定地を出発します。
まずは熊の岳の中腹へ登ります。
ここにはいろいろな花が咲いていました。
エゾノツガザクラです。
チングルマです。
熊の岳には野球場にしてもいいような平坦地がありますが、周りには雪が残っています。
イワヒゲです。
アオノツガザクラです。
可憐な花を十分に観賞して間宮岳を通ります。
雄大なお鉢を右に眺めながら中岳分岐を目指します。
6:25分、中岳分岐到着、ここで少し休みます。
ここからは一気に北鎮岳まで登るつもりです。
ちょと急な登山道をゆっくり登りますが、昨日ゆっくり体を休めた効果か、身体が軽く感じ足がスムーズに出ていきます。
すっかり気を良くしたのでガンガン登ります。
北鎮分岐には若い女性が2名ほど朝食を食べていました。
挨拶だけして山頂へ登ります。
8:40分、北鎮岳の山頂に到着です。
ここへ登ると、これから歩く稜線が一望できます。
比布岳、愛別岳、当麻岳などの稜線がよく見えています。
熊の岳、旭岳もよく見えています。
目の前にはお鉢の正面に北海岳や白雲岳が見えます。
お鉢のズ~と先にはトムラウシ山も見えます。
山頂部は風が通り抜け寒いので息が整ったら鋸岳目指して降ります。
鋸岳を通り過ぎ、比布岳の山頂を目指しますが、山頂手前にアオノツガザクラの大きな群落がありました。
8:40分、比布岳に到着です。
ここからは愛別岳がよく見えます。
山頂部は岩岩したコブ山です。
比布岳で休んでいると2名の登山者が登ってきます。
愛別岳への降り口を探していたが分からず比布岳まで来てしまったようです。
私も愛別岳まで行きますと言うと、「降り口からトレースを付けておいてください。」と頼まれました。
「はい」といって私はザックを担ぎ出発します。
愛別岳への降り口は雪庇が融けずに残っている雪を越えなければなりません。
注意しながら降り口を探すと、何と、小さいながら標識がちゃんとあるではありませんか。
その横にザックを置いて空身で愛別岳を目指します。
この降り口から50mほどが大変でした。
ザクザクの火山灰と細かな石屑が深いので足がぬかるように滑るのです。
足を取られないように慎重に降ります。
中間まで降ったところから写した写真ですが、中央に細く残っている雪に沿って降ります。
少し降ると登山道が安定してきますが、両側がスパッと切れ落ちており、風が強いときや視界がないときには気を付けなければいけない場所です。
今日は天気もいいのでゆっくり注意しながら降ります。
安足間岳の裏側です。
旭岳から見ている山とは全く違って、荒々しい山肌を見せてくれます。
愛別岳への最後の登りもザラザラの岩場です。
浮石も多いので慎重に登ります。
9:40分、愛別岳の山頂に到着です。
この山頂には初めて来ることができました。
愛別岳の山頂から凌雲岳方面を見たところです。
ここからの引き返しもなかなかハードです。
気温の上昇もあり、唇が渇き、幾分脱水症状が出てきました。
水も持たない空身での登山ですので、我慢して稜線まで登るしかありません。
稜線まで戻ってホッと一息つけました。
ここでたっぷり水を飲みパンを食べて力を付けます。
ここからはすぐ横の安足間岳を経由して当麻乗越まで降るだけです。
旭岳の山腹に残る残雪の縞模様を楽しみながら降ります。
しかし、この稜線歩きが思いのほか辛かったのです。
それは、気温が高く日差しが強いのに日光を遮るものがないのです。
辛抱の歩きが続きます。
11:00分、当麻岳に到着です。
ここで岩陰に身を隠し、靴を脱いで身体を冷やします。
日陰に入るとヒンヤリして気持ちがよく、体の熱も取れていきます。
エゾイソツツジの小さな群落がありました。
さらに降って、12:00分、当麻乗越を通過します。
沼の平の湖沼群です。
30分ほどでポンピの沢まで来ました。
渡渉点は沢水があふれ渡れそうにありません。
しかし、幸いなことに少し上流には残雪があり沢を渡れそうです。
この残雪部を利用してポンピの沢を渡りました。
ここまで来るとあとは裾合平を歩きロープウェイの駅を目指すだけです。
疲れた体にカツを入れて歩きます。
あと少しでロープウェイの駅という所でチングルマの群落を見つけました。
そして、アオノツガザクラの群落もありました。
大きな雪渓で30人ほどの子供たちが遊んでいます。
雪合戦をしています。
小学生の自然学級とのことでした。
突然、男の子の泣き声がしてきました。
雪合戦の雪玉が当たって泣いているようです。
思わず笑ってしまいました。
この様な体験が大きくなって山好きになってくれればいいなと思いロープウェイの駅目指して歩きます。
今回は裾合平のチングルマを見ることと愛別岳に登るのが目的でした。
裾合平のチングルマを見ることはできなかったのですが、愛別岳に登ることができました。
天気のいい中、お鉢を巡り、さらに北の山々を歩き満足のいく山行でした。
夜は少し冷え込んだようで寒さのため目を覚ましてしまいました。
それでも朝日がテントに当たると少し暖かくなってきます。
そんな中でウトウトしていると鳥の声がうるさくなり5時少し前に起きます。
裏旭キャンプ指定地に日差しが当たるようになりテントの外へ出てみてビックリしました。
暗くなる前に3張りしかなかったテントが5張りになっています。
そういえば、暗くなってから英語ではない外国語、しかも女性の声がしていました。
その人達とさらにソロで来た人もいたようです。
事故がなかったからいいようなものですが、暗くなってからの雪渓歩きをしてこのキャンプ場まで歩いてくるなど私にはできないことですし、したくもありません。
約1時間で食事も済ませ、テントも畳みました。
5:45分、裏旭キャンプ指定地を出発します。
まずは熊の岳の中腹へ登ります。
ここにはいろいろな花が咲いていました。
エゾノツガザクラです。
チングルマです。
熊の岳には野球場にしてもいいような平坦地がありますが、周りには雪が残っています。
イワヒゲです。
アオノツガザクラです。
可憐な花を十分に観賞して間宮岳を通ります。
雄大なお鉢を右に眺めながら中岳分岐を目指します。
6:25分、中岳分岐到着、ここで少し休みます。
ここからは一気に北鎮岳まで登るつもりです。
ちょと急な登山道をゆっくり登りますが、昨日ゆっくり体を休めた効果か、身体が軽く感じ足がスムーズに出ていきます。
すっかり気を良くしたのでガンガン登ります。
北鎮分岐には若い女性が2名ほど朝食を食べていました。
挨拶だけして山頂へ登ります。
8:40分、北鎮岳の山頂に到着です。
ここへ登ると、これから歩く稜線が一望できます。
比布岳、愛別岳、当麻岳などの稜線がよく見えています。
熊の岳、旭岳もよく見えています。
目の前にはお鉢の正面に北海岳や白雲岳が見えます。
お鉢のズ~と先にはトムラウシ山も見えます。
山頂部は風が通り抜け寒いので息が整ったら鋸岳目指して降ります。
鋸岳を通り過ぎ、比布岳の山頂を目指しますが、山頂手前にアオノツガザクラの大きな群落がありました。
8:40分、比布岳に到着です。
ここからは愛別岳がよく見えます。
山頂部は岩岩したコブ山です。
比布岳で休んでいると2名の登山者が登ってきます。
愛別岳への降り口を探していたが分からず比布岳まで来てしまったようです。
私も愛別岳まで行きますと言うと、「降り口からトレースを付けておいてください。」と頼まれました。
「はい」といって私はザックを担ぎ出発します。
愛別岳への降り口は雪庇が融けずに残っている雪を越えなければなりません。
注意しながら降り口を探すと、何と、小さいながら標識がちゃんとあるではありませんか。
その横にザックを置いて空身で愛別岳を目指します。
この降り口から50mほどが大変でした。
ザクザクの火山灰と細かな石屑が深いので足がぬかるように滑るのです。
足を取られないように慎重に降ります。
中間まで降ったところから写した写真ですが、中央に細く残っている雪に沿って降ります。
少し降ると登山道が安定してきますが、両側がスパッと切れ落ちており、風が強いときや視界がないときには気を付けなければいけない場所です。
今日は天気もいいのでゆっくり注意しながら降ります。
安足間岳の裏側です。
旭岳から見ている山とは全く違って、荒々しい山肌を見せてくれます。
愛別岳への最後の登りもザラザラの岩場です。
浮石も多いので慎重に登ります。
9:40分、愛別岳の山頂に到着です。
この山頂には初めて来ることができました。
愛別岳の山頂から凌雲岳方面を見たところです。
ここからの引き返しもなかなかハードです。
気温の上昇もあり、唇が渇き、幾分脱水症状が出てきました。
水も持たない空身での登山ですので、我慢して稜線まで登るしかありません。
稜線まで戻ってホッと一息つけました。
ここでたっぷり水を飲みパンを食べて力を付けます。
ここからはすぐ横の安足間岳を経由して当麻乗越まで降るだけです。
旭岳の山腹に残る残雪の縞模様を楽しみながら降ります。
しかし、この稜線歩きが思いのほか辛かったのです。
それは、気温が高く日差しが強いのに日光を遮るものがないのです。
辛抱の歩きが続きます。
11:00分、当麻岳に到着です。
ここで岩陰に身を隠し、靴を脱いで身体を冷やします。
日陰に入るとヒンヤリして気持ちがよく、体の熱も取れていきます。
エゾイソツツジの小さな群落がありました。
さらに降って、12:00分、当麻乗越を通過します。
沼の平の湖沼群です。
30分ほどでポンピの沢まで来ました。
渡渉点は沢水があふれ渡れそうにありません。
しかし、幸いなことに少し上流には残雪があり沢を渡れそうです。
この残雪部を利用してポンピの沢を渡りました。
ここまで来るとあとは裾合平を歩きロープウェイの駅を目指すだけです。
疲れた体にカツを入れて歩きます。
あと少しでロープウェイの駅という所でチングルマの群落を見つけました。
そして、アオノツガザクラの群落もありました。
大きな雪渓で30人ほどの子供たちが遊んでいます。
雪合戦をしています。
小学生の自然学級とのことでした。
突然、男の子の泣き声がしてきました。
雪合戦の雪玉が当たって泣いているようです。
思わず笑ってしまいました。
この様な体験が大きくなって山好きになってくれればいいなと思いロープウェイの駅目指して歩きます。
今回は裾合平のチングルマを見ることと愛別岳に登るのが目的でした。
裾合平のチングルマを見ることはできなかったのですが、愛別岳に登ることができました。
天気のいい中、お鉢を巡り、さらに北の山々を歩き満足のいく山行でした。
お天気良すぎるのもちょっと大変ですが、良いに越したことはないです!
とにかく今日無事に札幌に飛べますように・・・。