7月に神戸のみいちゃんを十勝岳などを案内していた時に、次は紅葉を楽しみに大雪山へ行こうという話になっていました。
9月24日に札幌入りしたみいちゃんと約束通り大雪山へ紅葉を見に行きました。
まずは、層雲峡からロープウェイとリフトを使い黒岳へ登ります。
そこから黒岳石室を経由して北海岳でお鉢平の雄大な光景を楽しみ緑岳から高原温泉へ下山して秘湯の湯まで楽しもうという贅沢な予定です。
しかし、台風15号が通過した後、大雪山に昨年より3日早い22日に初雪!との報道もあり黒岳から緑岳へ抜けることが出来るか心配でしたが、現地で判断することにしました。
朝、まだ暗い5時に札幌を発ちます。
高速道路を上川町に向かって走ります。
旭川を過ぎて大雪山が見えるあたりに来ましたが、山には厚い雲が多いその姿を見ることは出来ません。
今日の天気予報はまあまあですので回復を祈りながら層雲峡へ向かいます。
するとどうでしょうか、黒岳が姿を見せてくれたのです。

左手に見える黒い山が黒岳です。右手の雲の中は北鎮岳などの
山々でしょうか。
層雲峡のロープウェイ駅近くにある駐車場へ車を止めてはやる心を抑えながら準備をします。
一応、高原温泉に入るためお風呂道具と着替えも持ちます。
ロープウェイとリフトを乗り継いで7合目にある登山口に着きます。
家族連れや高齢者などいろいな年齢層の人達が山に向かって登ります。
こんなに人のいる登山は久しぶりです。
8時20分、私達も黒岳山頂へ向かって歩き出します。
子供達が元気に歩いていきます。
カラフルな服を身にまとった山ガールもいます。
賑やかな雰囲気の中を登ります。
日高などとはまったく違った楽しく和やかな雰囲気の山登りです。
8:55分、8合目を少し登ったところで休憩します。
正面に見えるニセイカウシュッペ山や平山は雲の中です。
風がないのでうっすらと汗が滲んできます。
9月になって風邪を引いて1週間ほど身動きが出来なくなっていました。
咳が酷く、2日ほど夜も眠れなかったほどです。
コイカクからペテガリの疲労が抜けきらずその疲労が引き金になった風邪でした。
この風邪がやっと治ったかという時の山登りですので、まずは、慎重に体調第一の登山です。
あまり汗をかきすぎないように登ります。
9合目あたりに来ると「まねき岩」が見えてきます。

このあたりに来るとやっと紅葉が見え始めます。
谷を埋める紅葉です。

私達が写真を撮っていると小学生低学年の男の子と女の子を連れたご夫婦が登ってきます。
女の子がしきりに「疲れた!疲れた!」「もう帰りたい!」といってお母さんを困らせています。
「あと、5回ぐらい曲がったら山頂が見えるから頑張ってね。」といって励まします。
9:25分、山頂に到着です。

雲に覆われていて視界がありません。
でも、少し待っていると雲が切れてきます。
その光景にビックリです!
紅葉を楽しみにきたはずですが、山は新雪で真っ白に輝いているのです。

この光景を見て緑岳に行けるか心配になってきました。
山頂は風が吹き寒いので黒岳石室へ降ることにします。

ウラシマツツジは真っ赤に紅葉しています。
雲がドンドン晴れてきます。

北海岳は雪で真っ白です。

雲が谷を動き幻想的な光景を生み出してくれます。

雲がパーッツと晴れたら足元の方に黒岳石室が見えました。

登山道の横にホシガラスが飛んできました。
9:55分、黒岳石室に到着です。

黒岳石室です。左にある三角屋根の建物はバイオトイレです。

小屋の前にあるナナカマドはすっかり葉が落ちて赤い実だけが輝いていました。
黒岳石室の管理人の方に聞くと緑岳方面は所々膝ほどの雪が残っているようですが踏み固められているので歩くには支障がないと教えてくれました。
石室の前にあるテーブルでお茶など飲んで少し休みます。
10:15分、緑岳へ向かって出発します。

ハイ松の緑とウラシマツツジの赤が絶妙なグラデーションを生み出しています。
正面には黒い山肌に真っ白な雪がいろいろな模様を生み出しています。

北海岳に向かって登っていると正面に見えるはずの北鎮岳の山肌が見えてきます。

雪の白さが神々しく綺麗でした。
北海岳に向かって深くなってくる雪に足を取られないように歩きます。

みいちゃんは、雪道になれていないので遅れますが、頑張っています。
11:40分、北海岳に到着しました。
数人の登山者が休んでいますが、風がまともに当たりますのでお鉢平の写真を写したら直ぐに出発します。

北海岳から白雲分岐にかけてが一番雪が深いです。
ところどころ膝が埋まるくらいの雪でした。

白雲分岐の方向ですが、右にある白雲岳は雲に隠れなかなか姿を見せてくれません。
1時間ほど掛かって、やっと、白雲分岐に到着です。
ここには数人の人達が休んでしました。
ここまでの間にも赤岳から歩いてきたという人が何人もいました。
でも、私達のように黒岳から赤岳や緑岳に歩いている人はあまりいないようです。

空が暗くなってきたと思ったら雨が降ってきます。
あまり長居は出来ません。
緑岳に向かって小泉岳へ行かずショートカットして緑岳へ向かって歩きます。

途中で白雲の避難小屋が見えてきました。
13:25分、緑岳に到着です。
山頂に積み上げられたケルンの陰で一休みします。
緑岳の山頂からは急な岩だらけの斜面を降ります。
雨も降ってきて岩が濡れます。
滑るかもしれないので慎重に降ります。
標高差で2百メートルほど降るとやっと岩だらけの道からハイ松の中の道となります。

高根ヶ原方面です。
みいちゃんにトムラウシ山の姿を見せてやりたかったのですが、トムラウシは厚い雲に覆われ姿をむせてはくれませんでした。
ここから下は木道がある平坦な草原を歩きます。
そして、最後は林の中の急な階段を下ります。
左膝の外側が痛くなってきます。
雨は降ったり止んだりですが、幸いに気温が高いので寒くはありません。
ここが我慢のしどころです。
緑岳の山頂から休み無しに歩いているのですが、みいちゃんはしっかりと付いてきています。
下に見える山肌から白い煙りが フワフワと流れてきます。
どうやら水蒸気のようです。
やっと高原温泉に着いたようです。
15:10分、高原温泉に着きました。
ここからは、バスで大雪ダムが作った大雪湖の畔にあるレイクサイトまで降ります。
そしてバスを乗り換えて層雲峡へ帰ります。
最終のバスは16:00分です。
みいちゃんは、この高原温泉が秘湯の会の温泉なので入りたいといいます。
私は風邪気味なので入り口の左手にある足湯で我慢することにしました。

右手に一人達は15:30分発のバスに乗る人達です。
16:00発のバスに乗るために足湯から上がり靴を履きます。
ここで事件勃発です!
宿の入り口へ行くとみいちゃんが自分の登山靴がないといいます。
誰かが間違って履いたようです。
先ほど宿から数人がバスに乗り込んだので直ぐにバスへ行って靴を間違えて履いた人がいないか声を掛けます。
誰からも反応がないので、先ほど降っていたバスに間違って履いて行った人がいないかどうか運転手さんに無線で聞いてもらう様にお願いしました。
それを頼んでいると、一番奥に座っていた若い女性が立ち上がり「私が間違ったかもしれない」といいます。
自分の靴より大きいかもしれないといいます。
直ぐに宿の玄関へ行ってもらい確かめてもらいます。
すると、やはり、彼女が間違っていたようです。
やあ、やあ、これで、事件は解決です。
それにしても、似たような色の登山靴でしたが自分の靴とサイズが違うのに気が付かないのでしょうか?
やれやれ、とんだことでひやりとさせられました。
自分の靴ぐらい間違わずに履いてほしいものです。
16:00発の最終便になんとか乗れてレイクサイドでは層雲峡行きのバスにも間に合いまし
た。
今夜の宿は層雲峡ユースホステルに泊まります。
ユースの宿泊客は、若い人達と高齢者の割合は半々でしょうか。
最近感じることは、高齢者のユース利用が増えていることです。
その前に流星の滝、銀河の滝を見に行きます。
みいちゃんがこの滝を見に来る機会はそれほどないと思ったからです。
滝はここ数日降った雨のせいか流量もあり勇壮な滝の姿を見せてくれました。
9月24日に札幌入りしたみいちゃんと約束通り大雪山へ紅葉を見に行きました。
まずは、層雲峡からロープウェイとリフトを使い黒岳へ登ります。
そこから黒岳石室を経由して北海岳でお鉢平の雄大な光景を楽しみ緑岳から高原温泉へ下山して秘湯の湯まで楽しもうという贅沢な予定です。
しかし、台風15号が通過した後、大雪山に昨年より3日早い22日に初雪!との報道もあり黒岳から緑岳へ抜けることが出来るか心配でしたが、現地で判断することにしました。
朝、まだ暗い5時に札幌を発ちます。
高速道路を上川町に向かって走ります。
旭川を過ぎて大雪山が見えるあたりに来ましたが、山には厚い雲が多いその姿を見ることは出来ません。
今日の天気予報はまあまあですので回復を祈りながら層雲峡へ向かいます。
するとどうでしょうか、黒岳が姿を見せてくれたのです。

左手に見える黒い山が黒岳です。右手の雲の中は北鎮岳などの
山々でしょうか。
層雲峡のロープウェイ駅近くにある駐車場へ車を止めてはやる心を抑えながら準備をします。
一応、高原温泉に入るためお風呂道具と着替えも持ちます。
ロープウェイとリフトを乗り継いで7合目にある登山口に着きます。
家族連れや高齢者などいろいな年齢層の人達が山に向かって登ります。
こんなに人のいる登山は久しぶりです。
8時20分、私達も黒岳山頂へ向かって歩き出します。
子供達が元気に歩いていきます。
カラフルな服を身にまとった山ガールもいます。
賑やかな雰囲気の中を登ります。
日高などとはまったく違った楽しく和やかな雰囲気の山登りです。
8:55分、8合目を少し登ったところで休憩します。
正面に見えるニセイカウシュッペ山や平山は雲の中です。
風がないのでうっすらと汗が滲んできます。
9月になって風邪を引いて1週間ほど身動きが出来なくなっていました。
咳が酷く、2日ほど夜も眠れなかったほどです。
コイカクからペテガリの疲労が抜けきらずその疲労が引き金になった風邪でした。
この風邪がやっと治ったかという時の山登りですので、まずは、慎重に体調第一の登山です。
あまり汗をかきすぎないように登ります。
9合目あたりに来ると「まねき岩」が見えてきます。

このあたりに来るとやっと紅葉が見え始めます。
谷を埋める紅葉です。

私達が写真を撮っていると小学生低学年の男の子と女の子を連れたご夫婦が登ってきます。
女の子がしきりに「疲れた!疲れた!」「もう帰りたい!」といってお母さんを困らせています。
「あと、5回ぐらい曲がったら山頂が見えるから頑張ってね。」といって励まします。
9:25分、山頂に到着です。

雲に覆われていて視界がありません。
でも、少し待っていると雲が切れてきます。
その光景にビックリです!
紅葉を楽しみにきたはずですが、山は新雪で真っ白に輝いているのです。

この光景を見て緑岳に行けるか心配になってきました。
山頂は風が吹き寒いので黒岳石室へ降ることにします。

ウラシマツツジは真っ赤に紅葉しています。
雲がドンドン晴れてきます。

北海岳は雪で真っ白です。

雲が谷を動き幻想的な光景を生み出してくれます。

雲がパーッツと晴れたら足元の方に黒岳石室が見えました。

登山道の横にホシガラスが飛んできました。
9:55分、黒岳石室に到着です。

黒岳石室です。左にある三角屋根の建物はバイオトイレです。

小屋の前にあるナナカマドはすっかり葉が落ちて赤い実だけが輝いていました。
黒岳石室の管理人の方に聞くと緑岳方面は所々膝ほどの雪が残っているようですが踏み固められているので歩くには支障がないと教えてくれました。
石室の前にあるテーブルでお茶など飲んで少し休みます。
10:15分、緑岳へ向かって出発します。

ハイ松の緑とウラシマツツジの赤が絶妙なグラデーションを生み出しています。
正面には黒い山肌に真っ白な雪がいろいろな模様を生み出しています。

北海岳に向かって登っていると正面に見えるはずの北鎮岳の山肌が見えてきます。

雪の白さが神々しく綺麗でした。
北海岳に向かって深くなってくる雪に足を取られないように歩きます。

みいちゃんは、雪道になれていないので遅れますが、頑張っています。
11:40分、北海岳に到着しました。
数人の登山者が休んでいますが、風がまともに当たりますのでお鉢平の写真を写したら直ぐに出発します。

北海岳から白雲分岐にかけてが一番雪が深いです。
ところどころ膝が埋まるくらいの雪でした。

白雲分岐の方向ですが、右にある白雲岳は雲に隠れなかなか姿を見せてくれません。
1時間ほど掛かって、やっと、白雲分岐に到着です。
ここには数人の人達が休んでしました。
ここまでの間にも赤岳から歩いてきたという人が何人もいました。
でも、私達のように黒岳から赤岳や緑岳に歩いている人はあまりいないようです。

空が暗くなってきたと思ったら雨が降ってきます。
あまり長居は出来ません。
緑岳に向かって小泉岳へ行かずショートカットして緑岳へ向かって歩きます。

途中で白雲の避難小屋が見えてきました。
13:25分、緑岳に到着です。
山頂に積み上げられたケルンの陰で一休みします。
緑岳の山頂からは急な岩だらけの斜面を降ります。
雨も降ってきて岩が濡れます。
滑るかもしれないので慎重に降ります。
標高差で2百メートルほど降るとやっと岩だらけの道からハイ松の中の道となります。

高根ヶ原方面です。
みいちゃんにトムラウシ山の姿を見せてやりたかったのですが、トムラウシは厚い雲に覆われ姿をむせてはくれませんでした。
ここから下は木道がある平坦な草原を歩きます。
そして、最後は林の中の急な階段を下ります。
左膝の外側が痛くなってきます。
雨は降ったり止んだりですが、幸いに気温が高いので寒くはありません。
ここが我慢のしどころです。
緑岳の山頂から休み無しに歩いているのですが、みいちゃんはしっかりと付いてきています。
下に見える山肌から白い煙りが フワフワと流れてきます。
どうやら水蒸気のようです。
やっと高原温泉に着いたようです。
15:10分、高原温泉に着きました。
ここからは、バスで大雪ダムが作った大雪湖の畔にあるレイクサイトまで降ります。
そしてバスを乗り換えて層雲峡へ帰ります。
最終のバスは16:00分です。
みいちゃんは、この高原温泉が秘湯の会の温泉なので入りたいといいます。
私は風邪気味なので入り口の左手にある足湯で我慢することにしました。

右手に一人達は15:30分発のバスに乗る人達です。
16:00発のバスに乗るために足湯から上がり靴を履きます。
ここで事件勃発です!
宿の入り口へ行くとみいちゃんが自分の登山靴がないといいます。
誰かが間違って履いたようです。
先ほど宿から数人がバスに乗り込んだので直ぐにバスへ行って靴を間違えて履いた人がいないか声を掛けます。
誰からも反応がないので、先ほど降っていたバスに間違って履いて行った人がいないかどうか運転手さんに無線で聞いてもらう様にお願いしました。
それを頼んでいると、一番奥に座っていた若い女性が立ち上がり「私が間違ったかもしれない」といいます。
自分の靴より大きいかもしれないといいます。
直ぐに宿の玄関へ行ってもらい確かめてもらいます。
すると、やはり、彼女が間違っていたようです。
やあ、やあ、これで、事件は解決です。
それにしても、似たような色の登山靴でしたが自分の靴とサイズが違うのに気が付かないのでしょうか?
やれやれ、とんだことでひやりとさせられました。
自分の靴ぐらい間違わずに履いてほしいものです。
16:00発の最終便になんとか乗れてレイクサイドでは層雲峡行きのバスにも間に合いまし
た。
今夜の宿は層雲峡ユースホステルに泊まります。
ユースの宿泊客は、若い人達と高齢者の割合は半々でしょうか。
最近感じることは、高齢者のユース利用が増えていることです。
その前に流星の滝、銀河の滝を見に行きます。
みいちゃんがこの滝を見に来る機会はそれほどないと思ったからです。
滝はここ数日降った雨のせいか流量もあり勇壮な滝の姿を見せてくれました。
それにしても山はきれいでした~。
雪道歩きはなんでこんなに下手くそなんでしょうね?
うまくなりたいものです・・・。
靴下を換えたとか?
それにしても、注意不足ですね。
雪道歩きはバランスが大切です。
滑ると思って腰が引けるとダメですね。
靴底で滑るくらいの感じで半歩ずつ足を運ぶのがコツでしょうか。