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なんと6年越しの復活。
ケドメ(旧名 ミッチ・ミキハラ/MIC(H))の活動報告拠点にでもしようと思います。

パラッパラッパー

2006年01月27日 | ●音楽ゲーム回想録
○『パラッパラッパー』オイラなりの解説

主人公パラッパの日常に次々と不幸が降りかかるが
持ち前のポジティブさとラップの力で乗り越えていく?
音楽に合わせてアクションを起こすという
それまでのゲームでは考えられなかったアイデア、
アドリブ演奏が可能なことによる
自由度の高さといったゲーム内容に加え、
紙のような質感で表現された
ポップで独創的なグラフィックや
どこかヘンテコ極まりないシナリオもあいまって
幅広い層に受け入れられ大ヒット。
リズムアクションゲーム、
いわゆる「音ゲー」の記念碑的な作品となった。




最初に興味を持ったのは、
ファミ通の発売予告記事でした。
取り上げられ方も全くもって地味だったと思います。
ラップだかなんだかわからないけど、
音楽をテーマにしたゲームが出るらしい、と。

もともと音楽好きでゲーム好きだったので、
気にならないほうがおかしいと言う存在だったのですが、
こづかい制度もない家庭で育った身としては
自分にとってプレイステーションは
まだまだ高嶺の花でした。
パラッパラッパーを最初に遊ぶ事ができたのは、
当時「プレプレ」という
プレイステーションの会員制のクラブに入っていた友人が、
我が家にプレイステーション本体ごと
体験版を持って我が家にやってきたときのことです。
その友人が「これ面白えんだよ!!」と
興奮気味にすすめてくれました。
言われんでもやらいでか。

体験版で遊べたのは、
最初のタマネギ先生のステージのみ。
プレイステーションのコントローラーを
握る事自体が初体験だったため
ボタンの位置の把握にあたふたするだけで
終わってしまった記憶があります。
再挑戦した時にはなんとかクリアできましたし、
友人も「2回目でできるなんてすげぇー!」
という反応でしたが、
自分は自分を過大評価するくせがあるので
生意気にもちょっとくやしかったですね。

その後、1年くらい間を置く事になります。
大学受験に合格した時に、PS本体ごと購入しました。
妹たちが強烈に欲しがっていたのと、
「自分は音楽好きだから」という
よくわからない見栄で買ったというのがほとんどでした。

ゲーム自体は一日目であっさりクリアしてしまいましたし、
ちょっと物足りないと思ったのは事実です。
すごくつまらない視点で言ってしまえば、
学校で音楽の授業でやるような
クラーベ(ラテン音楽などに使われる基本的なリズム)を刻むレッスンと
構造は変わらないのだな、とも思いました。

この冷めた視点は、
あとでちょっと役立つ事になりますが・・・

ともあれ、
そんな思いはあっても
『パラッパラッパー』というソフト全体には
とても楽しかったと言う印象が残りました。
当時のオイラは
「ゲームは1人でやるもの」
「プレイ時間は長ければ長いほど良い」
「グラフィックに凝るのは全て無駄」
といった、
とても観念的なゲーム観にもとらわれていたせいか、
この"印象の良さ"を説明するのに
とても混乱していたような気がします。
いや、今でもハッキリとは説明できません。
思い当たるのは、珍しく
家族全員が楽しめる要素を
このゲームは持っていて、
一緒に楽しむことができたことくらいでしょうか。
もちろん、それだけではない魅力が、
このソフトにあったことは確かですが。

理屈がすべてではないのかも知れない、
ということをようやく意識しだしたのは、
この『パラッパラッパー』が切っ掛けだったのかもしれません。


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