<介護保険> 妻が脳梗塞で倒れてから早くも七カ月になります。そして慣れない在宅介護を其の間ずっとして来まして、色々な反省点がありまして、やっと此の頃其れが解って来ました。
先ず第一に 介護をする側は、<何とか被介護者(妻)に楽をさせてやりたい>と 思う余り一所懸命になり過ぎて居たことです。其の為に介護サービス(特にケア・マネージャー)が、此方の思う様に希望を聞いて呉れなかったり、介護内容に制約が有り過ぎて、サービスが受けられなかったりしました。何しろ 初めての事ですから、介護保険のシステムの内容を全く知りません。更にケア・マネージャーが、其の事を懇切丁寧に教えて呉れませんでしたので、後になってから分かる事ばかりでした。
妻の介護度は<要介護1>でした。いったいどんなサービスが受けられるのか?、どの様な手続きが要るのか?を知りたくて、サービスセンターへ連絡しまして、ケア・マネに来て貰いました。
来た人は 玄関先で一方的に要件だけを喋り、「また資料を持って来ます」と言って帰りましたが、それっきり待てど暮らせど来ませんでした。仕方なくまた連絡しましたら、次の人が来ましたけれど、同じ事を言って帰りましたが、矢張りそれっきりでした。三度目の人は「何月何日に行きます」と言いましたので、其の日を待ちましたが来ませんでした。
余りの事に腹を立てまして、静岡市の清水区役所に直接連絡をしました。区役所から二人来て、平身低頭「今後 此の様な事の無い様に、全力で努力します」と 野田総理見たいなセリフを残して帰りました。
成程 今度はサービスセンターからは男性の責任者が来まして、チャンと約束通りの動きをして呉れました。他の所から聞く所では、此の様な酷い仕打ちは珍しく無いそうです。つまり 私の様に文句を言わなければほったらかしも有る、そして其れは全部泣き寝入りということです。酷いシステムです。
結局 3月中旬に退院して自宅療養を始めてから、介護サービスが実質的に始まったのは5月中旬までの約2カ月間は、全く何も出来ないロスタイムになりました。其の間 つくずく介護保険の存在を疑いまして、「こんなもの無くなってしまえ!!」と 何度も思いました。介護保険料は強制的に徴収されて居ます。いったい誰の為に、何の為にあるのでしょう?今尚疑問です。
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