可哀そうな清原

「可哀想な清原」清原がこうなったのには、我々素人には想像も出来ない訳があります。
　野球バカとか番長とか、テレビに出て居る評論家達は勝手な事を言いますが、余りにも事の真相を知らなさ過ぎるのです。
　清原は　小学校の時から抜群の能力と体力で常に一番でした。誰も彼に対抗出来る者は居ませんから、何時も周囲の者からスーパーヒーロー扱いでした。
　ＰＬ学園では３年間で甲子園に５度も出場すると言う前代未聞の活躍でした。それが躓いたのは　あの歴史に残るドラフト会議です。
　本人はテッキリ巨人から一位指名を受けると信じて居たのに、何と指名されたのは盟友桑田だったのです。此の時の衝撃が今尚尾を引いて居るのです。
　桑田にも悲しい理由が有りました。桑田の周りには突然「俄か親戚」が大量に湧き出て来たのです。訳のわからぬ母に対して「俺が桑田の面倒をみた」と言って「其の時の恩返しをせよ」ばかりに金の無心を迫って来たのです。
　あっと言う間に身に覚えの無い借金で身動きが出来なくなって仕舞ったのです。
　桑田本人は早稲田大学に進学する事に決めて居ました。そう公言して居ましたが、急にお金が沢山要る状態に追い込まれて仕舞ったのです。
　その結果　ショックを受けたのが、桑田と、清原の両人でした。清原は桑田の其の苦しい事情を知りません。可愛そうな清原です。