北京の祭宴が巨大なマスゲームで閉幕しました。開会式は暇が無くて見られませんでしたが、ニュースで見る限り、中国得意の人海戦術に拠るマスゲームだったようです。閉会式は 余りにも多勢の人間の一糸乱れぬパフォーマンスに恐怖を感じて途中で見るのを止めました。
それは 恐ろしい過去を連想させられてしまったからです。馬鹿な事をとお思いの方は、どうぞお笑い下さい。
古くは ナチスドイツによるベルリンオリンピックです。ハーケンクロイツを高々と掲げて、一糸乱れぬパフォーマンスをして全世界にドイツの優位性をアピールすると同時に、ドイツ国民に自信を持たせ、一致団結の礎にしました。 同じ目的で、崩壊したソ連も、軍事パレードを繰り返した結果、国民に嫌気がさして一致団結どころか崩壊してしまいましたました。 北朝鮮もマスゲームで国民の団結をさせようと苦心していますが、恐らく金正日が死ねば内紛が起こり崩壊するでしょう。
問題は中国です。13億人の国が、諸々の問題を抱えているのに強権を持ってそれらを押さえつけています。然し それは抑えきれる問題ではありません。 中央の共産党幹部の力では最早どうにもならない所まで来ているのです。 でも もし 此の国が崩壊したら世界中が大混乱になるでしょう。日本も無縁では居られません。心配です。